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お買い物かご

清閑 PERSONAL DIARY

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2021.9.30(木) ガラリと変える

しその実の買い入れは、8月30日から始めて9月13日に締めた。一方、茗荷はそれより早い8月10日から買い入れを始め、52日間を買い続けて本日、ようやく最終日を迎えた。しその実は1,000リットルの桶に1本以上を買った。茗荷もまた、充分な量を確保できた。以降の仕事は、これらを可能な限り丁寧に扱い、手をかけ時間をかけて、上出来の商品に仕上げていくことだ。先は長い。

僕は、これまで連綿と続けてきたことを急に変えてしまう、ということをしばしばする。というか、そのような行いを好むところがある。みょうがのたまり漬は、上澤梅太郎商店の中では目立たない商品だ。これが長く売れ続けているということは、特定のお客様のご支持をいただいている可能性が高い。それでも更に多くのお客様にご愛用いただくべく、1年の後には製法をガラリと変えているかも知れない。

ところでここ数日のあいだ「大型で非常に強い」台風16号の動向を、テレビやスマートフォンが伝え続けている。日光地方の天気は、いまだしごく穏やかだ。それでも明日の午後に雨風が激しくなれば、心細さを覚える社員に限っては、早めに帰宅させようと思う。


朝飯 秋刀魚の梅生姜煮、刻みオクラを薬味にした納豆、蓮根と人参のきんぴら、揚げ茄子、らっきょうのたまり漬、ごぼうのたまり漬、長芋のたまり浅漬け、メシ、缶詰の鯖とブロッコリーの味噌汁
昼飯 肉まん
晩飯 めかぶの酢の物、マカロニサラダ、生のトマト、もつ煮、「夏太郎」らっきょう、麦焼酎「こいむぎやわらか」(生にTIO PEPEを少々)


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2021.9.29(水) 死ぬわけではない

ほぼ1日おきに、朝食の動画をTikTokに上げている。上げれば最低でも1万数千回は再生をされる。これまでの最多は今年2月28日のそれで、再生数は63万8千3百になっている。

僕は料理は苦にしない。しかし作り方はいい加減あるいは「テキトー」である。味噌汁の具は子供のころからの経験に則って、ではなく主に色で選ぶ。だから僕の味噌汁にはトマトが目立ち、ときにはピーマンやパプリカも用いる。

朝食の動画について最も多い質問は「味噌汁にトマトって、合うんですか」かも知れない。それを目にするたび「訊くより先に、やっちゃえば良いのに」と思う。もっとも及び腰の人は、すべての分野にいるものだ。味噌汁に関しては「やっちゃえば良いのに」の僕も、人のことは言えない。

池袋のビックカメラの裏手に第一イン池袋というホテルがある。ここはむかし池袋温泉という名のサウナ風呂だった。その地下の一角には鍼灸の先生がいて、年に何度かは施術を受けた。

あるとき鼻が詰まるという僕に「やってみましょう」と先生は頷きながら「鼻づまりのツボは、鼻の両脇にあります」と、何本かの鍼を手に近づいて来た。両目の直下、鼻の脇に鍼を打たれるとはおだやかでない。「いや、先生、だったらいいわ」と慌てると「死にゃぁしねぇから」と先生は、ニヤリと笑ったように見えた。

死にはしないからといって、そんなところに鍼を打たれるのはいやだ。以降、鍼灸師に鼻づまりを訴えることは止めた。

しかしまぁ、味噌汁の具にトマトを使うくらいは、気軽にやっちゃっていただきたい。世界を見わたせば、トマトをスープの具にするなどは、珍しくも何ともないことなのだから。


朝飯 切り昆布の炒り煮、納豆、ミートボールとほうれん草のバター蒸し、長芋のたまり浅漬け、揚げ湯波と蕪の葉の炒り煮、胡瓜と蕪のぬか漬け、メシ、トマトとズッキーニの味噌汁
昼飯 「ふじや」のタンメンバター
晩飯 めかぶの酢の物、蒲鉾、糸こんにゃくの明太子和え、生のトマト、胡瓜のぬか漬け、鮒鮨、蛍烏賊の沖漬け、「松瀬酒造」の「松の司特別純米」(燗)


