2026.9.8(火) 秋になっても
横殴りの雨に濡れても屋内に逃げ込めばすぐに乾きそうなパンツを、押し入れの衣装ケースから取り出す。それは化繊による安物で、南の国で自転車に乗るときのためのものだ。上半身には半袖のTシャツを着る。秋になっても、できれば夏の服のままでいたい。そして下今市07:45発の上り特急に乗る。
上澤梅太郎商店の決算月は8月で、その前後には特有の仕事が発生する。紛失を避けるためトートバッグの取っ手に結びつけた小さなショルダーバッグには、会社の印鑑と銀行の通帳が収められている。浅草からは地下鉄銀座線に乗り換えて三越前で降りる。今年は取り交わす書類が多いため、やり取りにはいつもの倍ほどの時間を要した。
外へ出ると、日が差していた。今日の東京の気温は30℃まで上がるらしい。僕にはそのくらいが適温である。
ふたたび銀座線に乗って、次は新橋を目指す。そしてバッテリーを交換すべく入ったビルの中の時計屋は、何と行列のできるラーメン屋に変わっていた。確認のため呼び出した時計屋の電話番号からは「その番号は現在使われていないか…」のアナウンスが流れた。
仕方なく、別の店を最寄りに探す。そして新橋駅構内の初見の店を訪ねる。店長らしい人の複写式の伝票に書き込んだ金額は、金属ベルトの超音波による清掃も含めてではあったものの、これまでの4倍だった。
さて東京に来れば、アウトドアの店や本屋をハシゴして時間を調整し、飲酒活動をしてから帰ることが常ではあるものの、空模様が怪しくなってきた。また、予備として持参した2冊目の本も、朝の特急の車内、銀行での待ち時間、昼の食休みのあいだに能率が上がって残りのページが少なくなった。
僕は、活字を欠いては単独での飲酒喫飯ができない。そういう次第にて今日は早々に帰路を辿るべく、北千住を目指す。その北千住駅の東武線のプラットフォームには、いつの間にか降り出した雨が、屋根からシャワーのように落ちていた。
雨は、途中で止むところもあったものの、下今市駅が近づくにつれて、また降り始めた。よって朝に乗ってきた自転車は駐輪場に置いたまま、傘を差して会社に戻る。
朝飯 トマトのソテーを添えた目玉焼き、納豆、鱈子、なめこのたまり炊、たまり漬「七種刻み合わせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬、ごぼうのたまり漬、メシ、玉葱と若布の味噌汁
晩飯 厚揚げ豆腐と小松菜の淡味炊き、マカロニサラダ、焼き鮭、キャベツの浅漬け、薩摩芋とうずら豆の蜜煮、肉団子、「齋彌酒造店」の「雪の茅舎秘伝山廃純米吟醸」(冷や)













