浅草 "One More Time"

"One More Time"は、僕が自由学園の高等科3年生のときに、中等科つまり中学校1年生だった後輩の経営するバーだと耳にしました。下級生の店で、しかもその所在地が普段よく遊ぶ浅草となれば、これはどうしても行くことになります。

この店の場所を説明することは、しごく難しい仕事です。

国際通りと言問通りとの交差点が西浅草3丁目。この交差点から南東に入ったところにホテル貞千代。この貞千代のあるブロックを、ぐるりとひと回りしてみて下さい。

"One More Time"という小さな看板が、なんとか見つかるでしょう。
以下は、その "One More Time"についての、私のリポートです。

quote-----------------------------------------------------------

山本修さん、皆さん こんにちは

足立区に敷設された東武日光線の線路を北上中です。

メイルの過去ログが飛んでしまいましたので、スレッドにならず申し訳ありません。少し前にアップして下さいました、40回生? の人がオーナー兼バーテンダーのバー "One More Time"に行きました。

pdnのオフ終了後、靖国神社の向こうに東京都庁を遠望する矢野さん宅の洒落たペントハウスを見物して4Fに降りましたら、皆さんは既にお帰りでした。

神保町-三越前-田原町と辿り、銀座線田原町駅から徒歩10分を経ずして "One More Time"は見つかりました。 小さな焼肉屋の密集する、ディープな地域です。

店内は意外に広く、ドアを開けるとすぐ右に、現物のハーレイが置いてあります。カウンターのみで、2人掛けのベンチが5客でしたでしょうか。

オートバイをどかして丸テイブルを置けば、店の収容能力は5割アップしますが、ひとりで切り盛りをするには、あの程度でよいのかも知れません。

確か設計も同級生の手になるものだそうですが、なかなか良い雰囲気で、バーテンダーの客あしらいも上々です。また、私以外に6人のお客がいましたので、今のところ上手くいっているようです。

私は、オールドパー ・ ベイスのロブロイを、オン ・ ザ ・ ロックスで。ピンに刺したレッド ・ チェリーを1発。レモン ・ ピールをスクィーズ ・ ・ ・ という物件を注文しました。ややこしい客だ、全く。

氷は、既に丸く削られたものが冷凍庫に保管されていました。これを彼が自らの手で作っているとしたら、これは大変な苦労ですし、また技術でもあります。

ところでロブロイの味はどうか? 美味いですね、大したものです。どこで修行したのでしょうか? お店が忙しそうでしたので、また他のお客もいるところから、私が35回生の上澤だ、ということは言わずにおきました。また何度でも行けますから。

ところで勘定をする際に驚きましたが、ロブロイ2杯で2200円だってんです。ウイスキーの銘柄を指定しなかったとしても、ロブロイが1杯1100円ってのは、バカ安です。

ちなみに同じ物を銀座のルパンで頼むと、1杯が2560円。

「そんなに安いんですか?」 「はい。人件費はタダですから」 自分の給料は、どうするのでしょう?

こんな値段で大丈夫かな? という気もしましたが、浅草という土地がらを考慮した価格で、気軽にリピートしてもらう、という考えかも知れません。

"One More Time"は朝7時まで。この辺の焼肉屋は朝6時まで。聞くところによれば、24時過ぎから客足が繁くなるそうで、ちょっと面白い地域です。

1998.0523(Sat) 08:05 上澤卓哉(35) uwasawa.takuya@nifty.ne.jp

enquote---------------------------------------------------------

1998.0522