2022年10月の日記31本
2022.10.31(月) 命みじかし
睡眠という、なかば死んだ状態から明確な境目を意識しないまま、気づくと目を覚ましていた。方向としては逆になるけれど、死ぬときも、こんな風に逝けたらなぁと、漠然と考えつつ服を着る。
おじいちゃんの享年は72歳。今の僕からすれば6年後の年齢である。「明治 申年」と検索すると、おじいちゃんの生年は明治41年すなわち1908年と知れた。中学校から高等学校に上がる春休みに、おじいちゃんと太宰府に旅行をした。その1972年から1908年を引けば64歳。そのときのおじいちゃんはもちろん元気だった。しかしそれから亡くなるまでの8年間で、坂道を転がるようにして衰えた。糖尿の持病があった。医者の言うことは聞かなかった。節制のできる性格ではなかった。そうであれば、72歳での死も不思議ではない。
オヤジの享年は75歳。これも平均寿命からすればいささか早い。オヤジの最後の1年は元気がなかった。多分、体力の漸減に伴って気力も弱っていったのだろう。好きだった旅行は、最後の1年間はまったく無し。一時は毎日のように出かけた夜遊びも、ほとんどしなくなっていたのではなかったか。オヤジの寿命を縮めた一番の理由は明らかに、タバコ、である。
「この中でいちばん長生きをするのはウワサワだ」と、ある年の同窓会でサカイマサキ君は言った。その根拠として、規則正しい生活とまともな食生活を、彼は上げた。そのサカイ君も、今はもう亡い。
元気に仕事ができることは有り難い。死ぬまで仕事をしたがる人もいる。しかし残念ながら、僕はそちらの派ではない。そろそろ遊んで暮らしてぇな、と思う。
朝飯 秋刀魚の梅煮、納豆、冷や奴、炒り豆腐、胡瓜と蕪のぬか漬け、ごぼうのたまり漬、らっきょうのたまり漬、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、メシ、若布と油揚の味噌汁
昼飯 ラーメン
晩飯 刺身湯波、茄子の味噌炒り、鮭の「日光味噌」漬け焼き、柿と菠薐草の白和え、めんたいこ、蕪と胡瓜のぬか漬け、メシ、麦焼酎「こいむぎやわらか」(お湯割り)
2022.10.30(日) 柴折り戸を押す
「汁飯香の店 隠居うわさわ」は本日、開店の8時30分から10名のお客様。そのうちの3名様は、1959年に早世した叔父三郎の同級生と、そのご友人ご家族。4名様は、自由学園男子部の先輩とご友人の各ご家族。そういう次第にて、時間を見計らって隠居の柴折り戸を押す。
叔父三郎の同級生を名乗るお客様は、予約時からその旨を承っていたため、むかしの写真帳をご用意しておいた。いまだお食事中により、その写真帳は、ご挨拶をしつつテーブルの端に置かせていただいた。
先輩のご一行に甘味をお出ししたとの電話連絡を受け、ふたたび隠居へ戻る。食後の蔵見学を希望されていたためだ。その道すがら、先ほど写真帳を置かせていただいたお客様と、路上で遭遇する。お客様は何と、今市高等学校の記念写真において、叔父の隣に写っていたという。67年前の写真である。気の効かない僕が、今日に限っては気を効かせることができて良かった。
ちょうど他のお客様の途切れた時間帯にて、先輩方4名様には、席に着いていただいたまま、上澤梅太郎商店の漬物作りにつきご説明をする。蔵見学のための写真帳には、おばあちゃんの三姉妹も写っている。それをご覧に入れながら、オヤジが自由学園に入学した経緯などについてもお話しをすることができて良かった。
蔵見学において、メガネをおかけの方は、つい先日までは、低温熟成庫をお出になると同時にメガネが曇った。しかし秋も半ばに達した現在においては、その現象は、もう起きない。
予想のとおり、今日の売上げは今月の最高を記録した。次の週末は、より忙しくなると思う。
朝飯 秋刀魚の梅煮、炒り豆腐、納豆、めかぶの酢の物、柴漬け、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬、ごぼうのたまり漬、メシ、油揚げと若布の味噌汁
昼飯 ラーメン
晩飯 トマトとベビーリーフとクレソンのサラダ、エリンギと菠薐草のソテーを添えたビーフステーキ、Grand Vin de Leoville 1984、アイスクリームの林檎ソースがけ、Old Parr(生)
2022.10.29(土) やり繰り
早朝、食堂のテーブルにコンピュータを開く。既にして書けているおとといの日記を「公開」する。きのうの日記も書けているものの、それは気持ちの余裕を保つため、いつも在庫としている。そして今日の日記に取りかかる。
今月の売上げを見てみると、5日と6日のそれが極端に低い。「さて、その理由は何だろう」と、この日記を遡ってみる。果たしてその2日間は、僕は家内と伊豆へ出かけていた。天気は雨だった。荷物を嫌う僕は傘を持たなかった。6日の、荷風なら「晡下」と書く時間に京橋のモンベルでもっとも軽い傘を買った。雨は、その傘を差しつつ銀座の2丁目まで歩くあいだに上がった。
それにしても、雨というだけで、それほど売上げが落ちるものだろうか。ただし以降の数字は上下動を繰り返しつつ上昇し、23日の日曜日には、5日、6日のそれの約6倍に達している。この様子からすれば、紅葉狩りの人の出は、文化の日のからむ飛び石連休のあたりで頂点に達しそうな気がする。
午後、研究開発係のマキシマアキコさんに乞われて、昨夏に収穫されたらっきょうによるたまり漬を試食する。この分を売り尽くせば、次は今夏の新物になる。ヒネ物と新物のどちらが美味いかは、食べる人の好みによる。この時期の新旧のやり繰りには、結構、難しいものがあるのだ。
朝飯 ピーマンの炒りつけ、秋刀魚の梅煮、油揚げの網焼き、炒り豆腐、柴漬け、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬、ごぼうのたまり漬、メシ、大根と若布と椎茸の味噌汁
昼飯 カレーライス
晩飯 チーズ、TIO PEPE、スパゲティナポリタン、パン、Chablis Billaud Simon 2018、牛乳プリン
2022.10.28(金) 再度の配達
携帯電話を携帯しない悪癖が僕にはある。配達に出ている販売係ササキユータ君からの、10時04分の着信には10時31分に気づいた。折り返し発信をするも、応答はない。ササキ君からの、次の着信は10時58分にあった。卸先様に商品をお納めしている最中に、追っつけこれこれの品を持ってきてくれれば有り難いと頼まれた、という。
上澤梅太郎商店と、そのお得意様との距離は7キロメートル。普段ならクルマで10分の距離ではあるものの、現在は紅葉狩りの最盛期である。そこへ更に、全国旅行支援の対策が注入されている。道路は平日から大変な混みようである。夕方まで待てば再配達も可能なのではないかと、ササキ君は言う。僕は了承して電話を切る。
道の駅「日光街道ニコニコ本陣」へ納める商品は現在、平時の倍を準備している。卸先様にも強気の予想を立てていただきたいところだが、置く場所などの制約も、おありになるのだろう。
ササキ君が再度の配達に出かけた16時30分より、ひとり店頭に立つ。ひとり仕事というのも、なかなか楽しいものだ。閉店後、掃除の時間に戻ってきたササキ君によれば、この時間に至っても、渋滞の余韻は残っていたという。
朝飯 コンニャクの煮つけ、ピーマンの炒りつけ、納豆、炒り豆腐、めんたいこ、柴漬け、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬、ごぼうのたまり漬、メシ、豆腐と若布の味噌汁
昼飯 ラーメン
晩飯 “Finbec Naoto”の其の一、其の二、其の三、其の四、其の五、其の六、其の七、其の八、Bourgogne Aligote En Auvonne Jean Fournier 2018、コーヒー
