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お買い物かご

清閑 PERSONAL DIARY

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2024.5.15(水) 頒布会

子供のころ「赤坂」を「あさかさ」と言っていた一時期があった。同様の覚え違い、思い違いは今でも犯すことがある。20年数年前には”cutlery”を「カラトリー」と覚えてしまい「カトラリー」と自然に言えるようになるまでには結構な時間を要した。

今朝、それぞれの分野では有名らしい人たちの勧める商品を大量に集めたセレクトショップをウェブ上に見つけた。「こんなところに嵌まったら、お金が出て行き、逆にモノは増えるという悪い循環が発生する」と分かっていながら、更に奥を目指す。

「危ないぞ-」と思いつつトップページからアウトドア、収納と進んでいくと、いかにも僕ごのみのポーチが現れた。先ずはいくつかの方向から写した画像をしげしげと眺め、次に商品説明を読む。するとその最後のところに「カラトリーをまとめておくときにも便利」とあったから「同類がいた」と、森の中でいきなりもうひとりの自分に出会ったような気分になり、それと同時に夢が覚めたような気持ちにもなって、そのサイトを閉じた。「助かった」である。

買ってはみたものの、一度も使っていないバッグ類が複数ある。それらを事務室のテーブルに並べ、社員を相手に頒布会を催したこともある。そのようなことをしなければならないときが再び来そうな気も、またしないではない今日この頃である。


朝飯 焼きおむすび、胡瓜と蕪のぬか漬け、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、若布と揚げ湯波とズッキーニの味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 トマトと榎茸のスープ鶏とズッキーニのソテークロワッサンChablis Billaud Simon 2018


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2024.5.14(火) 趣味ではなくても

浅草の軽演劇出身の喜劇役者だっただろうか、むかしのことだから名前は忘れた。とにかくその芸能人による週刊誌のコラムを読んだ。それによればその人は、仕事で地方に出かけるときには、異なる趣味の新聞や雑誌をキヨスクで買って読むとのことだった。移動の最中はひまだから活字を読むくらいしかすることがない。その機会を逃さず未知の分野のことを知るとのことだった。

ソーマ歯科室での定期検診は、きのうのオーミヤナナサト眼科でのそれとおなじく異常は見あたらず、次は半年後と先生に告げられた。目や歯は眼福、口福に直結をするものだから、僕は大切にしている。歯科室のある大井町から京浜東北線で移動した上野では公園口から外へ出た。

昨日とは打って変わった晴天ということもあるのだろう、上野公園の人出は大したものだった。公園の中にあるスターバックスコーヒーのテラス席は特に、外国人であふれていた。デ・キリコという画家は僕の趣味に合う人ではない。しかし冒頭に書いた、喜劇役者による示唆は忘れたことがないから、午後の数時間は、その鑑賞に充てた。

鮨を食べる、芝居を観る、相撲を見物する、本を読む、そのたびそれに対する詳細な感想をウェブログに書く人がいる。僕からすれば驚倒すべき能力である。子供のころから本を読むことは好きだった。しかし読書感想文は苦手だった。感想を書かなければならないということは、本読みが遊びではなく勉強や仕事になってしまう、ということだ。それが勉強や仕事なら、なるべくしたくないではないか。

上野駅の公園口から不忍口へ降りていく道はいつごろ整備されたのだろう。荒木経惟が「東京は、秋」で正面から大きく写した「聚楽」の跡地には”UENO3153″が建って随分と綺麗になり、同時に昔日の風景は綺麗さっぱり失われた。

それにしても、きのう今日と持ち時間は充分だから、普段ならいまだ仕事をしている時間から夕食にありつける。そうして19時台の下り特急に乗って21時すぎに帰宅する。


朝飯 「サンマルクカフェ」のパストラミポーク&野菜サンド、コーヒー
晩飯 「まつや」のわさびかまぼこ焼き鳥盛り蕎麦、燗酒


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2024.5.13(月) 雨の予報

家で読む活字はコンピュータやスマートフォンのディスプレイによるものがほとんどで、紙に印刷されたものは新聞がせいぜいだ。活字中毒ではあるものの、本はほとんど家の外でしか読まない。理由は不明。

