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清閑 PERSONAL DIARY

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2017.7.27(木) 過客

我が春日町1丁目においては、町会費は先ず、向こう三軒両隣をたばねる組長が毎月27日に集めて歩く。それを東、中央、西の各地区委員長がまとめ、会計係の僕のところまで持って来てくれる。集まるお金は戸数の増減がないかぎり変わらない。一方、出ていくお金は、その時々で大きく変わる。

新年度つまり4月には、月末に町会費の集まる前に春の大祭がある。出金は前年度の繰越金を超えるから、足りない分は僕が立て替える。7月には八坂祭がある。ここでもまた、残高を超えてお金の出ていくことがままあり、足りない分は僕が立て替える。

日本酒に特化した飲み会「本酒会」では、僕は酒の取り寄せと会報の発行を請け負っている。酒は送料の負担をなるべく減らすべく、数ヶ月分をまとめて購入し、冷蔵庫に保管する。酒代は毎月の出席者から会計係が集め、全額が貯まったところで僕に支払われる。

きのうは「本酒会」に立て替えていた36,563円が戻った。そして今日は町内会に立て替えていた42,000円が戻った。僕の長財布は一気に豊かになった。もっとも考えてみれば、この計78,563円は元々、僕が過去に立て替え、仮払いをしたお金であり、収入ではない。月日が百代の過客なら、現金もまた過客に他ならない。長財布の中身も早晩、空になるだろう。


朝飯 納豆、揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、トマトのソテーを添えた目玉焼き、ひじきと人参と揚げ湯波の甘辛煮、胡瓜のぬか漬け、メシ、揚げ湯波とツルムラサキの味噌汁
昼飯 「とりや食堂」のワンタン麺
晩飯 胡瓜と若布の酢の物、トマトとキウィのサラダ、「なめこのたまりだき」の卵とじ、ほうれん草の胡麻和え、牛蒡と人参のきんぴら、夏太郎らっきょう、麦焼酎「御神火」(お湯割り)、フルーツゼリー

2017.7.26(水) 共同事業

店の奥、お客様がお休みになる場所の壁面には、ここ40年のあいだ、版画や絵が飾られてきた。ところが一昨年、この空間を使って上澤梅太郎商店の歴史、また「たまり漬」の歴史を紹介することができないか、という案が持ち上がった。

そんなところに宇都宮の、日光市と様々な分野で連携をしている文星芸術大学が「日光ブランド」の食分野に認定されている会社と共同で「ブランディング支援事業」というものを行っていることを、日光市役所から報された。「そうであれば」と腰を上げたのは長男である。

来てくださったのは、著作を何年も前に読んでいたから、その偶然に驚いたササキゴロー先生以下、サワダリナさん、ヤナシマミスズさん、イワブチマチコさん、ハシモトナオキ君の学生4名だった。以降、彼らは幾度となくウチを訪ね、資料や意見の交換を重ねてくださった。

その事業がようやく実を結び、B2版のパネル3枚が届けられたのは数日前のことだ。そして本日はそのお披露目にて、同大のミズモトカズヒロ助手以下4名の学生、朝日、読売、毎日、下野の各新聞社の日光支局長、また日光市役所秘書広報課からも担当者が駆けつけてくださる中で、写真とイラストレーションによるパネルは賑々しく壁にかけられた。

学生たちが半年以上を費やした力作が、お客様の、当店を知っていただく一助になれば幸いである。この事業に関わってくださった文星芸術大学の先生、学生、また日光市役所の担当者には、厚く御礼を申し上げます。


朝飯 鮭の親子漬け、ひじきと人参と揚げ湯波の甘辛煮、納豆、ラタトゥイユ、胡瓜のぬか漬け、鶏のそぼろ煮、メシ、豆腐と揚げ玉と小松菜の味噌汁
昼飯 ラーメン
晩飯 「食堂ニジコ」の酒肴あれやこれやそれや冷やし中華(ハーフサイズ)、6種の日本酒(冷や)、ヤギサワカツミ会員の差し入れによるマンゴー

