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清閑 PERSONAL DIARY

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2023.11.30(木) お茶の淹れ方

味噌汁なら常に美味いものを作ることのできる僕にも、お茶を上手く淹れることは難しい。これまで様々な方法を試してきて、いまだ「日ぐれて道遠し」の感が強い。

先ず湯飲みに熱湯を注ぐ。その湯飲みが熱くて持てなくなるほどになったら、湯飲みの湯を急須に移す。その急須の胴の部分が熱くて触れられなくなるほどになったら、急須の湯を湯飲みに戻す。今度は茶葉を急須に入れ、湯飲みの、ほど良く温度の下がった湯を急須に入れる。ここから以前は90秒を待って、急須のお茶を湯飲みに注いだ。今は時間は計らない。茶葉を計量しても、お湯の温度を測っても、90秒を待っても、お茶の味はなぜか日によって異なったからだ。

今朝は仏壇のための、持てなくなるほど熱くなった湯飲みを熱さに負けて床に落とし、割ってしまった。僕にはこの手の粗相が多い。そのあたりについての解決法が「利休茶話」には書いてあるだろうか。

それはさておき仏壇のための湯飲みは今後、どのようなものを選ぶべきか。ステンレス製なら割れないものの、まさかそういうわけにはいかない。取っ手の付いたティーカップなら熱さは感じない。しかしまさか、そういうわけにもいかない。

それから十数時間後、残業した事務係ツブクユキさんが席を立つころに、大晦日必着の「日光の美味七選」の発売をお知らせするメールマガジンを、大いに気をつけながら、明朝9時の配信で設定する。


朝飯 ブロッコリーのソテー、「なめこのたまり炊」のフワトロ玉子、鮭の焼きほぐし、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、若布と大根の味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 刻みキャベツと生のトマトと茹でたブロッコリーを添えたコロッケChablis Billaud Simon 2018


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2023.11.29(水) メンテナンス

今日は月に1度の店休日だ。外に立ててある「社内メンテナンスのため休ませていただきます。」と書いた看板の上部にはアクリル製の薄い物入れが作りつけてあり、そこには来年6月までの休みの日程を印刷した紙が複数、どなたでもお持ち帰り戴けるよう納めてある。

数週間前にお客様のキャンピングカーが後退をしてきて、店の庇の雨樋を壊した。傷は軽かったため、それを元に戻すようお客様に求めることはしなかった。その凹んだ雨樋を交換するため、イナバ塗装のイナバさんが8時すぎに来る。本職に治してもらえば当然、費用が発生する。今後は傷が軽くても、お客様には保険で対応して戴くべきだろうか、と考える。

店は休みでも、社員はほぼ全員が出勤をしている。そのすべてが10時より隠居に集まって、11時30分まで話し合いを持つ。午後は販売係以外は通常の仕事、販売係は9月13日に改装した店舗の、その後の状況について確認、またより合理的な店舗運営のための小さな模様替えをする。

夕刻、その店舗の、お客様が段差を乗り越えるために設けた踏み台を調整するため、オダニ建具店のオダニさんが来る。調整とはいえオダニさんの作業は2時間ほど続いた。

夜は、僕としては珍しく、食事の前に入浴をする。そして食後は早々に寝室に入る。


朝飯 ブロッコリーとウインナーソーセージのソテー、きのうの夜の野菜炒めの残り、納豆、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、長葱の味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、なめこのたまり炊、手巻き鮨、「立山酒造」の「立山純米吟醸」(冷や)


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2023.11.28(火) 計算装置

早朝の優先順位第一位は日記の作成と、おとといの日記に書いた。実は、それをするうち朝食の時間が迫り、予定していた他のことができなくなる、ということが少なくない。それを反省して、今朝は日記に取りかかる前に釣銭の在庫を数えた。

