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お買い物かご

清閑 PERSONAL DIARY

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2019.5.11(土) 町内役員の親睦旅行(1日目)

僕の知る団体旅行は、限られた時間の中で、できるだけ遠くへ行き、できるだけたくさんの場所に立ち寄って、できるだけたくさんのものを見ようとするものが多い。そのような旅行はほとんど、移動ばかりになる。僕は、バスや列車や飛行機といった、密閉された空間に長いあいだ閉じ込められていることが嫌いではない。ずっと本を読んでいられるからだ。町内役員による今年の親睦旅行は、「関東ツアーサービス」による「アルペンルート横断!! 雪の大谷ウォークと金沢兼六園」である。

04:28 ウカジシンイチ春日町1丁目自治会長のトヨタプリウスとウチの三菱デリカに7名が分乗して、町内の「いち縁ひろば」を出発。
04:48 東北自動車道宇都宮I.C.ちかくの下金井駐車場に到着。
05:11 栃木県北部からいくつかの拠点に立ち寄りつつ到着した、やしお観光のバスに乗り込んで出発。
05:35 北関東自動車道を西へ進みつつ、支給されたおむすびを食べる。
06:01 北関東自動車道の大田強戸S.A.で小休止。

06:12 町内役員のうち僕を除くほとんどがビールを飲み始める。
06:57 妙義山が見えてくる
07:15 上信越自動車道の佐久トンネルを抜ける。
07:22 浅間山が見えてくる。
07:33 上信越自動車道の東部湯の丸S.A.で小休止。

08:06 更埴JCT.を左に折れて長野自動車道に入る。
08:44 雪の立山連峰がちかくなる
09:33 関電トンネル電気バスの扇沢駅に到着。

還暦になったときに長男と嫁がくれた、ユニクロの赤いダウンベストを着る。その上にPatagoniaのオレンジ色のウィンドブレーカーを着る。「加齢性黄斑変性を予防するため」と、オーミヤナナサト眼科の先生に勧められて作った偏光グラスによるメガネをかける。そして毛糸の帽子をかぶる。

09:40 黒部ダムゆき電気バス乗り場に並ぶ。以前のトロリーバスは先月から電気バスになった。
10:00 黒部ダム湖ゆき電気バスが扇沢駅を出発。
10:06 黒部川第四発電所(黒四ダム)建設の最難関だった破砕帯を通過
10:15 黒部ダム湖駅着トンネルの中を歩いて黒四ダムに至る
10:58 散策や見学ののち、黒四ダムの東岸から西岸まで歩いて黒部ケーブルカーの黒部湖駅に至る。

11:21 黒部ケーブルカーが黒部湖駅を出発
11:25 黒部ケーブルカーが黒部平駅に到着。
11:28 立山ロープウェイの待ち時間は55分
11:36 外へ出て集合写真を撮影
11:56 立山連峰の主峰・雄山を望むテラスに飛び交う言語は体感からして、中国語が95パーセント、欧米諸言語が1パーセント、ヒンドゥー語が1パーセント、タイ語が1パーセント、そして日本語は2パーセント

12:23 立山ロープウェイが黒部平駅を出発
12:32 立山ロープウェイが大観峰駅に到着。
13:01 立山トンネルトロリーバスが大観峰駅を出発。
13:08 立山トンネルトロリーバスが室堂駅に到着。
13:30 200席ほどのすべてが埋まる食堂で昼食。周囲のほとんどは外国からの観光客。人、人、人でごったがえす食堂で、にこやかに対応するウェイトレスに感心する。教育のたまものというよりは、個人の資質によるものと思う。

14:30 疲れきった観光客が展望台への階段に座り込む中、我々は体力を温存するため「ホテル立山」の喫茶店「りんどう」で小一時間の休憩。
15:35 立山高原バスが室堂駅を出発
16:40 富山地方鉄道立山線の立山駅に到着
16:48 待ち構えていた、やしお観光のバスに乗り換えて立山駅前を出発。
17:30 湯神子温泉の旅館「ゆのみこ」に到着

17:45 入浴
18:30 宴会開始
21:10 宴会終了
21:30 就寝


朝飯 「関東ツアーサービス」支給のおむすび
昼飯 「レストラン立山」の団体用定食さらさら汁
晩飯 「ゆのみこ」の宴会膳、他あれこれ、日本酒(燗)、「北陸発酵」の麦焼酎「早月川」(お湯割り)


