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清閑 PERSONAL DIARY

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2020.2.29(土) 既にして封緘済みの封筒に

水曜日の日記にも書いた通り、朝食に特化した「汁飯香の店 隠居うわさわ」は、3月20日(金)、21日(土) 、22日(日)の3日間に、関係各方面の方々をお招きして内覧会を催す。その招待状は長男が作り、宛名のほとんどは家内が筆で書いた。

一方、政府はおととい、新型コロナウイルスによる肺炎の蔓延を防ぐため、多くの人の集まるスポーツの試合や文化活動の、3月15日までの中止を国民へ向けて要請した。これを受けて、ウイルスを恐れてのものではない、この「非常時」に集まりを持とうとしていることへの懸念について、きのう電話をくださった方がいた。

よって今朝は、招待状の、既にして封緘済みの封筒に逐一、それについてのご説明を手書きするよう、隠居係のタカハシリツコさんに頼んだ。この根気の要る仕事に、タカハシさんは午前中のすべてを使った。僕はその封筒を、できあがった順にトートバッグに入れ、3回に分けて、計28名様にお届けした。なお、招待状のうち郵送するものについては、タカハシさんが手書きしたとおなじ文章を印刷して、同封することとした。

さて内覧会には、どれほどの方が来てくださるだろう。3日間、6回に分けて開く会は席数の関係から、いずれも10名様前後の、こぢんまりとしたものになる予定である。


朝飯 蓮根のきんぴら、豚肉と切り昆布の炒り煮、大根おろしを添えた厚揚げ豆腐の網焼き、目玉焼き、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、白菜漬け、メシ、トマトと揚げ湯波と大根の葉の茎の味噌汁
昼飯 バターとママレードと無花果のジャムとらっきょうのたまり漬のトースト、ヨーグルト
晩飯 「日光味噌のたまり浅漬けの素・朝露」を注した白菜漬け白菜漬けと豚三枚肉の鍋、麦焼酎「むぎっちょ」(お湯割り)


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2020.2.28(金) 日本にいては叶わない

あさっての夜に羽田空港へ行く。そして日が変わって20分後のタイ航空機に乗る。そろそろ荷物を作らなければならない。

旅における、もっとも大きな楽しみは本読みだ。「本など、どこででも読めるではないか」と言われれば、本はプールサイドの寝椅子で、あるいは地元の人の集うメシ屋で読みたい。日本にいては、それが叶わないのだ。

これまでインドシナへ出かけるときには、ほとんど決まって、ベトナム戦争に関する本を読んできた。なぜベトナム戦争かといえば、小学生のころから高等学校を出てもなお、それが新聞やテレビで伝えられない日はほとんどなく、それらの活字や映像が自分の中に沈潜、蓄積をされていったせいかも知れない。

そのような本を持ちながら、なぜベトナムではなくタイなのかと問われれば、これまで何度か訪れたベトナムには雰囲気として「勤勉」があり、対してタイの、特に田舎には緩やかな空気が満ちているからだ。神経の慰撫には「勤勉」より「緩やか」さの方が断然、環境としては優れている。

今回は、石川文洋の「ベトナムロード」を選んだ。帯には「戦場カメラマン石川文洋が見た統一13年目のベトナム」の文字がある。これを僕は1988年に初版で手に入れ、しかし32年ものあいだ本棚に温存してしまった。それは、これも含めた多くの本は「将来、インドシナに行ける日が来たら、そのときこそ現地で読もう」と考えたからだ。ベトナムはそのあいだに「統一44年目」を迎えている。

「ベトナムロード」は参考文献の列記も含めて348ページ。本読みに費やせる日数は7日間。活字が尽きれば旅の愉しさは半減する。予備の本は、何にしよう。


朝飯 胡麻豆腐による冷や奴、鮭の焼き漬け、なめこのたまり炊によるフワトロ玉子、蓮根のきんぴら、トマトとレタスのサラダ、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、メシ、揚げ湯波と大根の葉の茎とのげ海苔の味噌汁
昼飯 バターとママレードと無花果のジャムとらっきょうのたまり漬のトースト、ヨーグルト
晩飯 「バーミヤン」のあれこれ、紹興酒(常温)


