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お買い物かご

清閑 PERSONAL DIARY

2026年1月の日記31本

2026.1.31(土) 次の冬の入りばなまでは

「汁飯香の店 隠居うわさわ」を紹介する番組をテレビでご覧になって予約をされたお客様には、明朝のできるだけ早い時間にご返事をお送りしたい」などと威勢の良い啖呵を切った割りに早起きはできず、5時に起床する。仏壇に花や水やお茶や線香を供えてからだから、隠居へのご予約をコンピュータに取り込んだのは、5時30分もちかくなるころになった。

きのうのテレビ放映から深夜までにいただいたご予約は、いつもとは異なって、手書きのメモで家内に手渡せる数ではなかった。よってコンピュータを持って事務室へ降り、一件ずつ紙に出力をする。そのA4の紙の束を手に四階へ戻り、紙の予約表と照らし合わせながら、つまり予約の重複などは絶対に起こさないようにして、それぞれのお客様に、そのご予約を承った旨のメールをお送りする。

昼すぎに郵便局の人が、僕宛の荷物を届けてくれる。その段ボール箱を開くと、中味はきのう注文したばかりのキズパワーパッド水仕事用だった。この手指のためのバンドエイドは、昨秋に14箱つまり140枚を買った。しかし一本の指に僕の場合は三枚を使ううち、残りが少なくなってきた。今回は20箱を買ったから、在庫は次の冬の入りばなまで保つだろう。


朝飯 白菜漬け、擂り胡麻、梅干、ほぐし塩鮭、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬のお茶漬け
昼飯 にゅうめん
晩飯 「コスモス」のトマトとモッツァレラチーズのサラダ具だくさんのサラダ海老ドリア、サントリー角(お湯割り)

2026.1.30(金) 明日にでもTVerで

午後に隠居を訪ねると、長男と嫁のモモ君と一部の社員との打ち合わせが、ちょうど終わったところだった。僕はおとといの日記に書いた、そして今日はその箱を小脇に抱えた柏木弘の”UNTITLED 08-III”を座敷のテーブルへ置き、先ずは床の間の「喜者開扉」を降ろす。そして今度は前述の箱から取り出した抽象作品を、床の間に掛ける。この板絵はその朱色の故か、寒々しい冬の庭から室内に視線を移したとき、その温かそうな様に、心が落ち着くのだ。

夜は、昨年末に「汁飯香の店 隠居うわさわ」を取材をしていただいた、そのテレビ番組を見る。隠居はほとんど冒頭ともいえる早い時間から、ディスプレーに映し出された。しかし僕はその画面をiPhoneで撮ることに忙しく、出演者の会話はほとんど聞き取ることができなかった。明日にでもTVerで、あらためて観ることにしよう

さて「汁飯香の店 隠居うわさわ」には、この放送の直後からかなりのご予約のいただけることが予想される。それらのお客様には、明朝のできるだけ早い時間にご返事をお送りしたい。そういう次第にて、更に続く番組の途中ではあるけれど、早々に入浴をして即、就寝する。


朝飯 トマトと小松菜のソテーを添えた目玉焼き、納豆、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、メシ、キャベツと若布の味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 かまぼこ、なめこのたまり炊、カレー南蛮鍋、「本田商店」の「龍力米のささやき奥谷純米大吟醸」(燗)、りんご

2026.1.29(木) 好きな食器

必要に迫られて、生まれてこのかたの年表を、ここしばらく作り続けている。そのひとつひとつは、自分の記憶、この日記、またその他の資料により積み重ねていけるものの、周囲に訊かなければ分からないこともある。今日はいつのことだったか思い出せない取材について、長男に確かめた。長男は「婦人之友」の2017年2月号を、事務室の高いところにある戸棚から取り出してくれた。この号には、ウチの朝食が見開きで紹介されている。

その誌面の、食堂の丸テーブルに置かれた鼠志野の手塩皿を凝視する。志野の器には、目に見えるほどの穴が無数に開いている。抹茶碗ならそこに染み込んだお茶が風情として残るものの、食器としてはどうなのか。しかし僕はこの皿を気に入って、今も毎日のように使っている。

それはさておき「掲載誌は2017年2月号ではあるけれど、取材はいつのことだったのだろう」と、この日記に「婦人之友 朝食」と入れてみる。するとその日は2016年11月30日のことと知れた。よってそのことを新しい一行として、年表に入力する。


朝飯 たたきごぼう、白菜漬け、切り昆布の炒り煮、生玉子、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、メシ、豆腐と玉葱と若布の味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 黒豆、白菜漬け、いぶりがっこ、豚肉と厚揚げ豆腐と三種のキノコの鍋、「本田商店」の「龍力米のささやき奥谷純米大吟醸」(燗)

2026.1.28(水) 遊び

起きて洗面所を経由して食堂に来る。電気ポットに目分量の水を入れて、電源も入れる。食器棚の電波時計は3時46分を指している。久しぶりの、3時台の起床である。3時台の起床には、なにやら得をした感覚が伴って、気分が良い。

それから2時間半を経て東の空のいよいよ紅みを帯びるころに席を立ち、大根を刻む。揚げ湯波はザルに移して熱湯を注ぎ、油を抜く。乾燥若布はボウルの水で柔らかくしておく。僕の、朝の味噌汁づくりは遊びである。遊びなら、いくらでもできる。西暦2000年の9月から始めたこの日記も、遊びだから続いているのだ。

雪の降り続く日本海側とは異なって、日光は今日も快晴。「汁飯香の店 隠居うわさわ」の室礼は、鏡餅と活花を除いては正月のままだ。さて来月はどうすべきかと考えて、隠居へ行く。

寒々とした冬の庭にくらべて座敷には午前の日が燦々と差して、いかにも暖かかった。河合寛次郎「喜者開扉」の軸は、春が近づいても収まりは良い。来月のなかばには、海外からのお客様を含めたご一行の予約をいただいている。とすれば、現在の軸はそのままにしておこうか。しかしてまた、冬の寒い時期には柏木弘の”UNTITLED 08-III”も捨てがたい。

「だったら次の週からは柏木弘の抽象作品、そして2月の半ばにはふたたび喜者開扉」と決めて、隠居を去る。


朝飯 納豆、トマトのスクランブルドエッグ、切り昆布の炒り煮、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、大根と揚げ湯波と若布の味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 「あづま」から持ち帰ったカキフライ、白菜漬け、いぶりがっこ、「本田商店」の「龍力米のささやき奥谷純米大吟醸」(冷や)

2026.1.27(火) 惜しくて使えなくて結局のところ

先般、本棚の下の引き出しを整頓した。そこに、様々な書類と共に商品券のあることは知っていた。それを僕に下さった方も覚えている。しかしどれほどの額が残っているかは、特に記憶していなかった。数えてみると、5万8千円分もあった。

商品券を下さった方は覚えている。しかしその箱には「上澤」と記した熨斗がかかっている。ということは、そこにはいただいた商品券と共に、僕がどなたかに差し上げる目的で購入し、遂に使われなかった商品券も含まれている、ということだ。

日本は30年間の長いデフレーションから蛇が鎌首をもたげるように、否、津波が盛り上がるように、いや、この表現もよくない、とにかく新型コロナウイルスの世界的な蔓延、およびロシアとウクライナの戦争を境として、経済はにわかにインフレーションの度を強くしてきた。つまり、引き出しに商品券を死蔵している場合ではないのだ。だったら何に使うか。