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2019.5.10(金) 味噌蔵に差し込む緑の光

13時30分にラーメンを煮始める。そのラーメンを食べ終えて食器を流しに置くと13時45分。即、事務室に降りる。14時と連絡を受けていた、県内で醸造を学ぶ学生と先生の計6名様は、13時52分にいらっしゃった。来訪の目的は、蔵の見学である。

上澤梅太郎商店の蔵見学は、店舗から味噌蔵のある庭まで歩いていただき、旧宅に上がっていただいてから細かいご説明を始める。その説明は長男。僕の役目は、蔵の潜り戸を開けるくらいのところだ。

醸造を学ぶ学生と先生の御一行は店にお戻りになると、ご自身のお楽しみや研究の資料として、少なくない買い物をしてくださった。多いにありがたく感じる。

発酵は長い歴史を持ち、大昔から連綿と続いてきた人の行いではあるけれど、このところ急に脚光を浴びてきたと感じるのは僕だけだろうか。渋谷ヒカリエの8階で7月8日まで開かれている、47都道府県の発酵食品を集めた催しには、ウチの品が栃木県の代表として出ている。時間のある方は、どうぞ遊びにいらっしゃってください


朝飯 鰯の丸干しの網焼き、ふきのとうのたまり漬、胡瓜のぬか漬け、メシ、揚げ湯波と若布と貝割れ大根の味噌汁
昼飯 ラーメン
晩飯 「和光」のお通しの3種の野菜の煮付けイサキの刺身冷やしトマト鰯のフライおむすび、麦焼酎「吉四六」(お湯割り)、家に帰ってからの”Chez Akabane”の杏仁豆腐


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2019.5.9(木) 後日に延期

朝、起きて洗面所で顔を洗おうとすると、鏡に映った髪に寝癖が見えた。むかし勉強仲間だったチョーヤさんは僕とおなじ坊主頭で、常々「寝癖のできたときが床屋に行くべきとき」と言っていた。僕も床屋へ行かなくてはならない。

しかし僕のように決まった休みを持たない者は、床屋へはなかなか行きづらい。風邪で熱がある、膝に水が溜まった、歯が割れた、というような、放置できないことでもあれば病院に行く。しかし床屋にかからなくても死ぬわけではないから、何かの用事が飛び込んでくれば、それらに押し出される形で日々、後回しにされていくのだ。

昼前に来ることになっている、プレファブリックによる事務所兼休憩所を7月の末までウチの駐車場に置かせて欲しいという土建業者は、11時30分に来た。話は10分ほどで終わった。僕の昼休みは、すべての社員が昼食を済ませた13時30分から始まる。床屋へは14時すぎに行けるかも知れない。

そう考えていたところに、店内装飾の業者が15時に来ると、長男に知らされる。そこに、きのう庭の枯れ木について連絡をした植木屋から15時に行きたいと電話が入ったから、来るのは15時30分にずらして欲しいと伝える。僕の行きつけの床屋は17時に閉まる。つまり今日の床屋行きは後日に延期になった。その後日がいつになるかは分からない。


朝飯 切り昆布の炒り煮、炒り豆腐、ほうれん草のおひたし、ふきのとうのたまり漬、揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、納豆、胡瓜のぬか漬け、メシ、蜆と三つ葉の味噌汁
昼飯 稲荷寿司と湯波で巻いたおむすび、柴漬け、日光味噌のフリーズドライ味噌汁”with love”(三つ葉は後から追加)
晩飯 秋刀魚の塩焼き、薩摩揚げとほうれん草の炊き合わせ、なめこのたまり炊のフワトロ玉子、胡瓜と人参のぬか漬け、浅蜊と万能葱の味噌汁、芋焼酎「白金乃露」(お湯割り)


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2019.5.8(水) 庭の樹木

10時より社会保険労務士の来訪を受けて、諸々について質疑応答の時間を持つ。11時より税理士の事務所を訪ねて、あれこれの報告をする。

きのう、低いところまで降りてくるようになった鳩への対策を考えてくれた業者から見積もりがファクシミリで届く。それを精査して、別の新たな業者にも、見積もりの依頼をする。