2017.7.25(火) 玉子かけごはんマラソン

今からすれば隨分と昔、それは多分、今世紀に入って間もなくのころと記憶する、あるお客様から「ふきのとうのたまり漬を玉子かけごはんに混ぜると美味い」と教えられた。試してみると確かに美味い。そもそも鶏卵は、他の食材との親和性が高い。教えられる前に気づくべきだった。

ふきのとうのたまり漬の玉子かけごはんが美味いことは分かったけれど、他のたまり漬を合わせることはしなかった。作る側とすれば、自社の商品すべてでそれを試すべきなのではないか。そのようなことを、今年の春ごろに考えた。そして遂に、今月7日より、その懸案だった朝食を始めることにした。

1日目は、大根と胡瓜と生姜を細かいさいの目に刻み、そこにしその実を加えた「おばあちゃんのホロホロふりかけ」、2日目は「なめこのたまりだき」、3日目は「蕗のとうのたまり漬」、4日目は「みょうがのたまり漬」、5日目は大根のたまり漬を千六本に刻んだ「おばあちゃんのふわふわ大根」、6日目は「しその実のたまり漬」、7日目は「ふきのたまり漬」、8日目は「しいたけのたまりだき」、9日目は「かんぴょうのたまりだき」、10日目は「栃木県壬生町産のしょうがです。」、11日目は「青森県田子町産のにんにくです。」、12日目は「なすのたまり漬」、13日目はきゅうりのたまり漬を厚さ1ミリにスライスした「超うす切りきゅうり」、14日目は「七種きざみあわせ・だんらん」、そして15日目の今朝は、らっきょうをたまりに長くどっぷりと漬け込んだ「黒太郎らっきょう」と、facebook上には「玉子かけごはんマラソン」と題して紹介を続けた朝食が完了した。

僕は血中のコレステロールが高いらしい。よってかかりつけの医師からは「玉子は週に2、3個」と言い渡されている。その鶏卵を今回は15日のあいだ食べ続けた。明日からしばらくは、玉子は自重しようと思う。

夕刻からは長男を講師とする「マサヒデさんの黄色い本を学ぶ会」にて、3回目の今日は仲町の今市コミュニティセンターで、その講義を受けた。今回は41ページの「不要なページを消したい」から44ページの「大量データを登録したい」までと、その進みはゆっくりだ。都合が悪くて来られなかった人も、自習をすれば、すぐに追いつける。疑問の点があれば、ウチまでいらっしゃっていただければと思う。


朝飯 たまり漬「黒太郎らっきょう」の玉子かけごはん、生のトマト、胡瓜のぬか漬け、メシ、豆腐とズッキーニの味噌汁
昼飯 ラーメン
晩飯 「ふじや」の焼き餃子冷やし味噌ラーメン日本酒(燗)

2017.7.24(月) 夏の仏壇

このところ、仏壇の花の保ちが悪い。それは、気温の高さによるものだろうか、あるいは朝夕に換える水の温度の高さによるものだろうか。仏壇の置かれた、一日中ほとんど人のいない応接間に、まさか花を保たせるためだけに冷房をかけ続けるわけにはいかない。よって今朝からは、こんなことが効くかどうかは不明ながら、朝夕に水を換える際には、ここに数個の氷を入れることにした。

様子を見ていると、氷を入れて間もなく、ガラスの花瓶はその外側に露を生じ始める。手を触れれば当然のことながら冷たい。そしてその冷たさは、小一時間ほどは続く。気休めかも知れないけれど、これで花の保ちがすこしても良くなれば幸いである。

ホトケを擬人化する頭は僕には無い。しかし今日からは、朝、仏壇に供える水にも氷をひとつ入れることにした。気持ちの問題である。お盆を前にしての仏壇の掃除は、そのころ帰宅する次男に任せようと思う。


朝飯 たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」の玉子かけごはん、揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、生のトマト、豆腐と揚げ湯波とピーマンの味噌汁
昼飯 「食堂ニジコ」の冷やし中華
晩飯 “TIO PEPE”イタリアンパセリとルッコラのサラダ、ラタトゥイユ、パン鶏とマカロニのグラタン“Petit Chablis Billaud Simon 2015”、チョコレート、“Old Parr”(生)