食器棚に置いた、光により動く電子卓上計算機は今や古びて、日中の太陽光にしか反応しない。事務机のポケットコンピュータを前日のうちに4階へ運んでおくのも面倒だ。よって必要とする複数の計算装置を、僕はコンピュータの中に自作している。今朝の釣銭の在庫数えには、それを使った。

おととい千葉県柏市から出荷されたトラックトップが午後に届く。「2日かかっちゃったね」と配達したドライバーにひとこと言うと「そうですか」とのみ答えて彼は去った。

通信販売で衣類を買うことには、バクチの要素というか運が伴う。色や形や素材感もさることながら、もっとも悩ましいのはサイズだ。キャッシュレジスターを締めたり掃除をしたりの閉店作業を終え、明日は休みだから明後日のための釣銭を整え、すべての社員が退出をしてからadidasの印刷のある箱を開く。身につけたトラックトップは見事、僕の上半身に隙なく沿った。めでたし、である。


朝飯 白菜のソテー、「なめこのたまり炊」のフワトロ玉子、上げ湯波と蕪の葉の炒り煮、明太子、胡瓜のぬか漬け、茗荷の酢漬け、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、けんちん汁
昼飯 たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、朝に残した明太子、揚げ玉、穴子の佃煮のお茶漬け
晩飯 胡瓜のぬか漬け、茗荷の酢漬け、なすのたまり漬の辛子和え、昆布と牡蠣の佃煮、刺身湯波の玉子とじ野菜炒め海老ちり焼売春巻き、麦焼酎「こいむぎやわらか」(お湯割り)、わらび餅、Old Parr(生)


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2023.11.27(月) もっとも雄弁なのは

午後、顧問税理士の事務所を長男と訪ねる。そして今となっては前期となる決算を振り返る。60分ほどの会談のあいだにふと、いままで安く手に入っていたものの逆襲がいま世界に降りかかっているのではないか、という感想をふと覚える。

その一方で、第二次世界大戦後のとんでもない物価高騰、あるいは僕が15歳のときには1リットル30円台で買えたガソリンが20歳になるころは100円を軽く超えていた、そういう時代に比べれば、いまだそれほど騒ぐほどのこともでもない、という気もする。

おじいちゃんやばあちゃんは戦争や戦後をどう乗り越えたのか、オヤジはオイルショックをどう凌いだのか、そういうことを僕は本人から断片的にしか聞いていない。僕も後々になれば、現在のことはこれまた断片でしか伝えられないかも知れない。もっとも雄弁なのは数字、つまり金銭出納帳や決算書、だと思う。

終業後に自宅へ戻りながら、外へ出るための服を考える。オフクロが遺したダウンコートはいかにも嵩張るため、これは早朝に母屋と隠居を往復するときにしか使わない。そしてクローゼットからMAMMUTの、何年か前に一目惚れして買った黒いダウンジャケットを取り出し、普段着に重ねる。押入から選んだ帽子は偶然、こちらは10年ほど前に手に入れた、やはりMAMMUTの黒いものだった。


朝飯 スクランブルドエッグ、甘唐辛子とパプリカのソテー、納豆、茗荷の酢漬け、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、舞茸の天ぷらと長葱の味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 「食堂ニジコ」のお通しのメンマ、胡瓜の辛子和えピータン鶏の唐揚げ海老チャーハン麦焼酎「二階堂」(お湯割り)家に帰ってからのエクレア、Old Parr(生)


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2023.11.26(日) 良い仕事

早くから起きていたにもかかわらず、いつもの朝と変わらず、先ずは日記を書くことを優先させてしまう。そのことにより、新着メールの確認は、朝食直前の6時25分になってからした。するとそこには「ぐるなび」を経由した「汁飯香の店 隠居うわさわ」への今朝の予約が届いていたから、大いに気が急く。

「汁飯香の店 隠居うわさわ」の営業日には、家内は6時前に厨房に入る。その家内へ向けて、新たな2件のご予約について電話で伝える。予約表を調べたらしい家内は、今日はそれらのお客様にて満席であることを宣言した。

