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夜は明けた 起きようよ ねえ酒姫 酒をのみ 琴を弾け 静かに しずかに
相宿の客はひとりも目がさめぬよう 立ち去った客も、帰っては来ぬように
Omar Khayyam

 2006.0630(金) 出張校正

2時に目を覚まして枕頭の灯りを点け、「ボブ・ディラン自伝」 を開く。きのう感じた通り、頭脳が明晰でないときにこれを読むことは避けたい。「日本語版で読めば、それは所詮ボブ・ディランのもんじゃなく翻訳者の文章だろう」 と言われればそれまでだが、それにしてもこの本は、夜が明けたばかりの、街や森がいまだ冷たく湿り気を帯びているときにこそ読みたい。

二度寝をして5時に起床し、事務室へ降りてきのうの日記を作成する。また、溜めてしまうとその単調な作業に肩こりを募らせることになる、ウェブショップにご注文を下さった顧客の、メイルアドレスのデイタベイス化を行う。

7時前に居間へ戻る。朝飯はメカブの酢の物、春菊のおひたし、納豆、キャベツの油炒め、メシ、ワカメと万能葱の味噌汁

昨年の夏、ウチのたまり漬や味噌を原材料にしたアイスクリームを売り出す際、そのあまりの短期決戦ぶりに、レッテルのデザインは頼みつけの印刷会社に突入し、オペレイターが操作するコンピュータのディスプレイを見ながら行った。そして本日も急ぎの仕事を抱え、昨年と同じくガチャリンコンガチャリンコンと印刷機の音が響く中、オペレイターのトサキヨーコさんにあれやこれや細かい指示を出しつつ進物用 「たまてばこ」 に紐で結びつけるタグのデザインを決める

終業後、自由学園同学会のウェブペイジにおける 「もよおし」 のペイジを書き換える。また 「本酒会」 の、6月23日例会分のペイジを作成する

ここ何日ものあいだシャンペンを飲みたく思っていたが、晩飯のメニュがそれに合わず我慢をしてきた経緯があった。というわけで本日は満を持して2階のワイン蔵へ行くと、シャンペンは奥の床ちかくにマグナムが2本あるきりで他には見あたらない。「ひとりでマグナムは飲めねぇよ」 と立ち上がって数歩を移動し、ブルゴーニュの棚から "Corton Charlemagne Louis Jadot 1983" を引き抜き4階の居間へ行く。

北海道に住む家内のいとこが航空便で送ってくれた、グリーンアスパラガスの箱を開ける。同時に23年前の 「シャルルマーニュ大帝」 を抜栓する。

グリーンアスパラガスとホタテ貝のバター焼き、トマトとモツァレラチーズの冷たいスパゲティにてこの白ワインを飲む。その晩飯の最中に、年少の友人テシマヨーちゃんから 「来週、来られるんですよね」 と電話が入る。

僕の行動日程が、本人も知らないうちにウェブを伝って諸方へ飛んでいるらしい。ヨーちゃんは真面目な人だから、ヨタ話やエロ話をするために僕と会おうとしているわけではない。来月5日は湯島か神楽坂で長男とメシを食う予定にしていたが、そしてヨーちゃんは 「どこでも行きますよ」 と言いはしたが、「場所は、ヨーちゃんの会社のある新橋に変更だわな」 と考える。

「冷たいスパゲティは好きじゃないんだよ」 と次男がその皿を脇へどけるので、「いいから食えよ」 と強く注意をする。偏食は、僕の頭の中では無教養と同義である。

次男がスパゲティを食べ終えたところで入浴し、牛乳を150CCほども飲んで10時前に就寝する。

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 2006.0629(木) この文章はいいぞ

首尾良く3時前に目が覚めたため、そのまま起床して仕事場へ降りる。製造現場でひと仕事、事務室へ移動してひと仕事まではいかない0.5仕事ほどをすると6時になる。シャッターを上げ外へ出ると、日光街道を隔ててある 「大橋油店」 の、アールデコ調の白い建物の向こうから朝日が昇りつつある。小津の 「東京物語」 で笠智衆が 「綺麗な夜明けじゃった、今日も暑うなるぞ」 と言ったのは真夏のことだったのだろうけれど、いまだ梅雨明けをしていない本日も、なにやらかなり暑くなりそうな気配がする。

4階へ戻って仏壇に水やお茶や花、そして線香を上げる。居間にある、亡くなった人の写真に水を上げる。そして炒めたソーセージ、茄子の油炒め、メカブの酢の物、生のトマト、青唐辛子を薬味にした納豆、メシ、タシロケンボウんちのお徳用湯波と万能葱の味噌汁による朝飯を食べる

事務係ふたりが約90分の残業をしたきのうにくらべ、本日のギフト受注は割と楽に推移する。そのため午後より税理士事務所を振り出しに数ヶ所を回り、夕刻よりは 「加藤床屋」 へ行く。

初更、晩飯はすき焼きと聞いて本日の断酒を決める。「肉に砂糖をまぶしつける」 「煮ているにもかわらず、なぜその名に 『焼き』 の文字が入るのか」 という2点において、僕はすき焼きという料理を好まない。鍋の中から少しの肉、少しの豆腐、すこしの野菜を取り出し、これをおかずとしてメシ1杯半を食べる。晩飯に要した時間は僅々10分くらいのものだっただろうか。

次男が盛んに暑がるので 「暑かったらパンツなんか穿いてんじゃねぇよ」 と素っ裸になってみせ、腰にバスタオルを巻く。そして 「夏のあいだは下半身は腰巻、上半身はバスタオルを巻いた姿で過ごそうかな」 と考える。1982年にマドラスで買ったマドラス格子の腰巻は現在、3階のピアノに埃よけとしてかけてある。

いつもとは逆に牛乳を飲んでから入浴する。ベッドにて

「ボブ・ディラン自伝」  ボブ・ディラン著  菅野ヘッケル訳  ソフトバンククリエイティブ  \1,890

を開くと、その第1ペイジ目から、ポキポキ折れる短いセンテンスの、まるで散文のような文章に目を奪われて 「これをサラリとこなすのは勿体ねぇな」 と感じる。僕が寝床で本を読めば、活字を追ううち眠りに落ち、目覚めて先ほど読み終えた場所を探すの繰り返しで、これは確かに、消耗品以外の文章を読む姿勢ではない。

眠くなる前に本を閉じ、推定で10時前に就寝する。

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 2006.0628(水) 剥がさねぇか、普通

5時に目を覚まして 「人間コク宝」 を読み、5時30分に起床する。今朝すべき仕事はきのうの終業後に終えているからエレヴェイターを降りても新聞を取りに行くくらいのことにて、ふたたび4階へ戻る。

朝飯は生のトマト、ハムエッグ、納豆、茄子の油炒めと大根おろし、メカブの酢の物、メシ、大根と万能葱の味噌汁

このおかずでメシ2杯を食べると、昼になっても食欲は湧かない。しかしたとえそうであっても昼飯は食べる。「だったら昼飯、楽天で1番売れてるっつう豆乳クッキーダイエットにしちまってもイケるんじゃねぇか」 と考える。その一方で 「だけどな、なんで地球の上にいて宇宙飛行士みてぇなメシ食わなきゃいけねぇんだ、エサじゃねぇんだからよ」 とも考える。

夜、盛り場を歩いていると、チェーンのハンバーガー屋に満杯の客がいる。「みんな、そんなもん晩飯にして平気なのか?」 と問いたいが、しかし振り返ってみれば自分も 「サッポロ一番塩ラーメン」 が好きだったりするから人のことは言えない。

夕刻より所用にて宇都宮へ行く。ついでに 「サイクルショップ・カントウ」 へ寄り、"OGK" のヘルメットを買う。希代の不器用者だからサンバイザーは店主に付けてもらう。その仕事ぶりをかたわらで見ていて 「これ、自分で付けろと言われてもやっぱり無理だったわな」 と思う。

店を出ながらちらりと読んだ注意書きに、表面のマットブラックが剥離する恐れがあるから、ステッカーは絶対に剥がすなとある。ホンダフィットに乗り込むと同時に 「冗談じゃねぇよ、コノヤロー」 と、ヘルメットの表面にあった、製造元のブランドを示す3枚のステッカーを次々と剥がす。紅茶のポットを買って、そこに 「なんとかクリスタル」 というシールがあったら、それは剥がすのが普通ではないか。ヘルメットのマットブラックは剥離しなかった。

帰社してしばらくのあいだ仕事をし、7時に居間へ上がる。焼いた唐辛子とウチの 「ひしお」、白花豆、ほうれん草の胡麻和え、胡瓜とワカメの酢の物、秋刀魚の丸干しにて泡盛 「春雨カリー」 のお湯割りを飲む

入浴して牛乳を150CCほども飲み、9時30分に就寝する。

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 2006.0627(火) 湿熱

5時に目を覚まして 「人間コク宝」 を読み、5時30分に起床する。この時間に起きて何をするかといえば何もしない。外へ新聞を取りに行ったり仏壇の水やお茶を整えたり、きのう誘拐された大学生が無事に保護されたとか、村上世彰が保釈されたとかのニュースを見ながら家内とあーだこーだと話をする。

朝飯はふきのとうのたまり漬、トマト入りスクランブルドエッグ、刻みオクラの鰹節かけ、茄子の油炒め、胡瓜のぬか漬、納豆、メシ、タシロケンボウんちのお徳用湯波と万能葱の味噌汁

