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清閑 PERSONAL DIARY

2017.1.14 (土) 還暦祝い

自由学園男子部に在学をした者は、卒業の有無にかかわらず、卒業生の集まり「同学会」に入ることができる。その「同学会」の新年総会の席において、本日は我々35回生の還暦祝いがある。会場の女子部講堂には、13時30分に入った。

タカハシカズヤ学園長による礼拝から始まった総会は粛々と進行し、いよいよ司会に呼ばれて、35回生のうち都合のついた24名が壇上に並ぶ。記念品は赤い制帽とマフラー。これが僕は欲しくて、この十数年は毎年、待ち焦がれていた。帽子のサイズはいままで58センチに限られていた。ところが今年の本部委員は個人の希望に応ずるとのことにて、僕は経年によるウールの縮みを計算し、大きめの60センチを頼んでおいた。

予期しなかったことだけれど、この記念品を35回生を代表して受け取る者として、司会は僕を指名した。そうして今年度の同学会本部委員長ナカムラヒデトシ君より、念願の記念品を受け取る

お祝いの言葉は伝統的に、ひとつ下のクラスの者が述べる。今年の挨拶は36回生のキムラカツヒコ君だった。返礼の挨拶はアリカワケンタロー君が務めることになっていた。しかしアリカワ君はこのところ公私ともに忙しく、幹事のノリマツヒサト君から僕は、その代役を求められた経緯があった。

ただでさえ仕事の多い幹事を煩わせたくなかった僕は、その役をふたつ返事で引き受けた。そしてその任務は無事に完了した

今回の会計係でもある僕は、女子部講堂前での記念撮影もそこそこに、旧東天寮、現しののめ茶寮での懇親会には出ず、ヤマシタアキヒコ君の運転するクルマにナカムラタカヤス君と同乗し、狭山湖畔にある今夜の宿「掬水亭」に入った。

やがて皆も到着をして、19時より宴会がはじまる。ニューヨーク在住のモリナガイチロー君は、東京出張の時宜を得てここに来ることができた。ダラス在住のウィルソン・アキラ君はこの機会に一時帰省し、日本に住む父上のジェームズさんも駆けつけてくれた。昼と夜の盛会は、病を得て亡くなった、ハセガワヒデオ、クロダヒロユキ、ツダヒロシ、サカイマサキの4君が我々にもたらしてくれた団結のお陰である。

そうして僕はといえば、極端な早寝早起きにて二次会には出ず、21時にひとり就寝する。


朝飯 「小諸そば」のたぬき蕎麦、ライス
昼飯 「ポポラマーマ」の牡蠣のアラビアータスパゲティ、グラスの白ワイン
晩飯 「掬水亭」のあれやこれやそれや。紹興酒

  

上澤卓哉

上澤梅太郎商店・上澤卓哉

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