2022.10.27(木) 逆算
8時からの朝礼を終え、道の駅「日光街道ニコニコ本陣」の売り場の掃除と納品へ向かおうとして外へ出ると、クルマが1台、駐まっていた。紅葉狩りのお客様に違いない。即、運転席に近づき声をおかけする。店のシャッターが開くのは8時30分。それまでお待たせしては申し訳がない。脇から店にお入りいただいて、買い物をしていただく。
家を早く出すぎたと、そのお客様は苦笑いをされた。しかしゴールデンウイークやお盆やシルバーウイークなどの長い休み、また観光の季節には、時間の余裕は充分以上におとりいただくことが肝要だ。先日は渋滞に阻まれ、予約をされながら遂に「汁飯香の店 隠居うわさわ」にたどり着けなかったお客様がいらっしゃった。
一倉定は「経営は逆算である」と言ったという。僕からすれば、遊びも逆算である。
きのうの夜は家内の不在により、夜は外へ飲みに出た。カウンターに着いて間もなく、右隣の常連のiPhoneがアラーム音を発した。訊けば、帰宅すべきは19時15分、代行車が迎えに来るのは19時、アラームの設定は18時45分、飲み始めは17時という時間の規則を自らに課しているのだという。見事な逆算ぶりと、感心しないわけにはいかない。
朝飯 揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、蓮根のきんぴら、納豆、ほぐし塩鮭、蕪のぬか漬け、柴漬け、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬、ごぼうのたまり漬、メシ、けんちん汁
昼飯 たけのこごはん、玉子焼き、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、けんちん汁
晩飯 ピーマンの炒りつけ、飛竜頭と白滝の炊き合わせ、炒り豆腐、かますの干物、柴漬け、麦焼酎「こいむぎやわらか」(お湯割り)、「紫野和久傳」の「西湖」、Old Parr(生)
2022.10.26(水) なにからなにまで
釣り銭として使う1,000円札の準備は早朝に行うと、今月22日の日記に書いた。しかしそれはせいぜい数日に1度のことだ。対してぐるなび経由でいただく「汁飯香の店 隠居うわさわ」の予約の管理は毎朝、する。
隠居のご予約は、ぐるなびだけでなく、電話、電子メール、メッセンジャー、口頭で直接など、様々な方法によりいただく。そしてそれらのすべては事務室の壁の紙に記録をされる。
早朝にぐるなびからの予約を確認すると、1階の事務室まで降りてその紙を壁から外し、4階の食堂に持ち戻って必要なことを記入する。「だったらその紙は前夜のうちに自宅4階へ運んでおけば良いではないか」と言われれば、入るか入らないか分からない予約のために、それはできない。しかし予約は大抵、毎夜、いただく。
ひと月分を記録するその紙は、ご予約をいただくたび壁から外され、事務机で必要なことを記入されては壁に戻る。また毎日のように事務室と4階食堂のあいだを往復する。そうするうち皺が寄り、特に磁石のクリップで挟まれる上端はすり減ってくる。そのクシャクシャの紙に朝日が差す。
ひとり朝食を済ませた家内を下今市駅まで送る。時刻は6時45分。日本橋タカシマヤS.C.の本館8階では、日本の美味を集めた「味百選」が、今日から31日まで開かれる。長男はきのう会場に入った。家内はお得意様が多くいらっしゃる初日のみ売場に立つ。予報によれば、期間中は晴れ続き。なにからなにまで有り難い。
朝飯 茄子とピーマンとパプリカの味噌炒り、揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、納豆、秋刀魚の梅煮、蕪と胡瓜のぬか漬け、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、ごぼうのたまり漬、メシ、けんちん汁
昼飯 ラーメン
晩飯 「和光」のお通しの炊き合わせ、まぐろの山かけ、赤魚の粕漬け、鰯の梅紫蘇はさみ揚げ、麦焼酎「吉四六」(お湯割り)
2022.10.25(火) 紅葉狩り
朝のテレビのニュースがいろは坂の混雑ぶりを伝えている。ウチからいろは坂を登って中善寺湖畔まで、普段はクルマで40分。これが紅葉の季節の連休がらみには、僕の知る限り7時間という記録がある。新型コロナウイルスの蔓延により疲弊した観光業者を助けるため、この2年のあいだ様々な旅行支援が行われてきた。今月11日からの全国旅行支援は、何度目のそれに当たるだろう。
今回、現地で使えるクーポン券は、休日には1,000円分、平日には3,000円分が宿泊施設より手渡されるという。平日の支援を休日の3倍としたところは良かった。これにより週末の混雑は、いくらかは緩和されるだろう。
商売は2月と8月の、いわゆる「ニッパチ」に売上げが落ちるとする通説を分析した人がいる。結果は「業種により異なる」というもので、それはそうだろう。観光業に限れば、夏休みやお盆休みのある8月は、むしろ忙しい。それを過ぎると、年末年始の休みを除いては、春の彼岸までヒマになる。
今回の全国旅行支援は、2023年の1月まで待って出すべきではなかったか。しかしそれでは業者側からは「もっと早く出せ、すぐに出せ」、旅行者側からは「真冬に出されても、行くところが無い」と、非難の声が上がったかも知れない。
上澤梅太郎商店としては、目の前の事実に誠実に向き合っていくだけのことだ。それに従い、時に先導してくれる社員の存在は、多いに有り難い。
朝飯 揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、蓮根のきんぴら、茄子とピーマンとパプリカの味噌炒り、納豆、胡瓜と蕪のぬか漬け、らっきょうのたまり漬、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、ごぼうのたまり漬、メシ、大根の味噌汁
昼飯 ラーメン
晩飯 「やぶ定」の酒肴あれこれ、冷やしかけ蕎麦、4種の日本酒(冷や)、家に帰ってからのピーパン、Old Parr(生)
2022.10.24(月) きのうのヌキヌキ
きのうの朝に見た夢の「ヌキヌキ」については、思い当たるふしがある。先週火曜日の夕刻は、湯島天神下のシンスケで呑んでいた。そのカウンターで「ぬき」をめぐる話を耳にしたのだ。
「ぬき」とはご承知のとおり蕎麦屋の酒肴のひとつ。「天ぬき」は天ぷら蕎麦から蕎麦を抜いたもの、「鴨ぬき」と頼めば鴨南蛮蕎麦から蕎麦を抜いたものが出てくる。それを聞きかじった半可通、否、半可通にも達していない男が並木の藪で「盛りのぬき」と注文したというのだ。目の前に置かれたのはつゆのみ。「何だ、これは」と驚愕しつつ、しかし恥はかきたくないからそのままそれをチビリと舐めたかどうかまでは聞かなかった。
蕎麦屋の肴といえば、蕎麦の材料を流用したもののみを供する店が好きだ。「なんでもあり」の店は好きでないのだ。と、そんなことを書きながら、銀座の「よし田」では鮪の山かけなどを頼んでしまうのだから、僕もいい加減なものである。
そういう僕も、蕎麦屋で「ぬき」を肴にしたことは生まれてこのかた無い。ツウを気取っているようで恥ずかしいのだ。そして夜は自宅の天ぷらにて心おきなく「天ぬき」を味わう。
朝飯 茄子とピーマンとパプリカの味噌炒り、揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、生玉子、納豆、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬、ごぼうのたまり漬、メシ、キャベツとズッキーニの味噌汁
昼飯 たけのこごはん、五目おこわのおむすび、鶏の唐揚げ、竹輪の天ぷら、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」