ここしばらく読んでいた本の、残りのページが少なくなっている。これを読み終えないことには、今日の外出には予備も含めて2冊を持たなくてはならず、荷物が重くなる。そういう次第にて食堂のテーブルに読書灯を引き寄せ、4時40分より当該の本の巻末の対談および解説を読む。

今日は風雨が強いと、テレビの天気予報はきのうから呼びかけている。昨年の9月8日は東京で横殴りの雨に遭い、ヘソから下はシャツも含めてずぶ濡れになった。その記憶が強くあるため、今日の足元はレッドウイングのブーツにした。傘はモンベルの最軽量ものではなく、旧式の骨の太いものをトートバッグに入れた。昨年の経験により、90リットルのゴミ袋も持った。非常時にはこれを腰に巻くつもりである。

と、ここまで書いたのが5時50分。そのころ降っていた小雨は昼がちかくなっても勢いを増すことなく、また風も強まらないところから、靴はトリッペンのショートブーツ、傘はモンベルの最軽量のもの、90リットルのゴミ袋は持たずに会社を出る。

2018年に白内障の手術を受けたオーミヤナナサト眼科での、定期検診の結果は異常なし。視力は両眼とも1.0。人工水晶体であれば、若いころのオスマン・サンコンが誇った6.0くらいまで見えて欲しいと思うものの「過ぎたるは及ばざるが如し」なのだろうか。


朝飯 トマトサラダ、納豆、ウインナーソーセージのソテー、厚揚げ豆腐の淡味炊き、香港橄欖菜、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、若布と三つ葉の味噌汁
昼飯 「カルフールキッチン」の山菜おこわ(道の駅「日光街道ニコニコ本陣」で購入)、上澤梅太郎商店のフリーズドライ味噌汁”with LOVE”(東武鉄道の新型特急「スペーシアX」の車内で購入)
晩飯 「シンスケ」のあれこれ、両関の樽酒(冷や)、“EST!”のバンブー


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2024.5.12(日) 酒飲みの詭弁

早朝、食堂のテーブルにコンピュータを開く。「汁飯香の店 隠居うわさわ」に予約が入っている。そのうちの4人組様は「使用言語」に繁体字の中国語をお選びになっていた。ということは、大陸に住む以外の中国人だろう。ご来店の日までいまだ間があるところからすれば、お出かけになる前の、本国からのご予約かも知れない。

僕が旅に出かけたときには、その地域の普通の人が、普通に食べているものを食べたい。それらはおしなべて美味く、そして安い。時には口に合わないものに行き当たることもあるけれど、どうということはない。それもまた、旅の一興である。

困るのは、そこに滞在するあいだ、どこへ行っても自分の口には美味さが感じられない、という街である。ナラティワートでは地元の人に薦められて訪ねた店も、どうにもよろしくなかった。もっともマレーシアから自転車で北上してきたおなじ宿の人は、それでも国境の南よりはマシと言っていた。

僕の経験では、酒を忌避する土地の料理は美味くないことが多い。「それは酒飲みの詭弁だ」と断ずる人がいれば、ぜひナラティワートへ行って、確かめてみていただきたい。イスラム寺院マスジット・クラーンの前の屋台のパンだけは美味いから、次があるとすれば、生ハムとチーズ、そしてティオペペを持参しようと思う。


朝飯 小さなトマトのソテーを添えた目玉焼き、納豆、厚揚げ豆腐の淡味炊き、香港橄欖菜、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、三つ葉の味噌汁
昼飯 納豆素麺
晩飯 パン2種のチーズスパゲティナポリタンChablis Billaud Simon 2018


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2024.5.11(土) 緑の絵

三寒四温の数週間が去り、暖かさが安定するころ、隠居の床には今井アレクサンドルの「ガーベラ」を掛けた。それからまた数週間が経つと、桜も終わり、藤も終わり、今や新緑が盛んになってきた。妙な言い回しかも知れないけれど、季節がここまで育ってくれば、いよいよ「緑の絵」の出番である。キャンバスの裏にはこの絵の名が記してあるものの、それを覚えようとしたことはない。

「ガーベラ」と「緑の絵」は、きのう取りかえた。きのうの空模様とは一転して今朝は晴れたから、その様子を画像に残そうと考えた。写真は開店前に撮ることが理想である。ただし有り難いことに、今日は8時30分の開店と同時に3組様の予約を戴いていた。よって隠居の柴折り戸は、それらのお客様がお帰りになるころを見計らって押した。