「汁飯香の店 隠居うわさわ」の今年の営業は今日が最後。来年は3月はじめから再開の予定である。長い冬休みのあいだに施したいあれこれはあるものの、そのためには複数の人と話し合いをする必要があるだろう。

隠居は満席であった一方、味噌、醤油、漬物、生活工芸、書籍を売る上澤梅太郎商店の方は、それほど忙しくも感じなかった。しかし長男によれば、秋から12月下旬まで全国旅行支援のあった昨年より売上げは高かったという。

商売は一喜一憂の連続である。来る12月も良い仕事をしていきたい。


朝飯 ブロッコリーとベーコンのソテー、スクランブルドエッグ、納豆、揚げ湯波と小松菜の淡味炊き、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、若布と長葱の味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 大根と小松菜の味噌汁刻みキャベツを添えた鯵フライ赤蕪の甘酢漬けと塩らっきょう白菜と豚三枚肉のクリーム煮麦焼酎「こいむぎやわらか」(お湯割り)チョコレート、Old Parr(生)


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2023.11.25(土) with LOVE

事務机の左手に掛けたカレンダーの、今日の余白には「9:45神社」と、青いフェルトペンによる書き込みがある。その下には11月25日の秋季小祭を報せる瀧尾神社からのハガキが糊付けされている。更に机上の電子計算機には「11/25土9:45神社」と、これは文字数が多いからボールペンで書いたポストイットがきのうから貼りつけてある。ここまでしないとすべきことを忘れてしまう可能性が僕にはある。あるいは神社の責任役員としての務めは、それだけ忘れるわけにはいかない、ということだ。

何年か前まで、秋季小祭には宮司から責任役員、当番町の役員、各町内の自治会長、神社総代、神社世話人が社務所に会しての直会があった。しかし年間を通してすべてのお祭が見直され、簡略化されて以降、直会は拝殿で1杯の酒を飲み干す形となった。はじめは素っ気なく感じられたこの新しい方式も、慣れてしまえば却って好もしく思われる。会社には10時20分に戻ることができた。

事務室には年末ギフトの発送伝票が、出荷日ごとに箱に区分けされて積み重なっている。その高さがいよいよ高くなってきた。地方発送は、今日の承り分は今月29日の出荷となっている。とすれば明日のそれは30日の出荷。日が進むに連れて、納期はいますこし延ばさせていただくことになるだろう。

本日最後のお客様は、閉店時間を過ぎてからいらっしゃった、シンガポールからのご家族連れだった。小さなお子さんを持つ夫妻は「日光味噌のたまり浅漬けの素・朝露」を2本、ナッツとドライフルーツのたまり漬「山のにぎわい」を2本、そして湯波と菠薐草を具にしたフリーズドライ味噌汁”with LOVE”を35食お買い上げになってから、これの試食を希望された。よって別に1食をお求めいただき、それを店内の給茶器による熱湯で味噌汁にした。それを試された夫妻は更に25食を追加してくださった。

フリーズドライ味噌汁”with LOVE”は僕も海外への土産とすることがしばしばある。これは日本人だけでなく、現地の方にもすこぶる評判が良い。ただし上澤梅太郎商店でもっと上級の味噌「梅太郎白味噌」を原材料としてるところから量産が利かない。そこのところが難点と言えば難点である。


朝飯 揚げ湯波と小松菜の淡味炊き、炒り卵、納豆、ブロッコリーとウインナーソーセージのソテー、茗荷の酢漬け、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、菠薐草の味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 じゃがいものフリットと茹でたブロッコリーとたまり漬によるソースを添えたビーフステーキAlpaca PREMIUM CABERNET SAUVIGNON 2022