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2020.2.27(木) トロール外出

住所録の管理にコンピュータを使っている人は少なくない。しかしその住所録を、都度、様々な条件に従って並べ替えている人は、それほど多くないと思う。たとえば出張に出かける際に、先ずは郵便番号、それから住所で並べ替えれば、目的の会社あるいは人の周辺に、様々な場所や組織の存在することが分かる。「だったらこの機会に、どこへも行こう、誰にも会おう」と、一覧で判断をすることができる。これを西順一郎は著書「戦略的マイツール入門」に「トロール出張」と表現した。

職業柄、僕は遠くへ出かけることはほとんどない。しかし街で用足しをするときにはいつも、この「トロール出張」を思い出す。そして「あそこへ行くなら、ここにも寄れる。だったらこの用事も済ませてしまおう」と、それらを紙に書き出し、クルマのダッシュボードに貼る。

今日もそのようにして、営業車のホンダフィットは車検の最中にあるから、代車の日産マーチの運転席に着く。

そうして出かけたまでは良かったが、本日、何ヶ所目かの法務局に日産マーチを駐め、歩き出したところで法人カードを持ってこなかったことに気づく。免許証、保険証、病院の診察券、法人印、銀行の通帳、おなじく銀行の入金帳は持ちながら、法人カードはカバンに入れ忘れた。ここで「トロール外出」は一旦中止。仕方なく会社に戻る。

たとえ街なかのこととはいえ、準備にはもうすこし、念を入れることにしよう。


朝飯 納豆、菠薐草のソテー、大根おろしを添えた厚揚げ豆腐の網焼き、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、鮭の焼き漬け、牛蒡と人参のきんぴら、メシ、ケープムーと大根の葉の茎と若布の味噌汁
昼飯 ラーメン
晩飯 鮑のバター焼き、ホウレンソウの胡麻和え、南瓜の煮付け、大根おろしを添えた鰤の照り焼き、蓮根のきんぴら、小海老とグリーンピースの天ぷら、らっきょうのたまり漬、「秋田清酒」の「刈穂渡船特別純米」(冷や)


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2020.2.26(水) お客様に負うところ

13時30分に隠居へおもむくと、家内と長男は「リビングカマトク」のアキザワマサアキさんより厨房器具の使い方を教わっていた。おなじく「リビングカマトク」による食器はほとんど、数日前に洗われて食器棚に収まっている。僕は玄関を上がってすぐの6畳間で「ツクバ材木店」のツクバヒロミさんより名刺を受け取る。奥の6畳と8畳の部屋には本日、ツクバさんにより2棹のテーブルが据え付けられていた。

隠居には、今月21日より販売係のタカハシリツコさんが配置転換をされ、屋内の掃除はきのうまでにほとんど完了した。庭の灯籠の、傾きを直し接合部を接着剤で固定し、またそこここに点在した石を一ヶ所にまとめたスドー石材の仕事は、残すところわずかになっている。植木屋の「クリーンガーデン」は当初、6日間で仕事を終える手はずになっていたものの、池泉の土さらいに手間取って、その作業は今も続いている。

朝食に特化した「汁飯香の店 隠居うわさわ」の今後の予定は以下の通り。

・3月15日(日)、16日(月) 社員をお客様に見立てての練習
・3月20日(金)、21日(土) 、22日(日) 関係各方面の方々をご招待しての内覧会
・3月28(土) 新規開業

モダンなテーブルと椅子を築百数十年の建物に馴染ませるのは、我々なのか、お客様なのか。お客様に負うところが大きいと、僕は感じている。


朝飯 揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、納豆、大根おろしを添えた油揚げの網焼き、牛蒡と人参のきんぴら、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、牡蠣の佃煮、メシ、大根の味噌汁
昼飯 バターとママレードと無花果のジャムとらっきょうのたまり漬のトースト、ヨーグルト
晩飯 ジャガイモと玉葱のソテーの熱で柔らかくして食べるコンビーフ、TIO PEPE、人参と白菜とベーコンのスープ3種の茸のソテーベビーリーフのサラダハムステーキジャガイモのグラタンPetit Chablis Billaud Simon 2016団子、Old Parr(生)


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2020.2.25(火) 日本人にしては

大学の登山部では、夜明け前の暗闇の中でもアイゼンが付けられるよう、練習を繰り返すという。暗闇の中でもタンスから服を出して身支度を調えられるというのが、僕の密かな自慢である。あるいはそんなことは、誰にでもできることだろうか。