午前から味噌蔵のある庭の庭の草刈りをしていた長男が午後に事務室に戻って、枯れている木が目立つという。促されて共に庭に行ってみると、サルスベリとツツジの一部に枯れているものが見つかった。サルスベリは隨分と古いものだから、あるいは寿命が尽きたのかも知れない。また、藤の花は綺麗に咲いているものの、それが育ちすぎて、芝の下の四方八方に蔓を伸ばしている。即、出入りの植木屋に電話を入れ、取りあえずはその現状を見に来てくれるよう頼む。

きのうに引き続いて気温の低い一日ではあったけれど、店を閉めるとさっぱりした酒の欲しい気持ちになって、食堂に上がってウォッカソーダを飲む。


朝飯 炒り豆腐、茄子とピーマンの「日光味噌梅太郎赤味噌」炒め、揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、長芋の摺りおろし、ふきのとうのたまり漬、胡瓜のぬか漬け、メシ、揚げ湯波と万能葱の味噌汁
昼飯 「ふじや」の広東麺
晩飯 塩らっきょう、胡瓜と茗荷の浅漬け、ほうれん草の胡麻和え、豚挽き肉と焼き海苔と辣油のつゆで食べる釜揚げうどん“ABSOLUT VODKA”(ソーダ割り)“Chez Akabane”の杏仁豆腐


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2019.5.7(火) 気を遣ってファクシミリ

鳩が居着くことによる被害を避けるため、店の屋根には磁石、剣山、侵入防止の網など、様々な対策を講じている。ところが最近、どこにもとまることのできなくなった鳩が、いよいよ、より低いところまで降りてきた。そしてここ数日は犬走りの梁に、つがいなのだろうか、2羽が羽を休めている。このまま放置するわけにはいかない。

10連休の明けた朝は諸方から電話が殺到しているに違いないと、頼みつけの業者には、ファクシミリでその旨を報せた。そうしたところ数時間後に電話があって、今日の夕方には来られるという。

業者は16時30分に来社をした。そして梁には剣山を、照明には細い針金による対策を施すことを提案し、それぞれの寸法を測って去った。遅くも明後日には見積もりを送ってくるという。工事が完了するまでは、鳩が来るたび、棒で追い払うことになるだろう。

それはさておき、ウィンドブレーカーを着ずに外で業者と話をするうち、からだはすっかり冷え切った。3日前の暑さが嘘のような、今日の寒さである。そういえば、午前に福島からお見えになったお客様は、途中で真新しい雪を目にしたとおっしゃっていた。初夏と呼べる日の一日も早く訪れることを、僕は願っている。


朝飯 納豆、生のトマト、揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、炒り豆腐、胡瓜のぬか漬け、ふきのとうのたまり漬、じゃこ、メシ、若布と貝割れ大根の味噌汁
昼飯 バンコクのホテル「センターポイントシーロム」のクーポンで買ったトムヤムクンカップラーメン
晩飯 春雨サラダ、茄子とピーマンの「日光味噌梅太郎赤味噌炒め」、胡瓜のぬか漬け、6種の水餃子、「白金酒造」の芋焼酎「白金乃露」(お湯割り)


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2019.5.6(月) メシこそすべて

「人はパンのみにて生くるものにあらず」という言葉がマタイ伝の第4章にある。しかし僕にはパンのみにて生きている、というところがある。「愛がすべて」は、スタイリスティックスがサイゴン陥落の年に英国で飛ばしたヒットだ。そして僕には「メシこそすべて」というところがある。

先日、長男の同級生が僕に宛てて大量の餃子を送ってくれた。その餃子は10連休最終日の今日に食べることとし、冷凍庫に保管をしてきた。そんなときに飛び込んできたのが、町内役員による会議だ。そういう次第にて、今夜の餃子の予定は帳消しになった。

僕は家庭偏愛主義者ではない。むしろその逆かも知れない。しかし家にいる限り、晩飯は家族と食べたい。

今夜の会議は幸いにして30分で完了した。即、小雨の降り始めた日光街道を下って家に戻る。皆は長男の焼いた何枚目かのピザに取りかかるところだった。そこに僕も参入して、辛うじて最後の2枚にありつく。

