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こころよい日和 寒くなく 暑くない  空に雲 花の面の埃を流し
薔薇に浮かれた鶯はパハラヴィ語で  酒のめと聲ふりしぼることしきり
Omar Khayyam

 2016.0531(火) 読書灯

立って何もしていないとき、また横になって何もしていないときには、とにかく活字が欲しい。極端な早寝早起きだから、21時のころには入浴を済ませてベッドに横になっている。

タンスを丸ごといくつも捨てるような大規模な整理を2013年の秋にし、自宅を改装して以来、モノの少なさによる快適さを知った。以降はモノを増やす気がしない。それどころか目に付いたあれこれが捨てたくて堪らなくなる。

そんな具合だから寝室にも読書灯は無い。買う気もしない。読書灯を買えば、それを置くための台も必要になり、更にはそこからコンセントまでは電線が這う。それも我慢ならないのだ。

幸いなことに枕の真上には天井にLEDの電球が埋め込まれている。それを点ければ光量は充分に確保できる。

その灯りを点けたり消したりするには布団から這い出て部屋の入口まで歩き、壁のスイッチを操作する必要がある。しかし簡素な環境を維持するためなら、そのくらいの手間はどうということもない。

そして今日も夕食を済ませて後は早々に入浴をし、早々に寝室に引き上げて、天井の灯りにより本を読む、


朝飯 たまり漬「おばあちゃんのホロホロふりかけ」、胡瓜のぬか漬け、穴子の佃煮、トマトサラダ、揚げ湯波と小松菜の淡味炊き、納豆、メシ、揚げ湯波と長葱の味噌汁

昼飯 巻湯波とほうれん草の淡味炊き、筑前煮、胡瓜のたまり浅漬け、たまり漬「おばあちゃんのホロホロふりかけ」、鶏そぼろ肉と夏野菜の冷やし素麺かやくごはん、生玉子、イチゴとメロン、バナナケーキ

晩飯 「食堂ニジコ」のお通しの冷や奴冷やしトマト海老ゴロゴロチャーハンもやし炒め胡瓜の辛子和えソース焼きそば天津丼の頭だけ麦焼酎「二階堂」(ソーダ割り)

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 2016.0530(月) キャンペーン

「躁鬱の気味を帯びる者は、また、計画を立てることを好む」と、学生のころ保健体育の授業で耳にした。

教科書に書いてあることさえ時代を経れば色褪せ、場合によっては世に通用しなくなることも少なくない。まして「躁鬱の気味を帯びる者は…」については教師の雑談の中で出てきたことだから、真偽の程は分からない。

しかしそのときたまたまクラスの中に、ひとり躁鬱の気味を帯び、しかも実現できないこと明白な計画を立てることを常としている者がいた。よって僕も含む何人かはそのひとりに視線を向け「やはり」と笑った。

いま、その同級生は、級友の中で最も高い、それも桁違いの収入を得ていると聞く。彼は多分、卒業をした後も、実現できないこと明白な計画を立て続け、しかしそのうちの何割かは成し遂げることを何十年も続けたのだろう。大したものだ。

かくいう僕も計画を立てることは大好きだ。しかしそれは前述の同級生のような、事業についてのものではない。遊びについて、である。

今秋のタイ行きは3月3日に日程を決め、羽田とチェンライを往復する航空券は同月21日に確保した。タイの最北部で何をするかは未定ながら、帰国の前日にバンコクで1泊することは決まっている。

旅行中に発生した諸々、気づいたあれこれについては都度、ノートに書き留め、コンピュータに転記し、健康、衛生、薬、飛行機、地上交通、服装、文房具、デジタル機器、ホテルなどの項目別に整理をしている。

「ホテルは予定が立ち次第予約する。遅れると高くなる」の1行も、そのデータベールに含まれるものだ。この、昨年の経験が常に通用するものかどうかを検証するため、今年のやはり3月に、あるホテルの料金を記録しておいた。

本日、インターネットで確かめてみると、そのホテルの宿泊料は3月のそれより2割ほど下がっていた。つまり「ホテルは予定が立ち次第予約する。遅れると高くなる」は誤りだった。そして即、そのバンコクでの1泊分を予約する。


朝飯 ほうれん草のおひたし、納豆、巻き湯波の炊き物、筑前煮、揚げ湯波と小松菜の淡味炊き、たまり漬「おばあちゃんのホロホロふりかけ」、メシ、油揚げとほうれん草の味噌汁

昼飯 胡瓜のぬか漬け、じゃこ、たまり漬「おばあちゃんのホロホロふりかけ」、白菜漬け、山椒の佃煮、穴子の佃煮、きゅうりのたまり漬によるお茶漬け

晩飯 ポテトサラダ、トマトと胡瓜と蛸のサラダ、牛肉とグリーンアスパラガスと赤ピーマンのソテーパンバナナケーキ"TIO PEPE"、"Petit Chablis Billaud Simon 2014"

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 2016.0529(日) 偲ぶ会

朝のうちから暑くなる予感がする。空は晴れている。店舗犬走りに置いた6つの花鉢には多めの水を遣る。

下今市13:35発の上り特急スペーシアに乗る。そして自由学園の明日館におもむく。夕刻がちかいにもかかわらず、陽の光はいまだ日中のそれを思わせた

ことし2月25日に急逝した同級生サカイマサキ君を偲ぶ会が、有志の尽力により実現の運びとなった。礼拝は同級生スズキマサカズ君の司式により行われた。同級生アリカワケンタロー君のフルート伴奏による賛美歌は536番、読み上げられた聖書の個所は「コヘレトの言葉11章1節」および「使徒言行録20章35節から38節」だった。そのいずれもが、サカイマサキ君の人となりをあらわし、生前の行いを称えるものであったことは言うを待たない

指を折って数えなければ覚えきれないほどの人が、サカイマサキ君の死を悼んでスピーチをした。おなじ明日館の、ホールから食堂に移り、今度は同級生ヤハタジュンイチ君が献杯の音頭を取った。1時間ほどの歓談の後は、同級生マルヤマタロー君のピアノ伴奏により男子部賛歌と寮歌が歌われた

同級生、上下級生はもとより前学園長、新学園長、理事長から警備主任までが集った「偲ぶ会」がお開きになったとき、初夏の空には夜になりかかる前の濃い青があった。そうして北千住20:13発の下り特急スペーシアに乗り、22時前に帰宅する。


朝飯 揚げ湯波と小松菜の淡味炊き、筑前煮、納豆、巻湯波の炊き物、ほうれん草の胡麻和え、胡瓜のぬか漬け、メシ、揚げ湯波と長葱の味噌汁

昼飯 2種のおむすび

晩飯 「明日館」のあれこれ、赤ワイン

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 2016.0528(土) 大きなおむすび

らっきょうを収穫する時期が来た。今年は製造係に販売係の一部も加えた5名にて、御料牧場ちかくの畑を目指す。

畑は晴れれば太陽の直射を受けて猛暑となり、曇っても畑の土が蓄えた熱により、いずれにしても蒸し暑い。収穫には蹲踞の姿勢をとり続けなければならず、慣れない者は数十分で音を上げる。

腹が減っては労働ができないから、普段とは比較にならないほど大きく握ったおむすびを持参する。またらっきょう掘りには長い経験を持つ人が欠かせないため、1959年に入社し、2003年に63歳で退職をした、元製造係のヒラノショーイチさんにも来てもらうこととした。

とはいえホンダフィットの定員は5名だから、ヒラノさんの席は無い。よって僕はヒラノさんを具としておむすびの中に握り込み、他のおむすびと共に保温ジャーへと収めた。ヒラノさんの性格は軽やかで、かつ人を喜ばせることも好むため、おむすびの中にはむしろ進んで入ってくれた。

そうして収穫を終え、夕刻に帰社して道具類を片づけながら、保温ジャーの中に、いまだヒラノさんを握り込んだおむすびの残っていることに気づいて一気に顔が青ざめた。熱い米の中に封じられ、丸一日を保温ジャーに閉じ込められては、ヒラノさんは到底、生きてはいないだろう。つまり僕は殺人者である。

