2025.6.20 (金) 麺つゆの作成
グズグズすれば5時になる。5時台の起床は著しい「損した感」を僕に与える。それでも特にふくらはぎのあたりがだるい。自分の中の怠惰な部分が、横になっている時間を先へ延ばそうとしている。しかし「そうだ、麺つゆだ」と、いきなり思い出して飛び起きる。
最高記録はひと晩に3杯、それを除いても週に複数回を食べるほど好きだったラーメンだが、2022年の初冬を境として、これを欲しいという気持ちが消えた。食べものの好みがこれほど急に変わるとは信じがたいことではあるけれど、事実は事実。原因は加齢にあると思う。
僕の昼食は「これ」と決めたらしばらくはそれの続くことがここ数年は多かった。そして2023年の8月からは、夏は素麺、それ以外の季節はにゅうめんが専らとなった。「飽きませんか」と訊かれたときには「朝食はトースとコーヒー、という人のことを考えれば、汁や具の調整ができるだけ、変化に富んでいるとは思います」と答えることにしてる。質問をしたすべての人は「確かに」と納得をしてくれる。
きのうおとといの最高気温は日光でも30℃を記録した。しかし昼食は熱いにゅうめんだった。それはとりもなおさず「つゆ」が無かったからだ。材料は4月のうちに整えてあったものの、今年は5月の半ばを過ぎても気温が上がらず、素麺のためのつゆを作る気は起きなかった。それに加えて麺つゆの作成には「寝かし」も含めて十数時間を要するため、億劫な気持ちが常につきまとうのだ。しかしとにかく最高気温は30℃、である。
麺つゆ作りは2023年から始めて、昨年は6回を重ねた。その6回目に一応の決定版ができたから、今回はそのレシピに従い、しかし今回は水の量を昨年のそれの1.4倍とした。すぐに使い終えては面倒だからだ。
きのうの夜はその水に、昆布と干し椎茸を、やはり昨年のそれの1.4倍の量を計って沈めた。今朝は5時すぎよりその続きに着手し、おばあちゃんの祥月命日の墓参り、そして朝食を挟んで7時25分に麺つゆは完成した。今日の昼の麺つゆには、何も加えず素麺を食べてみようと思う。
朝飯 切り昆布の炒り煮、厚揚げ豆腐と小松菜の炊き合わせ、スクランブルドエッグ、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、メシ、豆腐と若布と玉葱の味噌汁
昼飯 素麺
晩飯 大根おろしとポン酢で食べる牛肉と野菜の鉄板焼き、麦焼酎「こいむぎやわらか」(ソーダ割り)