戦闘機が垂直に急上昇するように、始業直後から忙しい。「だから仕事なんてのは、人が寝てるときにしなくちゃハカがいかねぇよな」 と思う。あちらこちらに電話をして 「急ぎではないんですけど、いつごろ来られます?」 と、実質的には相手を急がせている物言いを、僕はよくするらしい。そうして何人もの人に仕事を依頼し、あるいは当方も仕事を頼まれる。

初更、茄子の炒りつけ、冷や奴、刺身湯波の薄味炊き、鮪の刺身にて泡盛 「春雨カリー」 のソーダ割りを1杯、続いて同じ泡盛のお湯割り1杯を飲む。食事中に突然の雷雨があって、窓からの風が涼しくなる。やがてその雨も上がる。

入浴して牛乳を150CCほども飲み、ベッドに横になるが蒸し暑くて眠れない。起きて事務室へ降り、1時間ほどを過ごしてふたたび寝室へ戻る。ウェブショップへの注文を転送された携帯電話が "You've got mail" と音を出す。その着信時間は11時39分だった。それから間もなく就寝する。

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 2006.0626(月) やっぱり原理主義者は偉い

1時30分に目を覚まして 「人間コク宝」 を読み、明るくなったころに洗面所へ行く。他の多くについてと同様、鳥についての教養も僕にはなく、夜明けと同時に家のまわりで鳴き始める幾種類もの鳥を、その鳴き声から特定することはできない。ただし、夏の朝の湿った空気の中で鳥の声を聞く気分には格別のものがある。二度寝をして6時30分に起床する。

朝飯は 「はれま」 の 「やさい」、ふきのとうのたまり漬、みょうがのたまり漬、梅干で食べる玉子の雑炊。

きのうの夕刻、ウェブショップの顧客へ宛てたメイルマガジンを書き上げた。これをいつ送ろうかと考え、その時期を本日の終業後と決める。メイルマガジンの発行は、受注係の頭数が手薄になるときに合わせてはいけない。同じくきのうの夕刻に 「第157回本酒会報」 を書いた。この送付先は別段お客様でもなんでもないわけだから、しばらくは放っておくことにする。なにより今の時期の僕は忙しい。

「保険業界へ転職した」 と、昨年の今ごろに訪ねてくれたカワハラセイジさんを下今市駅へ出迎え、「私も保険くらい入っておかなきゃ」 というオフクロに引き合わせる。話が存外に長引いたため、昼飯はカワハラさんと共に蕎麦の 「報徳庵」 で食べる。「蕎麦はやっぱり薬味なんか入れねぇで、モグモグと噛んで食った方が美味めぇな」 と思う。もっともコバヤシハルオ本酒会員のような原理主義者には、僕はほど遠い。コバヤシ会員は蕎麦だけを食べてつゆは用いない。

午後おそく、「日光野口病院」 にいるおばあちゃんをクルマで連れだし、十数キロのドライヴをする。病院に帰るとホールでの食事が始まろうとしていたため、車椅子をそちらへ向かわせると 「そこへは行かない」 と言う。僕の孤独愛好癖は明らかに、おばあちゃんからの遺伝である。看護師さんが部屋へ晩飯を運んでくれたため、それをおばあちゃんが食べる手伝いをする。

帰社してメイルマガジンを発行し、また製造現場で少しばかりの仕事をする。7時すぎにワイン蔵を経由して居間へ戻る。「今度はオレの晩飯だぜ」 と、"VOLNAY 1re Cru SANTENOTS 1985" を抜栓する。トマトとレタスとキュウリのサラダ、サーロインとフィレを半々にしたステーキを肴にこれを飲む。

入浴して牛乳を150CCほども飲み、9時30分に就寝する。

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 2006.0625(日) 人間工学

目を覚ましてしばらく後に携帯電話のディスプレイを開くと4時45分だった。起床して仕事場へ降り、いつものあれこれをする。事務室へ移動して以降もすることといえば、いつも通りのことである。

7時前に居間へ戻る。朝飯は納豆、鮭の昆布巻き、茄子の油炒め、胡瓜のぬか漬、大根おろし、メシ、タシロケンボウんちのお徳用湯波と万能葱の味噌汁

先日、本酒会場の "Casa Lingo" へ2000メートルの坂を自転車で下っていったとき、後輪ギヤの切り替えができず、速度を増そうすると、まるでジャンが鳴った後の競輪選手のように、ペダルを高速で回す必要があった。この現象を 「イチモトサイクル」 に訴えたところ、イチモトケンイチ本酒会長は早速にウチを訪ねてくれ、そして 「後ろのギヤは右のレバーで変えるんせ」 と、左のレバーばかりを操作していた僕に教えてくれた。

「ブレーキは右のレバーが前輪用で、左のレバーが後輪用ですよね。どうしてギヤの変速になると左右が逆になるんですか、それって人間工学的に優れませんよね?」 と僕は疑問を呈したが 「ギヤは普通、右が後ろで左が前ってことになってんだわ」 とのことにて、これは自分を慣らすしかないらしい。

ウチの店舗のシャッターは2枚あって、右のシャッターを動かすにはふたつ並んだ左側のスイッチ、左のシャッターについては右側のスイッチを操作しなくてはならない。「こんな間抜けな配線、いったいどこのどいつがしたんだ?」 とウンザリしながら、しかし 「いいやな、今のまんまで」 とオヤジも社員も言うから20数年のあいだ、この馬鹿ばかしい配置に従ってきた。普通の神経の持ち主なら、これはまことに気持ちの悪いことと思うが、そう思う僕が神経質すぎるのだろうか。

ドアの取っ手の中心に取り付けられた鍵が、縦位置でロックなのか横位置でロックなのか、その統一もウチでは為されていず、これも大いに面白くない。そういえば、コンピュータのテンキーや計算器と、プッシュフォンのそれとでは、数字の配列が上下逆になることについても僕はウンザリしている。

夕刻になってピザが食べたいと次男が懇請をしたため、食卓には薄い段ボール箱に入った2色のピザが届けられた。家族のうち僕だけは刻みオクラの鰹節かけ、イカ納豆、冷や奴、胡瓜のぬか漬、冷やしトマトにて泡盛 「春雨カリー」 のソーダ割りを飲む

入浴して牛乳を150CCほども飲み、9時30分に就寝する。

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 2006.0624(土) 悪書

部屋の中にはいまだ早朝の青さはなく、なにも見えない。携帯電話のディスプレイを開くと時刻は3時をすこし回ったところだった。洗面所へ行き顔を洗い、ベッドへ戻って

「人間コク宝」  吉田豪著  コアマガジン  \1,600

を開く。ペイジを繰り始めればすぐに理解できるが、これは思春期の子供などには決して読ませてはならない悪書だ。そしてこのような本を、僕は思春期のころから多く読んだ。

二度寝をして5時に起床する。仕事場へ降りていつものあれこれをし、事務室に移動してはきのうの日記を作成したり、あるいは顧客からのメイルでの問い合わせに返信を送ったりする。

朝飯は鮭の昆布巻き、納豆、メカブ、ほうれん草の油炒め、メシ、舞茸の天ぷらと万能葱の味噌汁。そのひとつひとつが実に美味い。製造係のオオシマトキオさんは、朝飯を食べない人間を極端に嫌う。土方出身の田中角栄は朝の一膳飯を避け、必ずお代わりをしたという。一膳飯を避ける例は噺家にも見られるが、なにか縁起に関わることがあるのだろうか。

と、これを書きながら 「土方」 という漢字を僕のワードプロセッサが変換してくれないことを知る。自分で辞書登録した 「ワードプロセッサが変換してくれない言葉」 はいくつもあって、それは例えば 「屠殺」 や 「下司」 といったものである。

初更、隠元とエリンギのバター炒めを添えた豆腐混じりのハンバーグステーキに大根おろし、それぞれ刻んだ大葉、万能葱、茗荷を大量に添え、酢醤油をかけまわして食べる。メシ2杯をこなしてお酒は飲まない

繁忙期のとば口にて、製造現場に降りて少々の仕事をする。定刻に30分遅れて春日町一丁目の公民館へ行く。いよいよ近づいた夏のお祭で各戸に配るお札の外紙に、いつの間に作ったのか 「春日壹青年会渡御印」 のハンコを押す。またその表に 「瀧尾神社八坂祭」、裏に 「春壹」 と焼き印を押した檜の札に紅白の紐を通す。これはお祭の期間中、関係各位の首から下げられることになる

作業終了後は出席した5人で雑談となるが、本日は断酒日のため冷えた缶ビールや乾き物によるおつまみには手は出さない。

10時前に帰宅して入浴し、牛乳を180CCほども飲む。寝室へ入って「人間コク宝」 を読み、推定で10時30分に就寝する。

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 2006.0623(金) もう届いたよ

起こされたのか自分で起きたのかは忘れたが、とにかく3時に目を覚まして起床する。ワールドカップの日本対ブラジル戦が始まったのは4時のころだっただろうか。「サッカーの点は、自分が観ていないときにのみ入る」 とは僕にまとわりついて離れないジンクスのひとつで、だから日本のために一肌を脱ぐ気分で事務室へ降りる。