上半身に脂汗を噴出させ、煩悶しながら目を覚ます。徐々に覚醒していく中で、いくら大きなおむすびとはいえ、人ひとりを具として握ることはできない、だったら今まで見ていたものは夢だったかと正気に戻り、安堵の深い息をつくと共に、一気に疲れに襲われる。

そうしてよろよろと服を着て顔を洗い、早朝の製造現場へと降りる。


朝飯 ホットドッグトマトエッグドロップスープバナナケーキ、コーヒー

昼飯 「ふじや」の味噌ラーメン

晩飯 「玄蕎麦河童」の山芋の磯辺揚げ刺身湯波玉子焼きグリーンアスパラガスの天ぷら鶏手羽の網焼きせいろ(田舎)蕎麦焼酎「峠」の蕎麦湯割り

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 2016.0527(金) 趣味嗜好を抑え

「この2年のあいだに視力が急に落ちた。スマートフォンによるブラウジングを寝床でするようになったことに拠る可能性が大である」と、きのうの日記は書いた。

その舌の根というか何というか、それが乾かないうちにこんなことを書くのは何ではあるけれど、先週の水曜日に「1週間待ち」と伝えられた"iPhone 6s plus"について、いまだdocomoショップから連絡が無い。よってこちらから電話を入れると、いまだ届いていない旨の説明があった。

つい先日まで使っていた"iPhone 5c"のディスプレイが突然、真っ暗になったのは、ケースやバンパーを厭う僕が、裸のまま何度も地面に落としたことが原因と思われる。"6s plus"においては自分の趣味嗜好を抑え、そしてまた届くのが遅れているならば、ケースとプロテクターだけでも先に買っておこうかと考えて、それを思いとどまる。

精密で高価なものほど地面に落とす癖が僕にはある。強く握って壊すことを恐れるあまり、腫れ物に触るように扱ううち、つい手から滑り落とすのだ。

"6s plus"が届いたら、それを使い始める前に銀座のAppleショップを訪ね、そこでオニーサンかオネーサンに相談の上、僕にとって最上のケースとプロテクターをその場で付けてもらう。そんな風に考えの変わってきた今日の午後、である。


朝飯 昆布の沖縄風炒め、なめこのたまりだきのスクランブルドエッグ、納豆、胡瓜のぬか漬け、山椒の佃煮、生のトマト、メシ、豆腐と長葱の味噌汁

昼飯 グリーンピースとチャナ豆のカレー、ライス、きゅうりのたまり漬

晩飯 トマトと牛挽き肉のスパゲティキウィ"Petit Chablis Billaud Simon 2014"

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 2016.0526(木) Jared-Grusd

1ヶ月に1度、次月の予定が自分のそれと合わないときには2ヶ月に1度の割合で、医師に体調を診てもらっている。時には血液検査を求められることもあるけれど、血管への注射は大の苦手である。よって診察日の今日は、今年3月に会社で受けた、血液検査も含む健康診断の結果を持参した。

その報告書には、直近3年間の結果が示されている。いくつもの項目の中で気をつけて見るのは肝機能と脂質くらいで、その他にはそれほどの興味は無い。

本日、病院の待合室でヒマに任せてその結果報告書を眺めながら、この2年のあいだに視力が極端に落ちつつあることに気づいた。数値の推移は、おととしから今年にかけて、左右それぞれ1.5/1.5、1.0/1.2、0.9/0.8という具合である。

考えられることはふたつ。

ひとつは視力検査表の、丸い輪の一部に入っている切れ込みの、ボンヤリとしか見えない、あるいはほとんど見えない上下左右を予想する的中率が落ちたか、もうひとつは本当に視力が落ちたか、である。

「この3年のあいだ」ということで視力減衰の原因を探れば、携帯電話をdocomoのNOKIAとSoftBankのiPhoneの2台体勢からdocomoのiPhoneに一本化し、するとなぜか急にiPhoneでブラウジングをする時間が長くなった時期に一致する。

読むものがあたりに見あたらなければスリランカ国鉄の時刻表にまで手を伸ばす、僕は活字中毒だ。

スマートフォンの様々な害を知るハフィントンポストの社長は、寝室には決してスマートフォンは持ち込まないという。そのハフポストのニュースを、僕はベッドに腹ばいになり、iPhoneで読んでいるのだから世話はない。

僕も、Jared-Grusdを見習うべきだろうか。


朝飯 納豆、胡瓜の塩もみ、明太子、山椒の佃煮、昆布の沖縄風炒め、メシ、ジャガイモと長葱の味噌汁

昼飯 「ユタの店」の冷やしざる担々麺

晩飯 ツナサラダたまり漬「青森県田子町産のにんにくです。」とパセリの焼き飯を添えたビーフステーキ"REGNIE LOUIS JADOT 1997"

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 2016.0525(水) 発掘

むかしの写真を確かめる必要があって、朝食前に2階の倉庫へおもむく。分厚い写真アルバムを置いたとおぼしき木の棚には、大きな段ボール箱4つがあった。その箱を片端から開けていくと、写真アルバムの他、多くの本が出てきた。それを見てようやく、それらすべては甘木庵から引き上げてきたものと知った。

写真の次は本に移って1冊ずつ見ていく。するとその中に、どこに消えたか、まったく追うことのできなかったクルマ関係の3冊が見つかった。すなわち二玄社による以下である。

「ハイ スピード ドライビング」 ポール・フレール著 小林彰太郎、武田秀夫訳
「ポール・フレール レースを語る」 ポール・フレール著 渡辺丹訳
"THE MINI STORY" ローレンス・ポメロイ著 小林彰太郎訳

「ハイ スピード ドライビング」は、クルマを速く、且つ安全に操縦しようとすることに関して数学、物理学、更には著者の、公道やサーキットでの長い経験を加味して著された論文である。世は迷信に満ちている。クルマは科学を以て走らせるべきとの、これは啓蒙の書でもある。

「ポール・フレール レースを語る」は、本業はジャーナリストでありながら、1955年から1960年のあいだにルマン24時間やミレミリアなどで20回の優勝を飾った著者による血湧き肉躍るリポートだ。見返しの記録によれば、僕はこれを1978年1月に読んでいる。

"THE MINI STORY"は、それが世に生み出されたときの思想も姿形も失われた現在の"MINI"の初源を知るための歴史書であり、またクルマの前部に横置きしたエンジンが前輪を駆動するという、現代の小型車の形を革命的に決定づけた設計者アレック・イシゴニスの評伝でもある。

これらの3冊はもちろん、自宅4階の本棚に収めるべく箱から取り出し、アルコールで拭いた。残るは三本和彦による、やはり二玄社から出された「世界最長ラリーに挑戦して」だ。amazonの古書では19,000円台の価格が続いている。今回のように、偶然に見つかることを祈るばかりだ。


朝飯 カキ菜のソテー、なめこのたまりだきのスクランブルドエッグ、昆布の沖縄風炒め、納豆、白菜漬け、じゃこ、メシ、アオサと長葱の味噌汁

昼飯 生ハムのムースのサンドイッチトマトの冷たいスパゲティ桃のババロア

晩飯 "Parrot"のチーズとトマトのハンバーグステーキ、ライス、"Jean Berteau Cotes du Rhone Prestige Rouge 2014"

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 2016.0524(火) 山見

八艘飛び、などと言うつもりは無い。僕よりも仕事をしている人が、地球上には50億人くらいはいるのだ。

とはいえ、おとといの夕刻は疲れのあまり、両替のため金庫に近づきつつ、その脇の椅子にへたりこんで眠りに落ちてしまった。きのうは朝から東京に出て2ヶ所で仕事をし、初更に帰宅をした。そして今日は総鎮守瀧尾神社の宮司、当番町平町の面々に随行しての山見である。

責任役員としての仕事のうち、社有林を視察する山見は、初夏という青緑の季節に行われることもあって、毎年、心待ちにしている。社有林は日光の小来川と和泉にあり、今年はそのうちの和泉におもむく番だ。

