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清閑 PERSONAL DIARY

2020.3.15 (日) 練習の1日目

きのうの雪をまとった鶏鳴山が、今朝は日を浴びてまぶしく光っている

今月の28日に開業する「汁飯香の店 隠居うわさわ」の、今日は調理と接客の練習の1日目だ。朝から隠居に詰めていた長男が10時30分に事務室に来て、そろそろ準備をするよう促される。今日の僕の仕事は諸々の写真撮影。飲食店の開業、調理、運営に関する指導をお願いしている、宇都宮の和食店「了寛」のタマキノリヒロさんは、朝の8時30分から厨房に入ってくれているという。

ニコンの”D610″と3本のレンズをたずさえて隠居へ行く。先ずはタマキさんに挨拶をし、写真を撮り始める。厨房の中で人を撮るときには広角レンズ、できあがりつつある複数の料理を撮るときには接写レンズを用いる。このレンズの交換が、なかなか忙しい。やがてお客様役の社員が玄関の外に見え始める。

11時30分から5名、12時から3名、12時30分から2名が、次々と訪れる。厨房も忙しければ、接客係のタカハシリツコさんも忙しい。この「忙しいと感じる気持ち」を払拭していくことが今後の課題と思われる。

夕刻にいまいちど隠居へ行く。そして先ずは「杉の間」と名付けられた個室から廊下へ出る障子の敷居に蝋を擦りこむ。それまで簡単に開け閉めできなかった障子は、驚くほど簡単に滑るようになった。先ほどまで開け閉めをするたび不快な音を立てていた厨房の戸は蝶つがいに潤滑油を与えられ、その油が行き渡るとすぐ静かになった。

本日、お客様を務めた社員からは、感想を記した紙が多く届けられた。その中の課題には、明日にも解決できることがいくつもある。明日の朝は、その感想をいまいちど読み直すところから始まるだろう。


朝飯 揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、しもつかり、切り昆布と豚三枚肉の炒り煮、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、メシ、万能葱の味噌汁
昼飯 「汁飯香の店 隠居うわさわ」の一汁五菜膳
晩飯 カレー南蛮鍋、らっきょうのたまり漬、麦焼酎「むぎっちょ」(お湯割り)、チーズケーキ、マンゴーのシャーベット、Old Parr(生)


美味しい朝食のウェブログ集は、こちら。

  

上澤卓哉

上澤梅太郎商店・上澤卓哉

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