きのうの日記を作成するなどして居間へ戻ると、点はブラジルの方に多く入っていた。

試合が終わって後は仏壇の水や花を整え熱いお茶を飲み、また新聞を読む。朝飯はオニオンスライスとワカメの鰹節かけ、納豆、網焼きにした 「甘い唐辛子」、トマト入りスクランブルドエッグとキャベツの油炒め、メシ、タシロケンボウんちのお徳用湯波と万能葱の味噌汁

午前、今月15日にスイスのウェブショップを訪ね発注した、"FREITAG" のトートバッグが届く。材料として用いられている、トラックの使用済み幌は分厚く、いかにも頑丈そうだ。「手に提げなくてはいけない」 という点においてトートバッグは好まないが、このモデルに限っては中にショルダーベルトが隠されているから問題はない。「新品などもったいなくて使えない」 という僕の気質に対し、この製品の持つ 「新品なのに中古品」 という特質は心地良い

終業後にもうひと仕事してズボンをテニスパンツに履き替える。届いたばかりのトートバッグを首から斜めがけにし、製造係のマキシマトモカズ君から譲り受けたマウンテンバイクに乗って "Casa Lingo" へ行く。「第158回本酒会」 はすこし長引き、途中ですこし眠る。

100メートル進むごとに標高が3.75メートル上昇する2000メートルの道を、酒気帯び無灯火ノーヘルメットで駆け上がる。

帰宅して入浴し、牛乳を150CCほども飲んで11時前に就寝する。

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 2006.0622(木) 夜が長くなる

2時30分に目を覚まして枕頭の灯りを点け、「ワールドカップが夢だった。」 の最終ペイジまでを読む。これは 「ドーハの悲劇」 を含む勝負の内幕にも触れた本で、サッカー好きならたとえあした日本代表が負けてからでも損はしないから、これを買うべきだ。

二度寝をして5時に起床し、事務室と居間のあいだを往復する。朝飯はスクランブルドエッグ、ハムの油炒め、生のトマト、「はれま」 の 「やさい」、納豆、メカブの酢の物、メシ、タシロケンボウんちのお徳用湯波と万能葱の味噌汁

次男が夏休みに入ったら一緒に自転車に乗ろうと考え、イチモトケンイチ本酒会長に来てもらう。次男と僕の自転車を 「イチモトサイクル」 の軽トラックに載せ、整備をしてくれるよう頼む。夏は刻々と近づいているものの、否、「ホトトギス季寄せ」 によれば既にして5月より夏に入っているはずだが、いまの梅雨どきの気温に夏は実感しづらい。

そういえばきのうが今年の夏至にあたり、これはいつも思うことだが梅雨の最中の夏至とはどうも納得がいきかねる。いわゆる夏というものに対する僕の感覚からすれば、1年のうち昼の最も長い日は、できれば旧盆あたりに来ていただきたい。6月の下旬から徐々に夜が長くなるとは、なんとも寂しい話ではないか。

夕刻に思い出して、とり急ぎA4の紙2枚をプリンタから出力する。その2枚をひと組として20部コピーし、「とんかつあづま」 へ持参する。ウチでは繁忙期の前には社員と一緒にメシを食い、資料を配付してこれから数ヶ月間の奮励努力を要請することにしている。

社員の前には銘々の 「ロースカツ大」 とか 「ヒレカツ大」 とか 「盛り合わせ」 などが並ぶ。僕は串カツを注文し、焼酎グラスに満杯の氷、そこに縁まで満たした生の焼酎を2杯だけ飲む。大根と胡瓜の漬物、メシ、味噌汁にて締める

帰宅して入浴し、いったん寝て10時に起きる。事務室へ降りて 「Yahoo!オークション」 で2品を落札する。

寝室へ戻り、11時前に二度寝に入る。

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 2006.0621(水) 街灯

4時に目を覚ましてそのまま起床し、仕事場へ降りていつものあれこれをする。その後に事務室へ移動してきのうの日記を作成し、メイルでの問い合わせに返信を送るなどする。

6時30分に居間へ上がる。朝飯はほうれん草の油炒め、生のトマト、メカブの酢の物、納豆、あさりの佃煮、メシ、シジミと万能葱の味噌汁

9時すぎに届いた郵便物に 「東京電力」 からの 「電気料金等領収証」 が2通あり、その一方の内容につきある疑問が生じたため早速に問い合わせてみると、これはウチが公道を照らすために設置した街灯の電気料だという。その街灯が一体どこにあるのか教えて欲しいと返すと、担当から連絡させるからいましばらく待って欲しいと、電話はいったん切れた。

午後、その担当者が来社して説明するところによれば、この40ワットの街灯は1956年12月27日に設置され、1959年に更に40ワットが増設されたという。差し出されたファイルには50年前の書類が挟み込まれていたから、「東京電力」 の資料保管能力には大いに感心をした。しかしウチの土地は日光宇都宮道路へ延びるバイパスにより1974年にかなり削られ、当時の建物は残っていない。

結局、今後の請求はしないこと、これまでに払い込まれた料金の返却はできないことを伝えられて一件落着する。「あの金で何が買えたか」 は村上龍の本の題名だが、「この電気料で何が食えたか」 と僕は考える。ニューヨークやパリは無理としても、バンコックのオリエンタルホテル旧館メゾネットに1泊し、チャイナタウンの鍋屋でスキヤキを食うくらいは、往復の航空券も含めていけたのではないか。

次男の希望により晩飯はカレー南蛮鍋になる。僕には辛さが足りないため、取り皿に 「百徳食品公司」 の辣椒油を垂らすと、それまでの 「日本料理」 が一変して、香港島の皇太后道に1983年まではあった 「カリーガウチャ」 のカレーの雰囲気になる。最後、鍋に残ったカレー汁をメシにぶっかけると、今度はヴァラナシ駅前の、まるで焼け跡闇市のような場所で食べたマトンカレーを思い出した。食後に葡萄を食べる

入浴して何も飲まず、9時30分に就寝する。

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 2006.0620(火) もうすこし勝てそうなもんだろう

3時30分に目を覚まして 「タイ怪人紀行」 を開き、これを読み終えて二度寝をする。5時30分に起床して仕事場へは降りず、お茶が飲みたいから先ず仏壇を整える。僕には宗教心のかけらもないが、しかし仏壇や、居間にあるおじいちゃんや家内の母の写真に水を上げてからでなくては自分の湯飲みにお茶を注ぐ気はしない。

宗教心といえば、参拝客から金を取って鐘楼の鐘を突かせていた寺の住職に金を取る理由を質し、「この鐘の音はご先祖様のいる極楽まで響きます」 との答えに 「お前、自分でそれを聴いてきたのか?」 と恫喝した今東光の挿話はかなり好きだ。

仏壇にはきのうよそから戴いた葡萄もお供えをする

朝飯は温泉玉子、ブロッコリーの油炒め、白菜キムチ、納豆、メカブの酢の物、メシ、キャベツとワカメと万能葱の味噌汁

普段は会社にいる僕としては珍しく、仕事で街なかのあちらこちらへ行く。本日はオヤジの月命日にて、その合間に墓参りをする。きのうは昼飯に思わず 「ラーメンフジヤ」 の冷やし味噌ラーメンを食べに行ってしまったほど蒸し暑かったが、今日の気温はそこまでは上がらない。ただし昼飯にはやはり冷たいラーメンを、しかし今日は家で食べる。

同級生ヤハタジュンイチ君の、昨年の暮に急な病を得て亡くなった奥さんのお葬式の帰り、西船橋の駅でアカギシンジ君にもらった

「ワールドカップが夢だった。」  杉山茂樹著  赤木真二写真  ダイヤモンド社  \1,680

を初更、漢字練習の宿題をする次男の横で読む。

40ペイジを目前にしてにわかに面白さを増す文章に目を走らせながら、ワールドカップ出場国の中で1、2位を争う年間予算を与えられる日本サッカー協会を持ち、同じく出場国の中で5本の指に入るほど多くの人口を持つ日本が、どうしてたとえばソ連の崩壊により生まれた小国にサッカーで勝てないのか、そこのところをアカギ君に訊こうとして、しかし顔を合わせれば酒を飲んでそんなことは忘れてしまう。

訊けばアカギ君のことだから "spirit" だの "blood" だの、そういう抽象的なことは言わないはずだ。古橋廣之進がプールのカエルを食ってタンパク質を補給した時代とは違うのだ。「金と人があるならもうすこし勝てそうなもんだろう」 と思う。今大会の日本代表の惨状を見て最も腹を立てているのは 「電通」 かも知れない。

春雨サラダ、ニラタマ、焼売、鶏肉の酢豚風にて炊きたてのメシ2杯を食べ、飲酒は避ける。

入浴して牛乳を150CCほども飲み、事務室へ降りて 「Yahoo!オークション」 で3品を落札する。それにしてもインターネットのオークションに品物を出す人は、どうしてそろいも揃って夜中にその設定作業をするのか。締め切りの時間もそれに従って夜中になるから、僕のような早寝は早起きの者にはネットオークションはすこぶる使いづらい。

エレヴェイターを上がって寝室へ行く。「ワールドカップが夢だった。」 をすこし読んで0時前に就寝する。

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 2006.0619(月) 檜枝岐の岩魚

目を覚まして枕頭の携帯電話を開くと、時刻は2時30分だった。はたと思いついて起床し、3時から仕事場に入る。4時30分に居間のある4階へ戻り、洗面所の窓を開けると、空は晴れて何日かぶりの山が見える