和泉の社有林には、いわゆる「梅園」から日光宇都宮道路の下をくぐる、個人所有の林道を歩いて近づいていく。そして取り付けのコンクリート製の階段を上がれば即、杉の森が広がっている。

その森にはケモノ道さえ無いから一行は三々五々、上を目指して草を踏んでいく。登山用語でいうところの"pied un canard"では背中から後ろに倒れてしまいそうな急斜面を詰めてようやく、頂上ちかくのひらけたところに出る。そこに建つ、不動尊を祀った社に参拝をし、当番町により配られたお茶で喉を潤したりすれば、後はこの社への参道を下る行程にて、一気に楽になる

東京では30℃を超えたきのうよりも、今日は暑い気がする。それでも森の中には「山の気」のようなものが満ちて、とても爽やかだ。そうして「梅林」ちかくに停められたバスに乗り込み、直会の会場へと向かう。


朝飯 「なめこのたまりだき」をのせた冷や奴、玉子とソーセージのオーブン焼き、山椒の佃煮、カキ菜のおひたし、白菜漬け、メシ、豆腐とカキ菜の味噌汁

昼飯 「ブライダルパレスあさの」の宴会膳、「渡邊佐平商店」の「清開大吟醸生」(冷や)

晩飯 ウドの淡味炊き、こんにゃくの甘辛煮、ほうれん草の胡麻和え、明太子、胡瓜と海草の酢の物締め鯖の網焼きコームーヤーン、「小島酒造店」の「かんなびの里生貯蔵酒」(冷や)

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 2016.0523(月) 乱雑屋

1982年1月、スリランカ最南端に位置するウナワトゥーナ村の民宿の台所にあった壺が欲しくなり、それをその家の人に伝えると「お譲りしますよ」と答えてくれた。しかし売るにしても買うにしても値付けは難しい。それに加えて先の長い旅にその大きな壺を携帯することは無理と考え、結局のところ、その古備前の風を帯びた壺を手に入れることはしなかった。

それから9年後の1991年4月、カトマンドゥからの帰りにバンコクでオリエンタルホテルに泊まった。ジャルンクルン通りからホテルに至るソイの、入って右側には古色蒼然とした雑貨屋があった。店の面積は広いものの、あたりは埃っぽく、陳列にも統一性は見られない。しかし物欲を刺激するものがそこここに散らばっている。僕はこの店に「乱雑屋」jの名を付けた。

「乱雑屋」には、森の中に人知れず水を湛えた小さな沼、としか言いようのない緑色の、これまた壺があった。いにしえには花瓶だったのか、はたまた溲瓶だったのかは知らない。とにかくそのときの為替では邦貨にして3,000円ほどのその壺とは、しかし1982年のスリランカのときとおなじく、後ろ髪を引かれつつ手に入れることなく別れた。

それから更に22年後の2012年2月、オリエンタルホテルに裏を返すべく、ジャルンクルン通りからホテルへのソイを辿ると「乱雑屋」は30年前と変わらず商売を続けていた。歩道から階段を数段おりて懐かしい思いと共に店の床を踏む。すると先ずは、右斜め前のショーケースに畳んで寝かせてある、青灰色のタイパンツが目に入った。

今日はことし一番の暑さだったらしい。そして夜は洗いさらした白いポロシャツに「乱雑屋」のタイパンツを穿き、焼酎のソーダ割りを飲むため自転車で日光街道を下る。


朝飯 蓮根の胡麻和え、カキ菜の明太子和え、白菜漬け、油揚げの網焼き、山椒の佃煮、なめこのたまりだき、メシ、豆腐とカキ菜の味噌汁

昼飯 「珍々亭」の冷やしラーメン

晩飯 「食堂ニジコ」のお通しのトマトと莢隠元胡瓜の辛子和え天津丼の頭だけラーメン、麦焼酎「二階堂」(ソーダ割り)

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 2016.0522(日) カキ菜ばっかり食ってろ

いま仏壇に供えている花は出来が良い。小遣い帳を調べてみれば、このシャクヤクは土沢の直売所で先週の日曜日に買っていた。つぼみばかりだったものが2輪の大きな花を咲かせ、また他のつぼみも花弁をほころばせつつある。

「つぼみが開くのは当然ではないか」と言われれば、そんなことはない、つぼみのまま枯れてしまう花もあるのだ。これほど保ちの良い花は、数ヶ月前の白百合以来のことだ。白百合も今回のシャクヤクも、生産者の名を書き留めておけば良かった

冷蔵庫の野菜室に、カキ菜が1把、入っている。家内が帰る火曜日まで放置をすれば、しなびてしまうだろう。よってそのすべてを茹でてしまうことにする。そして朝食の膳にはこれが、おひたしと、味噌汁の具として上る。

道の駅「日光街道ニコニコ本陣」での検品を終えて会社に戻ると、開店前から4台のクルマが既にして駐車場に駐まっていた。お客様の出足の、隨分と早い朝だ。今日は係の手が薄い。よってそのまま店に入り、販売の仕事に就く。

13時40分から昼食に出る。満腹を抱えて14時10分に春日町の交差点まで来たところで、店舗向かい側の駐車場に大型バス2台の駐まっているのが見えた。店舗の中にはお客様がぎっしりといらっしゃる。食休みどころではない、朝と同じく即、また店に入って接客に当たる。

夕刻、釣り銭の両替をしようと奥の金庫の前まで来たところで椅子に座り込み、そのまま30分ほど眠ってしまう。売上げの金額は、ゴールデンウィーク中の最繁忙日に並ぶものになった。

夕食の前にシャンペンの栓を抜く。昨年末、茂木のサーキットでモモイシンタローさんにいただいたものだ。小瓶は割高になるから自分では買わないけれど、食前に飲み干すにはちょうど良い量であることを知る。そうして僕としては珍しく、ビバルディを聴く。


朝飯 蓮根の胡麻和え、カキ菜のおひたし、じゃこ、白菜漬け、たまり漬「お婆ちゃんのホロホロふりかけ」を薬味にした納豆、メシ、カキ菜と揚げ湯波の味噌汁

昼飯 「ふじや」の冷やし味噌ラーメン

晩飯 "Moet et Chandon Bru Imperial"ハムとカキ菜と白菜漬けのスパゲティ"Petit Chablis Billaud Simon 2014"

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 2016.0521(土) 節約または合理化

「ベランダの花の水」という走り書きを食堂のテーブルの上に置いている。ベランダの花や香草に水をやるよう、家内に頼まれたからだ。それをつい忘れることへの、メモは対策である。

家内が留守のときには自分が水をやらなくてはならず面倒だ。春から夏にかけては目に賑やかだけれど、秋から冬にかけては枯れて寒々しくなる。そのふたつの理由から僕は、ベランダで植物を育てることを好まない。しかしまぁ、仕方が無い。今朝の水遣りは5時10分からの2分間で完了した。

それから朝食までのあいだに、きのう、更には今日の日記のここまでを書く。先週土曜日の午後からiPhoneを欠いて、自宅ではインターネットへのアクセスができない。よって事務室へ降り、おとといの日記のみサーバへ上げる。

ある人の、全4巻からなる自伝のようなものを、さきおとといamazonに店を出す古書店に注文をした。そのうちの3冊は、おなじ店への発注である。

本日、その4冊すべてが届く。ひとつの古書店から発送された3冊は、1冊ずつ個別の荷物として届いた。それぞれの荷物の中には、それぞれの発送伝票の他に、おなじ宣伝媒体がそれぞれ納められている。当方が支払う1冊あたり257円の送料の一部を利益とする事情が店側にはあるのだろう。

amazonに古書を出す店の中には「1度に複数のご注文があった場合には、荷物をおまとめし、送料から○円を引かせていただきます」としている店もある。僕としては、そのような商売をしてもらった方が、気分としては腑に落ちる