空は晴れても気温はそこまで上がらない。空気の感じはいかにも5月のそれである。夏が来るまでにかならずある梅雨だけが、今は鬱陶しい。長期予報によれば、関東甲信の梅雨入りは6月上旬。梅雨明けはいまだ予測できず、平年は7月22日のころという。

「隠居床の間」とタイトルのあるデータベースを開くと、そこには計33の軸や絵が季節ごとに記されている。もっとも、気に入ったものはそのうちの9点に過ぎず、また夏にふさわしいものは皆無だ。「緑の絵」はこのまま、夏の終わりまであるかも知れない。


朝飯 冷や奴、トマトサラダ、納豆、梅ひじき、香港橄欖菜、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、大根の味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 だしまき玉子、厚揚げ豆腐の淡味炊き、大根おろし、めかぶの酢の物、なめこのたまり炊、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、刺身あれこれ、「朝日酒造」の「久保田百寿」(冷や)、「小ざさ」の最中


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2024.5.10(金) 「全店」とは

伊豆へ行く前に完成させておいた火曜日の日記の公開ボタンをクリックする。次いで水曜日の日記を完成させる。きのう木曜日の日記は文章のみを完成させてWordPressを閉じる。

検索エンジンに「パタゴニア、バギーショーツ 5インチ XS」と入れてみる。するとパタゴニアのオフィシャルサイトの、当該のページが現れた。そこにはきのうパタゴニアの神田店で「全店に在庫無し」と言われた濃い青色があったから即「ショッピングカートに追加」のボタンをクリックする。ウェブショップの在庫は「全店」の在庫とは別なのだろうか。

先月26日に銀行で両替をしてもらった釣銭の在庫が底を突いてきた。今週末を乗り切れないことは一目瞭然である。よって朝のうちに銀行へ行き、金種別の払い戻しを頼んで会社に戻る。

明日は黄金週間が過ぎて初めての週末。商品は、どれくらい売れてくれるだろう。道の駅「日光街道ニコニコ本陣」へお出しする分としては、とりあえず平日の倍を作るよう、包装係にはメモを残した。

夕刻「ご注文製品を発送しました」の表題を持つメールが「パタゴニアカスタマーサービス」より早くも届く。来月の上旬には、僕は濃い青色のバギーショーツを穿いて、プールサイドのハンモックで寝ている予定である。


朝飯 スペイン風目玉焼き、揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、納豆、胡瓜のぬか漬け、香港橄欖菜、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、豆腐と若布と長葱の味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 エリンギのソテーとベビーリーフのサラダを添えたパテとソーセージパン2種のチーズ飲みさしの白と赤のワイン


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2024.5.9(木) 伊豆治療紀行(25回目の2日目)

きのうとおなじ手順により足首から膝までを触った先生は「うん、柔らかくなった」、次いで首の両側を押して「快復、早いなぁ」と言った。ここで僕が何を感じるかといえば「からだの具合が整って良かった」というよりも「だったら今日の治療は辛くないに違いない」という安堵である。からだの状態が良好なら、治療もそれだけ早く終わる。

伊豆高原11:02発の伊豆急行は熱海に11:58着。乗り換え案内では12:35発の「こだま714号」に乗るべしと出る。しかし熱海駅の構内を急ぎ足で移動すれば、12:02発の「こだま712号」に間に合う。品川には12:40の着。

品川から新橋に移動をして、昼食の後、いつもの床屋で散髪をする。そこから外苑前まで地下鉄銀座線に乗り、トリッペン原宿店を訪ねる。3月8日にかかとの修理を頼んだ靴は、綺麗に直されていた。きのうからのゴム草履をその革靴に履き替えて、ゆるやかに起伏した道を青山通りに戻る。外苑前のプラットフォームで木綿のセーターを脱ぐ。半袖のポロシャツ1枚では寒さを感じるものの、セーターを着ていては暑いという、微妙な気温である。

地下鉄銀座線を今度は神田で降りて、行きつけの皮膚科で診察を受ける。薬は6月末までの分を処方してもらった。そして今後は「目と鼻の先と」とは言えないまでも、タクシーが必要な距離でもないパタゴニア東京神田を目指す。