二度寝をして6時に起床し、あれやこれやしているうち30分が経つ。朝飯は 「はれま」 の 「やさい」、胡瓜の塩もみ、鰻の蒲焼きによるお茶漬け

始業前にコンピュータの電源ボタンを押し、「コンピュータが起動するあいだに読む本」 を事務机右手の本棚より取り出して読む。「夜や早朝に寝床で読む本」 「電車での移動中と移動した先において読む本」 「飲み屋で読む本」 を区別する基準は自分なりにあって、この振り替えを誤ると、飲み屋に滞在した90分のあいだにたかだか3行しか進まない、ということも発生する。

昼前、「檜枝岐で釣ったんですよ」 という綺麗な岩魚5尾を届けてくれたコーセン先生に、お礼と共に 「行くまでが大変だったでしょ」 と話しかけると 「どうせ遊びだから」 との返事があって、確かに 「どうせ遊び」 なら、僕だってチュニジアあたりまでは軽く行けるだろう。更に僕の場合、釣りなどという労働はせず、いつも通りの本読みと酒飲みだけだから、行った先でも楽なものである。

初更、その岩魚、ピーマン、鶉の卵、グリーンアスパラガス、エリンギ、ソーセージのフライ、ポテトサラダにて泡盛 「春雨カリー」 を生で2合ほども飲む。

入浴して牛乳を150CCほども飲み、9時30分に就寝する。

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 2006.0618(日) 8年間も欲しいもの

5時前に目を覚まして 「タイ怪人紀行」 をすこし読み、5時に起床する。仕事場へ降りていつものあれこれをし、7時前に居間へ戻る。

朝飯は納豆、鮭の昆布巻き、ハム、炒り卵、ブロッコリーの油炒め、メシ、玉葱と豚肉の味噌汁

テレビに流れるコンビニエンスストアのコマーシャルに影響されてか、あるいは毎朝のニュースを見てか、サッカー日本代表のユニフォームが欲しいと次男が言うので 「買わない、買わない、ゼッタイ買わない。欲しいのはワールドカップの最中だけで、これが終わればすぐに飽きちゃうんだ、どうせ」 と諭しながら、僕は8年前からクロアチアのユニフォームが欲しくて仕方がない。8年間も欲しいのだから 「どうせすぐに飽きちゃうんだ」 はないけれど、サッカー右翼に喧嘩を売られてもいけないからクロアチア以外のどこへもそんなものを着ていくわけにはいかず、だからこれを買わずに8年が経ってしまった。

数日の講習を経て本日、フォークリフト運転技能者の資格を取得した販売係アキザワアツシ君に晩飯をご馳走をするため、終業後に焼肉の 「大昌園」 へ行く。計5人でタン塩、ホルモン、ミノ、子袋、カルビ、オイキムチ、モヤシナムル、石焼きビビンバ、テグタンラーメンとメニュを飛び石縦断し、検査のための採血をきのう済ませた僕はレヴァ刺し2人前をひとりで食べる

クロアチアのユニフォームが欲しいのはデザインが好きだからで、特にクロアチアのサッカーティームを応援しているわけではない。帰宅して入浴し、ワールドカップ日本対クロアチア戦のテレビは見ずに9時30分に就寝する。

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 2006.0617(土) 忍耐力

5時前に目を覚まし、10分後に起床する。仕事場へ降りてあれやこれやし、7時前に居間へ戻る。お茶を淹れ、線香2本と共に、既にして水や花は整えられている仏壇にお供えをする。叔父の葬儀のとき、四十九日のあいだは故人のため普段よりも1本多い線香を手向けるようお坊さんに言われたが、その四十九日もそろそろ満期ではないかとカレンダーに目を遣る。

朝飯はピーマンとソーセージの油炒め、目玉焼き、焼き海苔、納豆、白菜キムチ、メシ、豆腐と万能葱の味噌汁。からだの諸々を調べるための採血が本日は控えているから、このうちソーセージと目玉焼きは他の皿に排除する。そしてメシ2杯を食べ終えたところで 「血液検査の朝ってのは、たしか絶食しなくちゃいけなかったんだよな」 と気づくが既にして遅い。

朝は家内がテニスコートに送って行った次男を、昼過ぎに迎えに行く。採血は午後に行うこととして昼飯は抜いた。昼飯を食べなくてもさして腹が減るわけではなく、だから 「体重を減らすには、こういう食生活も悪かねぇなぁ」 と考える。また 「メシを抜くだけじゃぁ、脂肪じゃなく筋肉が落ちるだけかも知んねぇなぁ」 とも考える。

早朝、店舗の駐車場に出て外の空気を吸っていると、腕を大きく振って歩いている人がよく目につく。その歩き方は散歩とは明らかに異なり、健康のための歩行なのだろう。僕はそういう運動にはすぐに飽きてしまうから、本を読みながら歩いてはどうか。しかし試してみれば分かることだが、本を読みつつ歩けば胸は狭まり背中は曲がり、歩幅も狭くなるからやはり、そんなことをしても健康の役には立たないように思われる。

今朝届いた新聞に、一流のアスリートに最も必要なのは、反復練習に飽きない忍耐力だと書いてある。マイケル・ジョーダンは現役時代に1日8時間のシュート練習を欠かさなかったと文章は続いているが、それは単にマイケル・ジョーダンが、シュートの練習を好んだだけのことではないか。忍耐力だけで、人は果たして朝8時から昼飯の1時間を挟んで午後5時までシュートを打ち続けることができるだろうか。

今の季節、笹にごりの瀬に腰までつかり、早朝から夕刻まで鮎を釣る人がいる。その人は忍耐力を以てそうしているのだろうか。僕の目には明らかに、釣りが好きだからそうしているように見える。そして僕にはもちろん、シュートの練習も魚釣りも、また健康を目的とした早朝の歩行もできない。

午後、おばあちゃんをホンダフィットに載せて、まるでルソーが描く密林のような色をした木々、乾いてもいず湿ってもいない風の中を数十分のドライヴに出かける。おばあちゃんはまた、"Chez Akabane" のワインゼリーひとつをオヤツとして食べた。

本日も夏のお祭に関する町内の集まりがあって、そういう日はこれまで格好の断酒日となってきたが、今回はその不文律をすこしばかり崩して鰻の 「魚登久」 へ行く。鰻屋へ行って酒を飲まない手もあるが当方は子供ではない。「片山酒造」 のカストリ焼酎 「粕華」 を注文し、肝焼きと鰻丼にてこれを飲む

町内の会議では始まっていくらも経たないうちに眠ってしまい、しかし自分が発言すべき場面では不思議と目が覚める。いくつかのことがらにつき説明をし、またいくつかの要請を受けて配られた日程表に書き込みをする。

8時30分に帰宅して入浴し、ビールを350CCほども飲みつつ 「タイ怪人紀行」 を読む。10時前に就寝する。

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 2006.0616(金) するとにわかに

深夜1時30分に目を覚ます。人の気配のする居間へ行くと家内がワールドカップの予選をテレビで見ているところだった。すぐに布団へ戻ったが眠れず、4時から 「タイ怪人紀行」 を読んで5時に起床する。

仕事場へ降りていつものよしなしごとをし、7時前に居間へ戻る。朝飯は鮭の昆布巻き、納豆、ほうれん草のおひたし、メカブの酢の物、メシ、タシロケンボウんちのお徳用湯波と万能葱の味噌汁

旧市街に降る雨こそ大したことはないが、今市地区の南東に住む人が来て 「さっきは家が流されるんじゃないかと思ったよ」 と言う。その鬼怒川に沿った地域には夏、まるで帯のような狭い範囲に土砂降りが集中することを、僕も何度か経験したから知っている。そしてその帯からわずか数十メートルほども離れれば、写真のように焼き付けられてしまうのではないかと思われるほどの濃い影が、太陽で熱せられた地面に黒く模様を作っているのだ。

夕刻、空を平らに覆った雲の北西側にわずかな隙間ができて、そこから日光の山がわずかに見える

メシの上に焼いた豚肉の薄切りを並べ、茗荷と万能葱のみじん切りを振った豚丼を食べて飲酒は避ける

7月に本番を迎える 「大御輿を担ぐ会」 の会議へ出席するため、7時すぎに春日町1丁目の公民館へ行く。8時30分ころより徐々に眠くなり、9時を回ったところで睡眠活動に入る。御輿を担ぐ人たちの締め込みに話題が移ったところで中座し、家に帰る。

そのまま眠ってしまいたい衝動を抑えて入浴し、牛乳を150CCほども飲む。するとにわかに目が冴えてきたから 「タイ怪人紀行」 を読んで11時ちかくに就寝する。

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 2006.0615(木) 買っちゃったよ

4時から読み始めた 「オール3の思想 - 黒田少年の通知簿」 を5時に読み終えて起床する。仕事場へ降りていつものよしなしごとをし、7時前に居間へ戻る。朝飯はほうれん草の油炒め、マヨネーズ入りスクランブルドエッグ、焼き海苔、納豆、メカブの酢の物、メシ、シジミと万能葱の味噌汁