商品券を収めた箱にはまた、それがどこで使えるかを小さな活字で印刷した冊子が添えられている。それらの多くは百貨店である。僕が百貨店でしたもっとも大きな買い物は遠近両用メガネだ。しかし現在、僕の目には三焦点の人工水晶体が埋め込まれているから、もはやメガネは必要ない。

百貨店でその値札を見て二の足を踏むのは、僕の場合、チーズである。手の平に乗るほどのそれに5千円の値が付いていると、欲しくても我慢をしてしまう。しかし5万8千円をチーズに使い切るには一体全体、どれほどの時間がかかるだろう。

まぁまぁとにかく、これから東京へ行くときには、いくらかの商品券を持参しようと思う。それでも5千円のチーズに手が出なければ、商品券は、人に譲ってしまうしかないだろう。


朝飯 小松菜のおひたし、たたきごぼう、目玉焼き、納豆、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「こつぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、豆腐と水菜の味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 レタスと人参のサラダブロッコリーと三種のキノコのバターソテーパンチキンライスシェパードパイChablis Billaud Simon 2018

2026.1.26(月) 給与辞令

今朝の東の空は、それがもっとも美しくなるころを過ぎてもなお、その色合いをコマ送りのように素早く変えながら、なお美しい。しかしその美しさは、今すぐにでも薄れてしまうかも知れない。そう考えて、上着を羽織ることもなく忙しなく階段を上がり、屋上に出てその青さと紅さにiPhoneを向ける。清少納言は季節ごとの美しさを、一日のなかでも時間を変えつつ歎賞した。僕は、いつの季節においても、朝が一番と感じている。

会計事務所の求めに応じて、10時がちかくなるころふたつの銀行を回る。そこから今月21日に予約を入れていたものの、日光MGの日程と重なるため診察をキャンセルをしたオカムラ外科へ足を延ばし、高血圧と高脂血を防ぐ薬の処方箋を出してもらう。そしてそれを小倉町のハセガワ薬局に預けて会社に戻る。

1月は昇給の月だ。人手の薄くなる昼どきに差しかかってはいたものの「今日は大丈夫だろう」と四階へ上がり、コンピュータの中の給与辞令を更新する。午後はそれを事務室にて紙に出力し、署名と捺印をして家内の事務机に載せる。

おとといの日記に書いたばかりではあるけれど、今年の一月は、なぜか長く感じる。


朝飯 納豆、揚げ玉、白菜漬け、めんたいこ、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬のお茶漬け
昼飯 にゅうめん
晩飯 「食堂ニジコ」のきゅうりのからし和えピータンエビマヨ鶏モモ肉の唐揚げチャーハンあんかけ焼きそば麦焼酎「二階堂」(お湯割り)

2026.1.25(日) いまだ一月ではあるけれど

食堂でコンピュータに向かいながら、食器棚の電波時計が6時30分を指すと、席を立って朝食の準備を始める。「汁飯香の店 隠居うわさわ」の営業日である土日月には、家内はその厨房に6時に入る。よってその三日間の朝食は、僕がひとりで作る。特に野菜においては、どれくらいの量を刻めば、それが調理を終えたときにはどれくらいの量になるかの想像がつかない。大抵は世の常識より多くなって、味噌汁などは、汁というよりも、まるで煮物のようになってしまうことが、しばしばある。それでも味は悪くない。というか、とても美味い。

夕刻の日は延びてきたものの、日の出の早くなった感覚はいまだないと、今月の日記のどこかに書いた覚えがある。その、朝の明るくなりはじめるときが幾分か早くなったことを、今朝は実感した。それでも7時前の食卓には、充分な光は届かない。

朝食の画像は自然光で撮ることにしている。TikTokのための動画も、またしかり。しかし静止画はとにかくとして、動画は、光の弱い朝は撮る気にならないことが多い。今朝は、その動画の在庫が枯渇した旨のメッセージが、TikTokを担当するSEから届いた。

きのうに引き続いて空は晴れている。しかしきのうに引き続いて、列島各地の積雪は看過できない量になっている。石川県への宅急便は、遂に荷受けが停止をされた。「春よ、来い」である。いまだ一月ではあるけれど。


朝飯 スクランブルドエッグ、小松菜のソテー、たらこ、白菜漬け、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、大根と若布と揚げ湯波の味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 スパゲティミートソースChablis Billaud Simon 2018ロールケーキ、Old Parr(生)

2026.1.24(土) 体感時間

日光の空は晴朗でも、列島の各所には降雪が激しい。ヤマト運輸の「お荷物のお届け遅延情報」のページには、アクセスをするたび配達の遅れる地域が増えていく。その備考欄にはおしなべて「1月21日~25日にかけて警報級の大雪となる予報の為」の一文が含まれている。朝のテレビの天気予報で各地の様子を見るにつけ、雪国にお住まいの方の苦労に思いを馳せる。しかしてまた、その場所へ、生活者としてではなく、旅行者として行ってみたい気持ちにも駆られる。「夜の底が白くなった」とは、一体全体、どのような景色をいうのだろう。

販売係も事務係も今日は万全の布陣のため、週末ではあるものの、コンピュータをおばあちゃんの編んだ手提げに入れて四階の食堂へ行く。そして書けずにいた、さきおとといからきのうまでの日記を完成させる。

配達係のイザワコーイチさんは日光MGへの参加により、休日である木曜日を費やした。そのため今日は代休で出社をしない。道の駅「日光街道ニコニコ本陣」へ午後の検品に行くと、在庫は減っていたものの、夕刻までに売り切れるほどのものでもなかった。よって次の納品は明朝にイザワさんにしてもらうこととして、そのまま会社に戻る。

事務机の左手に提げたカレンダーは、あれこれの覚え書きで埋まっている。それでも「今年の一月は、案外、長いな」と、何となく思う。


朝飯 鮭の昆布巻、生玉子、白菜漬け、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、揚げ湯波と若布の味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 「三彩」の其の一其の二其の三其の四其の五其の六其の七日本酒(燗)コーヒー

2026.1.23(金) 寒気凜冽

日光MGの会場である鬼怒川温泉の旅館「一心舘」にはコンピュータを持ち込み、上澤梅太郎商店が運営する朝食の専門店「汁飯香の店 隠居うわさわ」の、ぐるなびを経由してのご予約を承っていた。しかしMGと夜の交流会に体力を使い、毎日の日記を書くまでには至らなかった。

普段は、おとといの日記が書けていないと焦燥する。しかし今朝は、さきおとといの日記さえ途中で止まっている。それを先ずは完成させて「公開」ボタンをクリックする。

今朝は販売係のカトーユキさんが、開店の8時30分に合わせて来てくれたから、開店作業は楽だった。その直後の、いまだ8時35分に金融機関から電話が入って、いささか驚く。10時には社会保険労務士オカザワセキヤさんの、月に一度の訪問を受ける。僕はかねてより準備しておいた保険の資料をご覧に入れて、加入の是非について相談をする。決めるのは当方。最終の意思決定は、来月の半ばになるだろう。

