2025.4.29 (火) こと日本においては
既にして完成している一昨日の日記を「公開」し、きのうの日記を完成させ、上澤梅太郎商店が運営する朝食の専門店「汁飯香の店 隠居うわさわ」へのインターネットを介してのご予約すべてに確認メールをお送りしても時刻は5時45分。空はきのうまでの曇りを脱して遂に晴れた。
午前、仕事の合間を見計らって4階へ戻る。そして牛すじ肉とトリッパを煮るよう、仕事が休みの次男に頼む。牛すじ肉の下ごしらえは、きのう次男が済ませていた。だから以降の調理には、それほどの時間はかからないだろう。
今日は「昭和の日」にて祝日ではあるものの、いわゆる「飛び石」によるものだろう、市中心部の渋滞は、道の駅「日光街道ニコニコ本陣」の入口にすこし見えるくらいのところだ。
昼食を摂るため4階へ戻ると、なにやらインドシナを思わせる香りが応接間から廊下の方まで漂っていた。既にして完成している牛すじ肉とトリッパのトマト煮を、すこしつまみ食いする。トリッパはいまだ固い。それを奥歯で噛みながら、いよいよ圧力鍋を買うことを決める。
夕刻にご来店のお客様より、このあたりに泊まれるところはないかと訊かれ、即、上澤梅太郎商店から半径1.5キロメートル以内を網羅した地図を取り出す。そして小倉町に点在する3軒のホテルや旅館を赤いフェルトペンで丸く囲み、空室の有無はご自分で確かめていただくよう言葉を添えて、その地図を差し上げる。
バックパッカーをしていた頃のことを振り返ってみれば、たとえばインドなら駅前に蝟集する人力車の運転手に頼んで空いていそうなホテルに連れて行ってもらう、ということができる。しかし日本は香港とおなじく、需要に対してホテルの数が足りているとは到底、思えない。地方においては特に、その傾向が強くなる。
宿を確保されないままとにかく家を出てきてしまう、という方は結構、いらっしゃる。しかしこと日本においては、そういう「行き当たりばったり」は避けた方が肉体も神経も楽だと思う。と思うけれども「行き当たりばったり」の人は決して無くならない。まぁ、そういう性分でいらっしゃるのだろう。
朝飯 油揚げの網焼き、納豆、菜花のからし和え、炒り豆腐、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、豆腐と若布と万能葱の味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 レタスとベビーリーフとトマトサラダ、マッシュルームとグリーンアスパラガスとベーコンのソテー目玉焼きのせパルミジャーノレッジャーノかけ、パン、牛すじ肉とトリッパのトマト煮込み、TIO PEPE、WORLD DESCOVERY Cabernet Sauvignon J.LEBEGUE、「久埜」の柏餅