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清閑 PERSONAL DIARY

2019.11.28 (木) とちぎ和牛のたまり漬

子供のころ、おじいちゃんが一時期、豚肉の「日光味噌」漬けを作っていた。昭和でいえば40年代の前半、西暦なら1960年代の中ごろと記憶している。この豚肉の味噌漬けは、当時の日本の社会情勢や設備、流通などの関係から、それほど商売にはならなかったようだ。恐らくは、家族で賞味をしたり、ごく親しい方に差し上げるくらいがせいぜいではなかったか。

「日光味噌」ではなく「日光味噌のたまり」を、嫁のモモ君が肉にも使える形に開発したのは、いつごろのことだっただろう。

英語の授業の助手としてロンドンから自由学園に赴任したイニゴー君は、2014年の末から2015年の正月にかけて、ウチに泊まった。そのイニゴー君が2015年の1月2日に、この「たまり」を割り下に使ったすき焼きを尋常ならざる速さを以て、且つ尋常ならざる量を平らげたことが、この日記を遡ると確認できる。ということは、その「たまり」は、遅くも2014年にはできていたことになる。

今回は、その「たまり」にとちぎ和牛(A5ランク)のもも肉を漬け込み、それをウェブショップ限定で販売することにした。肉の選定については、町内の精肉店であるトリヒデさんの助言に従った。価格は120gで3,000円プラス消費税、販売数量は30。発売をお知らせするメールマガジンは、きのうの20時に配信をされた

今朝、事務係のカワタユキさんに確かめたところによれば、8時までにいただいたご注文は26件。30セット目は9時51分に売り切れた。出荷日は12月7日。試食をした長男によれば「薄味で上品すぎるところが気にかかる」とのことだった。

お買い上げくださったお客様の食卓が、今回の牛肉のたまり漬により、より賑やかに、より楽しくなることを、僕は祈っている。


朝飯 スクランブルドエッグ、納豆、大根と豚三枚肉の炊き合わせ、揚げ湯波と大根の葉とじゃこの炒り煮、胡瓜のぬか漬け、しいたけのたまり炊、メシ、若布と三つ葉の味噌汁
昼飯 「むさしの森珈琲」のクラブハウスサンドイッチ、コーヒー
晩飯 刺身湯波の餡かけ、大根と豚三枚肉の淡味炊き、焼き茄子、茹でたブロッコリーを添えた牛肉のたまり漬、しいたけのたまり炊、麦焼酎「むぎっちょ」(お湯割り)


美味しい朝食のウェブログ集は、こちら。

  

上澤卓哉

上澤梅太郎商店・上澤卓哉

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