家内は「汁飯香の店 隠居うわさわ」の営業に備えて、金曜日は朝から買い出し、そして仕込みを始める。しかし今日は普段より遅れて、隠居には昼ごろに入った。その家内が、社員が帰宅をする18時を過ぎても戻らないため、電話を入れ、更には迎えに行くことにする。

日の落ちた国道121号線は寒気凜冽。不凍栓は、地面に膝をついて閉める。関東地方の気温がもっとも低くなるのは1月の下旬。次に寒いのは2月の上旬。「それさえ過ぎてくれれば」と考える。


朝飯 キャベツのソテーとスクランブルドエッグ、鮭の昆布巻、いぶりがっこ、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、大根と人参と若布の味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 揚げ湯波と豚薄切り肉と白菜と椎茸と芹の鍋、白菜漬け、いぶりがっこ、麦焼酎「麦っちょ」(お湯割り)

2026.1.22(木) 第47回日光MG(2日目)

MGの二日目は講義から、と考えていたものの、ニシジュンイチロー先生には、いきなり第4期のゲーム開始を伝えられた。A卓の左隣は福島県白河市から参加のオガタケンさん、右隣はきのうの第1期におなじ卓にいたウエノジュンイチさん。そのふたりが僕の資金繰り表を交互に覗き込んで「無借金ですか、すごいですね」と感心をするものの、実情としては、第3期の期初にボンヤリしていて長期借り入れをし忘れただけのことだ。

借金をしないまま利益を積み上げ続けたため、今期初は318円と、資本金より大きな借り入れ可能枠ができている。さて、どうするか。すこし考えてアタッチメント付きの小型機械を売り、大型機械に買い換えることを決めた。在庫は11個があるから、序盤には余裕がある。

その第4期では更に経常利益を上げて、自己資本は342円に増えた。しかし売上金額では参加者中の上位6名には入れず、第5期はB卓に落ちることとなった

将棋における棋譜が、MGでは資金繰り表になる。期初には1台でやり繰りをしようと考えていた無災害倉庫が在庫の増大と共に不足をして、11行目でもう1台を買い増している。明らかに初動の判断ミスである。「研修開発失敗」のリスクカードを引いて、次の行でふたたび買い戻している。期末まで残り3行のところまできて「縁故採用」のリスクカードを引く。その無駄と思われる人員を営業所に配置して、安値でもいちどに9個の商品を売る。その一手により、ひとり分、1年分の人件費と本社経費を取り戻した上に、利益も得る

「戦い済んで日が暮れて」と安堵をしながら決算書に向かっても、売上原価の計算を間違え手こずった第3期に続いて、また計算が合わない。ニシヨシエ先生に助けていただいて、期末の給与計算に誤りのあることを指摘される。計算はそれでも合わない。別の部分の転記ミスは、自分で見つけた。35年間もMGを続けながら、まだまだ、である。

自己資本の多寡によって人間の軽重を計る考えは、MGには無い。しかし自己資本を高みに持っていくには、未来予測力、観察力、意思決定の速度の高さ、正確性などが必要になる。

今回の最優秀経営者賞は、修善寺から参加のタケシトーセーさんが第5期到達自己資本467円で2位の優秀経営者賞は宇都宮から参加のウエノジュンイチさんが459円で3位は地元から参加のヌマオアキヒロさんが443円で、もうひとつの優秀経営者賞を獲得した。いずれも僅差の激戦だった。

さて今週は今年に入って最大の寒波が襲来して、MG会場のある鬼怒川温泉には雪が積もった。遠方から集まってくださり、社員には刺激や学びを与えてくださる外部参加の方々には、無事にお帰りをいただく必要がある。そのうちニシ先生ご夫妻は家内が鬼怒川温泉駅へ、秋田市から参加のショージクミコさんは長男がJR今市駅へ、2時間ほど余裕のある三名様は僕が市内のファミリーレストランにご案内して、歓談をする。ここに家内や長男、仕事や雪のため後泊をする二名様、また地元のイトーヒロミさんやヌマオアキヒロさんも次々と来て、しばらくはお茶を飲む。

前述の三名様を下今市駅でお見送りをして以降は、地元組と後泊組が、今度は居酒屋にふたたび集まって、数時間の交流をする。

これにて1月の山は、ひとまず越えた。しかし大小の山は、次々と現れる。健康に留意をしながら、それらのひとつひとつを乗り越えていくつもりである。


「一心舘」の朝のお膳あれやこれやそれや、他あれこれ
「一心舘」のカレーライスらっきょうのたまり漬
「陶」のあれやこれやそれや他あれこれ麦焼酎「二階堂」(お湯割り)

2026.1.21(水) 第47回日光MG(1日目)

マネジメントゲームの開発者であるニシジュンイチロー先生ご夫妻を東京からお招きし、そこに今回は日本全国から15名の方々、また上澤梅太郎商店の23名を加えた人員にて、9時30分より第47回日光MGが始められる。

マジメントゲーム略してMGとは、参加者ひとりひとりが自分の会社を持ち、二日間に5期分の経営を盤上に展開する研修である。初日は、そのMGがどのようなものであるかの講義に続いて、第1期を用いてのルール説明から決算までを習う。ここで初心者はその一から十までを必死に覚えようとしても、覚えられるものではない。経験のある者も「自分は既にして知っている」とは考えず、心を静かにしておさらいをする。そして午後より、いよいよ第2期のゲームが幕を切る。

僕は1991年からMGを続けながら、ゲーム運びは異常に下手だ。「オレはバカなのではないか」と、いつも思う、だから6名がひとつの市場を形成してしのぎを削るゲームの前には、いつも「窮鼠」のような気分でいる。

その第2期の序盤において、宇都宮市から参加のウエノジュンイチさんは、初手から研究開発チップを3枚たて続けに購入するという、僕からすれば坂田三吉の端歩突きとも思える奇手を繰り出した。とすれば、ここから同じような形で追随しても、尻すぼみは必至だ。よって少なくとも第2期では販売能力の優位性を以て生き残るすべを考える。それが功を奏したか、ゲームの異常に下手な僕としては望外の、10円の経常利益を得た

MGは、バランスのゲームだ。売上げを上げても他に手薄の部分があれば、後々苦労をする。だから特に2期や3期ではそれほど売上げを上げず、会社の体制を整えることに注力をした方が良いこともある。しかし僕は第2期で結構な売上げを計上し、第3期には早くも激戦のA卓に上がることになった。

時刻は15時を過ぎている。ふと会場を見まわすと、幾人かのパートタイマーが帰宅をしたため、F卓が4名のみになっている。よって僕は志願をして、そのF卓に降りて第3期のゲームに臨む。戦術としては、第2期のそれに、製造能力の優位性を加えた。その形を以て、F卓の、いささかおっとりした人たちの中で売り買いをするうち、今度は43円の経常利益を上げて、自己資本は第1期初の300円から318円に増えた。また売上金額の高さから、第4期にはふたたびA卓へ上がることとなった。

ここで初日のゲームは終了。夕食後の第4期の経営計画は、第3期の形をそのまま発展させることとした。

20時30分からは場所を交流会場に移して、宿泊の方々と歓談を交わす。そして頃合いを見計らって大浴場へ行き、部屋に戻って即、就寝する。


朝飯 「一心舘」の朝のお膳あれやこれやそれや、他あれこれ
昼飯 「一心舘」のカツ煮膳
晩飯 「一心舘」の夜のお膳

2026.1.20(火) 今日も鬼怒川

きのう事務局のテヅカさんが見せてくれた朝食券には、7時の開場時間があった。現在時刻は、その7時を回っている。外は既にして明るいはずだが、窓のカーテンは、きのう宴会前に僕が閉めたままだから、部屋の中は真っ暗だ。それから20分ほどして、宿の浴衣を普段着に着替える。やがて人の動く気配がしたため「もう7時半です」と、声をかける。

