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清閑 PERSONAL DIARY

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2020.1.16(木) それが義務になると

「日記、よく続きますね」と人に感心をされることがしばしばある。そのたび「趣味ですから」と答えている。「それにしても、20年も…」と更に問われれば、続く秘訣のようなものがないわけでもないことを伝える。それはすなわち針小棒大であり、牽強付会であり、我田引水である。

日記を書こうと強く決意して、しかし続かない人がいる。「儲かるウェブログ教室」というようなセミナーを受けても、その研修仲間と励まし合っても、書くことが義務になると、日記は続かない。

吉田兼好は、それで利を得ようとするでもなく、人の役に立てば幸いなどと考えるでもなく、ただの暇つぶしとして、身辺雑記、見聞きしたこと、また当時の逸話を書いた。アレン・ギンズバーグの「インド日記」は、ほとんど散文だ。

暇つぶしであれば、そこに義務の生ずる隙はない。散文も、義務に襟首を引きずられて書くものではない。「食べていくすべ」以外のことは特に、それが義務になった瞬間から、続きづらいものになるのだ。


朝飯 煮卵、切り昆布と豚三枚肉の炒り煮、大根おろしを添えた厚揚げ豆腐の網焼き、たぐり湯波の淡味炊き、白菜漬け、らっきょうのたまり漬、ふきのたまり漬、メシ、長葱の味噌汁
昼飯 ラーメン
晩飯 「やぶ定」のあれやこれや、他あれこれ、5種の日本酒(冷や)


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2020.1.15(水) 水神祭

蔵には水神が祀られている。その石の碑がいつからあるのかは知らない。昭和30年代、つまり僕が子供のころ、それは蔵を横断する西裏用水の西20メートルほどのところに安置をされ、ちかくには醤油瓶の洗浄機があった。日光街道と日光宇都宮道路を繋ぐ道路の開削により蔵が新築をされた1976年には、そこから南に20メートルほどのところに移され、現在に至っている。

戦前の写真によれば、この水神のお祭の、多分、夜のことと思われる、隠居の6畳間におじいちゃんや主だった社員が集まり、芸者を呼んで宴会をしている。また、十数年前までの、瀧尾神社の先代タナカキヨシ宮司の時代には、水神祭は1月15日に行われ、その晩は会社の新年会と決まっていた。

オヤジが亡くなり、タナカキヨシ宮司も亡くなって以降は、現在のタナカノリフミ宮司の案により、水神祭は多く、1月の「みずのえ」とか「みずのと」の日に行われるようになった。今は新年会と日を合わせることもない。その水神祭が、今年はどのような理由によるものか、ふたたび旧に復して本日15日に催行されることになった。

水神の碑およびそのまわりは昨月28日に製造係の面々が水で洗ってくれた。供物を置く台も、早々と用意をしてくれた。供物は長男が用意をしてくれた。僕が現場に整えたのは、ロウソクとマッチのみである。

タカナノリフミ宮司は8時20分に来てくれた。そして僕、長男、嫁、孫、社内各部署からひとりずつの社員が参加をして、今年も無事に、水神祭の催行に至る。


朝飯 油揚げと蕪の葉とじゃこの炒り煮、たぐり湯波の淡味炊き、揚げ玉を薬味にした冷や奴、納豆、切り昆布と豚三枚肉の炒り煮、ふきのたまり漬、メシ、トマトと若布と長葱の味噌汁
昼飯 長葱の熱い汁で食べるざるうどん
晩飯 厚焼き玉子、巻湯波の炊き物なめこと長葱と豚三枚肉の鍋、麦焼酎「むぎっちょ」(お湯割り)、「鶴屋安芸」の利休饅頭、Old Parr(生)


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2020.1.14(火) 面白いといえば面白い

ウチから数十メートルほども南東にあるカトー床屋の前には、むかし「標高400メートル」の看板があった。ウチから数百メートルほども北西にある今市小学校の校庭は、むかし「標高405メートル」と教えられた記憶がある。日光市今市の旧市街をつらぬく日光街道は、目には見えないながらも、実は結構な坂になっている。数百メートルを隔てた両者の標高差がわずか5メートルとは信じがたい。

それはさておき、とにかく標高400メートル内外にある街に、きのう雪は降らなかった。ところが今朝になって外を見てみれば、それほど遠くない里山はほとんど、白いものに覆われていた。山や海、谷や川にちかいところでは、ほんの目と鼻の先にもかかわらず天気の異なることがある。ときにはその激変ぶりに戸惑いを覚えたりする。しかし面白いといえば面白い。

