2026.7.29 (水) 伊豆治療紀行(47回目の2日目)
治療のための、伊豆での一泊二日の滞在においては、夕食は外で、朝食はコンビニエンスストアや駅ナカの店で買ったものを部屋で、という形が今年の1月より定着した。それはひとえに合理性を求めてのものだ。そして1日目の夕食は、ことし3月から通い始めた南伊東駅前のビストロで、今後も変わらないような気がしている。
ところできのうは酔って寝て、日付の変わった1時に目を覚ましたときには宿の枕に頭を預けて眠っていた。よって「これはいけない」と、床に置いたトートバッグから持参の枕を取り出し、それを首に巻いて、ふたたび眠りに落ちた。
今朝「伊豆高原痛みの専門整体院」の治療台にうつ伏せになり、きのうとおなじく先生の触診を受けると、先生は「いいですねー」の代わりに「若干…」とか「すこし張ってるな」と口にしたから、小さな不安が勃興する。そしてやはり、今日の9,000ボルトを発する電子ペンによる治療は「ただ触れているだけ」だったきのうとは異なって、背中と腰には熱さと圧力、そして膝の裏側にはそれに加えて結構な痛さを感じさせた。原因はひとえに、宿の枕が僕の頭や首に合っていないところにあると、先生は言う。来月は、宿に入るなり、持参の枕を布団の上に用意しておこう。
新幹線の中で別れた家内と落ち合うまでの時間は、普段であれば、新橋から銀座、京橋、日本橋と、銀座線の上を北上しつつ調整する。しかし今日は日本橋を降り出しに、徐々に南に至る。スマートフォンによる東京の今日の最高気温は35℃。晴れてはいるものの、日差しはそれほど強くない。
中央通りを、赤いフェラーリ812の右ハンドル車が、ゆっくりと銀座へ向かいつつある。その古典的な横顔に「良いね」とは思うけれど、欲しい気持ちは起きない。僕はクルマは全長4メートル以内、排気量はせいぜい1600ccまでのものが好きなのだ。
京橋のパタゴニアで、僕ごのみの色柄のシャツを見つける。しかし19,800円の価格は僕の経済観念に照らせば手が出づらいこと、アロハは古着市場でプレミアの付いているものも含めて社員に形見分けするほど持っていること、それらのいずれも何年も着ていないことから、色柄は好みでも、僕の目を引き寄せたそのシャツを買うことはしなかった。
おなじ京橋のモンベルでは、防水性の高いショルダーバッグが新製品として出ていることを知り、いくども触る。しかし貴重品を入れるチェストポーチとしては、現在のtomtoc製が自分には最も優れているため、こちらもひやかしたのみにて、他の売り場へ移った。
京橋から日本橋への復路も、地下鉄は使わず歩く。今度は小豆色のランボルギーニ・ウラカンが、やはり銀座へ向かってゆっくりと、あるいはのっそりと進んでいく。こちらについては「良いね」とは思わない。
それはさておき9月のタイ行きに持参する本は、1冊は決めている。しかし滞在日数が12日間であれば、途中で読み終える恐れがある。よって丸善で、次の1冊を、ほぼ決める。
ネット上の本屋は、その黎明期においては、抽象的な言い方になるが、本を「点」で見つけていた。それが今では技術も上がって「線」で探す感じになっている。しかし実際の書店では「面」で、あるいは感覚を頼りにその書棚に近づくことができる。アナログの書店は、そこのところが有難い。
家内とは16時55分に待ち合わせていた。そして夕食を摂って、浅草19:19発の下り特急に乗り、21時過ぎに帰宅を果たす。
朝飯 「セブンイレブン」の2種のおむすび、豚汁
昼飯 「ベックスコーヒーショップ」のB.L.T、アイスロイヤルミルクティ
晩飯 「吉野鮨本店」のあれや、これや、それや、他あれこれ、「櫻正宗」の「特撰本醸造」(燗)













