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清閑 PERSONAL DIARY

2019.1.28 (月) 塩らっきょう

トンロー、つまりスクムビットsoi55… と書いて、この「つまり」は説明にも何もなっていないけれど続ける。そのトンローのパクソイ、つまりトンロー通りの根元から北へ向かって右側の歩道を往くと、間もなく右手に上出来の骨董屋が見えてくる。

昼ひなかでもその店は入口に鍵を掛けている。しかしドアの取っ手に手をかければ即、奥に控える人が駆け寄って鍵を外してくれる。店の中はまぁ、アリババの洞窟だ。自分には高価で買えない、あるいは大きくて持ち帰れない逸物がほとんどではあるけれど、ひとつ、磁器製の小さな高台が目に付いた。訊けば清代最後期のものだという。

商談が成立すると店の人はその高台を丁寧に包み、それを僕はホテルの部屋で更に、持参したエアクッションにくるんだ。

この器には、いつも塩らっきょうを盛る。塩らっきょうを盛って、これほど似合う器は初めてだ。タイではその後、節約に励んでいるため、その骨董屋には入っていない。前を歩くことはあるものの、いつも脇目で通り過ぎている。


朝飯 大根と豚三枚肉の炊き合わせ、蓮根のきんぴら、柴漬け、塩鮭、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、メシ、トマトとピーマンと揚げ湯波の味噌汁
昼飯 ラーメン
晩飯 冷やしトマト、長芋の「日光味噌のたまり浅漬けの素・朝露」がけキムチ鍋、麦焼酎「ひゅうが晴」(お湯割り)


美味しい朝食のウェブログ集は、こちら。

  

上澤卓哉

上澤梅太郎商店・上澤卓哉

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