晩飯 ひたし豆、小海老と牡蠣と人参と獅子唐の「天ぬき」、「梅屋」の生蕎麦による盛り蕎麦、麦焼酎「こいむぎやわらか」(生)、柿
2022.10.23(日) クリスマスの朝
目を覚ましても、すぐには起きない。直前まで見ていた夢を反芻する。
晴れた朝の漁港にいて、僕は降りたばかりの漁船を振り向いている。早朝、漁師は僕に、釣り上げたばかりの鯛を「ヌキヌキ」という、この地方に伝わる調理法で食べさせてくれた。その「ヌキヌキ」がどのような姿形、風味のものだったかは覚えていない。
「さて、そろそろ起きるか。今の時間は、そうだな、4時3分」と枕の下からiPhoneを取りだし、ホームボタンを押すと、そこには「4:03」の数字があったから大いに驚いた。これほどの偶然があるだろうか。同時に「こんなことに運は使いたくねぇな」とも思う。
真新しいズボン、真新しいTシャツに着替えて食堂に来る。カーテンを巻き上げると、東の空の中くらいのところに旧暦9月28日の薄い月が出ている。僕は、夜の月にはあまり気づかない。仕事が終われば屋内を伝って自宅へ戻る。間食はほとんどしないから、腹が減っている。頭にあるのはほとんどメシと酒のことのみにて、空に月を探そうとする気持ちなどは、さらさら無いのだ。
「汁飯香の店 隠居うわさわ」を開業して以来のこととして今朝も、夜のあいだに「ぐるなび」に入った予約を確定させ、ご返事をお送りする。いただいたうち、もっとも先のご予約は、12月25日の午前9時。クリスマスの朝が、清々しくあってくれれば嬉しい。
朝飯 茄子とピーマンとパプリカの味噌炒り、揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、納豆、秋刀魚の梅煮、胡瓜のぬか漬け、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬、ごぼうのたまり漬、メシ、豆腐と長葱の味噌汁
昼飯 ラーメン
晩飯 夏太郎らっきょう、なめこの味噌汁、豚の生姜焼き、メシ、麦焼酎「こいむぎやわらか」(生)、「オーベルジュ」のマドレーヌ、Old Parr(生)
2022.10.22(土) 早朝にすることのひとつ
釣り銭の、1,000円札が不足している。銀行から降ろしてきた新券は豊富にあるものの、これをそのまま使えば密着に気づかず多くお渡ししてしまう恐れがある。よって新券は、あらかじめ並券と互い違いに重ねておく。
お客様からいただく紙幣には、使えるものもあれば「これをお釣りとしてお渡しするのはいかがなものか」と思われる、汚れや折り皺や破損のあるものもある。それを除いたものが、いわゆる並券である。
営業中は、数時間にいちど店へ行く。そしてキャッシュレジスターから紙幣を取り出し、新券と並券を互い違いにしたものを補給する。取り出した紙幣は使える並券と、そうでないくたびれたものを分け、くたびれたものは銀行入金用とする。そうして選り分けた並券を、今早朝は新券と互い違いに重ねて金庫に保管した。
11月23日の勤労感謝の日までは、釣り銭の準備に汲々とする日が続くだろう。それはまた、嬉しい日々でもある。そして今日も、中々に賑わった一日だった。
朝飯 茄子とピーマンとパプリカの味噌炒り、揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、冷や奴、ほぐし塩鮭、胡瓜のぬか漬け、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬、ごぼうのたまり漬、メシ、白菜の味噌汁
昼飯 「カルフールキッチン」の2種のサンドイッチ、ホットミルク
晩飯 夏太郎らっきょう、枝豆、カレー南蛮鍋、「梅屋」の今年の蕎麦粉による盛り蕎麦、麦焼酎「こいむぎやわらか」(生)、林檎、バームクーヘン、Old Parr(生)
2022.10.21(金) 99/100
これまでとは店の忙しさが随分と違ってきた。毎夕に締めるキャッシュレジスターの数字だけでなく、用意した釣り銭の尽きる速度が高くなってきたことも、それを裏付けている。開店より前にいらっしゃるお客様、閉店して後、掃除をしている最中にいらっしゃるお客様が多くなるのも、また紅葉狩りの季節にはよくあることだ。
オヤジは時間外の仕事を努めて避けようとした。しかし僕は、どちらかといえば、それを好んでする。時間外の仕事とは、たとえば「ヨーイドン」の前から飛び出せるのだ。あるいは「ゲームセット」が宣言されてなお、勝負を続けることができるのだ。「トク」以外の何ものでもないではないか。
午前、銀行関係の仕事を片付けてから隠居へ赴き、田崎草雲の「厳菊之図」を床の間から降ろす。そして今月3日の日記に書いたとおり、谷文晁の「福神恵比寿之図」を掛ける。おととし頼んだ鑑定家はこれを真作と認めたが、果たして文晁がこのような漫画じみた絵を描くものだろうか。署名はいわゆる鳥文晁。弟子が使い放題にしていたという落款は大きな方形に陰文で「画仙」。文晁の作品は、100のうち99は贋作と言われている。
朝飯 茄子とピーマンとパプリカの味噌炒り、ベーコンエッグ、揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、秋刀魚の梅煮、胡瓜のぬか漬け、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬、ごぼうのたまり漬、メシ、なめこと菠薐草の味噌汁
昼飯 カレーライス
晩飯 枝豆、白菜と豚肉ときのこの鍋、「梅屋」の昨年の蕎麦粉による盛り蕎麦、麦焼酎「こいむぎやわらか」(生)、薩摩芋と林檎の甘煮、Old Parr(生)
2022.10.20(木) 人まかせも悪くない
「10分で準備できる頑張らなくても美味しい朝食」という5分ほどの動画を週に一度、TikTokに上げている。先日はそれに「そんなこと言われても、自分は食器を選ぶことすらできないんですよ」という、これは自身に対する怒りだろうか、そういう雰囲気を含んだコメントをいただいた。
「食器を選ぶことすらできない」とは、どういうことだろう。「食器などは棚から出してお盆に並べるだけのことではないか」と考えつつ思い出したことがある。
服は奥さん任せで、それを自分で買うことは一切、無い、という人が僕の知る範囲にふたりいる。ふたりとも僕の目には整って見える。食器を選ぶことは毎日の服を選ぶことに似ている。とすれば、食器も人に選んでもらってはどうか、そう思いついて、今朝の動画では以下を述べた。
1.食器屋にスマートフォンを持ち込み、この動画を店の人に見せつつ「こんな一汁三菜のための食器を選んで欲しい」と頼む。
2.スティーヴ・ジョブズが着続けた黒いセーターとジーンズのように、取りあえずはそれを使い続ける。
3.それに飽き足らなくなったら食器屋へ行く。ひと目見て「あら、可愛い」などと飛びついてはいけない。その食器に料理を盛った姿を想像しながら選ぶ。
4.ときには本を開き、活字からも知識を得る。
「自分は食器を選ぶことすらできない」の人が、今朝の動画に気づいてくれれば幸いである。
朝飯 茄子とピーマンとパプリカの味噌炒り、揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ。納豆、菠薐草のおひたし、胡瓜のぬか漬け、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬、ごぼうのたまり漬、メシ、トマトとズッキーニの味噌汁
昼飯 「ポンヌッフ」の2種のパン、ホットミルク
晩飯 めかぶの酢の物、夏太郎らっきょう、豆腐と白菜となめこの鍋、その鍋に投入するための素麺、麦焼酎「こいむぎやわらか」(生)
