安宅一夫監修『最新サイレージバイブル』によれば、古代エジプトの壁画や旧約聖書にもサイロの記述がでてくるというが、さて、その実態はどのようなものだったのだろう。
こちらの「壁画」は、現在、ナポリ考古学博物館(MANN)に所蔵されているということで、館の公式ウェブサイトから、当該の壁画が、いつごろの年代の、どの場所から出土したもので、どんな用途の建物のどの部分であったのかについて問い合わせのメールを送ってみたものの、本日まで回答はいただけていない。残念!
では、旧約聖書はどうだろうか?当該の箇所を現代語訳で読むと、次のようになる。
(23)主は、あなたが地に蒔く種に雨を与えられる。/地の産み出す穀物は豊かに実る。/その日には/あなたの家畜は広い牧場で草をはみ/
(24)地を耕す牛やろばは/ふるいや箕でえり分け/発酵させた飼い葉を食べる。
新共同訳 イザヤ書30章23節~24節(日本聖書協会、1995)
イザヤ書は紀元前8世紀に成立した。イザヤ書の舞台であるエルサレムと当時のエジプトの中心テーベは750kmほどの距離にあり、これは、東京~尾道とほぼ同等である。古代エジプトですでにサイレージの技術が確立されていたとすれば、これが伝播するには十分に近い。それにしても、「発酵させた飼い葉」って、どんな味だったのだろう?