「エッセイ/雑記」の記事一覧

民藝の100年

エッセイ/雑記

国立近代美術館で開催中の「民藝の100年」展に行ってきました。 明治大正、つまり近代化・西洋化のなかで、日本各地に息づいた手工芸品の価値を再発見する運動が始まってから今年で100年を記念する展覧会。「官」が「美しさ」を定 […]

「ふつう」を考える

エッセイ/雑記

 「ふつう」を考える。 「こういう場合、普通〇〇ですよね?」と言われると、誰しも腹の立つものだ。 お前の常識なんて、こっちは共有してねえよ。仲間内のじゃれあいならばそれでもいいが、相手がお取引先さまだったり目上の人だった […]

昭和初期の上澤家(3)

エッセイ/雑記

サイドビジネスの一環として、梅太郎は、仕込み桶の底にたまった「たまり」や味噌醤油のあまりを混合して漬け床を作り、そこに野菜を漬け込むことを思いつく。 当時の農家であれば、野菜の味噌漬けなどは生活の知恵であったはずだが、梅 […]

酒泉講・祈醸祭

エッセイ/雑記

 毎年10月と5月に日光二荒山神社で祭行される「祈醸祭」に、今年も参列してきました。栃木県の酒造組合さん中心のお祭りで、10月には良酒の醸造を祈願し、5月には御礼参りをする、というのがその趣旨です。 県内の各酒蔵さんの当 […]

極私的日光旅行プラン

エッセイ/雑記

いよいよ紅葉シーズンの到来です。新型コロナウイルスの指標も低いレベルにあり、ご旅行を考えられる方も増えてきているのではないかと思います。 中禅寺湖畔の景色は絶景で、まさに「日光を見ずして結構というなかれ」とはこのためにあ […]

昭和初期の上澤家(1)

エッセイ/雑記

梅太郎(久二郎)とその兄の久一郎との間にどのような感情があったか、いまとなっては知る由もないが、本来は養子に入った筈の梅太郎は、しかし、サイドビジネスに専心するようになる。 たとえば、ウサギの養殖。当時、ロシアや満州など […]

人にとって「おいしい」とは何か

エッセイ/雑記

「人にとって『おいしい』とは、『安心』である」というのが、とりあえずの結論となった。 ここから敷衍すれば、例えば、客観的には不味いものなのに、子供の頃から馴染んでいるがゆえにどうしようもなく好きでなくてはいられないような […]

発酵の三つの型

エッセイ/雑記

先日六月二四日(木)、日本テレビ系列『ヒルナンデス!』にて、弊社および「らっきょうのたまり漬」をご紹介いただきました。 「世界の発酵食品三〇〇〇種類を食べた発酵マニア・小倉ヒラクがすすめるお取り寄せ発酵食品ランキング」と […]

明治後半の上澤家

エッセイ/雑記

明治四一年生まれの久二郎が、梅太郎とイトの許に養子に入ったのは、大正六年、九歳のときだった。 実家の豊田家は横浜で生糸の貿易商を営んでいた。 特に第一次大戦によるシルク恐慌が起きて以来、横浜には日本で唯一の生糸取引所が設 […]

五味+コク味+辛味×香り

エッセイ/雑記

 フーディ的なおいしさを考えたとき、基調になるのは、生理的に感じうるおいしさのバランスである。現在明らかになっている味覚は五味と呼ばれ、鹹(から)味・甘味・酸味・苦味・旨味に分析される。近年、ここに六番目の味「コク味」と […]

ページの先頭へ