2025.6.24 (火) 伊豆治療紀行(37回目の1日目)
「伊豆高原痛みの専門整体院」については、これまでもこの日記にあれこれと書いてきた。「寒いのはイヤ」と、宇都宮から伊東市八幡野に仕事場を移した先生は先月、更に、おなじ伊東市の中でも吉田に転居をした。新しい治療院へ行くには伊豆急行線の伊東駅前からレンタカーを借りるのがもっとも合理的と判断をして、昨月よりこの方法で通うこととした。
1日目は16時の予約にて、治療院が八幡野にあったときより遅い出発で間に合う。家内と乗った特急リバティきぬ122号が下今市を発車したのは10時53分。伊東に着いたのは14時41分。15時に予約しておいたレンタカーで伊東駅から8キロメートルの治療院に着くと、いまだ直前の患者が治療中だった。
家内に先んじて治療台にうつぶせになった僕の両足首、ふくらはぎ、膝の直下と両手で触れていき、次は頭の方へ回って首の両側を押した先生が「大丈夫ですね」と言ってくれると安心をする。その安心とは「今日の治療はそれほど痛まないだろう」という気持ちによる。しかしシャツを脱ぎ、ふたたび治療台にうつぶせになった僕を見おろして「若干、張りが」などとつぶやかれれば、安心は小さな不安に変わる。
背中のツボに押し当てられる、9,000ボルトを発する電子ペンによる痛みは、しかし直前に「あわやギックリ腰」という瞬間を経験した先月のそれよりは、よほど弱かった。とはいえそれを皮膚に押し当てられたときの、まるでお灸のような熱さには、いつまでも慣れない。
一方、膝については昨月のそれより治療に於ける痛みは強かった。もっともそれも、2022年の1月から夏までの、背中はエビのように丸まり、声を発することもできず、額には脂汗が浮かび、脇からは汗がしたたり、吐き気さえ覚える拷問まがいの激痛にくらべれば、いかほどのものでもない。
治療を終え、伊東の市街に戻る途中の18時02分に電話が入る。未知の番号ではあったものの、静岡県から発せられていると思われるその呼び出しに応じると、相手はホテルの人だった。予約時に指定した18時30分の夕食が迫っているため、心配になったのだろう。よって右手の海に目を遣り、これから10分ほどで着く旨を説明して、その会話を終える。
朝飯 菠薐草のおひたし、ベーコンエッグ、納豆、切り昆布の炒り煮、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、椎茸と若布の味噌汁
昼飯 「紀伊國屋」の「国産鶏のやきとり弁当」、国産有機黒烏龍茶
晩飯 「伊東小涌園」の夜の其の一、其の二、其の三、其の四、其の五、其の六、日本酒(燗)