寝るころに鳴り始めた雷は、すぐに収まった。


朝飯 生のトマト、胡瓜のぬか漬け、グリーンアスパラガスのバターソテー、目玉焼き、納豆、ふきのとうのたまり漬、メシ、揚げ湯波と椎茸と玉葱の味噌汁
昼飯 「カルフールキッチン」の3種のサンドウィッチ、コーヒー
晩飯 塩らっきょう、“TIO PEPE”トマトとモッツァレラチーズのサラダピザ其の一レンズ豆とたくさんの野菜のスープピザ其の二2種のソースで食べるケーキ“Petit Chablis Billaud Simon 2016”


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2019.5.5(日) 10連休の9日目

10連休の9日目。今日が何曜日か分からなくなってきているのは、取引先のほとんどが休んでいて「それでは週明けにもご連絡をいただける、ということで…」というような会話から9日間も離れていることによると思う。壁のカレンダーを見ても、店舗のドアに貼られた出勤表を見ても、今日は何曜日なのか、ということを、すぐに認識できない。このような面白い環境の中で仕事をするのは、この歳になってはじめてのことだ。

連休明けは7日の火曜日。カレンダーのその部分には、すべきことがいくつも書いてある。しかし職種に限らず日本中のほとんどは、10連休に入る直前とおなじく、その日は異常な忙しさに見舞われている可能性が高い。とすれば、取引先や各方面への連絡は、その翌日に回した方が良いのではないか、とも考えてしまう。

長い連休は、普段と変わらず仕事をしている、あるいは完全に引退して世間から遠ざかっている、その2者にこそ過ごしやすい存在、という気がする。


朝飯 納豆、大根おろし、玉子焼き、生のトマト、飛竜頭の淡味炊き、ふきのとうのたまり漬、胡瓜のぬか漬け、メシ、若布と揚げ湯波とキャベツの味噌汁
昼飯 ざるラーメン
晩飯 「魚登久」の胆焼き鰻重、肝吸い、3種のぬか漬け、「片山酒造」のカストリ焼酎「粕華」(生)


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2019.5.4(土) ころもがへ

春:長袖ヒートテックシャツ+長袖フリースセーター
晩春:長袖ヒートテックシャツ+長袖Tシャツ
初夏:半袖ポロシャツ+長袖Tシャツ
盛夏:半袖ポロシャツ
初秋:半袖ポロシャツ+長袖Tシャツ
秋:長袖ヒートテックシャツ+長袖Tシャツ
初冬:長袖ヒートテックシャツ+長袖フリースセーター
真冬:長袖ヒートテックシャツ+長袖フリースセーター+ダウンベスト

仕事着に限れば、僕は年間で、上記8回の衣替えをしている。そのうちの、春、晩春、初夏の3回の衣替えを、この3日間で一気に行った。昼は半袖のポロシャツ1枚で自転車に乗り、ラーメンを食べに行った。つまり4階級の特進である。薄着になることを特進と感じるのは、僕の夏好きのゆえかも知れない。あるいは重ね着を嫌うせいかも知れない。できれば1年中、素肌にシャツ1枚で暮らしたい。下は腰巻きかタイパンツが最上である。

1982年、バンコクの楽宮旅者のボーイは、昼下がりの最も暑い時間を、廊下に敷いた茣蓙に寝転んで過ごしていた。ボーイの腰巻きを指して名を問うと「パコマー」と彼は答えた。パコマーの「コ」は、フランス語の”R”に発音が似ている気がした。

2016年の2月に訪れたナラティワートの安宿で3泊分の料金を前払いすると、1枚の布を手渡された。それを腰に巻き、ベランダでくつろぐ画像をfacebookに上げたところ、バンコクに数年住んだことのある古い友人は、コメントの中でその布を「パーカオマー」と書いた

6月にバンコクへ行くときには、僕はパコマーは持っていないから、ミャンマーのロンジーを持参しようと思う。そしてタイ人に、その名をふたたび問うてみようと思う。ガイジンが腰巻き姿で街を歩いても、まさか警察に捕まる、ということはないと思う。


朝飯 切り昆布の炒り煮、納豆、飛竜頭の淡味炊き、細切り人参の炒り煮、玉子焼き、胡瓜のぬか漬け、ふきのとうのたまり漬、メシ、浅蜊と茗荷の味噌汁
昼飯 「ふじや」の味噌バターラーメン
晩飯 カレー南蛮鍋“ABSOLUT VODKA”(ソーダ割り)