2017.7.23(日) 秋のタイ行き

秋のタイ行きについて考えている。

シルバーウィークの最終日にあたる9月24日の夜に羽田空港へ行き、日付が変わった直後の深夜便に乗る。行き先は最北部。旅の目的はいつもながら「何もしないこと」。バンコクには10月5日に戻り、10月6日の深夜便を使って翌早朝に帰国する。

この大まかな日程に従えば、田舎ばかりに10泊だ。「飽きないか」と問われれば、別段、飽きることはないだろう。日本人が好む、あるいは東アジアの人たちにも共通する嗜好かも知れないけれど、定められた日程の中でできるだけ遠くへ行こうとしたり、できるだけたくさんの街や名所を巡ろうとする旅は苦手である。身も心も忙しい日常を送りつつ、なぜ旅先でもせわしなく動きまわるか、それが僕には理解できない。

「旅の目的は何もしないこと」とはいえ、散歩、飲酒喫飯、水泳、本読みくらいはする。それに加えて、中国国民党員の子孫たちから自家醸造のとうもろこし焼酎を買うとか、運良く旬に当たれば幼虫から成虫に育ちつつあるスズメバチを探して食べる、というようなことはするかも知れない。

足がかりにする街はチェンライ。そこから山中に足を踏み入れるか、ミャンマーやラオスとの国境付近に移動してそこに留まるか、あるいは数日チェンマイまで南下をするか、というようなことは決めていない。航空券は、既にして確保した。


朝飯 たまり漬「超うす切りきゅうり」の玉子かけごはん、生のトマト、胡瓜のぬか漬け、豆腐と揚げ湯波と万能葱の味噌汁
昼飯 柿の葉鮨
晩飯 「大昌園」のあれやこれやそれや「田苑酒造」の麦焼酎「田苑シルバー」(オンザロックス)

2017.7.22(土) 冬景色

毎年この季節になると、自宅のベランダに朝顔を咲かせたり、あるいはゴーヤで日よけのカーテンを作ったりする報せがfacebookに目立ってくる。それらに貼付をされた画像はおしなべて、いかにも清々しい。しかるにウチの4階のベランダには、昨年の秋以降、どう短く見積もっても9ヶ月は経っているだろう、花も葉も枯れて失われ、乾いた土ばかりになったプランターが、あたりを埋めている。

5時50分、遂に意を決してベランダの掃除を始める。指折り数えてみれば、プラスティック製のプランター7個、おなじくプラスティック製の、それも大型の植木鉢12個、そして更にはジョウロやスコップなどの道具、また何年も置き放たれた空の植木鉢などを台車に載せ、少しずつ玄関に降ろす。

朝食の後は、玄関の前に出されたそれらを、これまた少しずつ台車に載せ、隠居とのあいだを往復しながら土を捨てる。その最中に、薔薇の枯れ枝のトゲを深く、右手の人差し指に刺す。汗の流れる顔は、土ぼこりにまみれている。正に、泣きっ面に蜂である。

玄関の前にふたたび集めたプランターや植木鉢は、何しろプラスティック製だから使おうと思えば使えるものの、90リットルのゴミ袋ふたつに納め、その口を固く縛る。針金に緑色のビニールをコーティングした添え木は、どのように分別して良いやら分からないため、取りあえずはまとめて邪魔にならないところに置く。

最後に大きなチリトリと箒を持ち、4階へと戻る。そしてベランダに散った枯れ葉や土を掃き集めるも、そこには人工芝が敷きつめてあるため、完全には取りきれない。それでもとにかく、ベランダの冬景色は綺麗サッパリ視界から消えた。

そうして本日2度目のシャワーを浴び、新しいシャツに着替えて店に降りる。


朝飯 「なすのたまり漬」の玉子かけごはん、胡瓜の古漬けと切り昆布の油炒め、生のトマト、茄子と茗荷の味噌汁
昼飯 冷やしラーメン
晩飯 “Finbec Naoto”の冷たい前菜暖かい前菜パンあれこれによるリゾットパン鱸のカリカリ小さなカレーライス桃のコンポートコーヒー、白のハウスワイン

