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清閑 PERSONAL DIARY

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2023.12.3(日) 夏を思い出させるもの

制服を義務づけられていた中学校や高等学校には、衣替えがあった。三季用の服から夏服に替わるのは、6月1日ではなかったか。夏服から三季用の服に戻るのが、9月1日だったか10月1日だったかは忘れた。衣替えは美しい習慣と理解はするものの、かならずしも理にかなっているとは思わない。暑い5月もあれば、寒い6月もあるからだ。

現在、上半身にはユニクロのソフトタッチタートルTに木綿の長袖Tシャツを重ねている。「寒くないか」と問われれば、戸外では寒い。寒いけれども着ぶくれることは好まないから、いまだ秋の格好のままでいる。先日は「ヒートテックウルトラストレッチジーンズ」の知らせがユニクロからスマートフォンに届いた。よって実店舗まで確かめに行ったものの、見た目が気に入らず、購入には至らなかった。下半身は来春まで多分、いまのままで変わらないだろう。

15時30分、流石にウインドブレーカーを羽織って外へ出る。今日は朝から晴れていたものの、この時間には傘を差さなくても濡れないほどの雨が地面を濡らしつつあった。国道121号にホンダフィットを乗り出すと、北東の空には青空があり、夏のものと見まがうばかりの白い雲が眩しかった。

道の駅「日光街道ニコニコ本陣」に、本日最後の納品をする。そこから目と鼻の先の如来寺へ歩き、丘の突端のようになった場所から、その雲の写真を撮る。夏を思い出させるものは、災害を除いては、ほとんど何でも好きなのだ。


朝飯 菠薐草のおひたし、紅白なます、納豆、メバチマグロの煮付け、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、けんちん汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 天ぷら其の一天ぷら其の二、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、浅蜊の炊き込みごはん麦焼酎「こいむぎやわらか」(お湯割り)


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2023.12.2(土) 恵比寿講

町内の役員としては育成会長を2期4年のあいだ務め、現在は会計係を随分と長く続けている。その経験からすると、お祭や行事は春から夏にかけてが多く、秋からは楽になる。それとは異なって、家の中のお祭は冬に多い。

豊年満作や商売繁盛を願う恵比寿講は、新暦では10月20日がその日とされている。しかしウチではほとんど旧暦に従ってこれを執り行っている。この日程をうっかり忘れると、鏡餅などはどこにもなく、尾頭付きの鯛も探すに苦労をするから、秋になると決まって今年のその日を家内に訊き、カレンダーに書き入れる。

きのうは鏡餅の注文が済んでいたかどうかを長男が「久埜」に電話で確かめた。鯛についても魚屋のオーシマさんに確かめた。今日はそれらが届くたび、長男は4階に運び上げた。家内は午後より事務室を離れ、厨房に入った。僕は和室の床の間に恵比寿と大黒の軸を掛けた。

すべては19時を過ぎるころに整った。床の間の前には家族8人が揃った。そしてこの1年間に感謝をし、次の1年間も無事に過ごせるようお祈りをする。


朝飯 らっきょうのたまり漬、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、カレー南蛮汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 菠薐草のおひたし、紅白なます、メバチマグロの煮つけ、千枚漬け、けんちん汁、「立山酒造」の「立山純米吟醸」(冷や)、「久埜」の大福、Old Parr(生)


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2023.12.1(金) 日光の美味七選

きのう複数回にわたって文章を推敲し、細心の注意と共に設定したメールマガジンは、本日9時に配信をされる。よってその直前よりすこし緊張をしながら事務机に着く。

僕のメールアドレスにメールマガジンが届いたのは09時00分02秒。最初の注文が入ったのは09時01分12秒。すべての仕組みが正常に働いていることを確認して緊張を解く。

「日光の美味七選」は、普段より僕が感心しつつ口にしている地元の品々に上澤梅太郎商店の商品を加え、大晦日にお届けをする詰め合わせで、限定数は40。昨年は10時09分20秒に完売し、そのことは今回のメールマガジンにも記した。それを気にされたお客様が多かったのか「売り切れました」と長男が事務係に周知をした時刻は09時29分10秒だった。

「日光の美味七選」のお送りを始めたのは2007年12月。そのときの価格は税、送料、決済手数料込みで1万円だった。以降は物価の上昇に伴って徐々に値上げをさせていただき、今年は14,000円とさせていただいた。対費用効果は別として、絶対値としては決して安くないこの商品をご注文くださったお客様には、厚く御礼を申し上げます。これからひと月ほど先のことになりますが、どうぞ良い大晦日と新年をお迎えください。