数十日間も下げ続けた日本の株式市場にようやく、あるいは関係者の希望的錯覚に過ぎないかも知れないが底打ち感が出てきたことによるものなのだろう、複数の証券会社から営業の電話が入る。同じような電話は他の業種のあちらこちらからもあって、そのうちのひとりに説教をすると、若い相手は不機嫌そうに、しかし一応は返事をしてから電話を切った。「数打ちゃ当たる」 式の営業電話に、いったいどれほどの効果があるのか。「しかしまぁ、効果があるからやってんだろうなぁ」 とも思う。

「優れた商品さえ作れば、それは売り込みなどしなくても、水が高い方から低い方へ流れるように売れるはず」 と信じたい。しかし 「優れていても、宣伝をしなくては売れない商品」 も世には多く存在するから悩ましい。なお 「優れない商品でも、それを無理やり流行らせれば売れてしまう」 例は街やテレビにあふれているが、それが流行っているあいだは、そのつまらなさにはなかなか気づかないものだ。

いくらしつこく売り込みを受けても欲しくないものは欲しくない。一方、おととい 「伊東屋」 で見た、トラックの荷台に使用した幌によるバッグへの物欲は去らず、きのう今日とスイスのウェブペイジを訪ねて遂に、大きなトートバッグ1個を注文してしまう。ウェブショップでは生地の裁断から始まるオーダーメイドも可能だが、既製品から気に入った色柄を選んだ方が、自分にとっては間違いがすくないように思われたからそうした。"BUY" ボタンをクリックすると同時にブラウザには

Thank you, your order is on the way to the Freitag Photoshop. We will do our best to wrap your bag as soon as possible. Your personal data will be handled with care.

のメッセイジが立ち上がり、直後にメイラーを回すと早速

Dear takuya of 487 imaichi somewhere in JP, proud future owner of F-34530
Thanking for shopping with Freitag! Within 48 hours Tamara, Maria and Alice of the Freitag INN Davos will be licking your postage stamps and your bag is on it's way. Enjoy! (If you've placed your order using the payment in advance option, we'll be sending you an email with detailed information shortly.)
Much love, The Freitag_Team Davos
Time for delivery: Switzerland: 2-3 days EU-Countries: 5-8 days Others: 10-15 days

の案内が届いた。それはさておきこの受注確認書にある送付先住所の "487 imaichi somewhere in JP" とは、個人情報の保護を考えてのテンプレイトだろうか。

初更、次男が 「月刊コロコロ」 を読む隣で

「タイ怪人紀行」  ゲッツ板谷著  スターツ出版  \1,260

を開く。それから30分の後に泡盛 「春雨カリー」 のお湯割りを作る。温泉玉子と刺身湯波のだしかけ、ほうれん草と海苔のおひたし、蛸のおろし胡瓜和え、鯛とシメジと長葱の味噌味フォイル焼き、それだけでは足りずに納豆も加えてそのお湯割りを飲む

入浴して何も飲まず、推定で10時前に就寝する。

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 2006.0614(水) 朝めし屋

5時前に目を覚ます。やがて長男の部屋から目覚まし時計の音が聞こえてくる。「それがどうした」 を数ペイジ読んで起床する。二日酔いはしていないかと長男に訊くと、4時にいちど目を覚ましたときには昨夜の余韻もあったが、それから1時間を経た今は何ともないと言う。冷蔵庫から冷たいミネラルウォーターを出して飲みつつ、きのうの日記の途中までを書く。

6時40分、シャツのアイロン掛けをしている長男を残して甘木庵を出る。この季節をよく感じさせる鬱蒼とした緑の下を歩いて湯島天神下から地下鉄千代田線に乗る。千住も、青果市場の方へ行けば早朝から営業する良い食堂があるだろう、しかし駅の中、駅の近くにそのようなメシ屋はいまだ発見できていない。

「せめて小諸そばくらい、あって欲しいよなぁ」 と考えつつプラットフォームの立ち食い蕎麦屋で天ぷら蕎麦を食べる。7:40発の下り特急スペーシアに乗り、9時20分に帰社して仕事に復帰する。傘を差さなくても歩けるほどの雨が降っている。

初更、トマトと胡瓜とレタスのサラダ、八珍豆腐、鶏レヴァとニラとモヤシの油炒めにて泡盛 「春雨カリー」 のお湯割りを飲む。今夜に限って "RICOH GR DIGITAL" のピントが合ってくれない。いや今夜だけではない、きのう "Computer Lib" ちかくの蕎麦屋で昼飯を食べたときにもそうだった。このカメラについては合焦の不具合があちらこちらから報告されている。「先月に続いて今月も修理なんことになったらいやだなぁ」 と考えつつディスプレイのぼやけた画像を見る。

入浴して牛乳を150CCほども飲み、10時前に就寝する。

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 2006.0613(火) 銀座で2軒

4時に目を覚まして 「オール3の思想 - 黒田少年の通知簿」 を読み、5時に起床する。仏壇の水、お茶、花を整え線香を上げる。居間の2個所にある、亡くなった人の写真にそれぞれ水を上げる。それから仕事場へ降り、メイルにエクセルのファイルを添付したご注文などを処理して1時間後に居間へ戻る。朝飯は3種のおにぎり。

下今市駅発7:04発の上り特急スペーシアに乗ると、ほぼ2時間後には神保町に着く。"Computer Lib" にてウェブショップに関わる仕事を、社員のマハルジャン・プラニッシュさんと行う。午後は小川町に移動して、むかしよく一緒に勉強をしていた、そしてそのころに勤めていた電気工事会社から数年前に外資系の保険会社へ転じたカワハラセイジさんと会い、あれやこれやと教えてもらう。

小川町から淡路町まで歩いて地下鉄丸の内線に乗り、銀座で地上へ出る。「教文館」 を経由して 「伊東屋」 へ行き、調べものをする。「伊東屋」 の3階に "FREITAG" のメッセンジャーバッグがかなりの場所を取って重ねてある。新品にもかかわらずかなり目立つ擦り傷は、これがトラックの使用済み幌と廃車のシートベルト、自転車の古チューブにより作られたリサイクル商品だからだ。同じものはひとつとしてないそれらからひとつを選ぼうとしている自分に気づいて 「そんなことをしたら、また家にモノが増える」 と、その物欲を押しつぶす。

数寄屋橋の交差点にて6時に長男やその同級生と会う。昨夏、長男を通じて世話になったふたりの若い人に晩飯をご馳走する約束をしていて、しかしそれは実行されないまま1年ちかくが経ってしまった。僕も含めた4人で 「おぐ羅」 の暖簾をくぐり、梅原龍三郎の絵の前の席に着く。そろいも揃って好青年、しかも20歳になったばかりにもかかわらずみな酒に強い。100分のあいだに幾皿か知れない料理、何杯か知れないお酒を飲む。締めのオデンは好みのものを小鍋に取り分けてもらい、これをもう一度繰り返す。

二次会は西五番街5丁目の "GOOD TIMES" にしようと考え旧電通通りを渡っていくと、みゆき通りとの角に見慣れた古い建物がそっくり無くなっているから近くの路地を折れ、"Lupin" への階段を降りる。女主人に 「お久しぶりです」 と言われ 「そうなんだよ、最近、ぜんぜん遊んでねぇんだよ」 と感慨を深くする。

オールドパーのロブロイをオンザロックスで注文し、数時間前に 「菊水」 で1本だけ仕込んだ葉巻を吸う。「しかし君ら、酒には異常に強いな」 と感心しつつ口には出さない。長男の同級生に阿呆と思われてはいけないから、同年代のオヤヂ連中とするようなヨタ話エロ話のたぐいはできない。若い人たちの聴き役になって2杯目も同じものを飲む。

0時まで数十分を残して甘木庵に帰着する。入浴して牛乳を180CCほども飲み、読みかけだった伊集院静の 「それがどうした」 をすこし読んで0時すぎに就寝する。

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 2006.0612(月) 中古品のススメ

夜半に目を覚ます。居間へ行くと時刻は0時30分で、テレビはワールドカップの予選を中継していた。膠着した試合に飽きた家内が他のチャンネルをひと通り巡回し、元に戻ってみると、一方がちょうど先取点を入れたところだった。我々のまわりにはさまざまなマーフィーの法則がある。「サッカーの点は、自分が見ていないときにのみ入る」 というのも、そのうちのひとつに他ならない。

寝室へ戻って 「オール3の思想 - 黒田少年の通知簿」 を読み、二度寝をして5時に起床する。仕事場へ降りてのよしなしごとの最中にメイラーを回し、ブラウザを開く。きのうの終業後、Yahoo!オークションに27,000円で札を入れた荒木経惟の 「食事」 は、誰かが35,400円で落札していた。

朝飯は塩昆布と梅干しのたたき、鮭の昆布巻き、ベーコンエッグ、ピーマンの油炒め、納豆、生のトマト、メシ、シジミと万能葱の味噌汁

様々なデジタル機器に合わせて出来の良い革ケースを作る 「丑や」 のヤスダさんから1年ぶりくらいにメイルをいただいたのは、1週間ほど前のことだっただろうか。この日記に 「ドゥカティ」 の文字を見て久しぶりにメイルを書いたこと、今年のはじめに 「スズキ」 の 「チョイノリSS」 を購入し、すぐに取りかかった改造についてのペイジを開いたことなどがそこには記してあった

