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清閑 PERSONAL DIARY

2019.10.2 (水) 秋について(その2)

味噌、醤油、漬物の製造を継続するための、保健所による6年に1度の査察、また就職を希望する高校生のための入社試験は、僕がタイへ行っているあいだに、長男や嫁や社員により済んでいた。

一方、僕がタイへ行く前に事務室に用意しておいた「秋惜」の書は、一旦、2階の倉庫に片付けられていた。そのとき店舗の入口に掛けられていたのは「鬼灯」で、今やいかにも無理がある。よってタイから帰った先週の土曜日に、それを「秋惜」にかけ替えた。しかしその「秋惜」がこの時期に本当にふさわしいか否かを、僕はつまびらかにしていない。

今朝になって稲畑汀子の「ホトトギス季寄せ」を取り出し見ると、「鬼灯」は秋9月の、そして「秋惜」は秋10月の季語とされていたから、交換は彼岸前より先週末の方が、よほど時宜に叶っていた、ということになる。

ところで明治5年に、それまでの太陰太陽暦が太陽暦に切り替わったときには、俳句を詠む人たちは季語の扱いに大いに困ったことだろう。そして今は気候の変動により、季語と現実とのあいだに乖離が生じている。

本日14時の気温は28度。とてもではないけれど「秋惜しむ」という感じはしない。


朝飯 なめこのたまり炊のフワトロ玉子、揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、揚げ茄子、ほぐし塩鮭、胡瓜のぬか漬け、揚げ茄子と茗荷の味噌汁
昼飯 「大貫屋」のチャーハン
晩飯 ごぼうとレタスと玉葱のサラダ、刻みキャベツとトマトと大学芋を添えたコロッケとメンチカツ、豆腐と豆苗の味噌汁、芋焼酎「宝山」(ソーダ割り)、果物のゼリー寄せ


美味しい朝食のウェブログ集は、こちら。

  

上澤卓哉

上澤梅太郎商店・上澤卓哉

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