夜はきのう新橋で買った本とは別の本を信玄袋に入れ、自転車で日光街道を下ってカウンター活動へとおもむく。


朝飯 「なめこのたまりだき」によるなめこおろし、たまり漬「お婆ちゃんのホロホロふりかけ」を薬味にした納豆、トマトとソーセージのオーブン焼き、白菜漬け、メシ、トマトと揚げ湯波とカキ菜の味噌汁

昼飯 「ふじや」の野菜麺

晩飯 「和光」のお通しの胡麻豆腐鰹の刺身のたたき風スパゲティサラダ、麦焼酎「吉四六」(お湯割り)

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 2016.0520(金) 飢え

朝、応接間から寝室へと続く廊下の本棚の、山口瞳の本ばかりを集めたところへ行ってみる。そして「あぁ、やっぱり」と、山口瞳の「暗がりの煙草」を引き出し、しげしげと眺める。

高校生のころから数十年のあいだは、本の裏表紙の見返しに、自分の名と、それを読み始めた日、また読み終えた日を書いていた。今朝、本棚に見つけた「暗がりの煙草」には、これを1989年2月2日に読み始め、翌日に読み終えた記録があった。日本は好況に沸いていた。そして僕は悪戦苦闘の最中にあった

そんなことを思い出しつつ朝食の用意をする。家内はきのう、僕が家に帰る前に出かけている。戻るのは来週の火曜日になるらしい。しばしの自炊である。

夜は月に1度の、日本酒に特化した飲み会「本酒会」に参加をするため大谷向の「天幸」まで自転車を漕いでいく。そうして5種の日本酒を飲む。

「もっとも早く飲み尽くされた酒が、もっとも美味い酒」と、これまでは考えてきた。しかしそれは、どうも違う。その日、その席に集った面々が、どのような酒に飢えていたか。その日の飲み手の「飢え」を受け止め得た酒が、その日もっとも早く飲み尽くされる。そういうことだ、多分。そんなことを考えつつまたまた自転車を漕ぎ、21時30分に帰宅する。


朝飯 牛蒡の天ぷら、油揚げの網焼き、トマトサラダ、山椒の佃煮、ほうれん草と白魚の酢の物、メシ、トマトと油揚げとほうれん草の味噌汁

昼飯 「大貫屋」の塩チャンポン

晩飯 「天幸」の其の一其の二其の三其の四其の五其の六5種の日本酒(冷や)

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 2016.0519(木) 本の携帯

朝から昼にかけては南青山にいるそこから地下鉄千代田線で小川町へと移動をする。月曜日は素肌に長袖シャツ1枚を羽織ったのみでも蒸し暑かった。よって今日は半袖シャツ1枚にしてみた。"SUN SURF"のアロハは肌にしごく心地よい。

連雀町で蕎麦を食べ、神田まで歩いて地下鉄銀座線に乗る。銀座に出て教文館に裏口から入り、2階への階段を上がる。書架に並ぶ本の背表紙を見ていくときには眼鏡が必須になる。ここぞとばかりに乱視に拍車がかかる、そんなことはないのだろうけれど、色とりどりの文字の洪水に目がかすむのだ。

夕刻に新橋の機関車広場を通りかかると、そこにはたくさんのテントが並び、古本市が開かれていた

おなじ本を複数回にわたって読むことは希である。しかしいまショルダーバッグに入っている文庫本は、今日、2度目を読み終えたばかりだ。本の内容は読むそばから忘れる。だから実は、何度でも読み返せるのだ。

読むべき本が無いと落ち着かない。次男との待ち合わせにはいまだ30分ほどの余裕がある。よって夕食を終えた後に読めるものがあればと、いくつもの店を歩いて探す。

題名を見て「ハッ」とするのは決まって、読んだことのある本だ。なおも諦めず蟹のように横歩きをするうち山口瞳の「暗がりの煙草」を見つける。柳原良平による表紙に目を遣りつつ「これも読んだような気がするけどなぁ」とは感じたけれど、昭和58年の初版帯付きを200円で買う

次男との食事ののち、ふたたび地下鉄銀座線に席を得て、その「暗がりの煙草」を開く。最初の「煙草の火」を読んで、山口瞳という作家の筆に、あらためて感心をする。そうして浅草に至り、21時00分発の下り最終スペーシアに乗る。


朝飯 5種のおむすび、玉葱と油揚げとパセリの味噌汁

昼飯 「まつや」の大もり

晩飯 「ライオン銀座店」のローストビーフ、ほかあれこれ、エビス生ビール、カラフの赤ワイン

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 2016.0518(水) 衝動

クルマにあれこれのものを取り付けていく趣味は無い。クルマからはむしろ、あれこれを外していきたい。

先週の土曜日にiPhoneのディスプレイが死んだ。何度も落としたことが原因に違いない。クルマと同じく、iPhoneにもバンパーやカバーは付けず、素のまま持っていたい。それが仇になってのディスプレイの死、である。

翌日の日曜日にdocomoショップを訪ねると、法人契約である僕のiPhoneには、何をするにも会社の印鑑証明または登記簿謄本が必要と教えられた。よって今日は法務局で登記簿謄本を取ってからdocomoショップへと出かける。

クルマ、カメラ、包丁、コンピュータ。自分が使いこなす上での性能が変わらないなら、道具はすべからく小さな方が好きだ。而してiPhoneはこのところ大型化の一途を辿っている。僕にとっては嘆かわしい。

iPhoneではほとんどブラウンジングしかしない。ということは大きな方がその使い道には適している。一方、僕ごのみの小さな"se"は1ヶ月待ちの人気である。

おとといの夜は、ある女の人が"iPhone 6s plus"を頬に当てて見せながら「小顔効果」と言って笑った。自分の顔を小さく見せる必要は僕には無いけれど、自分の趣味嗜好、使い道、またその女の人のことが数秒の間に頭の中を駆け巡り、結局は大きな"6s plus"を衝動的に予約して会社に戻る。


朝飯 ひじきと人参と揚げ湯波の甘辛煮、蓮根の胡麻炒り、カキ菜のたまり浅漬け、蕗の醤油煮、納豆、メシ、揚げ湯波と白菜の味噌汁、トマトの甘露煮

昼飯 カレーライス、らっきょうのたまり漬

晩飯 トースト、トマトサラダ、牛肉のオムレツ、ソーセージとジャガイモのオーブン焼き、"Chez Akabane"のコルネ"Petit Chablis Billaud Simon 2014"

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 2016.0517(火) 「親切」とは何か

「宇都宮の美味しい餃子屋さん、どこかありますかね」などとお客様に訊かれることがままある。

僕が宇都宮の、いわゆる有名な店で餃子を食べたのは30年ちかくも前のことだ。そのころは宇都宮も、いまだ「餃子の街」などとは呼ばれていなかったような気がする。そして宇都宮の餃子の祖、と今でも多くの人が認めている有名店の、2台分しかない駐車場は大抵、空いていた。

「宇都宮の美味しい餃子屋さん」とお客様に訊かれるたび「何もこれから30キロも離れた宇都宮までいらっしゃって行列などなさらなくても、この街にも美味しい餃子はありますよ」と、お答えをしてきた。しかして僕のこの説明に素直に従うお客様は、ほぼ皆無である。

「美味しい餃子屋さん」と口にはされるものの、お客様は実は美味しい餃子など欲していらっしゃらないのではないか。それよりも「宇都宮に行って餃子を食べてきた」という体験こそ、お客様はお求めになっていらっしゃっるのではないか。

であればやはり、空腹を抱え、冬は寒空の下で、夏は炎天の下で長く行列をなさることになっても、お客様には宇都宮の有名店をお教えした方が親切なのだろうか。

そして夜はウチから歩いて数分の「ふじや」に出かけ、宇都宮の大抵の餃子よりは美味いと思われる餃子を肴に燗酒を飲む。


朝飯 「小諸蕎麦」のたぬき蕎麦

昼飯 蓮根の胡麻炒り、カキ菜のたまり浅漬け、ほうれん草のおひたし、なめこのたまりだきの卵とじ丼、浅蜊と三つ葉の味噌汁、トマトの甘露煮、黒糖プリン

晩飯 「ふじや」の焼き餃子冷やし味噌ラーメン日本酒(燗)