朝飯 ウインナーソーセージとブロッコリーのソテー、納豆、鶏挽き肉のそぼろ、鮭の焼きほぐし、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、トマトと若布と大根の味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 ジーマミー豆腐の冷や奴、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、なめこのたまり炊、カレー南蛮鍋、麦焼酎「こいむぎやわらか」(お湯割り)


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2023.11.30(木) お茶の淹れ方

味噌汁なら常に美味いものを作ることのできる僕にも、お茶を上手く淹れることは難しい。これまで様々な方法を試してきて、いまだ「日ぐれて道遠し」の感が強い。

先ず湯飲みに熱湯を注ぐ。その湯飲みが熱くて持てなくなるほどになったら、湯飲みの湯を急須に移す。その急須の胴の部分が熱くて触れられなくなるほどになったら、急須の湯を湯飲みに戻す。今度は茶葉を急須に入れ、湯飲みの、ほど良く温度の下がった湯を急須に入れる。ここから以前は90秒を待って、急須のお茶を湯飲みに注いだ。今は時間は計らない。茶葉を計量しても、お湯の温度を測っても、90秒を待っても、お茶の味はなぜか日によって異なったからだ。

今朝は仏壇のための、持てなくなるほど熱くなった湯飲みを熱さに負けて床に落とし、割ってしまった。僕にはこの手の粗相が多い。そのあたりについての解決法が「利休茶話」には書いてあるだろうか。

それはさておき仏壇のための湯飲みは今後、どのようなものを選ぶべきか。ステンレス製なら割れないものの、まさかそういうわけにはいかない。取っ手の付いたティーカップなら熱さは感じない。しかしまさか、そういうわけにもいかない。

それから十数時間後、残業した事務係ツブクユキさんが席を立つころに、大晦日必着の「日光の美味七選」の発売をお知らせするメールマガジンを、大いに気をつけながら、明朝9時の配信で設定する。


朝飯 ブロッコリーのソテー、「なめこのたまり炊」のフワトロ玉子、鮭の焼きほぐし、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、若布と大根の味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 刻みキャベツと生のトマトと茹でたブロッコリーを添えたコロッケChablis Billaud Simon 2018


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2023.11.29(水) メンテナンス

今日は月に1度の店休日だ。外に立ててある「社内メンテナンスのため休ませていただきます。」と書いた看板の上部にはアクリル製の薄い物入れが作りつけてあり、そこには来年6月までの休みの日程を印刷した紙が複数、どなたでもお持ち帰り戴けるよう納めてある。

数週間前にお客様のキャンピングカーが後退をしてきて、店の庇の雨樋を壊した。傷は軽かったため、それを元に戻すようお客様に求めることはしなかった。その凹んだ雨樋を交換するため、イナバ塗装のイナバさんが8時すぎに来る。本職に治してもらえば当然、費用が発生する。今後は傷が軽くても、お客様には保険で対応して戴くべきだろうか、と考える。

店は休みでも、社員はほぼ全員が出勤をしている。そのすべてが10時より隠居に集まって、11時30分まで話し合いを持つ。午後は販売係以外は通常の仕事、販売係は9月13日に改装した店舗の、その後の状況について確認、またより合理的な店舗運営のための小さな模様替えをする。

夕刻、その店舗の、お客様が段差を乗り越えるために設けた踏み台を調整するため、オダニ建具店のオダニさんが来る。調整とはいえオダニさんの作業は2時間ほど続いた。

夜は、僕としては珍しく、食事の前に入浴をする。そして食後は早々に寝室に入る。


朝飯 ブロッコリーとウインナーソーセージのソテー、きのうの夜の野菜炒めの残り、納豆、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、長葱の味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、なめこのたまり炊、手巻き鮨、「立山酒造」の「立山純米吟醸」(冷や)


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2023.11.28(火) 計算装置

早朝の優先順位第一位は日記の作成と、おとといの日記に書いた。実は、それをするうち朝食の時間が迫り、予定していた他のことができなくなる、ということが少なくない。それを反省して、今朝は日記に取りかかる前に釣銭の在庫を数えた。

食器棚に置いた、光により動く電子卓上計算機は今や古びて、日中の太陽光にしか反応しない。事務机のポケットコンピュータを前日のうちに4階へ運んでおくのも面倒だ。よって必要とする複数の計算装置を、僕はコンピュータの中に自作している。今朝の釣銭の在庫数えには、それを使った。

