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清閑 PERSONAL DIARY

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2018.2.20(火) 良い酒とは

そのテレビドラマの原作者は花登筺だったと思う。 たまたま目にしただけだから、出演者は浪花千栄子、夢路いとし、喜味こいしの3人しか覚えていない。浪花千栄子は酒蔵の主人、そして夢路いとし、喜味こいしはその蔵の社員だった。

あるとき主人役の浪花千栄子が「良い酒とは、どのような酒か」と、先ずはしっかりした方の社員である喜味こいしに訊く。「それはコクです」と、こいしは断言する。浪花千栄子は今度は、すこし頼りない社員である夢路いとしにおなじ質問をする。いとしは「馬鹿なことを訊くものだ」という顔をしながら「良い酒とはすなわち美味い酒に決まっている」と、呆れつつ答える。

この場面だけを覚えているテレビドラマを検索エンジンで調べてみると、それはどうやら1971年から翌年にかけてNHKで放映をされた「あまくちからくち」というものらしい。

もし「良い酒とは、どのような酒か」と訊かれたら「飲む人の気分を良くする酒」と、僕なら答えるかも知れない。


朝飯 切り昆布の炒り煮、納豆、揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、秋刀魚の梅煮、たまり漬「おばあちゃんのホロホロふりかけ」、大根の麹漬け、メシ、なめこと三つ葉の味噌汁
昼飯 ラーメン
晩飯 「食堂ニジコ」の酒肴あれやこれやそれや、他あれこれ。5種の日本酒(冷や)


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2018.2.19(月) この時期に特有の気分

朝、道の駅「日光街道ニコニコ本陣」の売り場を拭き清め、検品をしたときには、在庫は充分と思われた。ところが13時20分の電話により「らっきょうのたまり漬」が少なくなっていると報される。よってその配達と共に昼食を済ませてから戻る旨を事務係に伝え、外へ出る。

「日光街道ニコニコ本陣」バックヤードの冷蔵庫に「らっきょうのたまり漬」を納め、ふと立ち止まる。空腹感は、それほどでもない。よってウチの売り場から10メートルほどのところにある金谷ホテルベーカリーでパンふたつを買って帰社する。昼食を少々の汁麺に変えて以降、胃袋が小さくなっているのかも知れない。

「買い溜めた食材の一部は日曜日に枯渇する」と分かった数日前から「月曜日の夜は外食かなぁ」と、考えていた。しかし17時に閉店してすべての社員を送り出すと、もうどこへも行く気はしない。この時期に特有の気分である。

「一体、朝の食膳にのぼせて、あったかいご飯でたべておいしいものは、同時に、酒のさかなにしてもいいものが多い」という池田弥三郎のことばは痛いほど分かっている。よって4階へと戻り、今朝のおかずと同じものにて焼酎のお湯割りを飲む。


朝飯 切り昆布の炒り煮、揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、しもつかり、秋刀魚の梅煮、たまり漬「おばあちゃんのホロホロふりかけ」、メシ、油揚げとトマトと三つ葉の味噌汁
昼飯 「金谷ベーカリー」の2種のパン、コーヒー
晩飯 切り昆布の炒り煮、松前漬け、しもつかり、揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、大根の麹漬けトマトと赤蕪と牛肉のスープ、「紅乙女酒造」の胡麻焼酎「紅乙女」(お湯割り)


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2018.2.18(日) 予備の鍵

新橋の桜田小学校は、検索エンジンによれば平成3年3月に廃校になったという。僕は子供の誕生年すら元号では覚えられない。「平成3年 西暦」とふたたび検索エンジンに入れてみる。するとその年は西暦で1991年と知れた。そこで「隨分と前から廃校になっていたんだなぁ」と感慨を新たにする。

桜田小学校の宿直室に泊めてもらったのは、1983年のことだったと思う。1982年に知り合った人が当時、この学校の夜警をしていた関係で泊めてもらえたのだ。深夜にはその人につき合って、校内の見まわりもした。自分の客を宿直室に泊めるなどは、就業規則違反に違いない。しかし当時の我々は若かった。また社会も、今ほどはせちがらくなかったに違いない。

なぜこのようなことを書いたかといえば、僕は今、学校の夜警とおなじくらい人口密度の低いところで寝起きをしているからだ。それは、家内と長男が日本橋タカシマヤに出張をし、嫁と孫は嫁の実家に帰っていることによる。