2022.10.19(水) 終日隠居
iPhoneの呼び出し音が突然に鳴り、しかしそれは、枕の下に置いた僕のものではない。闇の中ではどうにもならず、部屋の灯りを点ける。iPhoneは、家内の手提げの中で鳴り続けていた。家内はきのうから2泊3日の予定で出かけている。飛び道具を欠いて、何かと不便をしていることだろう。
早く寝れば早く起きられる。目覚ましを使うことはほとんど無い。しかし寝ている途中で起こされれば寝過ごす可能性もある。よって自分のiPhoneに5時30分のアラームを設定し、何とか二度寝に持ち込もうとする。ちなみに夜中にかかってきた電話は間違い電話だった。
日中はほとんど隠居にいて、来年から2、3年先までのあれこれについて、計6名で話し合う。僕は、このようなときには、ほんのすこしの希望や自分の好き嫌いについて述べるのみにて、後は「よきに計らえ」を通すことにしている。若いころから多くの老害を目にしてきた。声の大きな老人を疎んじる気持ちは66歳の今も持ち続けている。それゆえの、現在の姿勢である。
朝飯 秋刀魚の梅煮、揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、納豆、茄子とピーマンとパプリカの味噌炒り、蕪のぬか漬け、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬、ごぼうのたまり漬、メシ、トマトとズッキーニの味噌汁
昼飯 「ふじや」の野菜麺
晩飯 “COCO’S”のグリーンサラダ、グリーンサラダ(お代わり)、ハンバーグボロネーゼスパゲティ、カラフの赤ワイン
2022.10.18(火) 山越え谷越え
スマートフォンの天気予報によれば、本日の日光の最高気温は15℃、最低気温は9℃で、降水確率は60パーセント。対して東京のそれは18℃と14℃で、降水確率は80パーセント。テレビの気象予報士は「上着をご用意ください」と言っているが、これを真に受けると汗をかく。
子供のころアトピー性皮膚炎に悩まされたせいか、僕は汗を嫌う。「腑に落ちないのは酒を売る人々のこと」とオマル・ハイヤームは詠んだ。「汗をかくと気持ちが良い」という人々のことが、僕の腑には落ちない。
気温が18℃まで上がっても汗をかかないよう、麻の白いシャツに麻の薄いセーターを重ねる。ズボンは仕事着のまま。上から下までヤナイ社長の会社の品物である。そして下今市07:45発の上り特急に乗る。
仕事か趣味か判然としない用事を日本橋で済ます。そこから恵比寿へ出てタクシーに乗り「山種美術館まで」と運転手に告げる。
タクシーは、まるで凪の海を行くヨットのように進む。ただし山を越えたり谷を横断したりはする。中沢新一の「アースダイバー」ではないけれど、あるいはテレビ番組「ブラタモリ」ではないけれど、東京の地形は変化に富んで面白い。
「それにしても、ずいぶんと走るなー」と感じながら降ろされたところは根津美術館だった、仕方なく道の反対側へ回り、ふたたびタクシーを拾って来た道を戻る。
「いちばん可哀想なのは教養の無い人」と、自由学園の英語教師アカギヒデヤ先生はおっしゃった。その可哀想な傾向は僕にも無きにしも非ずだから要注意だ。山種美術館では竹内栖鳳の絵を観る。観たからといって教養がつくとも思われないけれど、とにかく観る。観ていさえすれば、そのうちどうにかなるのではないか、という気も、すこしはする。同時に、観ているだけではどうにもならない、という気もする。
燈刻よりすこし早いころ湯島に至る。小酌を為して北千住19時13分発の下り特急に乗る。持参した傘は、帰宅をするまで遂に使わなかった。
朝飯 揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、柿と菠薐草の白和え、納豆、茄子とピーマンとパプリカの味噌炒り、蕪と胡瓜のぬか漬け、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬、メシ、けんちん汁
昼飯 「こづち」のオムレツ定食
晩飯 「シンスケ」のあれや、これや、それや、タルヒヤ
2022.10.17(月) めんつゆ
今夏はめんつゆを1リットルずつ5回、作った。すべては異なる作り方をした。それらについては逐一、記録を残した。「今回は、これこれの点で失敗だった」と駄目を出すたび「味見をしながら作ればいいのに」と家内は自分の調理法を僕に伝えた。しかし足りない調味料をすこしずつ足していくその方法では、各々の配合比を明確にできない。それに僕は一発勝負を好む。そして5回目にしてようやく、ほぼ納得のいくめんつゆができあがった。
その最後のめんつゆは先日、昼のにゅうめんに使って尽きた。来夏は5回目の作り方を更に発展させて、より美味いものを作ってみよう。
今年は夏の入りばなに長崎の素麺8キロを買って、秋のはじめに食べ終えた。そして更に、今度は徳島の素麺5キロを買って、それは流石にいまだ残っている。
素麺は、皿うどんのように炒め、塩や醤油ではなくソースで味を付けたものも好きだ。しかしこれについては家内がゲテモノ扱いをして作ってくれない。誰かウチに来て作ってくれないか。炒めものは油がレンジ周りに飛ぶため、自分ではしたくないのだ。
朝飯 茄子とピーマンとパプリカの味噌炒り、牛蒡と人参のきんぴら、秋刀魚の梅煮、煮奴、納豆、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬、ごぼうのたまり漬、メシ、キャベツとズッキーニの味噌汁
昼飯 「食堂ニジコ」のえびてんしん丼(ごはん半分)
晩飯 レタスとクレソンのサラダ、万願寺唐辛子の網焼きとレンズ豆の煮つぶしを添えたローストチキン、トマトとルッコラのスパゲティ、Chablis Billaud Simon 2018、TIO PEPE
2022.10.16(日) 在庫
一時は6日分のあった日記の在庫は夏の終わりに一掃された。4日分は使い、2日分は季節感に齟齬が生じたため、来夏の分として別の場所に保存した。その一掃された在庫が、このところ徐々に増えてきた。現在はまた6日分が公開ボタンのクリックされるのを待っている。
「自分はなまけ者」と言うと「何十年も日記を書き続けながら、それはないでしょう」と、信じてくれない人がいる。僕にとって日記を書くことは遊びである。いくらでも書ける。書けて書けてしかたがないともいえる。そういえば「駄洒落が口を突いて出てしかたがない、誰か止めてくれ」と言った人が仲間うちにいた。僕の日記も多分、おなじたぐいである。
4時30分、南東の山の端に紅みが差しはじめる。その紅みが左右に極端に細長いのは、空の低いところから天頂までが雲に覆われているからに違いない。やがて朝日が昇る。しかしその太陽は、いくらもしないうち直上の雲に隠れてしまった。曇りがちの朝の眺めは薄ぼんやりとして、どうも面白くない。
もっとも、暗い曇りの日にも楽しみはある。それが「汁飯香の店 隠居うわさわ」の営業日であれば、庭園灯を点けるのだ。すると景色は一変して、寒々としていたところに暖かみが出てくるから不思議なものだ。隠居は今日も満席。朝一番のお客様は渋滞を避けるため、午前3時にご自宅をお出になったとのことでいらっしゃった。
朝飯 めかぶの酢の物、秋刀魚の梅煮、炒り豆腐、しらすおろし、牛蒡と人参のきんぴら、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬、ごぼうのたまり漬、メシ、豆腐と長葱の味噌汁
昼飯 「カルフールキッチン」のサンドイッチ、牛乳
晩飯 冷やしトマト、キッシュ、梨のゴルゴンチーズ和え、豆腐となめこの味噌汁、鶏の唐揚げ、麦焼酎「こいむぎやわらか」(生)
2022.10.15(土) もなかの食べかた