渓谷の朝は、間近に見える急峻な低山の、頂上にちかいあたりだけが朝日に照らされている。空は晴れて、いかにも寒そうだ。朝食の会場には、8時ちかくに降りた。そして会社には9時すぎに戻る。

今日は10時30分に来客が予定されている。その前に銀行へ行き、一週間ほど前に自治会長から伝えられていた、町内の口座への、日光市からの入金を確認する。ついでに会社の小口現金、また個人の現金を少しばかり引き落とす。町内の口座への入金については、帰社して即、専用の金銭出納帳に入力し、4月に予定されている総会で報告することを、自治会長にLINEで知らせておく。

今日の売上げ現金とキャッシュレジスターの数字の照合は金曜日に行うこととして、18時の閉店後は、あらかじめ整えておいた荷物をホンダフィットに載せ、またまた鬼怒川温泉へと向かう。


朝飯 「鬼怒川温泉ホテル」の朝のブッフェ
昼飯 にゅうめん
晩飯 「一心舘」のあれやこれやそれや、他あれこれ、日本酒(燗)

2026.1.19(月) 初場所

今月13日の日記に書いた、高島屋日本橋店で開かれる「冬の味覚市」のご案内のためのタックシールを印刷する。「印刷する」などと偉そうに書いても、当方はコンピュータからプリンターに指令を飛ばすだけで、後のことはすべて、事務係のツブクユキさんとサイトーハヅキさんがしてくれた。ハガキは、今週の後半にも投函をされるだろう。

さて今年の新年会はこれまで自社、瀧尾神社の責任役員、町内と、三回を数えた。そして今日は多分、最後となるだろう、栃木県味噌工業協同組合のそれが開かれる。昨年末より知らされていた集合時間は16時30分だったものの、今日になって事務局から電話があり、全員が揃うのは17時から17時30分になるという。よって僕も当初の16時の出発を遅らせて、16時27分にホンダフィットの運転席に着く。

日光市今市の中心部から15キロメートルを北上した鬼怒川温泉には、30分もかからず到着した。そして指定されたホテルの部屋にひとり入り、普段は仕事中のため見られない大相撲を、テレビにて観戦する。安青錦は熱戦の末に勝ち、ふたりの横綱はそろってあっけなく土俵を割った。豊昇龍はさておき、大の里は、どこか具合が悪いのではないか。

宴会の料理は美味く、話も弾んで楽しかった。それがお開きになったところで大風呂につかり、部屋へ戻って即、就寝する。


朝飯 メシ、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、大根と玉葱とトマトとピーマンとウインナーソーセージの味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 「鬼怒川温泉ホテル」の其の一其の二其の三其の四其の五其の六其の七其の八日本酒(燗)

2026.1.18(日) 水神祭

東京のもっとも寒さの厳しい時期について、朝のテレビの天気予報が伝えていた。これまでの統計によれば、それは1月下旬とのことだった。次に寒い時期は2月の上旬で、そこからは徐々に、気温が上がってくるらしい。今年も例年のとおりになれば、関東地方はこれから三週間で厳冬期を抜け出すことになる。嬉しい知らせである。寒さが嫌いというよりも、シャツ一枚で出歩ける季節が待ち遠しいのだ。

ところで今日は、六十干支でいえば「みずのえ」で「水」が付く。そういう次第にて、今年は古賀志の日吉神社より宮司を招き、9時より水神祭を催す。上澤梅太郎商店に残る水神祭のもっとも古い記録は、第二次世界大戦直前と思われるころの、直会の写真だ。水神の碑はそれ以前からあったはずだから、このお祭は少なく見積もっても100年以上は続いているものと思われる。

10時前には地元のカブスカウトの一行を迎えて、蔵見学に応じる。前半の説明は隠居の庭で長男が、後半の蔵の案内は、僕がさせていただいた。今日の体験を通じて、彼らの興味や知識の範囲が幾分かでも広がってくれれば有り難い

12時30分から13時30分までの1時間は、事務室から店に移動をして、販売の補助をする。昼食を済ませて後は道の駅「日光街道ニコニコ本陣」へ赴き、明日に納めるべき品を決める。


朝飯 めんたいこ、納豆、揚げ玉、白菜と糸昆布の塩漬け、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬のお茶漬け
昼飯 にゅうめん
晩飯 ウフマヨネーズパン豚肉と二種のキノコのトマト煮飲みさしの白ワインと赤ワインエクレア、Old Parr(生)

2026.1.17(土) 新しい蛇口

6時になりかかろうとするころ家内と外へ出て、隠居への道を往く。「汁飯香の店 隠居うわさわ」の今日のお客様は、午前がふた組に、午後は満席。午前の空席も、いずれ埋まってしまうことだろう。

隠居の不凍栓を開き、母屋四階の食堂へ戻ったところで、東の空の紅みを帯びてきたことに気づく。その紅さは、5分もすれば白茶けてしまう。文章は書けていても、その最上部に置く画像が無いから日記を公開できない、ということが、僕にはしばしばある。よって「すわ」と席を立ち、カメラとして使っているiPhoneを握り、屋上へ上がる。今朝の東の空の色は、すこし薄く感じた。

晴れた日の開店時にいささか慌てるのは、きのうの閉店後に掃除をしたはずの床に、朝日に照らさて砂粒の目立つことだ。砂粒は、箒とちり取りでは除きづらく、掃除機では吸い込みづらい。結局は水モップを使うことになる。そのモップに水を含ませるための外の蛇口は昨秋に修理を受けて、格段に使いやすくなった。

長男は、来週の水曜日と木曜日の二日間にわたって行われる日光MGの、事務局としての仕事に余念が無い。それをひとまず終えて夕刻に至ると、今度は明朝に催される水神祭の準備に取りかかった。僕はそれに必要なもののうち、ロウソク立てとロウソク、そしてマッチのみを製造現場に運んだ。

今日の夕刻は、きのうのおなじころより明らかに気温が低い。明日のお客様の出足は、期待できるだろうか。


朝飯 レタスとウインナーソーセージのソテー、生玉子、納豆、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、大根と牛蒡の味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 トマトとベビーリーフとモッツァレラチーズのサラダパン鶏と玉葱とマッシュルームのクリーム煮Chablis Billaud Simon 2018プリン、Old Parr(生)

2026.1.16(金) 朝がえり

「衆議院議員総選挙において、驚天動地の怪現象の起きていることを知ったのは、きのうの夜のことだ」と、2017年9月28日の日記に書いた。それとおなじ、僕の理解を超えることが、きのう日本の政界に起きた。衆議院はいまだ解散されていないものの、予想される公示日を10日後に控えての、新しい政党の出現である。「政界は一寸先が闇」と言われている。「火事は最初の1分、選挙は最後の1分」とも言われている。来月8日の投開票が予想されている選挙の結果は、果たしてどのようなものになるだろう。