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2023.11.24(金) 這えば立て

寝室は4階の北東に面している。遮光カーテンは、目で見ても手で触っても区別がつかないけれど、南東に面した食堂のそれとは質が異なって、寒さを減じる仕様になっている。寝室には、夕方から明け方まで床暖房を入れる。就寝時は天井の空気調整器を暖房で回す。それでも目を覚ましたときには、現在の外気が暦に照らして寒いか暖かいか、ということが分かる。今朝の気温は11月下旬としては低くない。そして起きて食堂に出る。

起床の前に「さて、日記はいつの分まで書いただろう」と思い出そうとして、思い出せなかった。食卓にコンピュータを立ち上げWordPressを開く。日記はきのうの分までできあがっていた。

「よく毎日、続きますね」と先日、ご来店くださったお客様に、この日記について話しかけられた。日記を書くなどは、室内で椅子に座ったままできることだから、どうということもない。僕が心から驚くのは、職場から帰宅するなり着替えて再び夜の戸外に飛び出し、ジョギングをする人のことだ。「普通の人が晩酌をする感覚とおなじ」とその人は笑ったけれど、どこがおなじかのか。

午後、店にいて赤い色が視覚を横切った。それは七五三の祈祷を神社で受けて戻った孫のリコの姿だった。着慣れない着物を着せられ機嫌の悪かった三歳のときにくらべて、それは格段の成長ぶりに見えた。「這えば立て、立てば歩めの親心」というけれど、僕としては「はやく二十歳くれぇにならねぇかな」という気持ちである。


朝飯 ブロッコリーとウインナーソーセージのソテー、目玉焼き、納豆、揚げ湯波と小松菜の淡味炊き、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、若布と長葱の味噌汁
昼飯 うどん
晩飯 肉団子と豚三枚肉と白菜の鍋、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、昆布の佃煮、夏太郎らっきょう、麦焼酎「こいむぎやわらか」(お湯割り)


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2023.11.23(木) 鬼門

おといの日記の公開ボタンをクリックし、きのうの日記を完成させても、夜が明けるまでには、いまだかなりの間がある。朝の静かな時間は何ものにも代えがたい。この数時間を得るためには、早く寝ることが必須なことは言うまでもない。

写真家なのか、写真学生なのか、写真が好きな人なのか、それは分かりかねるが、3冊の写真集をTikTokuで激賞している人がいた。そのうちの2冊を記憶に留め、今朝はそれを検索した。そしてウェブ上の情報をしげしげと眺めて、しかし買うことはしない。僕の本棚は床から天井までの高さと数メートルの幅を持つものの、写真集のような大きなものを納める隙は、いまやほとんどないからだ。

写真集といえば、行きやすいところとしては、ギンザシックスの蔦屋書店が充実している。ここには手に入れたい写真集が、それこそ汗牛充棟の状態で並び、あるいは平積みにされている。しかし前述の理由にて、やはり見るだけに留めている。もっともそのうち、手に持って帰るのは骨だから、ネット上のどこかで買ってしまう可能性は無きにしも非ずだ。

ここで冒頭に戻る。早く寝るためには、夕食後のうたた寝を避けるため、強い酒は慎む必要がある、しかし先日、偶然に手に入れた、甘味を抑えた佃煮を肴にするとき、これにもっとも合う酒はウォッカ、またはそのアルコール度数をそれほど落とさない種類のカクテルと僕は感じるから、そこのところが鬼門ではある。


朝飯 ピーマンとパプリカとウィンナーソーセージのソテー、納豆、揚げ湯波と小松菜の淡味炊き、茗荷の酢漬け、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、豆腐と長葱の味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 2種の佃煮、SMIRNOFF VODKA、レタスのサラダパン其の一パン其の二と其の三鶏とマカロニのグラタンChablis Billaud Simon 2018


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2023.11.22(水) 野に遺賢はあるか

きのうの日記に書いた墓参りを、午前に家内と果たす。

年ごとに繰り返される規則性のある仕事の忘備には、日本国内では数千人あるいは数百人にしか認識されていないだろう「西式日程管理」が圧倒的に便利だ。僕のコンピュータにもそれは内蔵され、年が明けるたび更新し続けているものの、なぜかあまり使わない。使うのは主に、事務机の左手に提げたカレンダーである。