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 2016.0516(月) 街のそこここ

東京の街で、歩くにつれその空間に吸い込まれていくような酩酊感にクラクラする随一は上野の寛永寺陸橋だ。しかし大塚の空蝉橋、湯島の実盛坂、また赤坂と六本木を繋ぐ乃木坂陸橋あたりにもまた、筆舌に尽くしがたいものがある

夕刻にはその乃木坂にいる。そして外苑東通りへの階段を上がり、青山を目指す。仲間の主催する勉強会で島尾敏雄の「出発は遂に訪れず」を思い出す。あるいはジェイコブ・ソールの「帳簿の世界史」を思い出す。

そうして来た道を戻ってふたたび乃木坂の、外苑東通りから赤坂への階段を下る。地下鉄でひと駅以上の距離があっても、ここから外堀通りまでは緩い下り坂だから歩いても苦にはならない。

そういえばその、赤坂の外堀通り沿いにはむかしはクルマ屋が目立った。ヨーロッパのタイヤを売る凸凹商会という名の店もあったような気がする。

そうしてビルに穿たれた穴のような口から地下鉄の駅を目指す。素肌に長袖のシャツ1枚しか羽織っていないにもかかわらず、夜はすこし、蒸し暑い。


朝飯 たまり漬「おばあちゃんのホロホロふりかけ」、炒り卵、納豆、生のトマト、ひじきと人参と揚げ湯波の甘辛煮、蕗の醤油煮、メシ、シジミと莢隠元の味噌汁

昼飯 生ハムのムースのサンドイッチトマトと牛挽き肉のスパゲティ

晩飯 「ビステッカ赤坂」のトマトのサラダ、3種の牛肉のグリル、グラスの赤ワイン

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 2016.0515(日) 選定

買って1年10ヶ月のあいだに6度目の故障を起こした"RICOH CX6"を前に「普段使いのカメラはそろそろiPhoneにしても良いのではないか」との考えが頭に浮かんだのはおとといのことだ。奇しくもその翌日つまりきのうはそのiPhoneのディスプレイが、買ってから何度目かの落下により真っ暗になった。

僕はスマートフォンには高い機能、大きな容量は要求しない。だからiPhoneは現在の"5c"で充分だ。しかしこの機種は極端に人気が低かったらしく、早々に市場からその姿を消した。形の好きな"SE"は逆に1ヶ月待ちの品薄だという。

日曜日の店は忙しい。しかし明日からすべきことも目白押しである。よって午前にdocomoショップへおもむき、故障による機種変更につき相談をする。相手をしてくれた係はしばらくして、僕の携帯電話は法人による契約のため、何をするにも会社の印鑑証明か登記簿謄本が必要と教えてくれた。

そういう次第にて、明日から数日のあいだは携帯電話を欠くことになる。地下鉄銀座線の中に携帯電話を置き忘れ、上野警察署からハガキでそれを知らされるまで紛失に気づかなかった僕のことだ。特段の不便は無いだろう。


朝飯 空豆のサラダ、ソテーしたソーセージと生のトマトを添えた目玉焼き、納豆、ひじきと人参と揚げ湯波の甘辛煮、たまり漬「おばあちゃんのホロホロふりかけ」、メシ、豆腐と油揚げと白菜の味噌汁

昼飯 トマトとレタスの冷たいスパゲティ

晩飯 生ハムのムースのカナッペ蛸とトマトと3種の葉物のサラダ鶏モツのオリーブオイル焼きバルサミコソース鶏とマカロニのグラタン、ジャガイモとソーセージのオーブン焼き"Petit Chablis Billaud Simon 2014"

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 2016.0514(土) 思案

きのうの午後、"RICOH CX6"を外で使っていて、ピントの合わないことに気づいた。昼に冷やし味噌ラーメンの写真を撮ったままマクロモードになっているのではないかと確認をすると、しっかり元に戻されている。しばらく出ていなかった不具合が、またまた復活したのだろうか。

普段使いのカメラとして長く使ってきたリコーの"CX"シリーズのうち、現在の"CX6"を買ったのは2014年7月2日のことだ。以降の故障修理の履歴は以下になる。

2014.1024(金) 無限遠で合焦せず(新宿のリコーに持ち込み)
2015.0209(月) マクロでしか合焦せず(新宿のリコーに持ち込み)
2015.0325(水) レンズ動作不良(浮間舟渡のリコーに持ち込み)
2015.0603(水) マクロでしか合焦せず(ピックアップリペアサービスを利用)
2015.0628(日) マクロでしか合焦せず(ピックアップリペアサービスを利用)

保証期間内の修理費用は無料とはいえ、修理を受けつける場所までの往復の交通費、宅急便を使った修理にかかる往復の送料は客の負担である。昨年6月28日の修理に臨んでは流石に「新品に交換してくれ」とまで言ったけれど「もう新品はどこにも無い」というのが先方の答えだった。

その6月28日の修理においてはリコーも本腰を入れたらしく、以降きのうまでの10ヶ月間に故障は出なかった。そして今回の故障もまた「マクロでしか合焦せず」である。

写真は携帯電話で撮る、という人が世の最大公約数になってしまったためか、あるいは"PENTAX"との合併が関係をしているのか、リコーは"CX"シリーズにおいては次の機種を出してこない。リコーのカメラに慣れ親しんだ僕は、保証の切れた"CX6"を手に、これからどうすべきかを決めなくてはならない。

1."RICOH CX6"を6回目の修理に出す。
2."RICOH GRD"では3台目になる、2013年に購入した"?"を普段使いにする。
3.リコーに見切りを付けて他社のカメラを買う。
4."iPhone"を現在の"5c"から上位機種の"6s"に変更してカメラとしても使う。

こうして考えていくと、何やら4番目の「今後はiPhone」という案が現実味を帯びてくる。その"iPhone 5c"は奇しくも本日、手に入れてから何度目かの落下を以てディスプレイが真っ暗になった。機種変更の機会なのだろうか


朝飯 生玉子、油揚げの網焼き、ひじきと人参と揚げ湯波の甘辛煮、納豆、たまり漬「おばあちゃんのホロホロふりかけ」、メシ、揚げ湯波と白菜の味噌汁

昼飯 "Finbec Naoto"のランチのコース

晩飯 「ユタの店」の皮蛋焼き餃子、鮭マヨ小丼、焼酎「鏡月」(お湯割り)

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 2016.0513(金) 避難

みずからが作り上げた、あるいは今も開発の途上にある手順に従ってコンピュータに向かう仕事が年に3、4回は巡ってくる。この仕事には高い精度が必要とされるため「近くまで参りましたので、お寄りしました」などという、人の迷惑は考えない、自分の都合のみで動く訪問者などあれば、精神をかき乱されて絶対にできない。

よって朝のひととおりのことを済ませて後は事務室から自宅の食堂に避難をする。そうして昨秋は27分間で完了したこの仕事を、今日は36分間で仕上げるここまで来れば、僕は「悠々自適」とか「左うちわ」というような楽な気分になる。

以降は、事務係各員のコンピュータにこの結果を写し、僕よりもよほど注意深い彼等の目視により不具合を探してもらう。目鼻は数日のうちにつくだろう。

計画では16日の月曜日にすることとしていた仕事が、それより3日も前に整った。今月も来月も予定は満杯にちかい。何ごとも早め、早めに片付けていきたい。


朝飯 揚げ湯波と小松菜の淡味炊き、トマトサラダ、納豆、ひじきと揚げ湯波と人参の甘辛煮、蕗の醤油煮、たまり漬「おばあちゃんのホロホロふりかけ」、メシ、豆腐と揚げ湯波と莢隠元の味噌汁

昼飯 「ふじや」の冷やし味噌ラーメン

晩飯 「食堂ニジコ」のお通しのポテトサラダ焼叉家内から分けてもらった海老炒飯、麦焼酎「二階堂」(お湯割り)