春日部から8時4分発の下り特急に乗り、9時30分に会社に戻る。戻っても、着替えや荷物整理があり、また事務机の上には、出かけた火曜日の午前から今朝までの覚え書きなどが重なっているため、すぐに普段の仕事に戻れる、というわけにはいかない。

17時よりひとりで店に立つ。17時30分の閉店時間がすぎれば、掃除のために入口を開け放つ。寒さはそれほど感じない。店のシャッターは、18時になったところで降ろす。そしてコンピュータに予約サイトを開き、3月に1泊だけするバンコクのホテルをようやく決める。


朝飯 「東横INN春日部駅西口」の朝のブッフェ
昼飯 にゅうめん
晩飯 あんあけ焼きそば、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、麦焼酎「麦っちょ」(お湯割り)杏仁豆腐、Old Parr(生)

2026.1.15(木) 伊豆治療紀行(41回目の2日目)

指定された時間は8時30分だから、温泉旅館に泊まっていても、のんびりはしていられない。伊東の温泉街から整体院までは、クルマで20分はかかる。旅館の駐車場は、8時すぎに出た。

電子ペンによる治療は、きのうより軽く済んだ。伊東駅前にレンタカーを戻すと時刻は10時30分。伊東駅10:57発の上りに乗って、新橋には12時34分に着く。早く帰るという家内とは、新幹線の車内で別れた。

駅前の大衆床屋で、およそ5週間ぶりに散髪をする。以降は昼食を摂ったり調べものをするなどして、夕刻に北千住に至る。いまだ空も明るければ、カウンター活動も早めに始め、18:33発の下り特急に乗る。その、リバティけごん43号には、走り出していくらもしないうちに、杉戸高野台での人身事故により春日部で止まり、以降は回送される旨のアナウンスがあった。

僕が驚いたのは、乗客の誰からも、悲憤慷慨の声が漏れなかったことだ。列車が春日部に着くと、乗客のすべては唯々諾々と席を立ち、プラットフォームに出た。

「さて、どうしようか」と考えている僕のちかくの女の人が、すぐ側にいた駅員に、ここからの経路について訊いた。駅員はおなじプラットフォームの向かい側にすべり込んできた18:59発の久喜行きの急行を指し、久喜で乗り換えてJR宇都宮に出られると答えた。

目の前の急行は150パーセントの乗車率だったから、久喜までは立ったままの可能性が高い。現在の時刻は学生や勤め人の帰宅に重なっている。よって久喜からJR宇都宮のあいだも、座れない時間は長そうだ。久喜での乗り換えには、どれほどかかるだろう。夏ならプラットフォームのベンチで時間をやり過ごすこともできる。しかし今は厳冬期である。

早々に戦意を喪失して、スマートフォンのGoogleに「春日部 ホテル」と入れてみる。すると、それほど遠くないところにまともな空室のあることが分かった。よって即、これを予約する。

西口の改札口で下今市までの特急券を見せると、駅員はすぐさま1,450円を現金で返してくれた。株主優待による乗車券には、明日もまた使えることを確約する判を捺してくれた。

ホテルには、西口から5分ほどで着いた。「やれやれ」である。そして風呂に入って冷たいお茶を飲み、20時前に寝に就く。


朝飯 「めんたいパーク」の「たらこ昆布おむすび」
昼飯 「小諸蕎麦」のたぬきそば
晩飯 「加賀屋北千住店」のあれやこれやそれや他あれこれ、チューハイ、日本酒(燗)

2026.1.14(水) 伊豆治療紀行(41回目の1日目)

人は、柔らかく生まれてきて、固くなって死ぬという。生まれたばかりの赤ん坊は、確かに、ゼライスのように柔らかい。

伊豆の整体院での治療は、ひと月に一度は受けたいと考えているものの、昨年は10月なかばの二日間を最後として、以降は都合がつかず、三ヶ月も間が空いてしまった。整体の先生が皮膚に押しつける電子ペンは9,000ボルトを発し、患部の状態が悪いほど痛い。昨秋の治療は、からだの各部の調子が良かったらしく、痛みはほとんど感じなかった。しかし今回は怖い。からだのあちらこちらが、過分に固くなっているのではないか。

上澤梅太郎商店が運営する朝食の専門店「汁飯香の店 隠居うわさわ」は毎週、土日月の三日間の営業である。しかし今日は臨時のお客様があって、家内は出かけることができない。そういう次第にて、僕ひとりで下今市10:53発の上り特急に乗る。北千住、東京、熱海と鉄道を乗り換えて、伊東には14時51分に着いた。

駅前に予約しておいたレンタカーの運転席に乗り込み、先ずは素泊まりで予約をしてある旅館へ行く。そして部屋でしばらく寛いでから、ふたたびレンタカーに乗る。

「伊豆痛みの専門整体院」では、先ずは治療台にうつぶせにさせられる。そして先生は足首、ふくらはぎ、膝の両側を触っていく。「いいですね」と言われて、すこし安心をする。首の両側を押されて「大丈夫」と言われて、先ほどより安心をする。電子ペンによる、常人なら悲鳴を上げそうなほどの痛みは、腰の四ヶ所のみに感じた。

旅館に戻ってスマートフォンに目を遣ると、下今市15時05分の上り特急に乗った旨の報せが家内から届いていた。これまたスマートフォンの乗り換え案内によれば、伊東に着くのは18時55分。その5分前に、伊東駅のロータリーにレンタカーを駐める。改札口からは、意外やたくさんの人が出てきた。そして家内と落ち合って、夕食の場所へと向かう。


朝飯 目玉焼き、シーマミー豆腐、切り昆布の炒り煮、白菜漬け、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、大根と人参と牛蒡と三つ葉の味噌汁
昼飯 「ドトール」のホットサンドツナチェダー、コーヒー
晩飯 「かっぽれ」の刺身の盛り合わせわかめの酢の物鰈の煮付けかき揚げ五目釜飯、大関(燗)

2026.1.13(火) 好きな仕事

3時台の起床は久方ぶり。目を覚ましたのは2時をすこし過ぎたころだった。

書斎を持ちたいと考えたことが、幾度かあった。しかし今は、南東に面した角部屋の食堂が、もっとも居心地が良い。時間帯で言えば、夜と朝のあいだから朝食の準備の始まるまでが、一番くつろげる。足元には、足温器が小さな音を立てている。外を行き交うクルマは少ない。冬の朝は、窓を閉めきっていることもあって、とても静かだ。夜が明けると同時に郭公の鳴き始める季節までは、これから何ヶ月を数える必要があるだろう。

師走の上旬に準備した釣銭の千円札は、いまだ在庫が充分だ。ただし五千円札と硬貨については心配なところまで減ってきたため、9時すぎに種銭をトートバッグへ入れて銀行へ行って戻る。

来るか来ないか分からない人を、事務室にて10時まで待つ。その待ち人は、遂に現れなかった。そこでコンピュータとテンキー、3本のペン、そして自作の手順書を持って、四階の食堂へ上がる。上澤梅太郎商店は、来月の4日から10日までのあいだ、高島屋日本橋店の「冬の味覚市」に出店をさせていただく。そのご案内のお送り先を、お客様名簿より抽出する。

この仕事は僕の得意とするところではあるけれど、今日は持ち時間が少なく、1時間で終えるのは、なかなか忙しかった。そして「一月は行く、二月は逃げる、三月は去るかぁ」と、そんなことを考える。