2017.7.21(金) IoT

定時に店を閉め、夜間警備の警報を設定する。そこから2つの扉を施錠しつつ自宅に戻る。そして釣り銭のための手提げ金庫とコンピュータを入れたトートバッグをいつもの場所に置く。

しばらくして、製造現場の冷蔵庫に忘れ物をしたことに気づく。自宅からそこまでは、これまた2つの扉を解錠する必要がある。ところが先ほど使ったばかりの鍵が見あたらない。

洗面所、仏壇、本棚、食堂と、店から自宅に戻って以降に歩いた動線に沿って探すも鍵は見つからない。なにしろ狐につままれた状態のため、意味の無いことと知りつつ、家内の鍵を借りて先ほど施錠したばかりの扉を次々と開き、店や事務室の中を探し回っても、もちろん、鍵のあるわけはない。

製造現場の冷蔵庫に立ち寄りながら、さきほど解錠したばかりの扉を施錠しつつ自宅の食堂に戻る。人の良い家内が「すべての場所を疑うべき」という感じで食器の入った引き出しをふたつみっつ開ける。それを目にして僕も、エアコンディショナーのリモートコントローラーや調理用のタイマーを納めた引き出しを開けてみる。果たして鍵は、そこにあった。1年365日のうち、その引き出しに鍵を仕舞うことは1度もない。不思議なこともあるものである。

このところよく目にする”IoT”とは”Internet of Things”の略で、すべてのモノがインターネットに繋がり、相互に情報交換のできることをいうらしい。僕が切に願うのは、自分の身のまわりのモノすべてが自動的にインターネットに繋がり、それを自分のコンピュータで制御できる世の実現、である。

鍵を見失ったらスマートフォンに「店の鍵」と入力をする。するとディスプレイに自宅食堂の見取り図が現れ、軽い音と共に、ひとつの引き出しにフラッグが立つ。そんな仕組みをgoogleあたりが作ってくれれば幸いである。


朝飯 たまり漬「青森県田子町産のにんにくです。」の玉子かけごはん、生のトマト、胡瓜のぬか漬け、豆腐と揚げ湯波と三つ葉の味噌汁
昼飯 ラーメン
晩飯 揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、エノキダケと水菜の酢の物、胡麻豆腐、ひじきと人参と揚げ湯波の甘辛煮、胡瓜のぬか漬け、「夏太郎らっきょう」鶏の網焼きの「ひしお」のせ、「寳焼酎極上」と麦焼酎「のんじょくれ」の混合(ソーダ割り)

2017.7.20(木) 実力制名人

「私は、碁は芸である、と考える。芸を磨くことがプロのつとめである、と思っている。勝ち負けは結果にしかすぎない。芸が未熟なら負ける。相手より芸がまさっていれば勝つ。ただ、それだけの話である」と、かつて藤沢秀行は、日本経済新聞の「私の履歴書」に書いた。

今や人間は、囲碁でも将棋でも、コンピュータに勝てない。ということは「人間よりコンピュータの方が、より芸を磨いた」ということなのだろうか。

「実力制名人」が文字通りの「実力制」なら、現在以降の名人は、人間ではなくコンピュータがその座に着く可能性が限りなく高い。「棋士とコンピュータとの闘いは、陸上選手とクルマとの競走と同じで、それを論じることに意味は無い」という意見がある。しかし僕の感覚からすると「頭脳」と「運動」を一緒にすることはできない。

ところでこんなことを書きながら、僕の将棋の力は非常に弱い。駒の動かし方を覚えたばかりの子供にも負けるかも知れない。囲碁に至っては石の置き方すら知らない。しかし囲碁将棋についての本を読むことはとても好きだ。そして今日もそれに関係する、しかし佐藤天彦名人が”DENSO”のロボットアーム「電王手さん」に「負けました」と頭を下げるなどは思いもよらなかった古き時代の本3冊を買う。


