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清閑 PERSONAL DIARY

2025.6.21 (土) 水の取りかえ

夏至の朝は晴れた。

「夏至って、一年で一番、昼が長くなるんですよね」などと天文に詳しい人に訊けば、彼または彼女は微に入り細を穿って一時間ほども熱弁し、しかし当方は最初の一分ほどで聞き飽きて、以降は生返事をくりかえすばかりになることが分かっているから、そのような迂闊なことは決してしない。

夏至の日のSNSにはかならず、明日からは昼の短くなることを嘆く人が現れる。その気持ちは分からないでもないけれど「夏はこれからではないですか」と、僕は言いたい。梅雨が去れば、光輝燦然とした夏が、どこまでも青い空、どこまでも白い積乱雲と共にやってくるのだ。

深夜便は時間を節約するには便利でも、本来であれば横になって眠っている時間に椅子に座り、更にはジェットエンジンの轟音にさらされているから、どうしても疲れる。昼の便のテーブルに本を開き、時にページを繰る手を休めて機窓から巨大な積乱雲を眺める、そんな飛行機にいつまでも乗っていたい気持ちも最近は起きてきた。

夏を追いかけるようにして行く秋のタイでは、滞在すべき田舎を決めた。ちかくに絶景や旧跡はあっても、時間が勿体ないから出かけることはしない。ほぼ丸一日を、本を読んで過ごすことになるだろう。

梅雨の最中とはいえ気温の高い日が続いている。よって午後は如来寺のお墓を訪ね、きのう供えたばかりの花の水を取りかえる。


朝飯 納豆、冷や奴、生玉子、、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、大根と若布の味噌汁
昼飯 納豆のつゆで食べる素麺
晩飯 めかぶの酢の物、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、なめこのたまり炊、豚肉と菠薐草のしゃぶしゃぶうどん、麦焼酎「こいむぎやわらか」(お湯割り)


美味しいおうちごはんのウェブログ集はこちら。

  

上澤卓哉

上澤梅太郎商店・上澤卓哉

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