朝飯 小松菜の辛子和え、「なめこのたまり炊」のフワトロ玉子、納豆、切り昆布の炒り煮、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、メシ、玉葱と若布の味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 春雨サラダ、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、焼き餃子、麦焼酎「麦っちょ」(お湯割り)、二種のチョコレート、Old Parr(生)

2026.1.12(月) 雪のあしたの

雪は、きのう町内の新年会から戻るころには止んでいた。しかしその後にふたたび降ったらしく、夜と朝のあいだの国道には、きのうの夜より厚い雪が見えた。

起きて着替えて食堂に移動をしながら、室内とはいえ、気温のそれほど低くないことを感じる。そして長野県で生まれた人が40年以上も前に教えてくれた「雪の朝の裸の洗濯」という言葉を思い出す。ちなみにこの場合の「朝」は「あした」と読む。

払暁、数時間ほども前には四階の窓から見おろした雪を踏んで隠居へ向かう。そしてズボンを濡らすことは承知の上で雪の地面に膝をつき、地下に埋められた不凍栓を開く。今日の「汁飯香の店 隠居うわさわ」のお客様は、往復の足は不便かも知れないものの、庭の眺めは年に何度とない美しさになるだろう。

遅刻を恐れて早めに出勤した社員が、始業の前から雪かきを始めてくれたのは有り難かった。包装主任のヤマダカオリさんと事務主任のカワタユキさんを除く全員により、店の駐車場から隠居までの雪かきは、9時に完了した。

11時を過ぎるころに、ふたたび隠居の柴折り戸を押し、勝手口から厨房に入る。家内によれば、雪に阻まれて予約の時間には間に合いそうもないと、山間部にお泊まりのお客様からキャンセルのご連絡があったという。そのことによりできた空席は、しかし別のお客様からのお問い合わせにより、すぐに埋まったとのことだった。

「一体、朝の食ぜんにのぼせて、あったかいご飯でたべてうまいものは、同時に、酒のさかなにしてもいいものが多い」と池田弥三郎は「私の食物誌」に書いた。朝食の専門店「汁飯香の店 隠居うわさわ」のおかずも、またしかり。それらを肴にして、雪で冷やした四合瓶の地酒を飲めば、天にも昇るような気持ちになれること請け合いである。僕はお客ではないから、それはできかねるけれど。


朝飯 菠薐草のソテー、マカロニサラダ、肉団子、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、菠薐草と若布の味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 「コスモス」のカプレーゼドリア、サントリー「角」(お湯割り)

2026.1.11(日) 寒波のあおり

上澤梅太郎商店が運営する朝食の専門店「汁飯香の店 隠居うわさわ」は、きのうが新年はじめての営業だった。隠居の水道には不凍栓が設けられている。それが使われる冬のあいだは、日の昇る前に厨房に入る家内と共に隠居へ行き、僕はその、地下に設けられた不凍栓を開ける必要がある。

「関東北部 もっとも寒い時期」と検索エンジンに入れてみる。すると「1月中旬から2月上旬にかけて」と出た。3月の頭には、僕はタイへ行く。最低気温の氷点を下まわる日々が、2月のうちに過ぎてくれれば幸いである。

その3月の旅の、後半の宿は決めないまま、5月のホテルを予約する。1週間のうち2日間は、アソークで用事がある。アソークは、僕には新宿のビジネス街のように感じられて、つまり南の国にいる気があまりしなくて、それほど好きな場所ではない。しかし便利さはバンコク随一だ。残りの5日間は場所を移す手もあったものの、それも面倒なため、裏通りにある、それほど価格の高くないところを7泊で抑えた。

悩ましいのは、3月のチェンライの宿だ。昨春の洒落たホテルは、なぜか高騰している。その前に使ったところは交通至便、スイミングプールの寝椅子は快適、かつ安価であったものの、部屋の椅子が良くない。日に数時間ほどもコンピュータに向かう僕にとっては、椅子はないがしろにできないのだ。もうしばらく考えてみることにしよう。

夕刻は17時に早上がりをして、春日町の公民館へ行く。そして18時より、今年度の組長の慰労も兼ねた新年会を催す。19時がちかくなってから来た長男によれば、雪が降り始めているという。すかさず窓を開ける。雪は幸いにも止んで、外は静かだった。


朝飯 肉団子、マカロニサラダ、納豆、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、長葱と若布の味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 「はま寿司」の鮨「かましん」の揚げ物あれこれツカハラノリコさんによる白菜漬け、公民館にあった日本酒(燗)

2026.1.10(土) 願わくば

きのう道の駅「日光街道ニコニコ本陣」に朝から何度目かの納品をし、商品の搬入口から北東の青空を望んで「そういえば」と気づいた。元旦の墓参りの際に供えた花を、いまだ片づけていなかったのだ。

今朝の天気予報は、今夜半からの寒波の襲来を伝えていた。東北や北陸には大雪が降るという。栃木県は東北でも北陸でもないものの、その寒波をあおりを食うくらいのことは、あるだろう。幸い空は今日も晴れて、寒さはそれほどでもない。

そういう次第にて、午前のうちに如来寺のお墓へ行く。新旧および叔父叔母のお墓に供えた花は四対。元の色をほとんど残していない花を引き抜くと、茎の根本はすべて、花立ての形に凍った氷に覆われていた。冬のお墓にはゴムの手袋が欠かせない。僕の乾燥した手指の皮膚は、冷水に触れればたちまち切れるからだ。

「願わくば花の下にて春死なん」と西行は詠んだ。身近な人の命日は5月から11月のあいだに限られていて、真冬には誰も亡くなっていない。次にお墓に来るのは、春のお彼岸になるだろう。


朝飯 納豆、白胡麻、しその葉の梅酢漬け、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬のお茶漬け
昼飯 にゅうめん
晩飯 鶏肉と厚揚げ豆腐とキノコと芹の鍋その鍋で煮たうどん白菜漬け、麦焼酎「むぎっちょ」(お湯割り)、プリン、Old Parr(生)

2026.1.9(金) 要るものと要らないもの

昨年11月21日の日記に書いた航空券が、トチギ旅行開発のイシカワヒロシさんにより届けられた。3月の往路は、羽田からバンコクを経由してウドンタニーまで。バンコクでは、短時間の、綱渡りの乗り換えになる。復路はチェンライからバンコクを経て羽田に戻るもので、こちらはバンコクでの一泊を挟んでいるから、時間的な危険性は無い。

5月のそれは羽田とバンコクの往復のみで、ホテルはいまだ決めていない。無精な僕のことだから、ナコンパトムやシラチャなど、クルマで1、2時間ほどで行ける近隣の街に滞在するなどのことは、多分、しないだろう。

田舎の良さの第一は、静かさだ。特にチェンライでは、プールサイドで本を読んでいるときに聞こえてくるのは鳥の声のみ、ということもある。第二は流れる時間のゆるやかさ。第三は物価の安さ、だろうか。首都の欠点は、だから騒音に満ちていて、忙しなくて、あれこれの値段が高い、ということになる。