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2021.9.28(火) 日本発酵紀行

製造現場での朝の仕事から4階の食堂へ戻ると時刻は6時12分だった。一方、テレビ局から伝えられていた時間は「6時15分ごろ」というものだった。すぐにテレビの電源を入れ、リモートコントローラーの「5」を押す。

発酵デザイナーの小倉ヒラクさんが店にいきなり現れたのは、2018年のことだっただろうか。季節は秋だったかも知れない。明日は野岩鉄道で会津へ抜けようとしている小倉さんにはこの街での宿泊を勧め、長男は朝食の美味い旅館「熱海館」を予約した。夕刻には僕が居酒屋の「和光」まで小倉さんを送り届けたような気がする。

僕はその日、用事があり、長男も生憎とふさがっていた。夕食を共にすることはできなかったものの、小倉さんはその日のことを著書「日本発酵紀行」に書いてくださった

その小倉さんが推薦する品として、今朝は上澤梅太郎商店のらっきょうのたまり漬が紹介をされる。番組はテレビ朝日の「グッド!モーニング」。コーナーはその中の「新井恵理那のあら、いーな!」である。

それは「6時15分ごろ」ではなく、6時15分ちょうどに始まった。有り難し。平時はふたりのところ、今日の事務係は3名に増やしてある。多くのご注文に恵まれることを期待しながら、朝食の準備に取りかかる。


朝飯 隠元豆の胡麻和え、揚げ湯波と蕪の葉の炒り煮、蓮根と人参のきんぴら、切り昆布の炒り煮、揚げ茄子、らっきょうのたまり漬、ごぼうのたまり漬、メシ、小松菜の味噌汁
昼飯 「食堂ニジコ」のスーラーメン
晩飯 揚げ茄子、揚げ湯波の淡味炊き、胡瓜と三つ葉の酢の物、糸こんにゃくの明太子和え、生のトマト、長芋のたまり浅漬け、蛍烏賊の沖漬け、「天寿酒造」の「鳥海山きもと純米大吟醸」(燗)


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2021.9.27(月) 無事の帰着

如来寺では、付属の幼稚園で運動会の練習が整然と行われていた。新旧のお墓の花立ての水を換え、あるいは水を足す。供えた20日以降には雨の日もあっため、花はいまだ命脈を保っていた。いずれ数日のうちにはふたたび訪れて、また様子を見てみることにしよう。

お寺の駐車場から税理士事務所に電話を入れ、数日前より必要とされていた書類を届ける。「固定資産台帳兼減価償却額明細書」で僕がとまどうのは、すべての日にちが元号で記録されているところだ。僕の記憶はすべて西暦による。よって元号と西暦の対照表は必須である。

それはさておき今日は、新宿高島屋の11階で、2週間にわたって開かれていた「美味コレクション」の最終日。販売係のササキユータ君は撤収作業を手伝うため、14時30分にハイエースで東京へ向かった。その直後、研修により金曜日まで留守にする家内を下今市駅まで送る。

夕食後、ひとり食堂で睡魔と闘っている最中にササキユータ君から電話が入る。時刻は20時51分。日光宇都宮道路の大沢I.C.まで戻ってきたという。想像していたより1時間も早い。即、事務室に降りてシャッターを上げる。駐車場にヘッドライトの見えたのは21時06分。今度は蔵へ走り、こちらのシャッターも上げる。そこにハイエースが後退で入ってくる。ササキ君は戻り品を冷蔵庫に収め、21時10分に自宅へと去った。

以降は、先ほどまでの眠気はどこへやら。まったく目の冴えたまま0時を過ぎる。


朝飯 隠元豆の胡麻和え、納豆、ミートボールのケチャップ煮、海老豆、秋刀魚の梅生姜煮、らっきょうのたまり漬、ごぼうのたまり漬、メシ、ブロッコリーの味噌汁
昼飯 ざるラーメン
晩飯 「ぱんいしづか」の3種のパン、トマトとズッキーニとベーコンのアヒージョChablis Billaud Simon 2015