本日午前の店番はふたり。うちひとりは11時30分から1時間の昼やすみに入る。3人目が出社するのは12時30分。もっとも混み合う昼の時間に店番がひとりではどうにもならない。よって11時30分からの1時間は僕が販売の補助に入るべく、11時に4階の食堂へ上がる。そして最中を肴に、いや、甘いものは肴とはいわないだろう、とにかく緑茶を飲む。
一体全体、最中は何口で食べ終えるべきか。そういう下らないといえば下らない、深遠といえば深遠なことを語らせて日本一だったのは漫画家の東海林さだおだ。そして今日、自分が何口で最中を食べ終えたかは覚えていない。
それはさておき店の、3台あるキャッシュレジスターのうち、こともあろうにもっとも使う真ん中のそれのカードリーダーが、きのうの朝から変調を来した。交換申請は長男がしてくれた模様だが、すぐに新品が届くはずもない。よってそのレジは、きのうは休止をさせた。今日は週末にて、それが現金専用である旨の説明を貼って使うこととした。個人としては、エアレジのカードリーダーは、たとえばドイツ製の厨房器具のように、人間工学的に優れたデザインにしてほしい。現在の形と素材は滑りやすいのだ。
13時35分よりふたたび食堂に上がる。そして長葱をニンニクの代わりの香り野菜として、スパゲティを作る。
朝飯 炒り豆腐、牛蒡と人参のきんぴら、納豆、温泉玉子、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬、ごぼうのたまり漬、メシ、キャベツとズッキーニの味噌汁
昼飯 トマトと長葱のスパゲティ
晩飯 ジャコと小松菜ときのこのおひたし、南瓜煮、鮭の味噌漬け焼き、けんちん汁、明太子の手巻きおむすび、麦焼酎「こいむぎやわらか」(生)
2022.10.14(金) 随時随所無不楽
Mark Gatissという英国人による日本旅行記に偶然、ウェブ上で出会った。そこに書かれている日本は、涙が出るほど美しい。また「へー、外国から来る人の目には、日本はこんな風に見えているのか」という驚きも禁じ得なかった。その文章の出だしはしかし、美しいというよりは、どちらかというと面白い。以下に引いてみる。
……
あらゆるガイドブックが等しく声高に主張していることがある。「行くなら桜が満開の春、あるいは紅葉の秋、そして酷暑と高湿の8月だけは避けろ」と。というわけで、昨年(2014年)の8月9日、友人であるエマと私は日本に到着した。
……
マーク・ゲティスとエマは、その8月の日本で東京、広島、福岡、長崎、鹿児島、京都、そしてまた東京へと戻りながら多くを感じ、また大いに楽しむ。
ゲティスは数千語からなる旅行記を”Even in sultry August, Japan is a wonder. Go.”の一文で締める。すなわち「(すべてのガイドブックが行くなと言っている)蒸し暑い8月にさえ、日本は奇跡に満ちている。汝、行くべし」だ。
先月25日の日記に僕は旅について「行けるときに行くことが肝要」と書いた。またこちらは今月10日の日記に書いたことだが、フランス人のBebechanは夏の日本で感涙にむせんでいる。「ガイドブックなんて信じるな」だ。楽しさは、自分で見つけるものである。
朝飯 牛蒡と人参のきんぴら、納豆、揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、炒り豆腐、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、夏太郎らっきょう、ごぼうのたまり漬、メシ、菠薐草の味噌汁
昼飯 「食堂ニジコ」のえび春雨丼(ごはん半分)
晩飯 炒り豆腐、めかぶの酢の物、夏太郎らっきょう、きのこのたまり浅漬け、あれこれの鍋、麦焼酎「こいむぎやわらか」(生)
2022.10.13(木) 粗忽者
「汁飯香の店 隠居うわさわ」の予約をお受けする際に、おとといきのうと続いて粗相をしてしまった。
おとといは12月18日の予約を電話で承る際に「かしこまりました」と手元の紙に記録し、それを手に6、7メートルほども歩いて壁の予約表を見ると、その日は11時から14時まで貸切になっていた。
きのうはぐるなび経由で届いた11月19日の予約に「できれば個室をお願いします」とあったため「お席はテーブルから個室に変更いたしました」と返信を送って後に、やはり壁の予約表を見に行くと、当日のその時間の個室には、既に予約が入っていた。
「それほど先のことであれば、席はいまだすべて空いているに違いない」と決めつけて確認を怠ることは、今後は無いようにしたい。
そして今日は、家内に長男もまじえて「隠居」の、新年の営業について話し合った。新春の営業は1月8日の土曜日から。汁飯香、上澤の朝食、一汁七菜膳の通常の献立に、たとえば雑煮などを加えることはしない。ただし、おかずには正月らしさを加えるというところに落ち着いた。秋は深まるばかりである。
朝飯 秋刀魚の梅煮、揚げ湯波と蕪の葉の炒り煮、温泉玉子、コロッケ、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬、ごぼうのたまり漬、メシ、トマトとレタスの味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 菠薐草のおひたし、牛蒡と人参のきんぴら、炒り豆腐、夏太郎らっきょう、鯖の「日光味噌梅太郎赤味噌」煮、明太子の手巻きおむすび、「車多酒造」の「天狗舞50純米大吟醸」(燗)、「ゴンドラ」のパウンドケーキ、Old Parr(生)
2022.10.12(水) leg of crub
先日の伊豆行きは、昨年4月の初回から数えること8回目だった。その8回とも家内と一緒だった。しかし来月は諸般の事情により、ひとりでの行動となる。
整体院の最寄り駅は伊豆高原。宿は駅のちかくには皆無にて、いつもレンタカーを借りていた。しかしひとりでレンタカーは不経済だ。よって次回の宿は伊東に求め、整体院にはそこから電車とタクシーで通うこととした。
宿はきのう楽天トラベルで確保した。その予約完了メールを今日、何気なく確認したところ、11月10日の宿泊日を、誤って10月11日としていたことに気づいた。きのうは10月11日。カレンダーは、デフォールトでは当日の日付けになっている。それを11月10日に直すことなく予約してしまったのだ。今日は10月12日だから、宿泊料はタダ払いとなってしまった。「オレとしたことが」である。そして改めて、11月10日の宿を予約する。
夜のマカロニサラダには孫のリコが好むカニカマが入っていた。その赤い色見るたび、思い出すことがある。
その立ち食い鮨屋には次男とふたりで入った。先客は香港からの旅行者で、大人の男ふたりに男の子ひとりの不思議な組み合わせだった。しばらくするうち、その男の子には食べたい鮨種があり、しかしそれがカウンターの冷蔵ケースに見あたらなくて困っている様子に気づいた。彼らの会話に加わるも、どうにもその鮨種を特定できない。更に話すうちようやく、それは蟹の脚であり、しかしそれは本物の蟹の脚ではなく、カニカマであることに気づいた。その子供が香港で行きつけている鮨屋には、カニカマの握りがあったのだろう。
「日本の鮨屋には、カニカマは無いなー」と、彼らには説明をした。しかしこの日記を書きつつ試みに「鮨 カニカマ」と検索エンジンに入れてみると、果たしてそれは、日本にも存在していた。香港からの旅客には、とんだウソをついてしまった。回転鮨屋に行くことがあれば、目を皿のようにして、そのカニカマを探してみたいと思う。
朝飯 茄子とピーマンとパプリカの味噌炒り、納豆、揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、温泉玉子、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬、ごぼうのたまり漬、メシ、けんちん汁