ところで加齢のせいか、飛行機のエコノミー席はそろそろ辛くなってきた。しかしそれより上のクラスを選ぶ気はしない。当方が欲しいのは楽な座席のみ。しかし上のクラスには他に、放っておかれることを好む僕にはうるさく感じられるサービスが付いてくる。「充実の機内食」も無料の酒も要らない。アメニティセットの内容は、既にして持っている。つまり僕は、楽な座席の他にはお金を払いたくないのだ。

解決策としては、旅行全体の時間に対してエコノミー席にいる時間を減らすことを思いついた。有り体に言えば日程の長期化で、これができれば最高である。

と、飛行機の席のことばかりをつらつら続けてみたが、夜は瀧尾神社の責任役員による新年会に出席をする。


朝飯 トマトのソテーを添えた目玉焼き、菠薐草のソテー、白菜漬け、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、白菜と若布の味噌汁いちご
昼飯 にゅうめん
晩飯 「和光」の刺身の盛り合わせ、タンの塩焼き白子の素揚げカキフライ、他あれこれ、日本酒(燗)

2026.1.8(木) 鏡餅のあつかい

閉店の17時30分が近づくころに外へ出てみると、夕刻の日の、徐々に延びていることを感じられるようになってきた。昨年末から10日も経ていないにもかかわらず、これは大きな変化だ。一方、東の空が明け始めるのは6時を過ぎてからで、こちらについては特に、冬至のときから早くなった気はしない。

8時の朝礼を完了させてから、道の駅「日光街道ニコニコ本陣」へ納める品をホンダフィットに積む。道の駅は元旦から5日まで営業を続けた代わりに、6日7日と連休をした。よって今朝は満を持して、多くの品を運び入れる。

繁忙期の在庫管理も大切なら、閑散期のそれもおろそかにはできない。今週末からの三連休が過ぎれば春のお彼岸まで、日光は眠ったようになるだろう。

「上澤梅太郎商店」は1月2日が初売りだった。そして朝食の専門店「汁飯香の店 隠居うわさわ」は、あさっての土曜日より新年の営業を始める。鏡開きの11日は日曜日で、既にしてほぼ満席のご予約をいただいている。床の間の鏡餅は、いつ下げようか。

夜は街の焼肉屋に社員ともども集まって、新年会を催す。


朝飯 豆腐の玉子とじ、納豆、茹でたブロッコリーと生のトマト、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、若布と玉葱の味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 「板門店」のあれやそれやこれや、他あれこれ、「眞露」(お湯割り)

2026.1.7(水) 七草

9時が過ぎるのを待って、取り引きのある会社に電話を入れる。しかし呼び出し音の鳴るばかりで、留守番電話も応答しない。今月12日の成人の日まで休みなのかも知れない。ことによると、師走の最後の週末から休みなのかも知れない。とすれば、この会社の年末年始の休みは二週間を超える。しかしまぁ、業種によっては、そのようなところもあるだろう。

上澤梅太郎商店の店舗は、人の休んでいるときにこそ忙しい。そして上手い具合に、僕は若いころより、人の休んでいるときに働くことを、むしろ好む。成人の日の絡む今週末は、冷え冷えとしたこの季節に、たとえ一瞬でも賑やかさを取り戻す三日間になりそうな気がしている。

ところで今朝のテレビのニュースによれば、日光市土呂部では零下12℃を記録したという。そういう次第にて、夕刻のちかくなるころ隠居の庭に出かけてみる。池泉の水は案の定、白く凍りついている。それでも梅の枝には、紅いつぼみが見られた。「はやく咲かねぇかな」と考える。しかしそれは、これからふた月半ほども後のことになるだろう


朝飯 七草粥、なめこのたまり炊、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、二種の佃煮
昼飯 にゅうめん
晩飯 長葱の煮こごり、ザーサイ、牡蠣の佃煮、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、なめこのたまり炊鮨其の一鮨其の二納豆巻き、「本田商店」の「龍力米のささやき奥谷純米大吟醸」(燗)、わらび餅

2026.1.6(火) 新年会は二つか三つ

年末年始の釣銭の枯渇を避けるべく、早くも先月の9日に、結構な量の五千円札と千円札を用意した。そのときに要したと同じだけの、いわば種銭がきのうまでに溜まった。よって開店直後の銀行に、それを入金する。これから春のお彼岸までは、諸々の仕込みの続く製造現場は兎に角として、店は静かになる。いまだ在庫充分の新券は、意外や長く保つかも知れない。

その銀行では個人のお金も払い戻して、別の、公共料金やクレジットカードによる支払いの引き落とされる口座に移す。このことにより、三月の末までは、こと上記の支払いについては、安穏としていられるだろう。

お金のことといえば、今月11日に開かれる、組長を含めた町内の新年会に際して必要な現金はすべて、数十に及ぶ封筒と祝儀袋に準備を終えている。昨年の記録を振り返ってみたところ、この新年会を乗り切れば、出納の「出」に関しては「ほぼゼロ」が期末まで続くことが分かった。こと町内の会計係としては、しばし冬ごもりの気分である。


朝飯 たたきごぼう、目玉焼き、納豆、菠薐草のソテー、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、きのうの鍋の残りを具にした味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 刻みキャベツと生のトマトと茹でたブロッコリーを添えたコロッケChablis Billaud Simon 2018「自由学園」のクッキー、Old Parr(生)

2026.1.5(月) 粛々と

金融機関をはじめとして、多くの会社は今日が仕事始めになるらしい。自分は元旦から働きながら、一方「まだ正月で良いじゃねぇか」という気もする。その、個人としては「正月早々」と感じている今日の10時に社会保険労務士のオカザワセキヤさんを迎えて、昇給の話し合いをする。

商売は、一喜一憂の連続である。東日本大震災のような災害もあれば、新型コロナウイルスの世界的蔓延が何年も続くという、これまた想定外のことも起きる。僕は高を括る性格だから、コロナは三か月ほどで収まるものと考えていた。とんでもないことだった。

オカザワさんとの話し合いは1時間30分ほどで終わると予想していたものの、一時間ほど超過をしてしまった。それでも今年一年の、正社員は基本給、パートタイマーは時給が出そろって、ひと区切りがついた。

事務机に戻って机の左手に提げたカレンダーに目を遣れば、今後の予定があれやこれやと飛び込んでくる。ひとつひとつを、粛々と、こなしていくつともりである。


朝飯 お雑煮
昼飯 にゅうめん
晩飯 たたきごぼう、松前漬け、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、なめこのたまり炊、白菜と豚薄切り肉の鍋、「松瀬酒造」の「松の司小仕込みの会限定純米酒」(燗)、「久埜」の水羊羹、Old Parr(生)

2026.1.4(日) この月はいつの月か

食堂でコンピュータをいじるうち、東の空が明け始める。その紅い色を捉えようとして屋上へ上がる。そして南東へ向けてiPhoneのホームボタンに何度か触れ「やれやれ」という気持ちできびすを返す。すると北西の空には雪の山を背にして、正円と思われる月が意外や大きくあった。思わず「おぉ」と声を漏らし、素足に履いた草履でそちらへ歩く。そしてその景色もまた、iPhoneに収める。

食卓のコンピュータに戻って「2026年1月4日 旧暦」と、検索エンジンに入れてみる。するとその日は旧暦では2025年11月16日と出た。

かねてよりの僕の疑問は、朝の月は、前の日の月なのだろうか、それとも今日の月なのだろうか、ということだ。天文に詳しい人に訊いてみたい気持ちもあるものの、彼らの多くはヲタクだから、話し出すと止まらず、説明は専門の領域に及んで、当方は余計に分からなくなる。だから訊くことをためらううち、疑問はいつまでも氷解しないのだ。