ずいぶんとむかしのことから思い起こしてみれば、僕は自動車の免許証を取って以来、2台のドイツ車と6台のイタリア車を持ち、あるいは乗り継いだ。そのうち新車での購入は2台、残りの6台は中古によるもので、年を経るに従って、今月6日の日記にも書いたが 「新車は購入した瞬間から色あせて、次第にその存在が疎ましくなる」 という、自分の癖に気づくようになった。

僕は自分でも呆れるくらいの不器用者で、だからクルマの改造などは考えたこともないが、今後なにかを新品で購入した際にはヤスダさんのような人に預け、適当に練れてから、あるいはヤレてから引き取ると、新品に付きものの 「つまらなさ」 を感じることなく愛用し続けられるような気がする。そしてことによると赤瀬川原平の最新刊 「祝! 中古良品 - アカセガワ版養生訓」 は実に、このあたりのことを人に置き換えて考えたものではないか。

夕刻に 「晩飯、なに?」 と訊いて 「あるもの」 と答えが戻るとガッカリする。「あるもの」 すなわち 「あり合わせのもの」 との連想が働くためで、それに 「あるもの」 という情報だけでは、一体どんなお酒を飲むべきかの決定もできない。

茄子の炒め煮びたし、絹さやと豆腐の玉子とじ、底にスパゲティを仕込んだハムとレタスと胡瓜のサラダ、ひとくち鯵の干物に粉を振って唐揚げにしたもの、焼売、白菜キムチにて泡盛 「春雨カリー」 のお湯割りを飲む。今夜の 「あるもの」 は美味かった

入浴して牛乳を150CCほども飲む。寝床にて 「オール3の思想 - 黒田少年の通知簿」 を読もうとするが眠くて仕方がない。本を腹の上に乗せたまま、推定で10時前に就寝する。

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 2006.0611(日) 手帳

4時目を覚まして 「オール3の思想 - 黒田少年の通知簿」 を読み、5時に起床する。いつもどおりに仕事場であれやこれやし、7時前に居間へ上がる。昨夕の西の空にはどんよりとした雲があって、その雲と山との境に辛うじて紅い落日が見えた。夜半より雲の勢力が増したのだろう、今朝は雨が降っている。

朝飯は胡瓜のぬか漬、トマト入りスクランブルドエッグ、白菜キムチ、納豆、塩昆布と梅干しのたたき、メシ、タシロケンボウんちのお徳用湯波と万能葱の味噌汁

コンピュータによるスケデュール管理を始めるまでは手帳を持っていた。というよりも、コンピュータによるスケデュール管理を始めたとたん、手帳は自然と使わなくなった。しかし常にコンピュータを携帯するわけではないからメモが必要なときもある。手帳はもはや持ってはいない。そのようなときには要点のみを記憶し、忘れてしまえば覚えていそうな人に電話をして教えてもらう、ということをこの十数年は繰り返してきた。

半年ほど前からはさすがにそれではまずかろうと考え、「便利なんだよね」 と人から言われるウチのカレンダーを、メモや記憶の代わりに使うこととした。これはバインダーに固定して事務机の右側に立てかけてあるから、顧客や取引先から電話があったときにも一目瞭然で悪くない。ただしバインダーに挟んだB4サイズのカレンダーは持ち運びには適さず、だから外へ出る際には、このカレンダーの今月分と来月分のみをコピーしてポケットへ入れようと目論んで果たせない。

外出のたびにカレンダーをコピー機にかけるのは面倒だ。だったら1月から12月まであるカレンダーをカッターで切り離し、その今月と来月の分くらいをそのつど持参したらどうか、しかしこれも考えただけで実現にはほど遠い。

1.手帳がかさばってイヤなら、せめて紙と鉛筆だけは持ち歩く。
2.そのメモの内容を帰社してカレンダーに書き入れる。
3.毎年おなじ時期に繰り返されることがらについては、コンピュータの "reminder" に記録する。

僕のスケデュール管理には、この3種の並行がやはり必要ということだろうか。

Yahoo!オークションに荒木経惟の 「食事」 が出ていたため、終業後に27,000円で札を入れる。初更、キムチと牛肉の鍋にて泡盛 「春雨カリー」 のお湯割りを飲む

入浴して "Macallan 12 Years old" 少々を生で飲み、続いて牛乳を150CCほども飲む。ウイスキーの刺激を受けた直後の舌は、牛乳の味をなかなか捉えなかった。

「オール3の思想 - 黒田少年の通知簿」 をすこし読んで10時前に就寝する。

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 2006.0610(土) 選ぶ基準

4時に目を覚まして 「オール3の思想 - 黒田少年の通知簿」 を読み、5時に起床する。製造現場と事務室を渡り歩いていつものことをする。

そのよしなしごとの最中にメイラーを回すと 「頼みつけ」 というほどではないが、たまに注文する2件のワイン屋から同時にメイルマガジンが入ってくる。人のことは知らないが、僕の購買欲を刺激しようとすれば、そのメイルマガジンは明快直截な表題を持つ必要がある。今朝のそれには大いにそそる文字があり、だから本文を読もうとしてしかし、思わず "ThinkPad" の左ボタンをクリックしようとした手を止める。

セデコ氏の洒落たペイジ 「酔わせて下町」 の 「居酒屋川柳」 を上からたどると、その 「小市民」 の項に 「貧乏性 大吟醸も 古酒となる」 の一首があって、これがまさしく僕の白ワインの現況を言い当てている。「赤はともかく、白は当分のあいだ買わないことにしよう」 と決めたのは、つい数週間ほども前のことである。

7時前に居間へ戻る。朝飯は6種のおにぎり

家内の事務机に "Olympus CAMEDIA C-5060 Wide Zoom" の充電セットがある。「デジカメ、買おうかな」 と言うので 「これ、やるよ」 と先日、手渡したものだ。その際には

「やるよって、これ、使わないの?」
「こっちの小さいのが壊れたときしか使わない」

「そう、じゃぁもらおう」
「だけどな、そのオリンパスはでかいよな。でかいのはハンデだよ、コンピュータでも何でも」

「まぁね」
「あのさ、デジカメはあれだこれだって、いろんな人が言ってるけど、いま持ってて1番カッコイイのはこれだぜ」

家内に "RICOH GR DIGITAL" を見せると 「じゃぁ私もそれ、買おうかしら」 と、まるで催眠商法にひっかかって高価な布団を買ってしまうおばあさんのように素直だから 「でもまぁ、一家に2台も同じカメラはいらねぇよ」 と、新品の購入を見合わせた経緯があった。

「ギザギザ」 は5台のカメラを使って撮った12枚の組写真だ。その1枚1枚を見ただけで、使ったカメラとレンズすべてを言い当てることのできる人がいたら何を進呈しようか。スペックオタクを別とすれば、カメラを選ぶ基準は恣意性、ただそれだけである。

初更、茹でたブロッコリー、トマトとレタスとポテトのサラダ、胡瓜のぬか漬、3種の野菜と豚肉のポトフにてメシ2杯を食べ、2日続けて飲酒は避ける。月の断酒ノルマの半分を最初の10日間で達成しては、残りの20日間に酒を飲み過ぎて、だからこのようなペース配分は健康を害する元だろうか。

入浴して牛乳を150CCほども飲み、「オール3の思想 - 黒田少年の通知簿」 をすこし読んで10時前に就寝する。

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 2006.0609(金) 禅僧よりも

3時に目を覚ます。「オール3の思想 - 黒田少年の通知簿」 を4時まで読んで二度寝をし、5時に起床する。仕事場へ降りて決められたことをし、事務室に移動してコンピュータのスイッチを入れる。きのうの日記を起床から朝飯、晩飯から就寝までのところだけ書き、その真ん中は抜けたまま6時30分に居間へ上がる。

朝飯は鮭の昆布巻き、茄子の油炒め、納豆、トマト、メカブ、メシ、豆腐と万能葱の味噌汁

メルセデスの白い "CSL" を運転してお出での女のお客様が、朝方としてはずいぶんとたくさんの買い物をしてくださる。少なくないお買い上げ品を販売係のキクチユキさんに持たせ、僕はお客様に傘を差しかけお送りをする。"CSL" のサイドのラインは1930年代の、退廃的なまでに爛熟した一部のフランス車を強く彷彿させる。

数ヶ月前、新聞の全面に載ったマセラティの広告を眺めながら 「オレがこういうモノに対して物欲を感じないのは幸いだよ」 と言ったところ 「だって」 と家内が応じるので 「まぁな、60年代のクワトロポルテにくらべちゃな」 と答えたことがあった。なんでもかんでも昔のモノの方が好きとは、いよいよ僕も老境に差しかかってきたということだろうか。

欲しいクルマは別にない。つまりクルマにおいては、僕はいまや禅僧よりも自由である。

遠い親戚のお通夜が営まれる 「菊屋ホール」 へ6時前に行く。帰宅して、今夜は飲酒を為さない予定だったから、それに見合っているのかどうかは知らないが、シソの葉とクレソンをてんこ盛りにしたステーキ丼、白菜キムチ、シジミと万能葱の味噌汁を晩飯とする。雨は夕刻に上がり、西の空には雲が細くたなびくのみになった

7月に行われる八坂祭において、「日本一」 だか 「大井川以東一」 という、ただごとではない大きさの神輿を担ぐ 「大御輿を担ぐ会」 の会議へ出席するため 「瀧尾神社」 へ行く。御輿の組み立て、練習、本番についての打ち合わせを終え、会は間もなくお開きになった。