昼飯 「ふじや」の野菜麺
晩飯 マカロニサラダ、刻みキャベツとトマトを添えたコロッケ、Chablis Billaud Simon 2018
2022.10.11(火) 朝のおかずは夜の肴
週初の朝は、いささか忙しい。直近1週間の売上金を合計して、銀行へ入れる準備をするのだ。数字の合計は、コンピュータがするから世話はない。しかし現金は数える必要がある。硬貨の、50枚を超えての入金は手数料が必要になるから、これはできるだけまとめて紙幣にする。今朝は更に、釣り銭の両替もしなくてはならない。いよいよ店舗の繁忙期に突入である。
午後一番に、セキネ耳鼻科のセキネケージ先生が、助手ひとりを伴って来社。出社している社員全員が、インフルエンザの予防接種を受ける。本日やすみの社員は別途、個人でセキネ耳鼻科へ行く。「上澤梅太郎商店の社員です」と伝えれば、自己負担なしに接種の受けられる仕組みである。ワクチンが効いているのは5か月間と聞く。とすれば来年の3月までは、少しは安心、ということだ。
ワクチンを接種した夜くらいは、大人しくしていた方が良かろうとは思う。思うけれども、自宅へ戻る途中で冷蔵庫から日本酒の四合瓶を取り出す。そして温め酒をつくり、秋刀魚の梅煮を2回もお代わりしながら2合半ほどを消化する。
南東の空にはおぼろ月。陰暦9月16日の月である。
朝飯 トマトのスクランブルドエッグ、揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、茄子とピーマンとパプリカの味噌炒り、明太子、胡瓜と蕪のぬか漬け、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、メシ、キャベツの味噌汁
昼飯 素麺
晩飯 揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、茄子とピーマンとパプリカの味噌炒り、秋刀魚の梅煮、ごぼうのたまり漬、「松瀬酒造」の「松の司生酛純米酒」(燗)、明太子、焼き海苔、メシ
2022.10.10(月) 惜しむのは
先日、Bebechanというハンドルネームのフランス人による以下の発言が、TikTokにシェアされていた。
……
日本に来てから、夏という季節の見方が変わった。蝉の声、入道雲、風鈴の音、むせ返るような蒸し暑さ、夏の夕暮れ、蚊取り線香の香り、ひぐらしの声。フランスにいた時は「夏=楽しいもの」としか見ていなかったのに、日本の夏は何故か涙が出る。この独特な風情に飲み込まれそうになる時があります。
……
一読して「これ、ホントにフランス人か、イザヤ・ベンダサンとおなじ、ガイジンを装った日本人なんじゃねぇか」と感じた。よってこの全文を検索エンジンに入れてみると、果たしてそれは確かに、日本に住むフランス人によるもので、初出は先月15日のツイッターだった。盛夏ではなく9月15日ということは、この人もまた僕とおなじく、ゆく夏を惜しんだのだろう。
店の入口右側の壁には「汁飯香の店 隠居うわさわ」のポスターがある。この空間には、以前は全紙大の季節の書が掛けられていた。数年前の今ごろであれば、それは「秋惜」の二文字だったと思う。秋惜とは美しい言葉であるけれど、僕は秋は惜しまない。惜しむ季節はただひとつ、夏のみ、である。
朝飯 茄子とピーマンとパプリカの味噌炒り、切り昆布の炒り煮、納豆、蛍烏賊の沖漬け、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬、ごぼうのたまり漬、メシ、トマトとズッキーニの味噌汁
昼飯 クロックムッシュ、ホットドッグ、ホットミルク
晩飯 コーンポタージュスープ、トマトとレタスとブロッコリーとパンとサーモンのサラダ、ポテトグラタン、しょうがとにんにくのたまり漬によるソースを添えたビーフステーキ、Chateau Leoville Las Cases 1984、苺のショートケーキ、CAMUS NAPOLEON EXTRA(生)
2022.10.9(日) 「小さくなったわね」
販売係のためのエプロンのD環が、使い始めていくらも経っていないにもかかわらず、本体から外れた。ループの縫い付けが甘かったのだろう。10時が過ぎたところでイオン今市店の中のリフォーム屋「マジックミシン」に電話を入れ、店長の在社を確かめる。そして即、外へ出る。
「すぐに帰りますか」と店長が訊く。何日も待たせるほどの修理ではないという。「だったら、ユニクロで買い物をしています」と答えてきびすを返す。
ユニクロ今市店は、道を隔てた向かい側にある。とはいえイオンとユニクロは片側二車線の道路で隔てられている。近くには横断歩道も信号機もないから、そこまではホンダフィットで移動をする。開店前のユニクロにはクルマが続々と集まってきた。安売りの日ででもあるのだろうか。
この日記によれば2018年11月に買った3本のヴィンテージレギュラーフィットチノの、2本はすり切れて、それぞれ先月と今月に捨てた。1本では洗いまわしが利かない。そう考えて、またまたズボン3本を買う。ウエストのサイズは82センチから79センチに落とした。今回は「レギュラーフィット」ではなく「スリムフィット」にした。
先日、コロナにより日光に来るのは3年ぶりというお客様に「小さくなったわね」と話しかけられた。背は縮んでいない。しかし体重は減り続けている。先日、伊豆の宿の体重計は54.3キロを示した。体重は、この9年のあいだに10キロちかくは落ちたと思う。食事制限やジム通いは「まっぴらゴメン」の僕が細りゆくのはひとえに、オフクロからの遺伝によるものと思う。
夜、穿いていたヴィンテージレギュラーフィットチノを洗濯籠に入れる。そしてスリムフィットチノの、茶、深緑、濃い鼠のうちの先ずは茶を選び、寝台の脇の乱れ籠に置く。
朝飯 鰆の「日光味噌のたまり浅漬けの素・朝露」漬け、鶏とズッキーニとマッシュルームのソテー、納豆、揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬、ごぼうのたまり漬、メシ、キャベツの味噌汁
晩飯 ポテトサラダ、カレーライス、TIO PEPE、2種の洋菓子、CAMUS NAPOLEON EXTRA(生)
2022.10.8(土) 宿痾
“WANDERLUST EQUIPMENT”という登山用品の製造会社がある。この会社のもの作りの主題は「軽量化」である。そのボディバッグ「カンパラパック」を僕は、2013年のネパール行きで使った。
使い心地は良くなかった。「削ぎ落とし」も度を過ぎれば使いづらさも度を過ぎる、ということを知った。開閉部分は止水ジッパーで、これも僕の好みに合わない。それは容積と重量を軽減させるものの、開け閉めが容易でないのだ。使いづらい道具は死蔵される。以降9年のあいだ、僕はこのバッグを使わずに来た。
先日、この「カンパラパック」を更に小型化した「カンパラパックミニ」を偶然、ウェブ上で目にした。9年前には無かった商品である。重量は実に30グラム。僕はそれを、これまた超軽量の財布「トレイルジップワレットミニ」と共に買い物カゴへ入れ、注文ボタンをクリックした。
使いづらいことの分かっている道具をなぜまた注文するか。それはとりもなおさず僕の宿痾、つまりビョーキによる。
30グラムのバッグと5グラムの財布は宅急便ではなくネコポスで届いた。誤って中味を傷つけないよう、封筒の上端は慎重に切った。現れたそれは「ミニ」とはいえ携帯電話とサイフに加えて文庫本くらいなら入りそうなふくらみを持っていた。次の外出時には早速、使ってみようと思う。
