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清閑 PERSONAL DIARY

2017.8.28 (月) 舌を焼く

ドイツ大使館の塀が作る日影を伝って歩きつつ南部坂を上がる。有栖川公園の欅の巨木では、少なくとも3種類の蝉が鳴いている。長袖のシャツにネクタイを締めていても、暑さはそれほど感じない。夏は去りつつある。しかし秋でもない。悪くない季節である。

家内の伯母が亡くなったのは、2011年の8月13日だった。通夜は19日に、そして告別式は20日に桐ヶ谷斎場で行われた。この年には6月からある旅行を計画していた。伯母の容態によってはこれを中止する可能性もあったけれど、結局は予定通り、僕は次男と22日発のタイ航空機に乗ることができた。チェンライの寺では伯母に感謝をして、本堂に上がり線香を供えた。

その伯母の今日は七回忌にて、先ずは天真寺のお墓を掃除する。鐘楼の脇から階段を下っていくと、家内の兄嫁が駐車場にクルマを乗り入れようとするところだった。お寺の玄関には副住職が案内に出てくれた。

住職と副住職による法要を終え、ふたたびお墓に戻る。そして線香と、家内の兄嫁が用意してくれた花を供える。

気分も清々しく仙台坂を下り、15年か、あるいはそれ以上か、とにかく長く無沙汰をしていた中華料理屋へ行く。そしてラーメンの、片栗粉の利いたスープのひと口目で舌を焼く。


朝飯 納豆、若布の酢の物、牛蒡と人参のきんぴら、万願寺唐辛子の網焼き、揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、たまり漬「七種刻み合わせ・だんらん」、メシ、豆腐と若布と万能葱の味噌汁
昼飯 「登龍」の酸辛湯皇麺焼き餃子
晩飯 トマトと胡瓜のサラダパンジャガイモと海老の油煮を添えたローストポークお菓子あれこれ“Petit Chablis Billaud Simon 2015”

  

上澤卓哉

上澤梅太郎商店・上澤卓哉

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