日曜日の夜に家内を駅まで送った。大体の行き先は聞いていたものの、使う飛行機の便名やホテルの名は知らない。終業後は4階に上がり、肴の準備をする。ひとりの夜というものも、なかなかに楽しい。


朝飯 切り昆布と豚三枚肉の炒り煮、納豆、たぐり湯波の淡味炊き、塩鮭、油揚げと蕪の葉とじゃこの炒り煮、白菜漬け、らっきょうのたまり漬、メシ、若布と大根の味噌汁
昼飯 ラーメン
晩飯 切り昆布と豚三枚肉の炒り煮、たぐり湯波の淡味炊き、冷やしトマト、煮卵、白菜漬け、煮込み、麦焼酎「安心院蔵」(お湯割り)


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2020.1.13(月) 空は晴れている

年末にくらべれば「ひねもすのたりのたり」の気分だ。昼を過ぎてものんびりしていたところに「らっきょうが売り切れそうです」と、販売主任のハセガワタツヤ君が言いに来る。

お客様には常に新鮮な商品のみをご提供するため、作り置きはしない。製造計画が針の穴を通すように決まると、とても気持ちが良い。一方、今日のようなことも、たまには起きる。

ハセガワタツヤ君を伴って製造現場へ行く。そして部署の皆と共に什器を洗っていた包装主任のヤマダカオリさんに、らっきょうのたまり漬の、これからの袋詰めを要請する。「きれいにしちゃおうって、きのう言ったじゃないですか」とヤマダさんには軽く責められた。しかし「きれいにしちゃおう」と売り切れとは、また話が別である。

明日の製造計画のこともあって、16時前に道の駅「日光街道ニコニコ本陣」まで在庫を見に行く。ホンダフィットを降りながら、雨のまばらに降り始めたことを知る。雪の少ない冬だという。

夕刻、道は雨に濡れているものの、空は晴れている。冬の雨は好きだ。


朝飯 モツ煮、巻湯波の淡味炊き、白菜漬け、らっきょうのたまり漬、メシ
昼飯 芹の熱いつゆで食べる冷たいざるうどん
晩飯 大豆とにんにくとブロッコリーのスープ、レタスと揚げ牛蒡のサラダ、ジャガイモのオムレツ、鮪のステーキ、浅蜊とトマトのスパゲティ、Petit Chablis Billaud Simon 2016洋梨のクランブル、Old Parr(生)

2020.1.12(日) 夕刻からは

目覚ましに促されて目を覚ますことは、1年のうちでも数えるほどしかない。しかし非常時に備えて設定だけはしておく。今朝は6時に、その音により目を覚ました。大酒を飲めば眠りは深くなって睡眠時間は短くて済む、ということでもないらしい。

それにしても、3時に起きると6時に目を覚ますとでは、その差は大きい。3時に起きれば、きのうの日記を書き今日の日記を書き、その勢いに乗じて明日の日記の途中までも書き、更には製造現場に降りて仕事までできる。やはり酒の量は、ほどほどにしなければならない。

朝の白粥は美味かった。ところが昼が近づくに連れて二日酔いの症状が強まり、何かを食べようとする意欲が湧かない。食欲が無いとは「食べない方が身のため」というからだからの信号と思っているから昼食は抜く。問題は夕食である。

夕食は穴子のちらし鮨だという。鮨なら日本酒、ではないか。幸いにも夕刻からは体調が回復をしてきた。そういう次第にて、夜は冷えた日本酒を1合半ほども飲む。


朝飯 白粥、白菜漬け、胡瓜と人参のぬか漬け、たまり漬「七種刻み合わせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬、塩鮭
晩飯 田作り、巻湯波の淡味炊き、白菜のたまり浅漬け、穴子のちらし鮨、「片山酒造」の純米大吟醸「初代久太郎」(冷や)


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2020.1.11(土) 新年会

忘年会は、総鎮守瀧尾神社の責任役員によるそれ、もうひとつは春日町1丁目の役員によるそれ。昨年に参加をした忘年会は、このふたつきりだ。会社においては「それどころではない」という忙しさにて、これまで開かれたことはない。

年が明ければいくらかは楽になる。春日町1丁目の、向こう三軒両隣をたばねる組長を招待しての新年会は、今月5日に行われた。栃木県味噌工業協同組合のそれは、今月の19日。そのあいだの本日11日が会社の新年会。僕が顔を出す新年会は、今年はこの3つになるだろう。