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2019.5.3(金) 渋滞の中の配達

日光市久次良町から、つまり日光の市街を抜けて通勤している包装係のサイトーヨシコさんによれば、ここ数日は、彼女が家を出る時間、つまり7時すぎには既にしてクルマが数珠つなぎになっているという。本日は、その日光の市街に配達がある。長男とは、開店45分前の7時30分に出発をした。

渋滞は、日光の街の入口、右手にJR日光駅を臨む交差点の手前から始まっていた。日光に住む人によれば、そこから東照宮までの2キロに、この連休中は2時間以上を要しているという。僕は助手席から長男に指示を出し、ホンダフィットを裏道へと向けさせる。そしてその2キロ弱を数分で抜け、先ずは日光金谷ホテルさんに、次は早見商店さんに商品をお納めする。

日光から今市まで下ると方向を転じ、今度は鬼怒川、川治まで駆け上がって、出発してから3時間後の10時30分に帰社する。即、製造係のカノーガユーキ君が用意してくれていた商品を、道の駅「日光街道ニコニコ本陣」にある上澤梅太郎商店の売り場に並べる。

昼食後、ウォッカ75ccとベルモット15ccを小さなシェイカーに入れ、冷凍庫に格納する。それを夜、肉の焼き上がったところで取り出して、飲む。

日本人の多くは”martini”を「マティーニ」と発音する。山口瞳はこれを「マルチニ」と書いた。インターネット上の英和辞典で”martini”を引き、スピーカーのアイコンをクリックすると、山口瞳の表記は案に相違して”native”の発音からそう外れていないことが分かった。「遅ればせながら」の検証である。


朝飯 鮭の昆布巻き、納豆、大根おろしを添えた油揚げの網焼き、細切り人参の炒り煮、胡瓜のぬか漬け、ふきのとうのたまり漬、メシ、若布と揚げ湯波と茗荷の味噌汁
昼飯 「麺やふくしま」の「限定焼きそば麺」によるソース焼きそば
晩飯 トマトとベビーリーフのサラダエリンギのソテーとマッシュドポテトとたまり漬「鬼おろしにんにく」と同「刻みザクザクしょうが」を使ったソースを添えたビーフステーキ塩らっきょうを添えたウォッカマーティニ、”Almaviva 1997″、”Old Parr”(生)


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2019.5.2(木) 一汁一菜

簡素な朝食といえば一汁一菜。その「一菜」には、それだけで一膳のごはんを食べ終えることのできる性質が必要だ。塩分濃度の高さから、歯の先でかすめ取ったくらいの量しか一度に食べられない腐乳などは、その性質を充分に持ち合わせているとは思うけれど、腐乳を朝食のおかずにする気にはなれない。

飲み屋のようにして使っていた銀座の古い店に、あるとき、近所に住むらしいお婆さんたちが、観劇の帰りでもあったのだろうか、夕食を摂りにあらわれた。お婆さんたちは、僕からすれば、まるでままごとに使うほどの可愛らしさに見える茶碗のごはんを、いくつかの小鉢に盛られた慎ましやかな、まぁ、値段の方はそれほど慎ましやかでもなかっただろうけれど、とにかく、普通に見えて、しかし現代の食卓にはなかなか上らなくなったたぐいのあれこれをおかずにして、楽しそうに食べていた。

僕はお婆さんではないので、だし巻き玉子や胡瓜の酢の物のような塩気の少ないものは、酒の肴としてならともかく、ごはんのおかずにはできない。よって今朝は鰯の丸干しを焼いてもらった。味噌汁は意図して具だくさんにした。そうしてその簡素な朝食を極めて満足しながら食べ終えて、7時15分に仕事場へと降りる。


朝飯 鰯の丸干し、ふきのとうのたまり漬、らっきょうのたまり漬、若布と揚げ湯波と椎茸とキャベツの味噌汁
昼飯 ざるラーメン
晩飯 “Parrot”のクラブハウスサンドイッチ“evodia”家に帰ってからのチョコレート、”Old Parr”(生)


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上澤卓哉

上澤梅太郎商店・上澤卓哉

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