2025.7.5 (土) 祭の準備
「祭の準備」と書けば日本映画ばかりを観ていた学生のころを思い出す。しかし黒木和雄監督による「祭りの準備」を観たかどうかの記憶は無い。1年間に75本も観ていれば、記憶からすっかり失われる作品があっても不思議ではない。そして映画に限らず、記憶から消える芸術作品が、記憶に残るそれより劣っているとも思わない。
総鎮守瀧尾神社が催行する八坂祭に際しての町内の飾り付けは、10時に公民館に集合して行うことになっていた。しかし僕は運ぶものもあったため、9時45分に会社を出た。公民館では自治会長をはじめ役員の数名が、既にして床の掃除や祭壇の飾り付けに取りかかっていた。
町内に巡らせる注連縄は、午後に張る予定になっていた。しかし天気も不安定であれば、午前の内に済ませてしまおうという雰囲気が諸々の作業のあいだに何となくできあがり、それは混み合う店を後にして来た僕にとっても願ってもないことだったから、すぐに賛意を示した。
仕事を休めるのは日曜日のみ、という役員がいたため、本日土曜日の人員は、いつもより少なかった。それに伴って、普段は三人でする日光街道沿いの縄張りを、今日はオノグチショーイチ頭総代と二人ですることとなった。そしてその頭の指導により上澤梅太郎商店の軒下にも、しっかりと美しく縄が渡された。
お祭が行われるのは来週末でも、提灯は明日から出すこととする。店の入口が、それだけ賑やかになるからである。
朝飯 切り昆布の炒り煮、擂り胡麻、塩鮭、梅干、なめこのたまり炊、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」によるお茶漬け
昼飯 「やぶ定」の冷やしたぬき蕎麦(大盛り)
晩飯 “Parrot”のチキンカントリー、“evodia 2021”