朝飯 鰆の「日光味噌のたまり浅漬けの素・朝露」漬け、揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、温泉玉子、納豆、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬、ごぼうのたまり漬、メシ、キャベツと揚げ玉の味噌汁
昼飯 素麺
晩飯 胡瓜ともやしと人参のナムル風、南瓜の煮付け、若布と玉子の中華風スープ、らっきょうのたまり漬、しょうがのたまり漬、大徳寺納豆、焼き餃子、麦焼酎「こいむぎやわらか」(生)、「ウエスト」のチーズバトン、CAMUS NAPOLEON EXTRA(生)
2022.10.7(金) 夜の本読み
下り特急スペーシアの中で眠ったせいか、0時を過ぎても寝られない。とはいえまさか、朝まで起きているわけにもいかない。1時30分を過ぎたところで服を着る。食堂に出て、小さなグラスにコニャックを注ぐ。別途、ここしばらくのあいだ読んでいる、伊豆にも持参した本を机上に開く。
首尾良く二度寝ができて、6時前に起床する。これまでの半袖ポロシャツに、今朝より長袖のTシャツを重ねる。きのう伊豆の宿で見たテレビの天気予報は、同日の気温は11月下旬並みと伝えていた。その中を、僕は半袖Tシャツにごく薄い木綿のセーターの2枚で帰ってきた。汗をかくなら寒さに震えていた方がマシと考える、薄着好きである。
その、汗をかくことを好まない僕が、昼には辛いラーメンを食べて大汗をかいてしまった。午後は雨の中を、お金の入ってくる銀行からお金の出ていく銀行への、資金の移し替え。これについては近いうちに、ウェブ上での取り引きにしてしまった方が良さそうだ。
さて明日からは、日本にどれほどいるかは知らないけれど、土曜日が休みの人にとっては三連休。日光鬼怒川の観光客は、毎年、この週末を境として急に増える。道の駅への納品分は普段の倍をつくるよう、包装主任のヤマダカオリさんに頼んだ。隠居は明日あさってと、満席のご予約をいただいている。
朝飯 納豆、切り昆布の炒り煮、菠薐草のおひたし、明太子、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬、ごぼうのたまり漬、メシ、レタスとサラダ菜の味噌汁
昼飯 「ふじや」の雷ラーメン
晩飯 鰆の「日光味噌のたまり浅漬けの素・朝露」漬け、菠薐草のおひたし、夏太郎らっきょう、めかぶの酢の物、冷やしトマト、海老と烏賊と蛸のフリット、マッシュルームとズッキーニと鶏肉のソテー、麦焼酎「こいむぎやわらか」(お湯割り)、「紫野和久傳」の「西湖」、自由学園のクッキー、CAMUS NAPOLEON EXTRA(生)
2022.10.6(木) 伊豆治療紀行(8回目の2日目)
電子ペンによる痛みは、患部の状態が悪ければ悪いほど強い。昨年の伊豆行きは4月のみ。今年の1月までに9か月の空白が生じた。そのあいだに膝は、僕の気づかないままに悪化をしたのだろう。以降の治療はさながら拷問のごとし、だった。きのう今日の治療も辛いには辛い。しかしその辛さは、先月にくらべてよほど減った。「痛くしねぇから倍、払えって言われりゃ払うけどね」と、電子ペンが膝を離れた瞬間に言うと「オレが痛くしてるわけじゃないもん」と、ワタナベ先生は笑った。
きのうの13時に借りたレンタカーを、12時40分に返す。きのうより雨は強い。僕は荷物は極力、減らすタチだから、傘は持っていない。レンタカー屋から駅までは家内の傘に入れてもらった。とはいえ僕の背中は雨に打たれ放題である。
ところできのうの伊豆急行の車内には、マスクを着けていない人が複数いた。熱海から乗った今日の新幹線にも、やはりマスクを着けていない人がいる。東武日光線ではマスクを着用するよう車内アナウンスで注意を促されるが、そのあたりの対応は各社でまちまちなのだろうか。僕は、公共交通機関の中ではマスクを着ける。しかし「マスクをしてねぇヤツがいたっていいじゃねぇか派」でもある。
新橋の、大衆床屋の入る雑居ビルは烏森口から20メートルほどのところにあるから、雨でも走ればそれほどは濡れない。問題は、家内と待ち合わせている6丁目までの歩行である。
生来の貧乏性にて、数百円の透明傘は買いたくない。しかし傘が無くては濡れてしまう。そういう次第にて、散髪の後は新橋から京橋まで地下鉄に乗る。京橋では出口を選び、目と鼻の先のモンベルに飛び込む。
モンベルの傘は、僕は最初期型のトレッキングアンブレラを持っている。しかし同社の、今や9種類に増えた傘のうちの最軽量型なら、おなじものを重複して持つ馬鹿馬鹿しさからは解放される。そう考えて、トラベルアンブレラを買う。店に入ってそれを手に取り、帳場に出すまでに要した時間は数十秒。色は赤。一金5,720円也。
京橋から銀座までは、地下鉄に乗るほどのこともない。銀座通り2丁目にあった帽子のトラヤは、昭和通り沿い1丁目に移転していた。3丁目、4丁目と進むにつれて、雨が上がってくる。尾張町の交差点で、買ったばかり、差したばかりの傘を畳む。ギンザシックスの店内では、マスクは着けたり外したり。家内とは1階の通路で偶然、行き会った。
夕食は鮨。浅草19:59発の下り特急に乗り、22時前に帰宅する。
朝飯 「ガスト伊豆高原店」の「目玉焼き&ベーコンソーセージセット
晩飯 「鮨竹」のあれや、これや、それや、他あれこれ
2022.10.5(水) 伊豆治療紀行(8回目の1日目)
起床はきのう引き続いて1時台。5歳の孫より早く寝ているのだから、まぁ、むべなるかな、である。
さきおとといの日記はきのう書けていたものの「公開ボタン」をクリックし忘れていた。よってそれと、これまた既に書けているおとといの日記を同時に公開する。きのうの日記もできているけれど、この公開は金曜日の朝にしよう。
下今市07:45発の特急券を買おうとして、東武鉄道の、当該のページを開く。するとそこには「現在サービス時間外です。サービス時間(4:50~24:20)に再度アクセスしてください」の赤文字があった。ウェブ上の取り引きに時間制限を設ける理由は何だろう。銀行のそれについても、僕は疑問でならない。
北千住を経由して、10時すぎに東京駅に着く。新幹線の切符売り場に並びながら、怒鳴り声に気づく。その声は、向かって右端の売場に立つ、初老の男によるものだった。券売係は若い女性。男の捨てぜりふは、これまた大音声による「能力が無いなら、はじめから言えっ」だった。
「最近の若い者は」という老人による嘆きは、ピラミッドの時代からあったと聞く。実際には、ダメなのは多くの場合において老人、それも男、である。
「伊豆高原痛みの専門整体院」の電子ペンを用いた治療は、さながら拷問のごとし。しかし我が人生最高の治し屋であれば、その痛さも我慢をするしかない。
電子ペンがからだから離れさえすれば、後は気楽なものだ。夜は馴染みの焼鳥屋にくつろぎ、通うようになってから3本目のボトルを入れる。
朝飯 ウインナーソーセージとホウレンソウのソテーを添えた目玉焼き、納豆、揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、切り昆布の炒り煮、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬、メシ、けんちん汁
昼飯 「笹八」の爆弾おむすび、ジャワティー
晩飯 「和居」のあれや、これや、それや、他あれこれ、麦焼酎「いいちこSUPER」(ソーダ割り)
2022.10.4(火) 渋柿
起床は1時15分。「馬鹿じゃないの」という時刻ではあるものの、昨夜の就寝は20時すぎだったから、寝不足というわけでもない。仏壇に水とお茶と線香を供えたのは1時40分。以降は未来のものも含めて数日分の日記を書きつつ朝を迎える。