会社に出入りするための扉の鍵は僕しか持っていない。急病や頓死など、その扉を解錠できない事情が僕に発生した場合、社員は会社に入れない。店も開けられない。と、ここまで考えて、明日からは予備の鍵を社員に預けることとする。


朝飯 秋刀魚の梅煮、揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、切り昆布の炒り煮、しもつかり、たまり漬「おばあちゃんのホロホロふりかけ」、メシ、油揚げと三つ葉の味噌汁
昼飯 ラーメン
晩飯 蒸し牡蠣、パン、牡蠣のポタージュ“Petit Chablis Billaud Simon 2015”


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2018.2.17(土) 初会議へ向けて

事務机の左手には今月のカレンダーが提げてある。予定はそのカレンダーに直に書き込むが、特に忘れてならないことは、ポストイットに書いて貼る。そして今日のそこには「10:00神社、15:00ミヤタ駅」の文字がある。

今朝蔵出しの「らっきょうのたまり漬」が事務室に届けられたのは9時40分だった。それをホンダフィットに載せ、道の駅「日光街道ニコニコ本陣」の冷蔵庫に収める。その足で今度は瀧尾神社へと向かう。

総鎮守瀧尾神社の祭礼一切を仕切る当番町を、今年度は我が春日町1丁目が務める。自治会長、神社総代、神社世話人の三役をはじめ、総務、祭典委員長、当番町会計、大膳は特に大役である。

本日は21日の初会議、また25日の春季小祭に向けて、町内10名の面々が社務所に参集し、タナカノリフミ宮司を囲んで多くの質疑応答を交わした。不明の点は細かいところまで詰め、不安はすべて、塗りつぶしておかなくてはならない。打合せは100分に及んだ。

15時をすこし過ぎたところで販売係のミヤタマユミさんが事務室に顔を出す。そのミヤタさんをホンダフィットの助手席に乗せ、東武日光線の下今市駅まで送る。日本橋タカシマヤで14日から始まった「老舗名店味紀行」の、彼女は後半部分に出張をするのだ。

そうして15時25分に事務室に戻り「10:00神社、15:00ミヤタ駅」と書いたポストイットをカレンダーから外す。


朝飯 切り昆布の炒り煮、揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、しもつかり、秋刀魚の梅煮、たまり漬「おばあちゃんのホロホロふりかけ」、メシ、揚げ湯波と三つ葉の味噌汁
昼飯 「金長」のメンチカツランチ
晩飯 オイルサーディンのオーブン焼き、”TIO PEPE”、パン、牛肉とクリームのポタージュ“GEVREY CHAMBERTINE DOMAINE DUJAC 1985”


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2018.2.16(金) 明るい空き家

町内の空き家に布団を持ち込み、昼から惰眠をむさぼる。窓から差し込む日の光によりその布団はいつまでも暖かく、これ以上の心地の良さがあるだろうかと、僕は恍惚としている。

ふと目を開け、布団から頭を出したのは、人の気配を感じたからだ。男が玄関に立っている。男は僕の寝る布団と玄関のあいだの空間を凝視しながら驚愕の表情を浮かべている。そこではじめて、この家には僕よりも先に来て、僕よりも先に寝ていた老人のいたことを知る。

先ほど自分は、その老人に気づかないまま布団を玄関から運び入れた。しかしそれほど広くもない部屋で、そんな馬鹿なことがあるものだろうか、と思った瞬間に目が覚める。

家の窓はすべて開かれている。空は晴れて、太陽の光は眩しいばかりだ。その様子を僕は外に立って眺めている。居心地のよさそうな家を空き家にしている持ち主が、いつの間にか横に立っている。そして、ここに住めない事情が自分たちにはあるのだと、その家に視線を向けたまま僕に語りはじめる。

ここまできたところで、いまだ夢から覚めていないことに気づく。気づきながら、いまだ夢を見つづけている。


朝飯 揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、しもつかり、秋刀魚の梅煮、たまり漬「おばあちゃんのホロホロふりかけ」、メシ、豆腐とトマトとピーマンの味噌汁
昼飯 ラーメン
晩飯 ハムと大根とトマトと塩豆のサラダパン“Petit Chablis Billaud Simon 2015”3種のキノコと牛蒡のポタージュ、”TIO PEPE”