2014年に買ったMサイズのバギーショーツは、この10年間の体重の漸減により、今やゆるすぎる。また随分とくたびれてきた。それは冬のころから分かっていたものの、2月9日にR1セーター2着を買ったときには、夏物のバギーショーツはいまだ出ていなかった。

女店員はSとXSを手渡してくれた。XSを先に試着すると、胴回りはこれがちょうど良かった。しかし僕の望む濃い青色は、全店に皆無という。僕は買い物においては、妥協はほとんどしない。「また来年にします」と言うと「そうしてください」と女店員は気持ち良く微笑んだ。

またまた銀座線に乗ってabcマート、無印良品と回る。その無印良品の店内でiPhoneを確かめると、家内と待ち合わせた時間が迫っていた。即、本日5回目の銀座線で日本橋へ移動する。

Tik Tokに東京の美味そうな店が紹介をされていても、その場所が山手線の目白から大崎のあいだ、あるいは山手線の西側であれば、僕は大抵、上にスワイプをしてしまう。何かを買うにしても食べるにしても、それが銀座線の沿線にあれば、行く気もしようというものだ。

そうして浅草19:59発の「リバティけごん49号」に乗り、22時前に帰宅する。外の気温は8℃だった。


朝飯 “Bon Ap”の2種のパイ、牛乳
昼飯 「ドトール」のカルツォーネ3種の魚介のペスカトーレ、コーヒー
晩飯 「吉野鮨本店」のあれやこれやそれや、他あれこれ、「櫻正宗」の「櫻正宗」(燗)


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2024.5.8(水) 伊豆治療紀行(25回目の1日目)

雪駄はかかとを後ろにはみ出させて履くのが粋と、どこかで耳にした覚えがある。それに影響をされたわけではないけれど、手持ちのhavaianasのゴム草履は、僕の足のサイズより2センチメートルほど小さい。それはウェブショッピングに付きものの「試着できない」という問題による。メーラーの「通信販売」のフォルダを検索すると、僕はこれを2007年5月に買っていた。最後に使ったのはバンコク、チェンマイ、チェンライで、2014年9月のことだった。

そのゴム草履を、今朝は久しぶりに履いて会社を出た。靴下は、どこかの旅館でもらった足袋型である。小さすぎる草履はしかし、荷物の容量をできるだけ小さくしたいという僕の性格には合っている。

下今市から09:34発の「きぬ116号」に乗れば、東京11:57発の「こだま723号」には余裕を以て間に合う。しかし今日は乗換駅の北千住に常磐線が遅れて来たため、いささか気を揉んだ。そして伊豆急行の伊豆高原には熱海を経由して13:57に着いた。足元がゴム草履のため、駅前で借りたレンタカーは家内に運転をしてもらって、先ずはホテルに落ち着く。「伊豆高原痛みの専門整体院」での治療は16時30分から。

治療台にうつぶせになった僕の、先ずは両のかかとを外に開いて「どこかに響きますか」と先生が訊く。ここで違和感を覚えたことは、2018年秋に宇都宮ではじめて診察を受けたときから皆無だ。次に足首、ふくらはぎの真ん中あたり、ふくらはぎの最上部と先生は押していき、膝の両側を両手で挟み込んで「微妙」と呟く。今度は首の両側を押して「ちょっと硬い」と言ったから不安になる。からだの調子が良くないときには、それに比例して治療中の痛みが増すのだ。

腰と左肩の数ヶ所を肱で強く押されたときには、思わずからだが弓状にのけぞった。9,000ボルトを発する電子ペンによる痛みは昨月にくらべれば強かったものの、ことし1月のそれからすれば、どうということもなかった。

「疲れだね」と断じた先生から解放されれば後は安楽が待つのみだ。行きつけの焼鳥屋には新しいボトルを入れた。そしてホテルに戻り、入浴をして早々に寝る。


朝飯 牛蒡と人参のきんぴら、トマトのスクランブルドエッグ、揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、大根おろしを薬味にした納豆、香港橄欖菜、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、若布と長葱の味噌汁
昼飯 「笹八」の爆弾おむすび、JAVA TEA
晩飯 「和居」のあれやこれやそれや、他あれこれ、麦焼酎「二階堂」(お湯割り)