自宅にwifiの電波は飛んでいない。インターネットにはiPhoneを通じてアクセスをする。しかし今朝はそのiPhoneが、ベッドのどこかにはあることは分かっていても、見つからない。よって既にして書けている日記の「公開ボタン」をクリックしたり、あるいは新しい日記を書くことができない。仕方なく英会話の勉強をすることにする。

僕には何か学習障害のようなものがあるのか、ビジネス書などの「利益を得ようとして読む本」は一切、読めない。自己啓発書などの「みずからを向上させようとして読む本」も同じく、読めない。しかし英会話の教則本くらいなら大丈夫だ。現在時刻は5時10分。そして6時10分までは、それを読み、付属のCDを聞く。

「日本人にしては英語を話しますね」と言われたことが、過去に3度ある。先ずはサイパンで、スカイダイビングのオーストラリア人の教官に言われた。次は同級生ウィルソンアキラ君の息子がアメリカから泊まりに来たときに言われた。3度目は、タイ最北部の山中でカレン人の高床式住居に泊まったとき、その家の娘に言われた。

先方は褒めているつもりでも「日本人にしては」の前置きが付いては、めでたさも半減どころか10分の1だ。

教則本に付属のCDの中で”That’s a waste”とアメリカ人が言っている。その”waste”と”waist”の発音の違いは、どんな塩梅だっただろう。アメリカ人は更に”We’ll see wheter the newspaper print the story”と言う。その”wheter”と”weather”の発音の違いは、どのあたりにあっただろう。

タイ語でアヒルはペッ、そして辛いもペッ。その違いが僕には分からない。赤シャツ組の頭目で、国を追われた政治家タクシンと、かつての王様タークシンの区別も僕にはつかない。

外国語の習得とは、まことに厄介なものである。


朝飯 牛蒡と人参のきんぴら、納豆、グリーンピースの玉子とじ、揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、牡蠣の佃煮、メシ、若布と三つ葉の味噌汁
昼飯 「セブンイレブン」のサンドイッチ、牛乳
晩飯 「やぶ定」の酒肴あれこれ、盛り蕎麦、4種の日本酒(冷や)


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2020.2.24(月) 在庫

今朝、コンピュータの中には、おととい、きのう、そして明日でも明後日でも使える、計3日分の日記の在庫がある。在庫は過剰でない限り、現金の残高と同じく、心を楽にする。

「そもそも日記など書かなければ、在庫の心配も、する必要はないではないか」と言われれば、まぁ、それはその通りだ。しかし日記を書くことは僕の趣味なので、仕方が無い。「明日でも明後日でも使える日記とは、おかしなことを言うものだ」と問われれば「そういえば先日…」とか「このところ…」など、今日でない日のことを書く日記は珍しくない。

とにかく3日分の在庫のうち、おととい22日の日記の「公開」ボタンをクリックし、ウェブ上に現れたそれを見ながら、すこしばかり修正を加える。時刻は4時10分。余裕綽々の時間配分である。そして今日の日記の、とりあえずはここまでを書く。

きのうの売上げ金額は、前年にくらべて隨分と良かった。その反動が翌日に来ることを、販売主任のハセガワタツヤ君は心配していた。しかしそれは杞憂となった。今日の実績も、また悪くはなかったからだ。

一方、新しい天皇誕生日の一般参賀は、コロナウイルスの集団感染を避けるため、中止をされた。コンサートやスポーツの試合においても、この動きは燎原の火のように広がっている。ウチの商品を使って下さっている食べ物関係のお店の中には、会合自粛の風潮を受けて、相次ぐキャンセルに憂いを増していらっしゃるところも少なくない。

事態の、一日も早い収束を祈らない人はいないだろう。


朝飯 五目サラダ、納豆、揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、牛蒡と人参のきんぴら、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、牡蠣の佃煮、メシ、若布と菠薐草と人参の味噌汁
昼飯 ラーメン
晩飯 玉子と青梗菜の中華風炒めトマトとレタスのサラダ春巻き「紅星」の「二鍋頭酒」(生)バナナの春巻き