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 2016.0512(木) らっきょうの畑

「ホトトギス季寄せ」によれば「萬緑」は夏六月の季語だ。しかし実際には、日光地方でも、季節は既にしてその「萬緑」に入っている。「萬緑」は英語では"full of green"だったと記憶するけれど、とにかく空は青、山は緑のその中にクルマを走らせ、らっきょうの畑を長男と見に行く

高根沢町の、御料牧場ちかくの畑に通じる道は、今日に限って閉鎖をされていた。この先にある畑を訪ねたい旨を歩哨のようにして立つ警察官に言うと、御料牧場までは行かないことを条件に、道に渡した横棒を外してくれた。

そうして昨年は社員も加わり6月はじめに収穫をした畑を先ずは見る。手入れは行き届いている。葉の伸びも昨年より良好かも知れない。ひと株を掘り出してみた限りでは、収穫までひと月くらいのところまで育っている。この畑のらっきょうは多分、作るそばから売れてしまう浅漬けの「夏太郎」になるだろう。

更にクルマを走らせ、停め、麦畑の中を延々と歩いて行く。そうして達したこちらのらっきょう畑は、御料牧場ちかくのそこにくらべて手入れは行き届いていない。しかし雑草だらけの土かららっきょうを掘り出してみれば、根の稠密さ、粒の大きさとも、こちらの方が一歩を先んじていた

そうして夕刻に帰社して社員との話し合いに臨み、今日のことを報告する。


朝飯 ひじきと揚げ湯波と人参の甘辛煮、トマトサラダ、きゅうりのたまり漬、揚げ湯波と小松菜の淡味炊き、牛蒡と人参のきんぴら、蕗の醤油煮、メシ、揚げ湯波と茎若布と莢隠元の味噌汁

昼飯 「すき家」の牛丼たまごセット

晩飯 トマトとレタスと玉葱のサラダたまり漬「青森県田子町産のにんにくです。」とポテトのソテーを添えたビーフステーキ"GRAN ARAUCANO CABERNET SAUVIGNON 1997"

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 2016.0511(水) 白菜

2011年8月、チェンライの寺ワットムンムアン門前の野天市場で白菜を見た。タイ最北部とはいえ気温は30℃にちかい。冬の野菜である白菜が、そのような気温の中でも育つということに先ず驚いた。もうひとつ、その白菜は僕の知るそれにくらべて隨分とほっそりしていることにも驚いた。

その、5年前にチェンライではじめて見た白菜が、昨年あたりからは日本でも出回るようになった。あるいはそれ以前から存在はして、しかし僕が気づかなかっただけかも知れない。

未知の食べ物を口にすることに抵抗は無い。だからこの白菜も、タイにいるときにはチムジュムの具などで盛んに食べている。しかし日本ではいまだ口に入れたことがない。「白菜の旬は冬」ということと「白菜とはもっと大きなもの」というこれまでの常識が邪魔をしているのだろうか。

今の時期は、日光の地野菜を日光味噌のたまりで浅漬けにする「たまり浅漬け」の材料を手に入れるため、農協の直売所には毎朝、行く。次にこの白菜を見かけたら、そのときには買ってみよう


朝飯 たまり漬「おばあちゃんのホロホロふりかけ」、レタスと炒り卵のサラダ、蕗の醤油煮、揚げ湯波と小松菜の淡味炊き、ひじきと揚げ湯波と人参の甘辛煮、メシ、揚げ湯波と蕪の茎と茎若布の味噌汁

昼飯 胡瓜のたまり浅漬け、たまり漬「おばあちゃんのホロホロふりかけ」、ひじきと揚げ湯波と人参の甘辛煮、牛蒡と人参のきんぴら、揚げ湯波と小松菜の淡味炊き、牛肉とグリーンアスパラガスと赤ピーマンのソテー、メシ、蕪と莢隠元の味噌汁メロン

晩飯 「コスモス」のトマトとモツァレラチーズのサラダマカロニグラタン、"TIO PEPE"

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 2016.0510(火) 投入制限

自分の手帳を開いて見せて、みずからの忙しさを誇る人がいる。僕は逆に、日程はまっさらに空けておきたい。

当方が求めていないにもかかわらず、何かを売ろうとしたり、あるいは「有益な情報」を当方に与えようとして接触、有り体に言えば営業活動をしてくる人が少なくない。そのような人のために自分の時間を割くことは気が進まないけれど、需要の無いところに需要を作り出すことが先方の仕事である。

そうして仕方なく空いている時間に面談の予定を入れると、後になって、その日、その時間を狙い澄ましたように、大切な用事の発生することがままある。

今日も、昼にカレンダーに書き込んだ面談の日に、夜になってfacebook経由で必須かつ大好きな仕事が割り込んできた。だから日程は、まっさらに空けておきたいのだ。


朝飯 トマトサラダ、蕗の醤油煮、ひじきと人参の甘辛煮、牛蒡と人参のきんぴら、茹でた空豆、きゅうりのたまり漬、メシ、トマトと揚げ湯波と茎若布の味噌汁

昼飯 ロコモコ丼

晩飯 らっきょうのたまり漬とツナとポテトのサラダパン豚と羊と2種の野菜のスパゲティ、"Petit Chablis Billaud Simon 2014"

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 2016.0509(月) 気を揉むほどではないものの

普段は4時台、あるいは3時台、ともすれば2時台に目を覚ますこともあるけれど、きのうの寄席、また夜の宴会などで流石に疲れたらしく、今朝は気づくと6時になっていた。

味噌汁の具には、三陸の十三浜からきのう届いたうちの、今朝は茎若布を使った。ここしばらく海草類を途絶えさせていて、口に寂しさを覚えていた。しかしこれからは、また若布や昆布を存分に食べることができる。とても嬉しい。

ところで本を読む環境について。

僕はほとんど、乗り物に乗って移動をしているとき、人にうかがい知られないところで気楽に横になっているとき、そしてどこかのカウンターで飲酒活動をしているときにのみ、活字を追うことができる。明るい窓際の清らかな席に着いて、という状況ではなぜか、本は読みづらい。

来月の第1週までに読み終えていたい本が複数冊ある。外出の機会はそれまでに3度ほどしかない。気を揉むほどではないものの「間に合うだろうか」というごく軽い心配が頭の中にはある。早く電車に乗って移動をしたいものである。


朝飯 焼きおむすび、トマトのサラダ、油揚げと茎若布と万能葱の味噌汁

昼飯 「麺屋ききょう」のネギ塩ラーメン

晩飯 豚しゃぶ、芋焼酎「宇佐美」(お湯割り)

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 2016.0508(日) 清楽亭寄席

僕のハンドルネームの「清閑」は隠居の六畳間にかかっていた額の文字による。しかしその「清閑」は記憶違いで実は「清楽」だった。とにかくそれは僕ごのみの筆文字で、だから失われてはいけないと仕舞い込み、その場所を忘れて今に至る。

長男の友人に瀧川鯉昇の弟子で瀧川鯉白という噺家がいる。知り合った当時は前座で鯉毛といった。その鯉白を隠居に呼んで寄席を開こうと長男は考えた。寄席の名前は今は見つからない額に因んで清楽亭と付けられた。

開催は5月8日と数ヶ月前から決めてあったがこの日が近づいたある日、鯉白に東京の定席で出番ができてしまった。定席を放って地方公演はまずい。幸い桂竹丸の弟子の桂竹千代が代演を引き受けてくれた。太神楽は鏡味味千代である。

きのうの日記にもあるとおり、この寄席の企画、準備、運営はほとんど長男ひとりによる。僕はだしの入った寸胴鍋を抱え、隠居の、辰巳の側に開け放たれた門ではなく、丑寅の側の柴折り戸から隠居に入って台所の用意を始める。僕に与えられた仕事は中入りにお出しする味噌汁を作ること、もうひとつは玄関での受付である

下今市駅で長男に出迎えられた桂竹千代と鏡味味千代は10時すぎに隠居に着き、高座を整えることから今日の仕事を始めた出囃子は"MacBook Air"に繋がれた"BOSE"のスピーカーから流れる仕組みになっている