おととい千葉県柏市から出荷されたトラックトップが午後に届く。「2日かかっちゃったね」と配達したドライバーにひとこと言うと「そうですか」とのみ答えて彼は去った。

通信販売で衣類を買うことには、バクチの要素というか運が伴う。色や形や素材感もさることながら、もっとも悩ましいのはサイズだ。キャッシュレジスターを締めたり掃除をしたりの閉店作業を終え、明日は休みだから明後日のための釣銭を整え、すべての社員が退出をしてからadidasの印刷のある箱を開く。身につけたトラックトップは見事、僕の上半身に隙なく沿った。めでたし、である。


朝飯 白菜のソテー、「なめこのたまり炊」のフワトロ玉子、上げ湯波と蕪の葉の炒り煮、明太子、胡瓜のぬか漬け、茗荷の酢漬け、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、けんちん汁
昼飯 たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、朝に残した明太子、揚げ玉、穴子の佃煮のお茶漬け
晩飯 胡瓜のぬか漬け、茗荷の酢漬け、なすのたまり漬の辛子和え、昆布と牡蠣の佃煮、刺身湯波の玉子とじ野菜炒め海老ちり焼売春巻き、麦焼酎「こいむぎやわらか」(お湯割り)、わらび餅、Old Parr(生)


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2023.11.27(月) もっとも雄弁なのは

午後、顧問税理士の事務所を長男と訪ねる。そして今となっては前期となる決算を振り返る。60分ほどの会談のあいだにふと、いままで安く手に入っていたものの逆襲がいま世界に降りかかっているのではないか、という感想をふと覚える。

その一方で、第二次世界大戦後のとんでもない物価高騰、あるいは僕が15歳のときには1リットル30円台で買えたガソリンが20歳になるころは100円を軽く超えていた、そういう時代に比べれば、いまだそれほど騒ぐほどのこともでもない、という気もする。

おじいちゃんやばあちゃんは戦争や戦後をどう乗り越えたのか、オヤジはオイルショックをどう凌いだのか、そういうことを僕は本人から断片的にしか聞いていない。僕も後々になれば、現在のことはこれまた断片でしか伝えられないかも知れない。もっとも雄弁なのは数字、つまり金銭出納帳や決算書、だと思う。

終業後に自宅へ戻りながら、外へ出るための服を考える。オフクロが遺したダウンコートはいかにも嵩張るため、これは早朝に母屋と隠居を往復するときにしか使わない。そしてクローゼットからMAMMUTの、何年か前に一目惚れして買った黒いダウンジャケットを取り出し、普段着に重ねる。押入から選んだ帽子は偶然、こちらは10年ほど前に手に入れた、やはりMAMMUTの黒いものだった。


朝飯 スクランブルドエッグ、甘唐辛子とパプリカのソテー、納豆、茗荷の酢漬け、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、舞茸の天ぷらと長葱の味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 「食堂ニジコ」のお通しのメンマ、胡瓜の辛子和えピータン鶏の唐揚げ海老チャーハン麦焼酎「二階堂」(お湯割り)家に帰ってからのエクレア、Old Parr(生)


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2023.11.26(日) 良い仕事

早くから起きていたにもかかわらず、いつもの朝と変わらず、先ずは日記を書くことを優先させてしまう。そのことにより、新着メールの確認は、朝食直前の6時25分になってからした。するとそこには「ぐるなび」を経由した「汁飯香の店 隠居うわさわ」への今朝の予約が届いていたから、大いに気が急く。

「汁飯香の店 隠居うわさわ」の営業日には、家内は6時前に厨房に入る。その家内へ向けて、新たな2件のご予約について電話で伝える。予約表を調べたらしい家内は、今日はそれらのお客様にて満席であることを宣言した。

「汁飯香の店 隠居うわさわ」の今年の営業は今日が最後。来年は3月はじめから再開の予定である。長い冬休みのあいだに施したいあれこれはあるものの、そのためには複数の人と話し合いをする必要があるだろう。

隠居は満席であった一方、味噌、醤油、漬物、生活工芸、書籍を売る上澤梅太郎商店の方は、それほど忙しくも感じなかった。しかし長男によれば、秋から12月下旬まで全国旅行支援のあった昨年より売上げは高かったという。

商売は一喜一憂の連続である。来る12月も良い仕事をしていきたい。


朝飯 ブロッコリーとベーコンのソテー、スクランブルドエッグ、納豆、揚げ湯波と小松菜の淡味炊き、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、若布と長葱の味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 大根と小松菜の味噌汁刻みキャベツを添えた鯵フライ赤蕪の甘酢漬けと塩らっきょう白菜と豚三枚肉のクリーム煮麦焼酎「こいむぎやわらか」(お湯割り)チョコレート、Old Parr(生)