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2018.2.15(木) 格子の修理

朝、事務室にいるとイナバ塗装の社長が来て、前々から気になっていた隠居の木の格子について、大工の手配ができたと言う。ここで「じゃぁ、適当にやっておいてください」と任せるのは無責任だ。よって毛糸の帽子をかぶり、ジャンパーを着て現場へと向かう。

春日町の交差点から日光宇都宮道路の今市インターチェンジまでのバイパス工事が始まったのは、1970年代がなかばに近づきつつあったころのことだ。そのバイパスにより、ウチの敷地は細長く削られた。隠居の木の塀もそのときに失われ、以降は工事用の鉄パイプと鉄板が塀の代わりになっていた。

この、鉄パイプと鉄板によるにわか作りの壁が見苦しいと諸方から言われ続け、鉄筋コンクリートによる現在の塀を作ることをオヤジが遂に決めたのは、1990年代の後半だったように思う。とすれば、その塀の一部にはめ込まれた木の格子も20年ほどが経つわけで、一部が腐り落ちるのもやむを得ないだろう。

そういう次第にて、すぐに見積もりを出すよう、現場にいた親子らしいふたりの大工さんに頼む。


朝飯 秋刀魚の梅煮、しもつかり、揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、切り昆布の炒り煮、たまり漬「おばあちゃんのホロホロふりかけ」、メシ、豆腐と揚げ湯波と白菜の味噌汁
昼飯 ラーメン
晩飯 ジャガイモとトマトとオイルサーディンとベーコンのパン粉焼きパン“CHARMES CHAMBERTIN DOMAINE DUJAC 1985”


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2018.2.14(水) 省脳

「省脳」とは西研究所のニシジュンイチロー先生が提唱をされたことだ。「脳には、ここ一番のときに最大の働きをしてもらうべく、普段は休ませておけ」ということと僕は解釈をしている。ところでこの「普段は休ませておけ」の「普段」とは、どのようなときを指すか。

僕の場合には、服のことが第一に挙げられる。普段着を決めておけば「今日は何を着ようか」と考えなくて済む。スーツは三季用と夏用の、黒の二着しか持っていない。黒の二着のみであれば、そのどちらかを季節に応じて選ぶまでだ。スーツ用のシャツは白の三着を着回している。ネクタイはこの数十年のあいだ、ほとんど決まった2本しか使わない。

営業車は30年ちかくホンダばかりを乗り継いでいる。トラックは四輪駆動の三菱デリカが30年目を迎えそうだ。長く愛用してきたThinkpadをLet’s noteに換えて以降は、秋葉原の修理工房が便利すぎるから、もはや他の機種は眼中にない。「そう頑なになることもねぇじゃねぇか」と言う人がいるかも知れない。しかしこれと決めてしまえば脳を迷わせることもない。

先月の下旬からは、昼食までいわゆる”default”になってきた。乾麺を茹で、それを丼の汁に沈める。具は野菜だけのことが多い。

それはさておき、きのうから家内と長男は日本橋タカシマヤの催し「老舗名店味紀行」に出張をしている。嫁と孫は嫁の実家へ行った。というわけで、これから1週間は、ひとりメシである。朝は、家内の作り置いた常備菜にメシと味噌汁。夜はパンとスープとワインと決めて、省脳を図ることとする。


朝飯 ほぐし塩鮭、切り昆布の炒り煮、揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、しもつかり、秋刀魚の梅煮、たまり漬「おばあちゃんのホロホロふりかけ」、メシ、シメジとサニーレタスの味噌汁
昼飯 ラーメン
晩飯 トマトのサラダ、オイルサーディンのパン粉焼き、パン、鶏とマッシュルームのスープ、”TIO PEPE”


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2018.2.13(火) 新しい破風

予報におびやかされた雪は、結局のところ降らなかった。しかし日光の山々は、その上半分を雪雲に覆われている。日光市今市地区の道路に雪はない。街のあちらこちらに残っているのは、今月2日の降雪時にかかれて端の方に盛り上げられたところのみだ。

事務室で仕事をしていると、木を鎚で叩くような音が、社員用通路を隔てた裏の方から聞こえてくる。僕が席を外しているときに来たイナバ塗装のイナバユーイチさんが長男に伝えたところによれば、破風の材料がようやく調い、今はそれを取り付けている最中だという。