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2020.2.23(日) 不思議の根拠

ウチの前で日光街道と交わる会津西街道が渋滞をしている。クルマはきのうから多かった。そして今日はきのう以上に混んでいる。三連休なら、その初日の土曜日がもっとも混みそうなものだが、不思議なこともあるものだ。あるいは渋滞の専門家からすれば、不思議でもなんでもない現象なのかも知れない。

道は、ちょうどよく流れているのがもっとも良い状態だと思う。そして閑散としている、あるいはクルマが高速で通り抜けるだけにくらべれば、また「賑わい」という観点からすれば、渋滞も、それほど悪いものでもないと思う。

事務室からは店の様子がガラス越しに見える。店が混み合うたび、事務室から店へ移動をして、販売を手伝う。あるいはお客様に商品のご説明をする。

各々のお客様が、それぞれの移動手段でお見えになるにもかかわらず、店というものは、混むときには一気に混む。そして空くときには一気に空く。そしてそれを日に何度も繰り返す。それが不思議でならない。あるいは人の心理や行動の専門家からすれば、不思議でもなんでもないことなのかも知れない。

販売係から配置転換されたタカハシリツコさんが掃除をしている隠居にも、日中に何度も足を運ぶ。隠居には、厨房を除けば4つの部屋がある。午前中は、そのもっとも奥まった部屋に、庭に面した6畳と8畳から茶箪笥や外した襖などを運び込んだ。これは、客間の掃除を一気に進めるための準備だ。今月の26日には、お客様用のテーブルが据え付けられる。それまでに、ほとんど一切の掃除は済ませておかなければならない。

午後にはタカハシさんに乞われて、より高い脚立を隠居に運ぶ。築百数十年前と思われる隠居の廊下には天井板がなく、垂木が露出をしている。そこに砥の粉のような白い汚れがある。より高い脚立は、それを濡れ布巾で拭くためのものだ。

空が、快晴を保ったまま暮れていく。ウチは、お客様が途切れない限り、店は閉めない。本日、店は定時を20分すぎて閉まった。


朝飯 牡蠣の佃煮、牛蒡と人参のきんぴら、揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」によるお茶漬け
昼飯 バターとママレードと無花果のジャムとらっきょうのたまり漬のトースト、ヨーグルト
晩飯 トマトとソーセージとピーマンのスパゲティPetit Chablis Billaud Simon 2016チーズケーキ、Old Parr(生)


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2020.2.22(土) 御の字

僕の旅の日程は、半年でも1年でも前から決められる。それは、いつが忙しくて、いつがそれほどでもないか、ということが分かっているからだ。航空券は宇都宮の、懇意にしている旅行社に頼んでいる。僕の買う航空券は多分、誰でも知っているような、安くて有名な旅行会社のそれより安い。直前まで売れ残って投げ売りされる例を除けば、航空券は、早く注文をした方が安いような気がする。

その、宇都宮の旅行社からおととい、メールが入った。「3月2日の往路便に機材の変更があった。それにより、指定していた席65Cは、新しい機材の最後尾が64列のため無くなり、代わりに60Jで再指定をした」というのが、その内容だった。

飛行機の最後尾ちかくの席は、種々の理由により多くの人から敬遠をされる。客室乗務員も、経験を積んだ順に機の前方から配置をされるという。それではなぜ僕は最後部ちかくを好むか。それは「機内」という世間から隔絶された、ある種の静かさが好きだからだ。

旅行社の手配係には、了解した旨の返信を送った。

新型コロナウイルスの騒ぎにより、諸方で航空機の減便が続いている。機材の小型化くらいで済めば、それこそ御の字である。


朝飯 豚三枚肉と切り昆布の炒り煮、揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、なめこのたまり炊によるなめこおろし、牛蒡と人参のきんぴら、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、牡蠣の佃煮、メシ、若布と三つ葉の味噌汁
昼飯 ラーメン
晩飯 「食堂ニジコ」のお通しの中華風煮奴、皮蛋、エビと野菜のあんかけ焼きそばエビと春雨の酸っぱ辛い丼の頭だけ、麦焼酎「二階堂」(お湯割り)


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2020.2.21(金) 隠居の普請の最後のところ

事務机の左手に提げたカレンダーの、今日のところに「13:45 神社」の文字がある。よって昼食のための休みはいつもより早めに取ることにした。食後は白いシャツを着て赤と紺と緑の格子模様のネクタイを締め、ツイードの上着を着る。