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2021.9.26(日) 杞憂

15日(水)から27日(月)までの13日間、つまり現在、上澤梅太郎商店は新宿高島屋の11階で開かれている「美味コレクション」に出張をしている。今回は、そちらで販売すべく「長芋のたまり浅漬け」を研究開発室のマキシマアキコさんと嫁のモモ君が新商品として作った。それが思いがけず好評にて、本店でも試験的に並べてみようということになった。

「長芋のたまり浅漬け」は、漬物としては賞味期限が短い。よって金曜日の午後に袋詰めしたそれは、この土曜日と日曜日で売り切らなければならない。僕は土曜日の朝にその写真を撮り、会社のfacebookページに上げた。

2日目の今朝、店の冷蔵ショーケースに並べられたそれは僅々11袋。僕の心配をよそに、大部分はきのうのうちに売れてしまったのだ。そして今日は、開店からいくらも経たずに完売。お買い上げくださったお客様には、厚く御礼を申し上げます。

「汁飯香の店 隠居うわさわ」のお客様が蔵見学をご希望になっていると、10時すぎに電話が入る。即、現場の準備を整えてから隠居へ急行する。そのお客様を蔵にご案内し、共に店まで戻り、記念写真に応じる。

正午過ぎ、隠居の席に空きはあるだろうかと、販売主任のハセガワタツヤ君が事務室に顔を出す。これまた即、その5名様を隠居までご案内する。あらかじめ水に浸漬しておいたお米は、この5名様にておしまい。以降は満席とさせていただく。「汁飯香の店 隠居うわさわ」のごはんは、お客様ひと組ごとに土鍋で炊く。フリのお客様には多くご対応できないのが泣きどころ、である。

午後、数日前に予約しておいたライ麦食パンを「ぱんいしづか」へ取りに行く。僕は朝食は、特に家にいる限りごはんでないと気が済まない。しかし夕食は別だ。

夜はそのパンとポーチトエッグにて白ワインを飲み、早々に就寝する。


朝飯 海老豆、納豆、揚げ湯波と蕪の葉の炒り煮、刻みキャベツを添えた鶏の笹身揚げ、らっきょうのたまり漬、ごぼうのたまり漬、メシ、トマトと若布と長葱の味噌汁
昼飯 「湖里庵」の鮒鮨茶漬け、ごぼうのたまり漬、海老豆
晩飯 トーストポーチトエッグ無花果の蜜煮Chablis Billaud Simon 2015


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2021.9.25(土) 千灯供養

きのう20時すぎに就寝をしたところ、0時をまわったころに目が覚めた。早寝早起きとはいえ、これでは昼夜逆転である。どうにか二度寝に入ると、今度は同級生6人つまり定員を超えてホンダフィットを走らせるうち、鬼怒川沿いの曲がりくねった道から渓谷に転落する夢で目を覚ます。

とにかく僕は、どこかから落ちる夢を頻繁に見る。「夢 落ちる」と検索エンジンに入れると、出てくる解説は悪いことばかりだ。ところが実際の僕に悪いことは起こらない。夢判断などは信じるに当たらない、ということだ。

昼食は、日本経済新聞の文化面を読みながら摂ることが多い。今月の「私の履歴書」は山本耀司。今日は北野武の”Dolls”の衣裳を担当したときのことが書かれ、その中に「文楽が筋書きに絡んでくることが分かり」とあった。

“HANA-BI”は、目黒の権之助坂の上の映画館で観た。1990年代の最後のころ、季節は夏だった。独り合点かも知れないが、後半「これは近松だ」と気づいたときから涙が止まらなくなった。そしてあの結末である。

終業後、夕刻からの雨が残る中を、小倉町の追分地蔵尊へ行く。きのうと今日は千灯供養の日で、僕は灯籠を申し込んでいた。昨年と異なって、灯籠の数は極端に少なかった。大抵の人は初日に灯籠を上げてしまうのだろう。そして僕は多分、昨年は初日に来たのだろう。

いただいた御札は雨に濡らさないよう、明日までホンダフィットの中に置くこととする。


朝飯 糸こんにゃくの明太子和え、納豆、らっきょうのたまり漬とツナのサラダ、揚げ湯波と蕪の葉の炒り煮、長芋のたまり浅漬け、ごぼうのたまり漬、らっきょうのたまり漬、メシ、トマトとレタスと茗荷の味噌汁
昼飯 ラーメン
晩飯 刻みキャベツとプチトマトを添えたコロッケと揚げ鶏、「夏太郎」らっきょう、麦焼酎「こいむぎやわらか」(生にTIO PEPEを少々)、「セブンイレブン」のオレンジピールのマリトッツォ、Old Parr(生)