年が明け、最初の日曜日が過ぎると、店は静かになる。しかし製造現場は異なる。年末の綱渡りのような状況からは脱したものの、売り切れている「なめこのたまり炊」の仕込みや、味噌の樽の上下を入れ替える「うたて返し」に忙しい。そしてそれらの仕事は、春のお彼岸が過ぎるころまで続く。多いにありがたい。

今夜、僕の真向かいには包装係のタノイチカさんが座った。作る人の手際が良いと、酒の量はいきなり進捗する。その結果は、いわゆる飲み過ぎである。カメラには、記憶に無い画像が多数、記録されていた。


朝飯 白菜漬け、菠薐草のソテー、たぐり湯波の淡味炊き、納豆、ふきのとうのたまり漬、油揚げと蕪の葉とじゃこの炒り煮、メシ、大根と若布の味噌汁
昼飯 「カルフールキッチン」のサンドイッチ、コーヒー
晩飯 「板門店」のあれやこれやそれや。焼酎「眞露」(オンザロックス)


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2020.1.10(金) 螺鈿細工

道の駅「日光街道ニコニコ本陣」の売場は、週末に備えて充実をさせておく必要がある。ウチは商品の作り置きはしない。社員が朝一番で整えた品をお納めする。商品はそれぞれ、準備できるまでの時間が異なる。よって8時から9時までのあいだに3回の納品を行う。

「すべての商品のできあがりを待って、一度に納品した方が合理的じゃねぇか」という考えもあるだろう。しかし「すべてを一度に」という発想はまた、押し合いへし合いを生む。ゴールデンウィークの観光地、年末年始の空港、朝のラッシュアワーなどは「すべてを一度に」の代表的産物ではないか。すこしずつずらせば楽になるのに。

納品の帰りに如来寺のお墓に寄る。元旦に供えた花は枯れていた、というよりも凍りついていた。それを花立てから抜き取り、花立ては水で洗い、また線香立てのまわりも綺麗にして会社に戻る。

上澤梅太郎商店は2月12日から18日までの7日のあいだ、日本橋高島屋の「老舗名店味紀行」で出張販売をさせていただく。ご案内は、お得意様にはハガキでお知らせをする。そのお送り先の特定に、午前中の1時間ほどを費やす。それにしても、この作業は複雑すぎる。コンピュータを使うにもかかわらず、その細密さは、まるで螺鈿細工だ。はやく長男に引き継いで、彼には簡素な方法を見つけて欲しい。


朝飯 里芋の肉じゃが風、ほうれん草のソテー、大根おろしを添えた厚揚げ豆腐の網焼き、納豆、たぐり湯波の淡味炊き、油揚げと蕪の葉とじゃこの炒り煮、らっきょうのたまり漬、メシ、トマトとレタスと若布の味噌汁
昼飯 ラーメン
晩飯 「コスモス」のトマトとモッツァレラチーズのサラダマカロニクラタンドライマーティニ、TIO PEPE、家に帰ってからの「小川軒」のレーズンウィッチ、Old Parr(生)


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2020.1.9(木) 添削原稿

きのう宇都宮から戻ると、出版社の名の印刷された封筒が届いていた。昨年11月12日に参加をした、下川裕治のセミナー「読まれる旅行記の書き方」の添削原稿だ。手を洗い、すこしつまりがちな鼻に点鼻薬を噴霧する。そして椅子に姿勢を正してから、その封筒の上端にハサミを入れる。

原稿は11月末日までに、ワードの形で送るよう言われていた。僕は2016年2月11日の、ナラティワートに滞在して3日目の日記を手直しして原稿とした。封筒から取り出した添削済みのそれには、朱と青による直筆にて、数え切れないほどのダメ出しがあった。

僕の日記は、この日記を読んでくれている人を対象として書いている。だから、きのうやおとといに書いたことについては説明を省く。しかし下川裕治は、そんなことは認識していない。初見の人にも理解できるよう、冒頭の部分から大きく手直しが施されてあった。考えてみれば当たり前のことだ。

以降の部分については、11月21日に留意を促された原則に則って、丁寧に朱が入れられていた。途中「そこをそう直しては俺の文章でなくなる」というところもあった。しかし技術の習得は手本に従うところから始まる。