神社駐車場でユザワクニヒロ当番町青年会長が "Cayenne" の後部ハッチを開け、皆が飲んだお茶の空き缶を格納していると、闇の中から 「このクルマ、なに」 と声がする。「ポルシェだよ」 と答える別の声がある。「ポ、ポルシェ?」 と、驚きを隠せない様子の方を向いて 「君もね、遊びさえ覚えなければ、今ごろこれくらいのものには乗っていたんですよ」 と茶々を入れる。

9時前に帰宅する。入浴して牛乳を150CCほども飲み、「オール3の思想 - 黒田少年の通知簿」 をすこし読んで10時前に就寝する。

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 2006.0608(木) 湿度は48パーセント

目を覚ましてどれだけの時間が経ってからかは知らないが、携帯電話のディスプレイを見ると2時だった。「オール3の思想 - 黒田少年の通知簿」 をずいぶんと読んで二度寝をし、5時に起床する。仕事場へ降りてあれやこれやし、事務室へ移動してもあれやこれやして7時前に居間へ戻る。

朝飯は胡瓜のナムル、ポテトサラダ、生のトマト、鮭の昆布巻き、納豆、メカブの酢の物、メシ、シジミと万能葱の味噌汁

1980年の夏、ロサンゼルスでばったり行き会った晩に巨大なロブスターをおごってくれた上級生ニシダテルヒサ君の家をその翌朝に訪ねると、緑の芝に赤いゴルフが停めてあった。「まだ新車ですか」 と訊くとニシダ君は 「もう10万キロ乗ってる。こっちじゃボディよりもエンジンの方が早くイカレるんだよ」 と、くもりひとつないそのボンネットを撫でながら答えた。

僕の事務机はカリフォルニアの太陽の下にではなく、梅雨時の日本にある。右手に置いたカメラの防湿庫に目を遣り、アクリル製の扉に圧着された湿度計を見る。「48パーセント」 というその数字は信頼できるものだろうか。中から 「エムロク」 を取り出し 「光線漏れの修理をしなくちゃなぁ」 と考えるが、「ヤスダメンテナンス」 にはなかなか持ち込めない。「好きなライカは "M6" と "?c"」 とは、以前ここに書いたことがあっただろうか。

初更、ほうれん草の胡麻和え、揚げた海老団子、牛肉のすき焼き風、小鯵の干物、お多福豆にて泡盛 「春雨カリー」 のお湯割りを飲む。

入浴して 「オール3の思想 - 黒田少年の通知簿」 をすこし読み、10時前に就寝する。

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 2006.0607(水) 死屍累々

5時に目を覚まして起床する。きのう飲んだお酒は焼酎のお湯割り3杯と小さな生ビール1杯のみだったが、二日酔いで胃も痛い。「あの店の芋焼酎はずいぶんと大盛りだったから、知らないうちに量はこなしていたんだな」 と改めて思う。仕事場へ降りていつものよしなしごとをし、7時前に居間へ上がる。

先月の伯父の葬儀にて、四十九日までは普段よりも1本増して線香を上げて欲しいとお坊さんが言った。それを覚えているから仏壇へ向い、それなりの本数の線香に火を付ける。家内の母の葬儀では、お坊さんはたしか、四十九日までは毎日なにかひとつのものを我慢せよと言った。要は、せめて7週間のあいだは亡くなった人を常に思って暮らせということだろう。

二日酔いだの胃が痛いだの言ったため、朝飯は玉子と万能葱の雑炊、ザーサイ、「はれま」 の 「やさい」、梅干し、ジャコ

インターネットの通信販売で購入した衣料品には、腹が出たことを見越してウエストの大きなものを注文したらゴムのないパジャマのようにすとんと落ちてしまうクライミングパンツ、ウエストは良いあんばいだがレングスがツンツルテンのジーンズ、僕と同じ身長のモデルが着てピッタリの画像が添えられていたため安心していたら、モデルよりも僕の肩幅の方が広かったらしく背中がきついアーマージャケット、画像では好みの寸胴だったが届いてみたらウエストにおかしなシェイプがかかっていてどうにも気に入らない作業用コートなど、そういう死屍累々がある。

死屍累々とはいえみな試着しただけの新品だから社員用通路の掲示板にそれらを箇条書きし、「欲しい人は申し出てください」 と加える。試食を整える当番にて早出をしたハセガワタツヤ君がその文字を目にして早速 「クライミングパンツ、いただきます」 と言うので 「君にはデカすぎるでしょう」 と答えると、「いえ、下半身は太いんです」 と食い下がる。掲示板の品々は、明日にはすべてきれいになるだろう。

春の例大祭は無事に終わったが今度は7月の上旬に八坂祭という、これも町をあげてのお祭がある。全町内の区長を集めてのこの話し合いのためジャケット着用にて、いやジャケットとはいえこれは英国の郵便配達が着ていた上っ張りの古着を2千円で買ったものだが、とにかくこれを着て 「瀧尾神社」 へ行く。話し合いは1時間を経ずに終わった。

初更、胡瓜のナムル、春雨の中華風炒め、ジャガイモとハムとベビーリーフのサラダ、次男の手作りも混じる水餃子にて泡盛 「春雨」 のお湯割りを飲む。

入浴してビール少々を飲み、

「オール3の思想 - 黒田少年の通知簿」  黒田清著  近代文芸社  \1,470

を読んで10時前に就寝する。

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 2006.0606(火) 使いこんだ道具

5時前に目を覚まして起床し、仕事場へ降りていつものよしなしごとをする。季節からすれば仕方のないことなのだろうが、空の様子は今朝もはかばかしくない。7時前に居間へ上がる。

朝飯はレタスと玉葱と生ハムのサラダ、胡瓜のぬか漬、メカブの酢の物、納豆、春雨の中華風炒め、メシ、絹さやと蕪の味噌汁

「チョコレート、食べる?」 とおばあちゃんに訊くと 「食べる」 と答えるため、"teuscher"のシャンパントリュフをスプーンで半割にし、そのスプーンごと渡す。おばあちゃんから返却されたスプーンにはチョコレートが付着していたからそれをペロリと舐め取ると、「もうすこし食べたい」 とのことにて、しかし僕の口内細菌が付着したスプーンを使って老人が病気になってもいけない、スプーンを洗ってから先と同じように、そこへチョコレートを載せる。そして 「あしたはこれを、オレのウイスキーの肴にしよう」 と考える。

終業後、8年で30万キロを走ったメルセデスの助手席に収まって宇都宮へ行く。運転している人は別にアウディを持っていて、そちらの距離計は10万キロを超えているとのことだから、合わせて地球を10周したことになる。

「そこまで使いこんだ道具が自分にはあるだろうか」 と考えると、"Patagonia" の半ズボンや "trippen" の革靴、"Eddie Bauer" のザックや "Olympus" のデジタルカメラなどが思い浮かぶが、ことクルマについては、僕は大して乗らない。

同じメルセデスに乗せられて10時すぎに帰宅し、入浴して11時に就寝する。

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 2006.0605(月) 理性の時代

3時すぎに目を覚まして 「最後の錬金術師カリオストロ伯爵」 を読む。いまだ暗いうちからカッコウが鳴いている。この時期になるとカッコウはウチから半径300メートル以内の、町内の人によれば決まった3個所に常駐するらしく、明け方にその声を聴くと、なにやら深山の木こり小屋で朝を迎えたような気分になる。

5月なかばから読み始めた本の最後のペイジを閉じ、5時に起床する。仕事場へ降りてあれやこれやして7時前に居間へ戻る。朝飯はソーセージとキャベツの油炒め、胡瓜のぬか漬、牛蒡と人参のきんぴら、納豆、メカブの酢の物、メシ、豆腐と万能葱の味噌汁

オーストラリア国立大学の歴史学者イアン・マカルマンによって書かれた 「最後の錬金術師カリオストロ伯爵」 の原題は "The Last Alchemist : Count Cagliostro, Master of magic in the Age of Reason" で、最後の "Age of Reason" は 「理性の時代」 と訳される。錬金術や降霊術を得意とした詐欺師カリオストロに、ヨーロッパの一般民衆は言うに及ばず王侯貴族、僧侶、学者、芸術家、豪商までもが翻弄された18世紀後半、ニュートンは既に万有引力を発見し、アメリカは独立を果たしていた。

「訳者あとがき」 に藤田真利子は 「宗教的迷信を捨て理性に基づいた科学的な思考をするはずが、代わりに現れたのは動物磁気などの『科学的』迷信である」 中略 「ヨーロッパは文字通りに暗かったのだ」 と書いているが、「いまだに暗かった」 のは18世紀のヨーロッパだけだろうか。我々のまわりを見まわせば、今でもカリオストロのような詐欺師は大勢いる。その有名どころはテレビにも出るし、無名のカリスマは市井に住んで信者から報酬を得ている。250年を経ても、オカルトを真実と信じて魅了される人は後を絶たない。

