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清閑 PERSONAL DIARY

2023.7.27 (木) 少ない理由

鳥は啼き始めているものの、4時10分の東の空は、いまだ明るさが足りない。3時台から明るみを帯び始めた夏至の直後にくらべ、現在の朝は明瞭に、後ろへ倒れている。大体、夏至が6月にある、ということが気に入らない。夏至というからには、夏の頂点に位置すべきではないか。だったら夏の頂点とはいつか。僕の感覚からすれば、それは7月の31日をおいて他にないような気がする。その7月31日には、僕は何をしているか。事務机の左に提げたカレンダーを思い浮かべてみれば、そこには銀行関係のあれこれが書き込まれている以外には、何も無かったはずだ。

5時がちかくなると、部屋の中も明るくなってくる。これに天井の灯りが加われば本が読める。そう考えて読みさしの本を開く。なるほど読めるには読める。しかし更に明るければ、その方が楽だ。そこで食器棚の引き出しから折りたたみ式の読書灯を出し、その助けを借りて数十分ほども本を読む。

僕は活字中毒ではあるけれど、活字への渇望は、コンピュータのブラウザでもスマートフォンでも満たされる。だから家では本はほとんど読まない。にもかかわらず食卓に持ち来た今朝の本は、いま現在の僕と、よほど相性が良い、ということなのだと思う。

5時55分より、1,000円札の新券と並券を交互に重ねて、計20万円の釣銭を作る。そのあいだはテレビをつけてニュースにチャンネルを合わせる。アナウンサーが伝えているのは、きのうに続く全国的な猛暑とFRBの利上げについて。6時10分からは、ふたたび本に戻る。

日中、道の駅「日光街道ニコニコ本陣」の業者用搬入口で、農家の顔見知りと挨拶を交わす。きのうのことを思い出して、現在の、ズッキーニの少なさについて訊いてみる。ズッキーニの旬は夏。しかし暑くて辛いため、自分は梅雨時までで、以降の収穫は止めているとのことだった。しかし胡瓜は棚に山盛りなのである。収穫するときの暑さは、胡瓜も変わらないのではないか。もうすこし情報を集めてみることにしよう。


朝飯 ラタトゥイユ、ジュンサイの酢の物、「なめこのたまり炊」のフワトロ玉子、厚揚げ豆腐と小松菜の炊き合わせ、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬、ごぼうのたまり漬、メシ、オクラの味噌汁
昼飯 「食堂ニジコ」から持ち帰った塩焼き蕎麦葡萄パンのトースト、牛乳
晩飯 蒸した玉蜀黍蕗と胡瓜の佃煮、生のトマト、ジーマミー豆腐、らっきょうのたまり漬、椎茸の網焼きと茹でたブロッコリーを添えたハンバーグステーキ、「松の司2021[R3BY]特別純米」(冷や)


美味しい朝食のウェブログ集は、こちら。

  

上澤卓哉

上澤梅太郎商店・上澤卓哉

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