これは、同じ町の造り酒屋さん、「清開」の渡邊佐平商店の会長(80)に聞いたはなしです。

会長は、ご自身のおじいちゃんに聞いたはなしだとおっしゃっていました。

当時は山道を歩く馬車に積むためにすぼまった形をした、専用の形状の樽に酒を詰めて運んでいたそうです。

集金となると一大事で、山道で追剥に遭わないよう、細心の注意を払っていたとのこと。

弊・上澤商店も、この時期に商売の規模が大きくなりました。

酒はじめ、味噌や醤油は、生活を支えるインフラでした。