初更、鱧の煮こごり、お多福豆、その他諸々にて泡盛 「春雨」 のお湯割りを飲む

入浴して何も飲まず、10時前に就寝する。

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 2006.0604(日) 「適正」 のあれこれ

4時30分に目を覚まして 「最後の錬金術師カリオストロ伯爵」 を読み、5時に起床する。濡れたアスファルトの上を行くクルマの音が外からは聞こえてくる。「まーた日曜に雨かよ」 と、いささかウンザリする。もっとも週末が休みで、その休みの日はずっと家にいる、というような人にとっては、最近の天気の循環は都合が良いだろう。

仕事場へ降りてあれこれの作業を、そして事務室へ移動してはいつものよしなしごとをして7時前に居間へ戻る。朝飯はアサリの佃煮、しその実のたまり漬、ジャコ、梅干によるお茶漬け。

「朝日新聞」 土曜版 "be" が、きのうからソファへ置いたままになっている。これを開くと2面に、中年の女の人が黄色いオートバイに乗っている写真がある。それを見て 「フム、ドゥカティか、悪くねぇな」 と思い、事務室へ降りて検索エンジンを回す。しばらくして 「数十年ぶりにオートバイを買おうか」 という気持ちが鎌首をもたげかけたところで

1.ドゥカティは何と言っても1960年代の "250 DESMO" が好き。
2.オートバイは気温が20度を超える雨以外の日にしか乗る気がしないから、その稼働率は極端に低い。
3.新車は購入した瞬間から色あせて、次第にその存在が疎ましくなる。

という自分なりの理由を用い、降って湧いた物欲を押さえ込む。

かなり忙しかった1日を終えて 「晩飯はどこかへ行こうか」 ということになる。次男に希望を訊くと 「爆弾ハンバーグ」 と答えるから 「バ、バクダンすか」 と答えつつ 「まぁ、安くはつくけどなぁ」 と、ロッカーのフックからホンダフィットの鍵を外す。

大きな玉子といった風のハンバーグを、これを運んできた女の人が二つ割りにし、生焼けの赤いところを鉄板へ押しつけると、肉汁が一気に熱せられてジュージューと音を立てる。これにたれをかけ回して赤ワインの肴にする。爆弾ハンバーグにはメシとサラダが付いて1000円もしないから、やはり安い。

同級生のアケミツシ君は 「世の中のスパゲッティは、自分にとって理解できないほど高い」 と感じてスパゲティの大衆チェーン店 「ポポラーレ」 を作った。多くの人が、なんとなく 「これが適正」 と感じているものごとの中には、アケ君にとってのスパゲティのような例が無数にあるに違いない。ライカのレンズとか、どこそこのバッグとか、あるいは名のある店の盛り蕎麦とか。

帰宅して入浴し、牛乳を150CCほども飲んで9時30分に就寝する。

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 2006.0603(土) 電気と電話はいつ来たか

5時すぎに目を覚まして起床し、仕事場へ降りて決まった作業をする。事務室へ移動してきのうの日記を作成するなどのよしなしごとをし、7時前に居間へ戻る。

朝飯は牛蒡と人参のきんぴら、トマト入りスクランブルドエッグとレタス、納豆、メカブの酢の物、メシ、シジミと万能葱の味噌汁

朝一番でお見えになった年配のお客様が、店舗奥の壁にかけてある100号ほどの写真、これはウチに長く保管されていた油絵を複写して引き伸ばしたものだが、その 「今市の町並(明治末ごろ)」 と添え書きのある写真をご覧になって

「これは明治のものじゃないな、早くても大正だろう、明治にはまだこの町には、電柱も電話線もなかった」

と、おっしゃるので 「はぁ、そうですか」 と返事をしたが、数十分後に事務室へ戻り、1985年に 「今市市歴史民俗資料館」 が編集発行した 「今市の移り変わり」 という本を調べたら、我が町に電灯の点ったのが明治35年、同41年に電話の取扱い開始とあるから、油絵に添えられた年代の説明に矛盾はない。

計算をしてみれば僕のおばあちゃんは、その電気や電話が我が町に来た数年後に生まれ、いまだ歩きもし、我々と会話もしているのだから大したものである。

初更、穴子や海老、錦糸玉子のばら寿司、高野豆腐と絹さやの炊き物を食べて飲酒は避ける。

夏の八坂祭へ向けての会議が今夜も開かれる春日町1丁目公民館へ7時に行き、各町内の担当者と意見の交換や決めごとをする。話し合いは9時すぎに終わったから、睡眠活動はしなくても済んだ。それにしても出席した12人中に喫煙者が8人とは、いまの時代にしてはすこしその割合が高すぎはしないか。

帰宅して入浴し、「最後の錬金術師カリオストロ伯爵」 をすこし読んで10時すぎに就寝する。

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 2006.0602(金) 酒量三勺

4時に目を覚まして 「最後の錬金術師カリオストロ伯爵」 を読み、今朝は仕事はないから5時すぎに起床する。おばあちゃんの部屋にある仏壇の水やお茶や花や線香を整え、各方面の窓を開けたりしてから自分のお茶を淹れ、テレビをつける。

あちらこちらにチャンネルを回して結局、東京12チャンネルの 「モーニングサテライト」 に落ち着く。どこかの銀行の人、ニューヨークだかシカゴの取引所でマイクを構える人などに続いて日本のスタジオにアナリストとかステラテジストというような人があらわれ、日本の株式市場の今後の動向につき、早口でまくし立て始めた。その威勢の良さにはアナウンサーのお姉さんも思わず失笑を洩らすほどものがあって、一緒に見ていた家内などは 「お笑いのテレビなんかよりよほど面白いよ」 と言う。

上げたら上げたで 「まだ上がる」 と旗を振り、下げたら下げたで 「今が底だ」 と投資家たちを鼓舞する洒落た姿勢に僕は、伊集院静の随筆に出てくる、突っ込んでも突っ込んでも博打に懲りない人たちを思い出す。「彼らは」 と他人ごとのように言ってはいけない、僕も含めて人はなにかしら、確信と落胆とを飽きずに繰り返してその一生を終えるのではないか。そして反省は大してしない。

朝飯は納豆、トマトとレタスのサラダ、メカブの酢の物、青梗菜の古漬けの胡麻油炒め、メシ、油揚げと二十日大根の葉の味噌汁

ひと月に1度か2度は北の海から魚が直送され、しかしなぜかその日に僕は不在のことが多く、せっかくの味にありつけないことがたびたびある。今日は外出の予定はなく、だから初更、厚揚げ豆腐と水菜の炊き物、牛蒡と人参のきんぴらと共に、ノドグロの塩焼きと、そのあら煮にて泡盛 「春雨」 のお湯割りを飲む。お湯割りの混合比は口径2寸少々の湯飲みに泡盛がせいぜい1フィンガーと半分で、これを1杯のみだったから今夜の酒量は3勺にも満たない。

入浴して牛乳を200CCほども飲み、9時30分に就寝する。

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 2006.0601(木) 睡眠活動

記録がないので何時に目を覚ましたかは知らない。とにかく5時前に起床して仕事場へ降り、すべきことを済ませて外へ出る。ホンダフィットを運転して丸山公園へ行き、折りたたみ式の椅子を提げて5時57分に公園事務所へ達すると、既に2人の先客がいた。

公園内の野球場サッカー場テニスコートの1ヶ月分の予約は毎前月の1日に受け付けるが、以前は電話の先着順に行われていたこれが、今年の4月からは事務所で直接に申し込む仕組みになった。一時に殺到する電話はなかなか繋がらず、だから早朝に並んだ方が気は楽との意見を、次男が属するテニスのサークルでは耳にした。そして次男の練習においては本人の送迎のみにて、他はすべてよその父母にお世話になってしまっている僕は当分のあいだ、この朝の順番取りに並ぶことにした。

赤松林の向こうから昇った太陽が斜めに強く顔を差す。椅子を持った人たちは徐々に増え、およそ10名ほどにもなっただろうか。顔見知りのお母さんが紙コップに熱いカフェオレを注いでくれる。それを飲みながら

「濃厚民族」  浅草キッド  スコラマガジン  \1,500

を読む。これは各界のいわゆる 「濃い」 人たちと浅草キッドの対談集で、田原総一郎などは人の揚げ足を取り、水に落ちた犬を打ち据える似非正義漢とばかり思っていたが、一読すれば村西とおるや江頭2:50などよりよほど滅茶苦茶な人物だということが知れる。

7時45分に同じサークルのお母さんが来て係を交代する。8時前に帰宅して居間へ上がる。朝飯は2種のおにぎり、青梗菜の古漬けの胡麻油炒め、ワカメと玉葱の味噌汁

妙に蒸し暑い日にて、杉の大木に囲まれちかくに川の流れる蕎麦屋 「報徳庵」 へ行く。コンニャクの田楽、大盛りの盛り蕎麦、なめこおろしを昼飯とする。蕎麦の中心の、アルデンテのようなところを噛みしめると強烈に蕎麦の香りがして 「新蕎麦の季節でもねぇのになぁ」 と不思議に思う

初更、次男が学校から採取してきた二十日大根にレタスを追加したサラダ、カレードリアをそそくさと食べて飲酒は避ける

夏の八坂祭へ向けての会議が開かれる春日町1丁目公民館へ7時に行く。ユザワクニヒロ青年会長は冷えたビールを準備してくれたが僕は飲まない。8時、9時と過ぎて9時30分より睡魔に襲われ、15分ほどを睡眠活動に充てる。

10時に帰宅して入浴し、牛乳を200CCほども飲んで10時30分に就寝する。

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