朝飯 たまり漬「栃木県壬生町産のしょうがです。」の玉子かけごはん、胡瓜のぬか漬け、豆腐と揚げ湯波と万能葱の味噌汁、キウィ、
昼飯 ラーメン
晩飯 ツナと長芋とルッコラのサラダトマトとマッシュルームと牛肉のスパゲティ“Petit Chablis Billaud Simon 2015”メロン

2017.7.19(水) 朝のあれこれ

0時30分に目を覚ます。起きるにはいかにも早すぎる。闇に横たわって静かにしているも、眠気はまったく訪れない。よって今度は敢えて時間は確かめずに服を着る。南東に面した廊下を伝って食堂に行く。紺色の空には金星、そして旧暦5月28日の月が煌々と照っている。

おとといときのうの、2日分の日記を書き上げる。食堂の床の、汚れたところを磨く。エアコンディショナーがランプの点灯で掃除をうながしているフィルターを水で洗う。時刻は5時17分。窓からは日が眩しく差しはじめた。

ふと、ここ1週間ほどの懸案が気になって外へ出る。そして自転車で日光街道を下る。半袖シャツを着た二の腕が風を切って少し寒い。ウチの、如来寺にある古い方のお墓を訪ね、南から北へと時代を経るごとに並んだ墓石のうちの、ふたつを軽く検分する。そこから「ついでに」と言えば叱られそうではあるけれど、新しい方のお墓にも自転車を乗り付け、妹の祥月命日に供えた花を捨てて花立てを洗う。また湯飲みの水を新しくする。

食堂に戻ると時刻は5時38分。レンジの下からミルクパンを取り出し、味噌汁の準備に取りかかる。


朝飯 「かんぴょうのたまりだき」の玉子かけごはん、生のトマト、胡瓜のぬか漬け、豆腐と若布とサラダ菜の味噌汁
昼飯 「食堂ニジコ」のサンラーメン
晩飯 茄子とピーマンの素揚げ、「なめこのたまりだき」の冷や奴、生のトマト、夏太郎らっきょう、素麺、「寳焼酎極上」と麦焼酎「のんじょくれ」の混合(ソーダ割り)

2017.7.18(火) モリタ君

朝、事務室で商談をしていると、駐車場に旭川ナンバーの四輪駆動車が入ってきた。その運転席から降りた人物を見て「ことによると」と、商談の席を抜け出し店に行く。商談は長男が進めているもので、僕はその横に座っていただけだから、抜けてもどうということはない。

「ことによると」と直感した人物はやはり、自由学園で3年後輩のモリタユーイチ君だった。モリタ君にはfacebookで友達申請を受けていたけれど、facebookにもかかわらず、そのプロフィール画像にみずからの顔写真を使っていない人とは、僕は「友達」にはならない。モリタ君のプロフィール画像は木製の椅子である。

それではなぜ今朝の人物がモリタ君と分かったかといえば、モリタ君のfacebookはセキュリティをそれほど厳しく設定していないため、他の写真で現在の顔が分かっていたのだ。

モリタ君は以前は富良野で演劇に関する大工仕事をしていて、それを自由学園の「同学会報」への寄稿で読んだことがある。訊けばここしばらくは中禅寺湖で、最大乗船人数456人の遊覧船「男体」の船内艤装をしていたという。

諸方にたまり漬を送る注文をしてくれたモリタ君は、東京の省庁から請け負った次の仕事のため、四輪駆動車で日光街道を下っていった。38年ぶりに会った後輩と記念写真を撮らないあたりが、僕のダメなところである。そしてモリタ君を見送って事務室に戻り、即、モリタ君からの、facebookの友達申請を承認する。


朝飯 3種のおむすび、トマトと揚げ湯波と茗荷の味噌汁
昼飯 盛りラーメン
晩飯 マカロニサラダ、胡瓜のぬか漬け、皮蛋、空心菜のソテー、3種の焼売、餃子、白酒「老龍」(生)

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上澤卓哉

上澤梅太郎商店・上澤卓哉

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