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清閑 PERSONAL DIARY

2017.8.29 (火) 徳利

目を覚ましたのは3時台だった。ここで枕の下からiPhoneを取り出し、ウェブニュースを読んだりfacebookで人のコメントに「いいね」などを押していると、60分や90分はまたたく間に過ぎてしまう。よって即、起床する。

おとといときのうの日記を仕上げ、おとといのそれのみ”Word Press”の「公開」ボタンを押す。以降はコンピュータの電源を落とし、読みかけの新書を開く。

食器棚に置いたiPhoneが聞き慣れない音を発する。近づき見ると、北朝鮮がミサイルを発射したとの報せだった。以降、朝食を済ませて仕事場に降りるまでの70分のあいだ、テレビはそれに関連するニュースを報じ続けた。

初更、30年か40年は玄関の飾り棚に置かれ続けてきただろう徳利が今日に限ってはなぜか気にかかり、初めて4階に運ぶ。そして水で洗おうとするも、うまく中に水が入っていかない。中の水も、これまたうまく出て行かない。しかしとにかく乗りかかった舟なので、その徳利に酒を満たし、夕食のお膳に載せる。

丸く背の低い徳利から猪口に酒を注ごうとしても、酒はその狭い口から行きつ戻りつし、一部は口から胴の方に垂れてどうにもならない。「それ、一輪挿しじゃないの」と家内が言う。一輪挿しだとしても、ここから後戻りはできない。干して後は更に酒をつぎ足し、結局は結構な量を飲む。


朝飯 納豆、牛蒡と人参のきんぴら、鰯の梅煮、生のトマト、揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、糸こんにゃくの山椒風味炒め、たまり漬「七種刻み合わせ・だんらん」、メシ、若布と揚げ湯波とオクラの味噌汁
昼飯 「食堂ニジコ」のチャーハン
晩飯 刺身湯波の「朝露」がけ、エノキダケと三つ葉の酢の物、ほうれん草の胡麻和え、銀鱈の西京焼き、塩らっきょう「夏太郎」、「ほまれ酒造」の山田錦と五百万石による大吟醸(冷や)

  

上澤卓哉

上澤梅太郎商店・上澤卓哉

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