日が暮れると、今度は正真正銘の、かどうかは不明ながら、旧暦2025年11月16日の月が昇った。朝の、西の月は大きかった。そして夜の、東の月も、またやけに大きく見える。


朝飯 お雑煮
昼飯 にゅうめん
晩飯 “Finbec Naoto”のポテトサラダエスカルゴのブルゴーニュ風生ハムのサラダ三種のチーズ南瓜のスープ正月限定のカレーライス、きゅうりのたまり漬、らっきょうのたまり漬、ブルゴーニュの安い赤ワイン

2026.1.3(土) 三が日の三日目

「正月も、三日までなり…」というような俳句がなかったか、と考えて検索エンジンに当たる。すると「正月も、三日もあれば、事は済み」という詠み人知らずが出てきた。この「事は済み」の「事」とは、年始の挨拶や初詣を指しているのだろうか。

きのうの昼ごろには、店の冷蔵ショーケースに並べたらっきょうのたまり漬が見る見るうちに減り、しかし包装現場では、いまだ充分な数が袋詰めされていない、ということが発生した。お客様には可能な限り新鮮な商品をご提供すべし、という考えが、上澤梅太郎商店にはある。それを遵守しようとすれば、どうしても、このようなことが起きてしまう。らっきょうのたまり漬は幸い枯渇することなく、在庫は繋がった。多いに有り難い。

「正月も、三日までなり…」ではないけれど、今日のお客様は、きのうにくらべて随分と少なくなった。年末年始を日光鬼怒川で過ごした帰省客や観光客は、あるいは明日の日曜日を待つことなく、帰宅の途に就きつつあるのかも知れない。

きのうの夕刻の雪は、夜になるまでに止んだ。成人の日の絡む連休までは、できれば晴れの日が続いて欲しい。


朝飯 お雑煮
昼飯 会社支給の「カルフールキッチン」の「チキン南蛮漬けボウル」
晩飯 松前漬け、なめこのたまり炊、麦焼酎「むぎっちょ」(お湯割り)、豚キムチ鍋「本田商店」の「龍力米のささやき奥谷純米大吟醸」(冷や)「久埜」の水羊羹、Old Parr(生)

2026.1.2(金) 初売り

7時40分から続々と出社する社員と新年の挨拶を交わす。社員には、パートタイマーやアルバイトも含めて、星の数ほどある会社の中から上澤梅太郎商店を選んでくれたことを有り難く思う。

7時50分に来社して活花の仕上げに取りかかったカワムラコーセン先生の仕事は、8時25分に完了した。開店は8時30分。2026年最初のお客様には、地酒の四合瓶を御礼としてお贈りする。

昨年末に引き続いて、年初にも多くの販売係が出勤をしてくれている。よって品出しや昼食などによりその人員の薄くなるときのみ、僕は店に立つ。楽なこと、この上ない。

先月29日に開かれた「阪納誠一メモリアル走行会」のために古いクルマを整備し、また当日はそのクルマの運搬や調整をしてくれたタシロジュンイチさんが昼前に顔を出してくれたため、請求書に従って支払いをする。多板式のクラッチは、貼り付きを防ぐため、ひと月に一度くらいは踏んでおこうと思う。

道の駅「日光街道ニコニコ本陣」への、本日二回目と四回目の配達は僕がひとりで行う。その四回目の最中に雪がちらついてくる。「夕刻から雪」の朝のテレビの天気予報には、他人ごととして接していた。それが、まさか本当に降るとは驚いた

夕食は、家内、長男、次男の大人四人のみで静かに摂る。これから数日間は、そのような夜の続く予定である。


朝飯 お雑煮
昼飯 会社支給の「コスモス」の「ハンバーグデミグラチーズ弁当」、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」
晩飯 ごまめの甘露煮、蛸のマリネ、松前漬け、刺身湯波、牛蒡と人参と三つ葉の精進揚げ盛り蕎麦、「本田商店」の「龍力米のささやき奥谷純米大吟醸」(冷や)

2026.1.1(木) 順番の変更

起きて食堂には4時11分に来られた。「一年の計は元旦にあり」という格言は、正月早々、尻を叩かれている気分になるから好きでない。しかしまぁ、上々の、年初の起床である。

これまでの元旦では、いまだ薄暗いうちに大人だけで墓参りをし、家に戻ったら家内の手による雑煮を仏壇、神棚、稲荷社、水神、地神の五ヶ所に僕が供え、人間が雑煮にありつけるのはその後、ということになっていた。しかし今年はその順番を変えた。

7時すぎに四階の食堂に家族八人が集まり、孫などを引き連れて、前述の五ヶ所に雑煮を供える。それから皆で雑煮を食べる。8時を回ったところで、きのう嫁のモモ君が調えてくれた福袋をホンダフィットに積む。そして僕はそのクルマを運転し、長男と孫のシンは徒歩で道の駅「日光街道ニコニコ本陣」へ向かう。

外の特設売場には、既にして福袋の販売を待つ人の列があった。その場所に、僕と長男そしてシンの三人で、福袋をお納めする。ついでに立ち寄った商業棟では、奥の冷蔵庫の、上澤梅太郎商店に割り当てられた場所に空間があった。よって僕は会社に戻り、一部の商品をホンダフィットに積み込んで、早くも本日二回目の納品をする。

家族八人で墓参りを済ませたところで時刻は9時38分。初詣の昇殿は一時間ごとに行われる。その10時の回に間に合わせるべく、瀧尾神社へ行く。そこから今度は追分地蔵尊へまわり、何やらひと仕事を終えた気持ちで家へ戻る。

昼はおせち料理をすこしばかりつまみ、13時すぎに補充できそうな商品をホンダフィットに積む。朝に充分の納品をしたつもりだったが、らっきょうのたまり漬は売場に3袋が残るだけだった。危ないところだった。来年は昼前にも、いちど検品に来ることにしよう。

午後は寝室に入り、横になって休む。

16時30分に、真新しい白衣、不織布の帽子、マスクを身につけ製造現場へ降りる。そしてきのう製造係のイトーカズナリ君に教えられた手順に従って、これからの仕事の準備にかかる。それを済ませると白衣を脱ぎ、道の駅に本日四回目の納品をする。そこから戻ったらふたたび白衣を着て、先ほどの続きをする。水を使う仕事は17時40分に完了した。

長男とモモ君と孫たちは、夕刻よりモモ君の実家へ行った。よって今夜は家内と次男との三人で、静かに夕食を摂る。


朝飯 お雑煮黒豆「久埜」の純栗きんとん
昼飯 「大しま」のおせち其の一其の二其の三
晩飯 「大しま」のおせちあれこれ、イクラの「日光味噌のたまり浅漬けの素・朝露」漬け、蛸のマリネ、すき焼き、「本田商店」の「龍力米のささやき奥谷純米大吟醸」(冷や)、すき焼きの長葱、Old Parr(ソーダ割り)、ホイップクリームを添えた「自由学園」のパウンドケーキ

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上澤卓哉

上澤梅太郎商店・上澤卓哉

蔵見学