現場に足繁く顔を出せば職人が煙たがるだろうと逡巡する気持ちはあるものの、工事の進捗状況をまったく見ないというのも無責任だ。そう考えて、久しぶりに店の裏手に回ってみる。

昨年6月の、隣家の全焼により炭のように焦げた破風板は、今まさに、真新しいそれに交換されているところだった。雪さえ降らなければ、工事は今月中にも完了するらしい。


朝飯 生玉子、納豆、しもつかり、切り昆布の炒め煮、ほうれん草の胡麻和え、うずら豆、たまり漬「おばあちゃんのホロホロふりかけ」、メシ、シジミとサニーレタスの味噌汁
昼飯 ラーメン
晩飯 トマトと大根とサニーレタスのサラダ鶏とマッシュルームのポタージュパン“Petit Chablis Billaud Simon 2015”


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2018.2.12(月) 北部山沿い

九州南部と関東中南部を除く列島には、明日の朝までにほとんど満遍なく雪の降る予報を朝のテレビが伝えている。それによれば、栃木県の北部山沿いには30センチの降雪があるという。ところでこの「北部山沿い」という地域の定義が、日光市今市地区に住む者には悩ましい。

雪の予報と共に栃木県の地図がテレビの画面にあらわれるとき、日光市今市地区は多く、雪が降ると降らないの境界線上にある。つまり日光市今市地区に住む者は、雪が降るか降らないかを考えるとき、多く丁半博打を強いられるのだ。

「さすがにまだ降らねぇだろう」と思われても、師走の声を聞けばいつノーマルタイヤをスタッドレスタイヤに換えるべきかとそわそわする。春の彼岸が過ぎても「まだ分からねぇぞ」と、雪かきの道具は片付けない。

しかしまぁ、本州の日本海沿いや東北地方に住む人たちの苦労にくらべれば、月に何度かの丁半博打などは、どうということもない。そしてあとひと月ほどもすれば梅が、そしてふた月ほどもすれば桜が咲く。もうしばらくの辛抱である。


朝飯 シメジと茄子とピーマンのソテー、納豆、トマトのスクランブルドエッグ、しもつかり、たまり漬「おばあちゃんのホロホロふりかけ」、大根の麹漬け、メシ、豆腐と万能葱の味噌汁
昼飯 うどん
晩飯 エノキダケと三つ葉の酢の物、秋刀魚の梅煮、ほうれん草の海苔和え、しもつかり、鮭の味噌漬け、「片山酒造」の「素顔」(冷や)


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2018.2.11(日) 残月

朝、廊下の遮光カーテンをすこしずらして外を見ると、道が濡れていたからすこし落胆をした。折角の休みに雨が降れば、日光へ遊びに来ようとする人の出鼻をくじく。そうすれば店の売上げも落ちる。雨はできれば夜に降って、昼のあいだは止んでいて欲しいのだ。

それから小一時間ほどもするうち夜が明けてくる。僕の不安を大きく裏切るように、東の方角には、これから晴れ上がろうとする空の青があった。南寄りの少し高いところには、旧暦12月26日の月も残っている。何も言うことのない、朝の景色である。

今年の2月の連休は、昨年のそれよりも日の並びが良い。今日は、子供のころはとても楽しみにしていた花市がJR通りで開かれている。しかしそこに足を延ばす時間の余裕は無い。

ところで花市といえば、僕は賭け将棋や「焼け跡から掘り出された万年筆」には間に合わなかった。しかしルーレット賭博や「ガマの油」には間に合った。また地元ではなく木更津の八幡様の縁日ではあったけれど「蛇女」にも間に合った。今、そのような面白さをお祭に求めるなら、遠く南の国まで足を延ばさなければならないだろう。


朝飯 納豆、しもつかり、目玉焼き、ほうれん草のおひたし、大根の麹漬け、たまり漬「おばあちゃんのホロホロふりかけ」、メシ、揚げ湯波と茄子の味噌汁
昼飯 うどん
晩飯 「コスモス」のトマトとモツァレラチーズのサラダカツレツ、ウォッカマーティニ、ドライマーティニ、”TIO PEPE”


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上澤卓哉

上澤梅太郎商店・上澤卓哉

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