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2021.9.24(金) いきなり冬のそれに

「日光みそのたまり漬」の看板が、国道121号線に沿って立っている。事務机の左手に提げたカレンダーの今日のところには、その看板の電源を入れるよう覚え書きがある。難しく考えることはない、電源は、秋の彼岸に入れて春の彼岸に切れば良いのだ。それをつい忘れる故の、覚え書きである。

午後、その看板の直下にある樹脂製の箱を開き、電源を入れる。電源を入れてもただちに照明が点灯するわけではない。16時から閉店の17時30分のあいだに空の明るみが一定以下に落ちれば、そこではじめて灯りの点く仕掛けである。

秋の日はつるべ落としだ。しかし僕の手はそれどころではない、1週間ほど前のある朝、いきなり冬のそれになった。手の平が、まるで紙やすりのように荒れはじめたのだ。

手の皮膚を保護するクリームは、日本ケミファのモイスポリアホワイトが一番と、これまでの経験により知っている。あまりに具合が良いため、2014年11月には10本をまとめて買った。その残りがいよいよ少なくなってきた。

モイスポリアホワイトの唯一の欠点は、塗りすぎると、それが皮膚に馴染むまで、15分ほどは両の手を摺り合わせ続けなくてならないところだ。馴染めばベタつきは一切、無くなる。また買い足さなくてはならない。


朝飯 糸こんにゃくの明太子和え、納豆、冷や奴、舞茸の天ぷら、揚げ湯波と蕪の葉の炒り煮、らっきょうのたまり漬、ごぼうのたまり漬、メシ、トマトと若布と長葱の味噌汁
昼飯 醤々麺
晩飯 「共働学舎新得農場」のレラ・ヘ・ミンタル、TIO PEPE、ベーコンとマッシュルームとベビーリーフのスパゲティChablis Billaud Simon 2015


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2021.9.23(木) cold turkey

朝食の後、という珍しい時間に食卓で仕事をする。早朝から始めたものの、完了しなかったからだ。しかしそれに熱中をするあまり、出勤する社員のことを忘れてもいけない。そう考えて、続きは事務室ですることとした。

アイスホッケーは非常に運動量の大きなスポーツだ。よって氷上に出た選手は1分ほどでベンチに戻り、代わりの選手が出ていく。脳を激しく使う仕事も、それに似ている。はやくタイの北の方へ行ってボンヤリしたいものだ、と思う。

「人はいつまで我慢できるものではない。コロナに一区切りがつけば、マグマを溜め込み続けた人間は、一気に欲望を開放するだろう」と言う人は少なくない。一方、今日は「人は我慢を続けるうちに欲望を漸減させる」という意見をウェブ上で目にした。

「マイルス・デイビス自叙伝」は、かなり面白い。分厚い文庫本で上下2巻の文章量だから、極上の料理を大皿で食べている気分になる。その中に「コールドターキー」ということばが出てくる。それは、ただ我慢することにより麻薬の中毒から抜け出す行いをいう。

「はやくタイの北の方へ行ってボンヤリしたいものだ」という欲求は、しかしそれほど強いものでもない。我慢を強いられるうち、中毒が緩和されてしまったのだ。コロナもひとつのコールドターキーと、僕は感じている。


朝飯 生のトマト、蕪と胡瓜のぬか漬け、ごぼうのたまり漬、生玉子、松茸ごはん、シメジと榎茸と茄子の味噌汁
昼飯 ざるラーメン
晩飯 糸こんにゃくの明太子和え、山葵漬けを添えた蒲鉾、生のトマト、めかぶの酢の物、鰹の刺身のたたき風、蕪と胡瓜のぬか漬け、麦焼酎「こいむぎやわらか」(生にTIO PEPEを少々)、メロン


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2021.9.22(水) 松茸ごはん

おととい思いがけず松茸をいただいた。その夜、それは早速、スパゲティの具になった。きのうは隠居で炊き込みごはんの具になった。最後の1本は今夜、やはりごはんに炊き込まれた。