朝日が見えはじめて以降は本を読む。そういえば1週間ほど前に届いた2023年からの5年日記の10月3日の欄外には「右手薬指にアカギレが切れる」と書いた。そのアカギレを慮ってきのうはその指にメンソレータムを塗り、手袋をして寝た。しかし目覚めたときには、それは脱げていた。
読みさしの本にはペンを挟んでしおりとする。そしてアカギレに、岡山の今は製造されていない軟膏「ハクシン」を、楊枝の先で埋め込む。その上からバンドエイド2枚を貼る。昨冬は、アカギレを覆うバンドエイドに数万円を費やした。今冬もまた、おなじことの繰り返しである。
9時に植木屋さんが来て、これからの隠居の庭について意見を交換する。10時に保険屋さんが来て、入社して2年を経た社員は新規加入、別の何人かは更新の手続きをする。14時からは製造係の面々と話し合い。これが長引いて、パートタイマーのオバタタキ子さん、カワカミナオさんと面談は流れた。16時からは、先月に採用し、今年末までを試用期間としたアオキユミさんと面談。
夕刻には道の駅「日光街道ニコニコ本陣」へ行き、商品に貼るバーコード計1,739枚を印刷して会社に戻る。
朝飯 すき焼き、茄子とピーマンとパプリカの味噌炒り、納豆、菠薐草の胡麻和え、胡瓜のぬか漬け、らっきょうのたまり漬、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、メシ、けんちん汁
昼飯 「食堂ニジコ」のラーメン
晩飯 揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、茄子とピーマンとパプリカの味噌炒り、柿と菠薐草の白和え、うずら豆、豚肉ときのことホウレンソウのソテー、メシ、「松瀬酒造」の「松の司生酛純米酒」(冷や)
2022.10.3(月) 新暦、旧暦
払暁よりも前に食堂の丸机に着き、コンピュータを起動する。「汁飯香の店 隠居うわさわ」への、きのうの夕刻以降にいただいたご予約が、またまた五月雨式に降ってくる。来週の日曜日は既にして満席。その前日の土曜日も、満席に近づきつつある。
ただし、というべきか何と言うべきか、きのうのテレビをご覧になって予約されたらしいお客様は、おしなべて、料理の指定をされていない。3種類あるお膳からお選びくださるようご返事は差し上げてあるものの、ほとんどの方からは返信がいただけていない。このようなお客様へは、料理を迅速にご提供することができない。来週末には、家内はかなり苦労をすることになるだろう。
午後は、パートタイマータカハシカナエさん、サイトーミホコさんと面談をする。秋の繁忙を見据えてのことである。そういえば、瀧尾神社の秋の小祭は、今年はどうなるだろう。恵比寿講の日は旧暦に合わせて11月13日と決めた。それに対して隠居の掛け軸は新暦に合わせ、今月の第3土曜日から谷文晁の「福神恵比寿之図」にしようと思う。
朝飯 豚丼、生玉子、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬、ごぼうのたまり漬、揚げ湯波と三つ葉の味噌汁
昼飯 ごはん、ほぐし塩鮭、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、ごぼうのたまり漬、豚とトマトと玉葱の味噌汁
晩飯 マカロニサラダ、キャロットラペ、ブロッコリーのオムレツ、カレーライス、らっきょうのたまり漬、麦焼酎「こいむぎやわらか」(ソーダ割り)
2022.10.2(日) 秋の五月雨
さて今日は「日光丼」の2日目。「NIKKO-DON GURAND PRIX」のページには「各日50食限定」とあるものの、きのうは電話による予約を承るうち、いつの間にか数が伸びて57食を完売。そして今日は71食が完売した。大いに有り難い。
午後、北北東の空に立ちのぼった積乱雲を目撃する。ここしばらくは、初夏を思い出させる高い気温の日々が続いている。はじめから終わりまで台風に祟られ、肌寒かったシルバーウイークよりも、お客様の出は多くなっている。本日、道の駅「日光街道ニコニコ本陣」には通常の倍の商品を納めて正解だった。秋の繁忙は高原状態を保ったまま、11月の勤労感謝の日まで続くだろう。
16時30分、店に立つ僕のところに長男が来て、そろそろ事務室に戻った方がよいと言う。テレビ朝日の「汁飯香の店 隠居うわさわ」を紹介する旅番組が始まる時間である。
16時43分より、ぐるなびに五月雨式に予約が降ってくる。「降ってくる」とは、メーラーに設けたぐるなびのフォルダに、正にそのようにしてご予約が入ってくるのだ。ただし一般の商品とは異なって、隠居には席の制限がある。来週日曜日の空席が無くなると、以降のご予約は散発的になって、以降は落ち着いた。
以降は個々のご予約を紙に出力し、家内の事務机に置く。
朝飯 甘唐辛子の炒りつけ、蛍烏賊の沖漬け、しらすおろし、納豆、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬、ごぼうのたまり漬、メシ、揚げ湯波と三つ葉の味噌汁
昼飯 素麺
晩飯 トマトとキウイとモッツァレラチーズのサラダ、ブロッコリーのオムレツ、トマトと白魚のスパゲティ、Chablis Billaud Simon 2018、自由学園のクッキー、CAMUS NAPOLEON EXTRA(生)
2022.10.1(土) NIKKO-DON GURAND PRIX
Googleに「日光丼」と入れると、そのページはすぐに見つかった。最上部には「がんばれ日光! 一致団結プロジェクト 第3回 NIKKO-DON GURAND PRIX」の文字が、帽子を脱ぐようにしてみずからフタを開けている丼の絵と共にある。グランプリというからには競争なのだろう。その投票期間は9月1日から11月30日まで。
下へとスクロールしていくと、上澤梅太郎商店のそれもすぐに見つかり、以下のように説明されている。
—–
日光みそのたまり丼
650円(税込)
日光みそのたまり漬・上澤梅太郎商店
日光みそのたまりで牛肉を炊き、たっぷりの野菜と丼にしました。
(10月1日(土)・2日(日)・3日(月)の3日間のみ各日50食限定です)
—–
更に下へ降りていくと、この催しに参加をしている数十店舗のうち、飲食店でないのは上澤梅太郎商店ただ1店舗だけだった。なるほど飲食店なら3か月の長丁場でも乗り切れるだろう。しかしウチは上記のとおり「3日間」のみの参加である。
さてその「日光みそのたまり丼」の内容は、今朝から店に張り出された説明によれば以下になる。
・ごはん(日光産こしひかり)
・にんじんの甘酢漬け
・キャベツの千切り
・豚肉の時雨煮しょうがのたまり漬風味
・らっきょうのたまり漬
・日光味噌ひしお
午後に販売係に確かめたところ、今日は57食が売り切れたという。ご予約を承るうち、限定数を超えてしまったのだ。そして明日は現在のご予約の状況により70食をお作りする予定だという。町の催しに、すこしでも貢献できれば嬉しい。
朝飯 甘唐辛子の炒りつけ、切り昆布の炒り煮、豚薄切り肉と冬瓜の炊き合わせ、生玉子、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬、ごぼうのたまり漬、メシ、揚げ湯波とズッキーニの味噌汁
昼飯 素麺
晩飯 豚薄切り肉と冬瓜の炊き合わせ、めかぶの酢の物、夏太郎らっきょう、刺身の盛り合わせ、鶏豆腐、「松瀬酒造」の「松の司生酛純米」(燗)、どら焼き、CAMUS NAPOLEON EXTRA(生)


































































































