取りあえずはこの添削原稿を座右に置いて、何度も読み返してみよう。そしてこの日記を書くときにはいつも、セミナーの最中にメモしたことを思い出すことにしよう。


朝飯 小柱と青葱のぬた、ワカサギの南蛮漬け、大根おろしを添えた油揚げの網焼き、だし巻きゆば、胡瓜と蕪の浅漬け、らっきょうのたまり漬、メシ、大根と大根の葉の味噌汁
昼飯 ラーメン
晩飯 トマトとレタスと林檎のサラダ“brivory”の大麦パンブロッコリーの玉子焼きポトフTIO PEPEPetit Chablis Billaud Simon 2016


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2020.1.8(水) 荒れ模様

きのう長男は、いろは坂を上って中善寺湖畔の取引先まで新年の挨拶に行った。そこは、下界からは想像のできない銀世界だったという。

早朝に目を覚まして耳を澄ます。外を行くクルマの、水を切る音が聞こえる。起きてカーテンを少しずらしてみる。信号機の赤や青を映しながら、濡れた地面が黒く光っている。積雪は山間部に限られたのだ。とても有り難い。

午前、ホンダフィットを運転して宇都宮へ向かう。弱かった雨が、次第に強くなる。

昨年1月の初回から数えて42回目の施術を、宇都宮の整体院で受ける。ブロック注射も効かない背中や肩の痛みを消し去ってくれたここは、僕の人生史上、最強の「治し屋」だ。初めのうちは1週間に2回、そのうち1週間に1回、やがて2週間に1回、前回からは3週間に1回、そして今日は「次は1ヶ月後で良いでしょう」と、先生は告げた。

僕の右膝は初回から「ぶっこわれかけてる」と言われていた。しかし治療は、痛みの強い背中と肩を優先して後回しにされた。この右膝の回復を目指してここしばらくは毎回、太股の筋肉を強制的にほぐされている。その荒療治により痛む右脚を引きずりつつホンダフィットに乗り込む。

大粒の雨は、昼食を摂るあいだに止んだ。帰り道、青いところさえ見えはじめた空を望みつつ「荒れ模様」と伝えていた、今朝の天気予報を思い出す。


朝飯 ワカサギの南蛮漬け、納豆、湯波の五目餡かけ、小柱と青葱のぬた、細切り人参の炒り煮、らっきょうのたまり漬、メシ、若布と菠薐草の味噌汁
昼飯 「むさしの森珈琲」のベーコンエッグサンドコーヒー
晩飯 里芋の肉じゃが風、揚げだし湯波、銀鱈の西京焼き、「なめこのたまり炊」によるなめこおろし、胡瓜と蕪の浅漬け、広島菜漬け、白菜漬け、黒豆、「片山酒造」の純米大吟醸「初代久太郎」(冷や)、わらび餅


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2020.1.7(火) 積雪の予報

今朝の天気予報が、栃木県の山沿いには10センチの積雪と告げてる。きのうの予報は確か2センチだった。「こんなに良い天気なのに」と、明けつつある東の空を見ながら家内が言う。

その、朝こそ綺麗な色を保っていた空は、午前のはやいうちから曇りに転じた。気温も急に落ちてきた。雪が足りずに困っていた人たちにとって、この天気の急変は嬉しい限りだろう。雪の積もることを避けたい僕も、冬に東北や北陸へ旅をすれば、雪を踏んで歩きたい。まことに勝手なものである。

お金が入ってくるだけの銀行口座もあれば、出て行くだけのそれもある。その、前者から後者にお金を移すため、昼前に外へ出る。前者に着くころ、直前に飲んだコーヒーの利尿作用が効いてくる。そして後者で僕の持つ番号札が呼び出され、窓口に現金と入金帳を預けたところで「すぐに戻ります」と、オネーサンに断りを入れる。外の気温はますます低い。

閉店の直前、駐車場と歩道に長男が融雪剤を撒く。僕はホンダフィットを犬走りのひさしの下に入れる。雪国の人なら鼻で嗤うだろう10センチでも、積もれば面倒だ。雪は今のところ、地面に落ちるなり融けてはいるが。


朝飯 ほうれん草のソテーで柔らかくする”neu frank”のコンビーフ、納豆、大根おろしを添えた油揚げの網焼き、細切り人参の炒り煮、らっきょうのたまり漬、牛肉のたまり炊き、メシ、油揚げと芹の味噌汁
昼飯 ラーメン
晩飯 苺とモッツァレラチーズとバジルのサラダレタスとセロリの芽のサラダトマトと浅蜊のスパゲティPetit Chablis Billaud Simon 2016「小川軒」のレーズンウィッチ、Old Parr(生)

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上澤卓哉

上澤梅太郎商店・上澤卓哉

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