2025.5.6 (火) それは確かにひとつの理想
いまだ夜の明ける前に、上半身は半袖シャツ1枚、足元は裸足という格好でコンピュータに向かう。「エネルギーの無駄づかい」と言われればそれまでだけれど、温風の吹き出す足温器の電源を入れる。空は、きのうまでの晴天から曇天に変わっている。
ゴールデンウイークも最終日であれば、店はおととい、きのうとは打って変わって静かになった。昼食の休憩で社員の数が薄くなる前にホンダフィットを東に走らせ、大谷川を渡ってイオン今市店の駐車場に入る。
今月1日の日記に書いた、100カウントのカディと84番手コットンを織った幅115cm、長さ150cmの布は、早くも翌2日に届いた。それをイオンの1階にあるリフォーム屋「マジックミシン」に持ち込み、その両端にホツレ止めの袋縫いを施してくれるよう頼む。
閉店時間の17時30分が過ぎて以降も、複数のお客様のお相手をさせていただく。日光のコテージにお泊まりという、終業の18時間際にいらっしゃったお客様は「もう、人がいなくて寂しくて」とおっしゃった。僕は大いに驚いて思わず「いやー、きのうまでの、1キロメートルを進むのに1時間なんて混雑より、よほどよろしいじゃないですか」と、ご返事をした。
比較的面積の広い居酒屋やレストランに身を置いたときのことを考えれば、なるほど客が自分ひとりでは寂しく感じることもあるだろう。「周囲は大賑わいの大混雑にもかかわらず、自分だけは自由自在」という環境があれば、それは確かにひとつの理想かも知れない。
朝飯 スペイン風目玉焼き、菜花のおひたし、納豆、胡瓜のぬか漬け、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、蕪と若布の味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 手巻き鮨、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、なめこのたまり炊、「会津酒造」の「凜・本醸造原酒一回火入れ」(燗)、チョコレートのビスケット、Old Parr(生)