冬の難点は服を重ねなければならないところと、何日か前の日記に書いた。英国製やオーストリア製の毛の上着は特に、暖かいことは暖かいものの、まるで鎧のように重い。

総鎮守瀧尾神社の鳥居をくぐって参道の石畳を行く。社務所の玄関には、既にしてたくさんの靴があった。僕が小学生のころまでは「今市時間」と、街の名を冠したことばがあった。これは、定刻を30分すぎてようやく人の集まることを指した。今はむかしの物語である。

本日は初会議。初会議とは、瀧尾神社の今年度のお祭を取り仕切る当番町が、それにかかわる役員を全町内の三役に紹介し、また諸々の報告、発表をして、参加者の賛同を得る集まりだ。今年の当番町は大谷向町。僕は責任役員として挨拶をさせていただいた。

神社の直会には日本酒が付きものだ。僕は小さな猪口に3杯ほどをいただいたろころで、周囲に、また大谷向町の方々に挨拶をして席を立った。時刻は14時を20分ほど回っていたように思う。

着替えて15時30分に隠居へ行く。そして家内、長男、本日より販売係から隠居の仕事に配置転換をされたタカハシリツコさん、そこにオダニ建具店のオダニさんに加わっていただき、普請の最後のところについて、打合せをする。また「汁飯香の店 隠居うわさわ」が開店すれば、お客様の出入り口になる辰巳に面した門に、暖簾かけを設ける件につき、現場の採寸をする。

隠居の建物は、先祖が遺し、おじいちゃんが増築をし、オヤジとオフクロがほぼ元の姿に戻した。そこに長男が修業から帰って以降、新しい息が吹き込まれつつある。最初は混乱もあるだろうけれど、ここを訪れる方々が楽しく過ごせる空間を、どうにかして創り上げていきたい。


朝飯 トマトのスクランブルドエッグ、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、メシ、きのうの鍋の残りによる味噌汁
昼飯 バターとママレードと無花果のジャムとらっきょうのたまり漬のトースト、ヨーグルト
晩飯 牛タンと白菜と人参のスープフランスパン3種のパテPetit Chablis Billaud Simon 2016


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2020.2.20(木) 予感

「10月は昼に18回も外食をした」と、昨年12月16日の日記に書いている。その、10月の外食の多さを反省し、11月は、宇都宮や東京へ出かけたとき、またお祝い事を除いては、昼の外食は4回に減った。翌12月は、他所の街へ出かけたり法事を除いては、昼の外食は皆無、年が明けて1月も皆無、そして今月も皆無で現在に至っている。昼に行きつけだった店の人は、不審に感じているかも知れない。

先月の末ちかくに、生まれて初めてインフルエンザに罹った。そしてこれが癒えると、1日に3度の食事は多いと感じるようになった。しばらくは朝と晩の2食を続け、今月の6日になってようやく昼食を摂る気分になった。しかしそれほどの量は欲しくない。そして選択をしたのが、分厚いトースト1枚にヨーグルト1椀である。

この昼食を始めて3日目に、バターを分厚く塗ったトーストに刻んだらっきょうのたまり漬を載せてみたところ、存外に美味かった。そして5日目からは、バターとジャムを塗った上にらっきょうのたまり漬を載せた。すると美味さの更に高まることが分かった。ただし、らっきょうのたまり漬は、ママレードには合わない。合うのは苺、ブルーベリー、無花果などのジャムである。

トーストの、甘いジャムの上にらっきょうのたまり漬を載せるとはかなりのゲテと、自分でも思う。思うけれども美味いものは仕方がない。これから少なくとも数日のあいだは、あるいはそれ以降も時々は、このトーストを食べていく予感がする。


朝飯 こんにゃくの煮つけ、牛蒡と人参のきんぴら、大根おろしを添えた油揚げの網焼き、納豆、鮭の昆布巻き、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、白菜漬け、メシ、若布と白菜の味噌汁
昼飯 バターとママレードと無花果のジャムとらっきょうのたまり漬のトースト、ヨーグルト
晩飯 牛蒡と人参のきんぴら、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、「百徳食品公司」の豆板醤で食べる白菜漬けと豚肉団子の鍋、麦焼酎「むぎっちょ」、松露饅頭、Old Parr(生)


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上澤卓哉

上澤梅太郎商店・上澤卓哉

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