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清閑 PERSONAL DIARY

2016.12.25 (日) 鉄道ヲタクではないけれど

来年の春の旅行については、ラオスへ行くことは諦めた。理由はふたつ。

目指すのは田舎である。ところがラオスのどこに自分ごのみの田舎があるかが分からない。あるいは僕を惹きつける田舎がラオスには今のところ存在しない。これがひとつ目の理由。

もしも訪ねたい田舎があれば、そこまではできれば鉄道で行きたい。しかしラオスには、メコン川で隔てられたタイとラオスを繋ぐ友好橋の真ん中つまり国境からター・ナレーンまでの、ほんの数キロメートルしか鉄路は存在しない。これがふたつ目の理由である。

僕の目的地はタイ北部のプレーに傾きつつある。防塁、防壁、一部は環濠により守られた旧市街は、地図を見ただけでそそるものがある。いにしえにはチークの集散したその旧市街にはまた、チークによる古建築が多く残されているという。

おととしの秋にチェンマイで手に入れた藍染めのタイパンツは、それがプレー産であることを白いスタンプで高らかに謳っている。このところ持ち物は増やさないようにしているから買い漁ることはしないだろうけれど、藍染めを施された粗い木綿が風に揺れる田舎の街など、僕にとってはいかにも魅力的である。

羽田を深夜00:20に発つタイ航空機は、タイ時間で朝の4時台にはスワンナプーム空港に降りる。夜明けの入国検査場は混み合っていない。5時すぎにタクシーに乗れば6時ごろにはクルンテープ駅、通称ファランポーンに着くはずだ。

北線の快速は07:00発。プレー最寄りのデンチャイには17:20着。ほとんどが単線のタイの鉄道は、どれだけ遅れるか予想がつかない。夜間、そこから20数キロ離れたプレーまで行くバスが無ければ山中の駅に取り残される。一方、08:30発の特急ならデンチャイに15:53着。しかし3等車を欠く特急にはどうも食指が延びない。

ことし2月のタイ深南部とおなじく、旅先で進退の窮まることを面白がるところが僕にはある。乗るならやはり、07:00発の快速だろう。そろそろ日程を決めなければいけない。


朝飯 ほうれん草のおひたし、千枚漬け、納豆、白菜とベーコンのソテー、豆腐の卵とじ、メシ、油揚げと万能葱の味噌汁
昼飯 「大貫屋」の味噌ラーメン
晩飯 トマトとベビーリーフと玉葱のサラダ「進々堂」のシュトーレンと田舎風パン自由学園男子部35回生のイシキモトオ君からいただいたリンゴによる焼きリンゴ“neu frank”のコンビーフによるジャーマンポテト、同ソーセージのソテー、“Qué bonito cacareaba2013”

  

上澤卓哉

上澤梅太郎商店・上澤卓哉

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