お客様は、先ずは晴れた庭に入ってあたりの景色をおもむろに眺めてから玄簡に達する。僕は名簿に印を付けつつ木戸銭を戴く。そして20数名のお客様が揃ったところで昼の部が始まる

受付が終われば僕はそのまま玄関前の部屋に控え、襖越しに会場の様子をうかがう。そしてまた時間割りに従い、台所に移動をして味噌汁を作り始める。具は揚げ湯波に三つ葉。使う味噌は最高級の「梅太郎」が売り切れ寸前のため日光味噌の粒味噌にした

おむすびは「おばあちゃんのほろほろふりかけ」と「しその実」の2種のたまり漬をそれぞれ混ぜ込んだふたつをひと組として家内がにぎり、らっきょうのたまり漬を添えた。中入りには、先ほどまでは門から玄関までの案内を務めた製造係のイトーカズナリ君も加わって配膳をした。

中入りの後は落語がもう一席あってお開き。お客様は庭の散策などなさりながらお帰りになり、それと同時に午後席のお客様も見え始める。そして落語昼の部とおなじく傘を回したり鞠を投げたりとお客様も参加をされての太神楽の後はふたたび中入りとなって、ふたたびおむすびと味噌汁を、お客様にお配りする。

清楽亭の寄席は昼の部、午後の部あわせて42名のお客様に恵まれ、流石は本職の仕事、予定通りの16時ちょうどに完了をした。お客様には満足いただけたことと思う。長男は来年もこの寄席を開くだろう、僕はまたまた受付と味噌汁つくりで裏方に徹したい

そして夜は鬼怒川の旅館「一心舘」に家内と出かけ、東京からこの寄席に来てくれたイチカワアイさん、タナカノブコさん、そして女将のヌマオマリコさんとの5人で楽しいひとときを持つ。


朝飯 揚げ湯波と蕪の葉の甘辛煮、独活のきんぴら。納豆、きゅうりのたまり漬、トマトサラダ、たぐり湯波の淡味炊き、メシ、揚げ湯波と万能葱の味噌汁

昼飯 弁当

晩飯 「一心舘」のあれやこれやそれや。「第一酒造」の「開華特別純米原酒」(冷や)

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 2016.0507(土) だしをひく

隠居の土地と建物については何十年も前から様々な人に様々な形での有効利用を勧められてきた。勧められてもその内容を実行するのは勧めてきた人ではなく当方である。よってなかなか腰が上がらず数十年が過ぎた。

それが今春になって、その隠居で寄席を開くことを長男が決めた。実行をするのは長男だから僕は楽である。落語、太神楽の後は中入りで、その中入りのときにはお客様に、たまり漬のおむすびと味噌汁を召し上がっていただくこととした。

味噌汁となれば僕にも協力ができる。普段から味噌汁は僕が作っているのだ。器は当初、長男が使い捨てのものを提案したのでこれを一蹴し、家中からお椀を集めた。おむすびを載せる小皿もまた集めた。そのお椀は長男が、そして小皿は家内が洗った

夜は寸胴に10リットルの水を満たし、ここに利尻の昆布と長崎の煮干しを加える。このまま静置をすれば、明日の午前には良いだしができていることだろう。そうして「果報は寝て待て」とばかりに早々に入浴をし、早々に寝る。


朝飯 揚げ湯波と蕪の葉の甘辛煮、炒り卵、厚揚げ豆腐と筍の炊き物、蕪と胡瓜の浅漬け、納豆、メシ、トマトとしいたけと三つ葉の味噌汁

昼飯 「蔵八」のわかめラーメン

晩飯 トマトと空豆とベーコンのスパゲティ"Petit Chablis Billaud Simon 2014"、カスタードプリン、"Seavas Regal Royal Salute 21 Year Old"

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 2016.0506(金) ビザの申請

「髪に寝癖のできたときが床屋への行きどき」とは、"nifty"に電子メールによる会議室があったころ、勉強仲間のチョーヤさんがその会議室で言ったことだ。僕は坊主に加えてハゲである。チョーヤさんの意見は良く理解をすることができる。

寝癖は連休の前からできるようになっていた。前に床屋にかかったのはいつだっただろうかと小遣い帳を検索してみると、それは先月2日のことと知れた。坊主頭が床屋に1ヶ月も無沙汰をしては、やはりいけないのだ。

そういう次第にて連休の谷間の今日は、朝一番にてカトー床屋の客になる。

クルマで外へ出るときには、用を一度で済ませられるよう、行き先とすべきことをメモにし、それをダッシュボードにセロテープで貼る。そうしてあちらこちらへ寄ってあれこれをしながら法務局で履歴事項全部記載の登記簿謄本を取ったり、あるいはそこからそう遠くない時計屋"LOOKS"で時計のベルトを交換したりする。

パスポートサイズの写真も撮らなくてはらないのだけれど、仕事も忙しいから思うに任せない。夕刻になってようやくミヤギ写真館の、スタジオへの階段を上がる。

ミャンマーのビザを申請するための顔写真はカラー、そして背景は真っ白に限ると、説明書には書いてある。更には自営業者は、本人が会社を営んでいることを当局が確認するため、前述の登記簿謄本が必要だという。たかだか観光ビザにもかかわらず、何やらうるさい国である

ビルマの大使館は赤坂の薬研坂ちかくにあったとばかり記憶していたけれど、それはカンボジア大使館の誤りだった。ミャンマー大使館は京急本線の北品川が最寄り駅、書類の受付期限は今月18日。余裕綽々である。


朝飯 筍と厚揚げ豆腐の炊き物、トマトサラダ、納豆、たまり漬「おばあちゃんのホロホロふりかけ」、揚げ湯波と蕪の葉の甘辛煮、メシ、浅蜊の味噌汁

昼飯 ハヤシライス

晩飯 トマトと胡瓜とレタスと蕪とグレープフルーツのサラダパン鶏とマカロニのグラタン"Petit Chablis Billaud Simon 2014""Seavas Regal Royal Salute 21 Year Old"

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 2016.0505(木) 昨年とおなじく気が変わって

連休の繁忙により、早朝の仕事が続いている。きのうまでは"UNIQLO"の長袖ヒートテックシャツに"United Athle"の木綿の長袖Tシャツを重ね、その上に白衣を着ていた。仕事が終わればそこから白衣のみを脱ぐ。

きのうの日記にも書いたことだけれど、午前の中ごろから雨が上がり、空が晴れ渡ると、気温は一気に上がった。洗濯物が増えるため気は進まなかったけれど、遂に耐えきれず、昼からは半袖のポロシャツに着替えて、そのまま夕方まで働いた。

今朝になって、チェストの冬物と、クローゼット中の夏物を、ほぼすべて入れ替えた。そのついでに仕事に用いる白いポロシャツの数を確かめると、"Hanes"の木綿が2着、"United Athle"の綿とポリエステルの混紡が2着、同ポリエステル100パーセントが2着の計6着があった。

そのうち隨分と長く着たらしい"Hanes"の2着は灰汁で煮染めたような色になっていて、そろそろ捨てるようにと昨年、家内に言われたことを思い出した。

子供のころ長くアトピー性皮膚炎に悩まされた経験から、化学繊維の服は避けてきた。しかし2011年夏、京都イージーのメールマガジンに騙されたつもりでポリエステル100パーセントのシャツを買ってみたところ、これがとても具合が良かった。

灰汁で煮染めたような色に変わった木綿のポロシャツは、今年こそ旅先に持参し、着たら捨ててしまおう。そしてポリエステル100パーセントのポロシャツに買い換えよう。昨年もそのように考えて、しかし気が変わって持ち帰った経緯があった。今年も同じ轍を踏むかも知れない。