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2023.11.25(土) with LOVE

事務机の左手に掛けたカレンダーの、今日の余白には「9:45神社」と、青いフェルトペンによる書き込みがある。その下には11月25日の秋季小祭を報せる瀧尾神社からのハガキが糊付けされている。更に机上の電子計算機には「11/25土9:45神社」と、これは文字数が多いからボールペンで書いたポストイットがきのうから貼りつけてある。ここまでしないとすべきことを忘れてしまう可能性が僕にはある。あるいは神社の責任役員としての務めは、それだけ忘れるわけにはいかない、ということだ。

何年か前まで、秋季小祭には宮司から責任役員、当番町の役員、各町内の自治会長、神社総代、神社世話人が社務所に会しての直会があった。しかし年間を通してすべてのお祭が見直され、簡略化されて以降、直会は拝殿で1杯の酒を飲み干す形となった。はじめは素っ気なく感じられたこの新しい方式も、慣れてしまえば却って好もしく思われる。会社には10時20分に戻ることができた。

事務室には年末ギフトの発送伝票が、出荷日ごとに箱に区分けされて積み重なっている。その高さがいよいよ高くなってきた。地方発送は、今日の承り分は今月29日の出荷となっている。とすれば明日のそれは30日の出荷。日が進むに連れて、納期はいますこし延ばさせていただくことになるだろう。

本日最後のお客様は、閉店時間を過ぎてからいらっしゃった、シンガポールからのご家族連れだった。小さなお子さんを持つ夫妻は「日光味噌のたまり浅漬けの素・朝露」を2本、ナッツとドライフルーツのたまり漬「山のにぎわい」を2本、そして湯波と菠薐草を具にしたフリーズドライ味噌汁”with LOVE”を35食お買い上げになってから、これの試食を希望された。よって別に1食をお求めいただき、それを店内の給茶器による熱湯で味噌汁にした。それを試された夫妻は更に25食を追加してくださった。

フリーズドライ味噌汁”with LOVE”は僕も海外への土産とすることがしばしばある。これは日本人だけでなく、現地の方にもすこぶる評判が良い。ただし上澤梅太郎商店でもっと上級の味噌「梅太郎白味噌」を原材料としてるところから量産が利かない。そこのところが難点と言えば難点である。


朝飯 揚げ湯波と小松菜の淡味炊き、炒り卵、納豆、ブロッコリーとウインナーソーセージのソテー、茗荷の酢漬け、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、菠薐草の味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 じゃがいものフリットと茹でたブロッコリーとたまり漬によるソースを添えたビーフステーキAlpaca PREMIUM CABERNET SAUVIGNON 2022


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2023.11.24(金) 這えば立て

寝室は4階の北東に面している。遮光カーテンは、目で見ても手で触っても区別がつかないけれど、南東に面した食堂のそれとは質が異なって、寒さを減じる仕様になっている。寝室には、夕方から明け方まで床暖房を入れる。就寝時は天井の空気調整器を暖房で回す。それでも目を覚ましたときには、現在の外気が暦に照らして寒いか暖かいか、ということが分かる。今朝の気温は11月下旬としては低くない。そして起きて食堂に出る。

起床の前に「さて、日記はいつの分まで書いただろう」と思い出そうとして、思い出せなかった。食卓にコンピュータを立ち上げWordPressを開く。日記はきのうの分までできあがっていた。

「よく毎日、続きますね」と先日、ご来店くださったお客様に、この日記について話しかけられた。日記を書くなどは、室内で椅子に座ったままできることだから、どうということもない。僕が心から驚くのは、職場から帰宅するなり着替えて再び夜の戸外に飛び出し、ジョギングをする人のことだ。「普通の人が晩酌をする感覚とおなじ」とその人は笑ったけれど、どこがおなじかのか。

午後、店にいて赤い色が視覚を横切った。それは七五三の祈祷を神社で受けて戻った孫のリコの姿だった。着慣れない着物を着せられ機嫌の悪かった三歳のときにくらべて、それは格段の成長ぶりに見えた。「這えば立て、立てば歩めの親心」というけれど、僕としては「はやく二十歳くれぇにならねぇかな」という気持ちである。


朝飯 ブロッコリーとウインナーソーセージのソテー、目玉焼き、納豆、揚げ湯波と小松菜の淡味炊き、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、若布と長葱の味噌汁
昼飯 うどん
晩飯 肉団子と豚三枚肉と白菜の鍋、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、昆布の佃煮、夏太郎らっきょう、麦焼酎「こいむぎやわらか」(お湯割り)


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上澤卓哉

上澤梅太郎商店・上澤卓哉

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