紅葉狩りの観光客は落ち着き、今日は店舗、事務所とも社員の数が充実している。それに助けられて、今年のカレンダーから来年のカレンダーに、その規則性のある仕事を書き写す。

これまたきのうの日記に書いた、素麺屋のウェブショップを訪ねる。

昨夏は太口と細口のうち、太い方を選んだ。今回は細い方を試してみたい。しかしその細口は、長く売り切れが続いている。この素麺屋からは先日、年末の挨拶が郵送されてきた。そのカタログに掲載されていながら、たった2種類しかない商品の片方が長く売り切れとは、どういうことだろう。

「問い合わせ」のページには大抵、必要事項を入力するためのフォーマットやメールアドレスがあるものだ。しかしこの店のそちらには、電話とファクシミリの番号しかない。よって仕方なく、はるか彼方の徳島まで電話を入れる。相手は呼び出し音が9回鳴ってから出た。

お店の人は、ウェブショップの細口が夏に売り切れたままになっていることに気づいていなかった。実店舗以外のことは、一から十まで人に任せているのだろう。受話器を置いて待つうち折り返し電話があり、今日の夕刻までには売り切れの表示を外してもらうから、夜には買い物が可能になるとのことだった。

終業後、ふたたびこの素麺屋のウェブショップへ行く。当該の商品はいまだ売り切れのままだった。ふと気づいてF5のキーを押す。すると目障りな赤文字は瞬時に消えた。よって即、段ボール箱で届くという5キロ入りの注文ボタンをクリックする。

野に遺賢あり。いや、この言葉は適当ではないだろうか。とにかくデジタルに弱い店の商品には、しばしば優れたものが少なくないような気がする。


朝飯 菠薐草のおひたし、菠薐草の玉子焼き、納豆、里芋の淡味炊き、蕪のぬか漬け、茗荷の酢漬け、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、けんちん汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 「魚登久」の松花堂弁当、他あれこれ、5種の日本酒(冷や)


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2023.11.21(火) いろいろと忘れる

僕の昼食は、しばらくおなじものの続く傾向がある。昨年の師走からは、パンを食べることが多くなった。自前でつゆを作り始めた今年の7月末からは素麺になり、気温が下がり始めるころより温かいにゅうめんに変わって今に至っている。

昨秋に買った5キログラムの素麺が底を突きつつあった今年の盆過ぎに、今度は8キログラムの素麺を買った。その8キログラムが、いよいよ残り数日分のところまで減ってきた。にゅうめんによる昼食はこれからも続けるつもりだから、ふたたび買う必要がある。

そうめんは長崎と徳島の、それぞれの店から交互に買っている。次は徳島の番ではあるけれど、日中は注文することを忘れ、それを思い出す早朝は手元にクレジットカードがないため、やはり注文ができない。そんなことを、ここ数日は続けている。

今日は仕事を終えて4階の食堂へ戻るなり、食器棚に置いたメモ用紙に「そうめん注文」とボールペンを走らせた。そしてそれを、事務所と食堂のあいだをコンピュータを入れて行き来させている手提げ袋に収めた。

忘れるといえばオヤジの、11月20日の祥月命日も、その直前までは頭にあったものの、当日は頭からすっかり消え失せていた。明日はお墓へ行けるだろうか。


朝飯 トマトとピーマンのソテー、茸の素揚げ味噌和え、「なめこのたまり炊」のなめこおろし、納豆、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、若布とズッキーニの味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 里芋と蛸の炊き合わせ、茸の素揚げ味噌和え、菠薐草の白和え、夏太郎らっきょう、茗荷の酢漬け、蕪と胡瓜のぬか漬け、鶏つくね団子刺身湯波の玉子とじ「パリブレスト」のケーキ、Old Parr(生)


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上澤卓哉

上澤梅太郎商店・上澤卓哉

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