朝飯 グリーンアスパラガスのソテー、目玉焼き、トマトのサラダ、納豆、独活のきんぴら、筍の淡味炊き、メシ、蕨の味噌汁

昼飯 ガパオ丼、胡瓜とセロリのぬか漬け

晩飯 春雨サラダ水餃子「紅星」の「二鍋頭酒」(生)杏仁豆腐

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 2016.0504(水) おむすび

きのうの予報では、九州方面から徐々に東進する風の谷間のようなものにより、列島は西から東まで順次、強い雨に見舞われるとのことだった。連休中の雨はまったく以て有り難くない。それは、行楽客のみならず、この休みのあいだに田植えを済ませようとしている農家にとっても同じだろう。

未明、洗面所の遮光カーテンをすこしずらして外の様子をうかがうと、その「風の谷」が現在、どのあたりを通過しているのかは知らないけれど、街灯に照らし出された雨脚は、しごく穏やかだった。

早朝の仕事から上がり、朝食を摂り、店舗に降りる。シャッターを上げ、冷蔵ショーケースのフタを開けても普段であれば、節約のため一部を残して灯りは点けない。しかし今日のような雨の日は例外として、開店の数十分も前から店舗の照明すべてを点灯させる。店の雰囲気を少しでも明るく、温かくするためだ。

昼からは晴れるとの予報など到底、信じることのできない暗い朝だったけれど、雨は結局のところ、強くなることはなかった。そればかりかその雨は隨分と早くに上がり、10時40分ころからは日も差しはじめた

12時から13時にかけては昼食のため販売係がすくなくなる。しかし皮肉なことに、店舗が混み合うのは正にその時間帯である。事務机にて、朝に握ってもらった筍ごはんを腹へと収めてから販売の手伝いへと向かう


朝飯 筍の淡味炊き、納豆、蕨のおひたし、生玉子、トマトサラダ、じゃこ、メシ、カキ菜の味噌汁

昼飯 ガパオライス

晩飯 「食堂ニジコ」のお通しの長いもの刻み、ポテトサラダ、天津丼の頭だけラーメン、麦焼酎「二階堂」(お湯割り)

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 2016.0503(火) そのような旅に

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本書に収めた五篇の掲載誌は左のごとくである。
(中略)
治安のわるい国が多くなっており、私は一人旅の自信がなかった。齢をとり、体力も衰えた。それで、各編集部の明円一郎さん、石井潤一郎さん、菊地光一郎さんに同行していただいた。そのおかげで安穏無事に贅沢な旅をしたが、緊張感のない旅行記になったとも思う。
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とは、宮脇俊三が「豪華列車はケープタウン行」(文春文庫)に書いたあとがきからの抜粋である。

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今回の旅は本文にも書いたようにぼくと古いつきあいだった小学館の編集者、高橋さんの定年を迎えるにあたっての最後の仕事、という側面があった。しかし今考えるとそれに甘えていささか安易な旅をしてしまった、ということが悔やまれる。

同行したメンバーがいずれも親しかった、ということも関係するが、ミャンマーという歴史的に、政治的に特別な位置にある国であるからもっとそのことにストレートに入り込む姿勢をとってもよかったのだなあ、と今になって悔やんでいる。
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こちらは椎名誠が「秘密のミャンマー」(小学館文庫)に書いた文庫版あとがきから抜き出した。

安穏無事、贅沢、安易、「ストレートに入り込む姿勢」の不足が、上記ふたりの旅人に後悔をもたらしている。

そして僕も、そのような旅に出かけようとしている。行き先は椎名誠とおなじミャンマー、旅程は個人なら絶対に組まない3泊5日、往復の飛行機は個人なら絶対に乗らないビジネスクラス、そしてこれまた個人なら絶対にあり得ない全食付きである。

業界の親睦旅行は毎回、楽しみにしているけれど、好き勝手の自由度は低い。そこで僕のすべきは、ひとりで裏を返すときのための下調べだ。現地の人にあれこれ訊いて教えてもらうと同時に、自分の五感を研ぎ澄ませ、あるいは解放し、様々な情報を身の内に取り込みたい。


朝飯 昆布の沖縄風炒め、トマトのスクランブルドエッグ、鮭と昆布のはさみ漬け、筍の淡味炊き、カキ菜のソテー、メシ、玉葱と万能葱の味噌汁

昼飯 「美彩たむら」の日替わり弁当

晩飯 冷蔵庫の中身を集めたスパゲティ"Petit Chablis Billaud Simon 2014"、いちご、ロールケーキ"Seavas Regal Royal Salute 21 Year Old"

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 2016.0502(月) 反省会のあとの反省

過日、正確を期すなら昨月の23、24日に行われた、春日町1丁目役員親睦旅行の反省会に出席をするため、閉店時間の18時直前に店を出て、徒歩で数分の公民館におもむく。

会の冒頭は会計報告で、これは僕の仕事である。配付する資料は、決算書では細かいところまで知ることができないため、1行1データの金銭出納帳を人数分コピーして持参した。金銭出納帳とはいえたった2日間のことであれば、行数はそれほど多くはならない。お金の出入りの隅から隅まで報告をすることは、僕の性格からすると、気持ちの良いことだ。

会計報告が済めば、後ははこのあたりの言葉でいうところの「おだあげ」である。飲み物は4月の大祭で町内の祭壇に上げられた日本酒、肴は3月の総会のときに余った乾き物で、しごく質素に済ませた。このあたりも僕の好みである

ところで今日は食生活において恥ずかしいことをした。

1日におなじ食べ物屋に複数回の訪問をする。1日に複数杯のラーメンを食べる。このふたつが僕にはなぜか恥ずかしく感じられるのだ。そして今日は、店は異なるものの、昼も夜もラーメンを食べてしまった。反省をしなければならない。


朝飯 ほうれん草のおひたし、厚焼き玉子、昆布の沖縄風炒め、筍の淡味炊き、鮭と昆布のはさみ漬け、胡瓜の古漬け、メシ、蕨の味噌汁

昼飯 「ふじや」の雷ラーメン

晩飯 「食堂ニジコ」のお通しの鶏ともやしの炒め煮びたしチャーシュースーラーメン、麦焼酎「二階堂」(お湯割り)

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 2016.0501(日) 進化

この日記をワードプレスによるそれに変える提案を受けた。本職の意見には従う質だから同意をした。運用は多分、9月1日からになる。これからの3ヶ月間にすべきことは少なくない。

1.サーバの選定と契約
2.ワードプレスのインストール
3.デザインの決定
4.使い方の習得

3.のデザインについては今のところ以下が考慮の対象だ。

・現在の見た目をどこまで維持するか。
・トップに表示させるのは1日分か、数日分か、1ヶ月分か。
・カテゴリーごとのアーカイブは設けるか。
・facebook、twitter、instagramなど外部へのバナーは設けるか。
・現在の日記とのリンクはどうするか。
・その日記が収められている「清閑PERSONAL」とのリンクはどうするか。
・サイト内検索の範囲はウェブショップと日記で分けるべきではないか。

4.の使い方の習得についてはシロートとして特に以下が気にかかる。

・更新はローカルのファイルをサーバに転送するのか、オンラインで行うのか。
・月や年をまたぐときにすべきことは何か。

僕は活字中毒ではあるけれど、ビジネス書だけは読むことができない。それを読んで実益に繋げようと意図した瞬間から、文章が頭に入ってこなくなるのだ。日記も遊びだから書けている。商売の役に立てようなどと考えれば即、キーボードを打つ手は止まるだろう。

この日記がどのように進化するか、それを今から楽しみにしている。


朝飯 筍の炊き物、胡瓜の古漬け、鮭と昆布のはさみ漬け、トマトのサラダ、山椒の佃煮を薬味にした納豆、昆布の沖縄風炒め、メシ、揚げ湯波と筍と万能葱の味噌汁

昼飯 たまり漬「鬼おろしにんにく」で風味付けしたステーキ丼

晩飯 カキ菜のたまり浅漬け、鰆と銀鱈の西京焼き、鶏肉の漬け焼き、蕨を添えた筍の炊き物、胡瓜の古漬け、筍ごはん、参照の佃煮、「片山酒造」の「素顔」(冷や)

日光みそのたまり漬   たまり漬ヤフーショップ