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2024.5.7(火) マンデビラ

お金の入ってくる銀行からお金の出ていく銀行へと、インターネットを用いて資金移動をしている最中にiPhoneが鳴る。幾重にも安全対策の施されたサイトの関門を抜けつつようやく辿りついたページででタイムアウトなどということになれば、再度、おなじ面倒を繰り返さなければならない。電話とはまことに「出物腫れ物ところ嫌わず」の道具である。会話は幸い1分と少々で終わり、振替も無事に済んだ。明日から明後日まで伊豆に出かける。会社を留守にする前には、いろいろとすべきことがあるのだ。

会社を留守にするといえば、6月3日発の深夜便でタイへ行く。前日2日の夕刻は忙しい。よって事務机の左手に掛けたカレンダーの6月1日の余白には、特に売上金に関する注意を書き込む。

夕刻、朝に外へ出した幾鉢かを店の中へ取り込みつつ「あっ、すごい」と思わず声が出る。昨年のいつごろだったか、蔓性の植物をいただいた。一輪だけあった花は、いくらも経たないうちに落ちた。だからといって目立たない日陰に移して枯れさせることには気が引けた。以降、秋から冬、そして春と水をやり続けた。その鉢の蔓から、朝には気づかなかったつぼみが紅く突き出でいたから驚いたのだ。つぼみは明日にも開くだろうか。


朝飯 牛蒡と人参のきんぴら、納豆、茎山葵のおしたし、蕪と胡瓜のぬか漬け、香港橄欖菜、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、若布と長葱の味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 茹でた空豆エンドウ豆の甘煮太刀魚の串焼きごぼう天グリーンアスパラガスと豚肉のソテー大根のたまり漬、メシ、「黒龍酒造」の「九頭龍垂れ口」(冷や)


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2024.5.6(月) 八十八夜

お茶を買う、その数量に気をつけなければならない季節が近づいているような気がする。

「自分の畑のお茶と上澤梅太郎商店の味噌を交換しよう」という提案を、ここ何十年もくださる方がいらっしゃる。物々交換でも相手はお客様、ということになるのだろうか。とにかく新茶の季節には毎年、その方のお茶を1キログラムほども買ってきた。

在庫は心を豊かする。しかしこの時期にうっかりお茶を買い溜めると、その方からの1キログラムも含めて在庫は過剰気味になる。よって冒頭の「気をつけなければならない」になるのだ。

今朝は検索エンジンに「八十八夜 いつ」と入れてみた。するとその最上段には「八十八夜は立春から数えて88日目の日で毎年5月2日ごろ。2024年の八十八夜は5月1日」と出た。とすれば、そろそろ油断はできない。

その八十八夜を過ぎても手の指と足のかかとにはアカギレが切れる。かかと用の「キズパワーパッド大きめ12枚入」の在庫はいまだ充分だ。しかし手指用の同「水仕事用10枚入」は、日中に右の中指に3枚を使ったところで残りは数枚になってしまった。いつものように価格.comで値段を調べると、昨年から3割ほども値上がりをしている。必需品であれば逡巡はしていられない。もっとも安い値を付けていたamazonの店ですべての在庫8箱を、次に安い値を付けていた楽天の店で10箱を確保する。

夕刻にiPhoneを探す。「毎日そうして探しているのだから、首から提げておけばよい」と家内は言うものの、救急外来に勤める医師や看護師でもなければ、そんなことはできない。事務室の電話機にその番号を押す。周囲に音は聞こえない。「ということは店だろうか」と考え事務室を出る。ひと月かふた月ほど前にバージョンアップをしたときより微かなものに変わってしまった呼び出し音は果たして、事務室の裏に置いた配達用のトートバッグの中から聞こえていた。めでたし、である。


朝飯 トマトサラダ、牛肉と玉葱のすき焼き風、納豆、めかぶの酢の物、香港橄欖菜、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、大根と若布の味噌汁
昼飯 納豆素麺
晩飯 「コスモス」のコンビネーションサラダカツレツドライマーティニ、ハウスの白ワイン、家に帰ってからのアイスクリーム、Old Parr(生)


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上澤卓哉

上澤梅太郎商店・上澤卓哉

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