2025.7.15 (火) 7月にもかかわらず
起きて食堂に来て、南西と南東に向いた窓をそれぞれ開ける。小雨が降っている。風も強い。台風は北海道の沖に去ったはずだが、気圧はいまだ安定しないらしい。
食卓できのうの日記を書くうち、寒さを覚えてくる。そこで窓を閉め、壁際に置いた足温器を引き寄せ、電源を入れる。
酷暑により記憶はとうに薄れてしまったが、春から5月の黄金週間も含めて、先月のなかばまでは気温の低い日々が続いた。その後は熱中症が話題になる暑さがいきなり始まり「日本に梅雨は無くなった」と言う人さえ出てきた。しかしこのところはなぜか寒い。7月にもかかわらず、である。
出勤してくる社員のため7時40分に事務室のシャッターを上げようとしながら、外で涼しげな音のしていることに気づく。シャッターを天井まで上げ、扉を押すと、犬走りの軒先には複数の風鈴が提げられていた。「いかにも早すぎる」とは感じたものの、僕の仕事のひとつ減ったことは有り難い。
日中は雨風が強くなり、風鈴の短冊は激しく揺れ続けた。ノレンも風に煽られ、その一部は屋根の下から外へと吹き流されて雨に打たれている。よって事務室に取り込み、風が弱くなったら外へ出し、ふたたび屋内に取り込み、ということを繰り返す。
夕刻になって「関東甲信と東北は金曜日に梅雨明けか?」の文字がスマートフォンの天気予報に現れる。日光の畑で採れるらっきょうを塩とお酢だけで漬けた「夏太郎」については、今日も問い合わせの電話をいただいた。蔵出しは明らかに、昨年より遅れるだろう。
朝飯 玉子焼き、隠元豆の胡麻和え、茄子の揚げびたし、切り昆布の炒り煮、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、揚げ湯波と若布とズッキーニの味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 ブロッコリーのバターソテー、クロワッサン、シェパードパイ、鶏もも肉のヴェルデソース、Chablis Billaud Simon 2018