長谷川町子の「サザエさん」は、終戦直後まで時代を遡ると、個人的にはとても面白い。街には進駐軍の米兵がいて、サザエとカツオは馬糞を拾っている。

ある回では、晩ごはんについて「松茸ごはんがいい人」とサザエが問う。波平、フネ、マスオが手を上げる。続いて「カレーライスがいい人」と訊く。こちらにはカツオとワカメが手を上げるものの、大人の数には勝てない。そこでカツオは足も上げる。それから50年か60年を経た今でも、多くの子供は松茸ごはんよりカレーライスを欲しがるのではないか。

蕎麦屋で酒を飲むうち蕎麦まで辿り着かない、ということがままある。おでん屋で酒を飲むうちオデンまで辿り着かない、ということもままある。今夜は松茸ごはんまで辿り着かなかった。そういう次第にて、今夜の松茸ごはんには明日の朝、生玉子をかけて食べようと思う。


朝飯 揚げ湯波と小松菜の餡かけ、牛肉と榎茸のすき焼き風、納豆、揚げ茄子、菠薐草のおひたし、らっきょうのたまり漬、ごぼうのたまり漬、メシ、トマトと若布と長葱の味噌汁
昼飯 醤々麺
晩飯 めかぶの酢の物、生のトマト、蕪と胡瓜のぬか漬け、大根と胡瓜と「しその実のたまり漬」の塩もみ、海老豆、豚薄切り肉と厚揚げ豆腐の鍋、金宮焼酎(生にTIO PEPEを少々)、メロン


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2021.9.21(火) 10月のお弁当

「汁飯香の店 隠居うわさわ」は、月替わりで弁当をお作りしている。仕込みの都合上、ご入り用のお客様には、前日の15日までにご予約をいただく。お渡しは、上澤梅太郎商店でも隠居でも承っている。毎週の土、日、月曜日にお作りする弁当の告知は木曜日にSNSに上げるほか、月末の新聞にチラシもお入れする。

正午の1分前に、隠居へ電話を入れる。ちょうど10月の弁当ができあがったという。内容は以下。
……
ごはん(八木澤ファームの「ゆうだい21」を使用)
鮭の味噌と地酒粕漬け(日光味噌/登録商標0403629番を使用)
玉子焼き
ほうれん草の胡麻和え
じゃがいもときのこの味噌和え(日光味噌/登録商標0403629番を使用)
舞茸の天ぷら
日光みそのたまり漬各種
さつまいも茶巾しぼり
フリーズドライ味噌汁”with LOVE”(日光味噌/登録商標0403629番を使用)
……

即、隠居の厨房へ赴き、いまだ温かいそれを自宅4階の食堂へ上げる。隠居の光は緑が勝り、4階のそれは青に傾く。色は後から補正するとしても、仕事は自分の慣れたところでしたい。

ところで本日は旧暦の8月15日。いわゆる十五夜である。「だから」というわけでもないけれど、日が暮れてしばらくしたころに隠居へ行く。北側の柴折り戸から一歩を踏み入れただけで、鈴虫の音が耳を圧倒する。

その虫の音を座敷まで届かせようと、縁側の硝子戸を開ける。蚊遣りを焚かなくても、蚊や羽虫のたぐいは入ってこない。庭に点々と点る灯りが綺麗だ。月については特に覚えていない。


朝飯 秋刀魚の梅生姜煮、納豆、キャベツの玉子とじ、揚げ茄子、菠薐草のおひたし、らっきょうのたまり漬、ごぼうのたまり漬、メシ、ブロッコリーの味噌汁
昼飯 「汁飯香の店 隠居うわさわ」の10月の弁当、フリーズドライ味噌汁”with LOVE”(長葱は自分で追加)
晩飯 鮪の「日光味噌のたまり浅漬けの素・朝露」漬け酒肴あれこれ、日本酒あれこれ(冷や)、松茸を微量に含む混ぜごはんオクラとなめこの味噌汁隠居の庭で摂れた梅の実のシャーベット


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上澤卓哉

上澤梅太郎商店・上澤卓哉

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