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お買い物かご

清閑 PERSONAL DIARY

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2023.11.9(木) 違和感

木曜日は週のうちでもっとも売上げの少ない曜日として認識をしている。その規則性は、コンピュータをコンピュータらしく使い始めた1990年代はじめの頃に顕著だった。しかし今はどうだろう。更に紅葉狩りの季節である現在は、必ずしも予想通りではない。

店の売上げについては、僕は現金しか見ていないところがある。それは、現金が僕の管理下にあるからに他ならない。しかし家内の関心は、他の支払い方法も含めた全体にある。その家内によれば、今日の全体売上げは、木曜日には似つかわしくない高さだったらしい。

今月の初日から6日まで、日本橋高島屋の催し「味百選」に、長男は出張をしていた。その残務整理の、事務系を除く仕事がようやく終わろうとしている。催しの成績は、昨年に続いて良好なものだった。しかし残されたが課題が無いわけでは無い。来春は粛々と、その課題に取り組む予定である。いずれにしても、それは僕の得意分野だ。

夕食の前に喉に違和感を覚えて水でうがいをする。その違和感は夜が進むに連れて亢進をしてきた。よって過去に処方され、使い切る前に症状が改善したため備蓄に回った薬のうち、カロナール200を4錠服用して就寝する。


朝飯 ウインナーソーセージとブロッコリーのソテーと生のトマトを添えた目玉焼き、納豆、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、若布と長葱の味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 甘唐辛子の網焼き、蓮根のきんぴら、蛸と里芋の煮つけ、夏太郎らっきょう、秋刀魚の塩焼き、麦焼酎「こいむぎやわらか」(お湯割り)、胡桃のお菓子、Old Parr(生)


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2023.11.8(水) いまだ尾を引く夏の暑さ

毎日なにやら忙しい。事務机には郵便物が溜まっていくものの、その封を切ることがなかなかできない。入力を必要としている資料もあるものの、途中で止まっている。その資料はいちど家に持ち帰り、早朝に処理をしようとしたこともあった。しかし手を付けないままふたたび事務机に戻った。どこかで一念発起をしなければならない。

数日前にお客様を連れてきてくださったタクシーの運転手さんによれば、紅葉狩りの行楽客は先の三連休で一段落。後はせいぜい週末が混むくらいだろうとのことだった。しかし今日も、開店から間もない時間にバスのお客様に恵まれた。午後、客だまりで寛いでいらっしゃるお客様に話しかけると、塩原から下ってきた日塩道路の紅葉は、いまだ赤い色が足りないとおっしゃっていた。今年の紅葉は夏の暑さにより遅れているという意見もあれば、見ごろになる前に枯れてしまうのではないかと心配する人もいる。

今年のしその実の収量は例年にくらべて少なかった。今日、耳にしたところでは、大根の生育がまったく良くないという。あちらこちらで目にする大根は確かに見劣りのするもので、一方、価格は例年の5割増しといったところだ。

それでも道の駅や農業協同組合の直売所には、いかにも食欲をそそる野菜が目白押しに並んでいる。大根も、いずれ立派なものが出てくるのではないか。当方の商売としては、そのときを待つばかりである。


朝飯 かやくごはん、菠薐草のソテー、生玉子、「なめこのたまり炊」の大根おろし和え、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、鮭の天ぷらと若布と万能葱の味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 南瓜の煮付け、チーズ、マカロニサラダ細切り人参と細切りじゃがいものバターソテーと茹でたブロッコリーを添えたハンバーグステーキYOSEMITE ROAD CABERNET SAUVIGNON


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2023.11.7(火) 秘宝

その音からすれば、雨の勢いはかなりのものと思われた。時刻は3時54分。すぐに起きれば「得した感」の強い3時台の起床になる。即、身を起こし、床の乱れ籠に前夜から用意してある服を着る。顔を洗って食堂に出ると、時刻は3時58分だった。

試みにカーテンを巻き上げ、窓を開けてみる。雨を横殴りにしている風もただものではない。しかし寒さはまったく感じない。おとといの午後は、急な雨があり、すぐに止み、青空が広がった。その夕立まがいの雨といい、今朝の台風前夜のような風雨といい、まるで夏のような空模様ではないか。

その雨が一掃された9時すぎに、大型バス2台のお客様に恵まれる。僕がお相手をしたおひりに前泊の場所を伺うと「覚えていない」と、その壮年男性は苦笑いをされた。僕も町内役員のバス旅行や業界の親睦旅行、つまり「自動移動装置」に乗せられているときには同じようなものだから、不思議は何も感じない。

昼前に僕宛の荷物が届く。ヤマト運輸の紙袋の中味は月餅の箱だった。その箱には僕の知る限り、香港の九龍醤園まで足を運ばなければ手に入らない百德食品公司の豆板醤と辣椒油が納められていた。

上澤梅太郎商店の法人メールアドレスには別途、僕宛のメールが届いていた。それは過去に僕と薄い交わりのあった方からのもので、そこには先日、香港の中環を散策中に九龍醤園の前を通りかかり、その瞬間、僕の日記にしつこいほど登場する豆板醤と辣椒油のことを思い出して購入に至ったことが書かれてあった。

破損を避けるため幾重にも巻かれた緩衝材を解いていくと、紛れなく百德食品公司のふたつの調味料が現れた。「秘宝」といっても過言ではない。

その豆板醤は、浅ましくもお礼のメールを書く前に、昼のにゅうめんにほんの少しを添えた。そして箸の先でつゆに溶かし、その香りを聞いた。「そう、これ」である。

香港の九龍醤園をはじめて訪れたのは1996年4月。2度目は2000年3月。3度目は2004年3月。以降、この店の調味料とは長く無沙汰をしていたものの、2019年4月に思いがけず、これをいただく機会があった。恐懼、欣喜したことは言うまでもない。

そのわずか2ヶ月後、騒乱の香港に遊んだ先輩がいる。夏はインドネシアでサーフィン、冬はカナダでスノーボードというヤナセヨシヒコさんがなぜ、そのとき香港にいたのかは分からない。「香港では何を買うべきか」と問うヤナセさんからのメッセージに「利工民の金鹿印のシャツ、そして九龍醤園の豆板醤」と僕は答えた。ヤナセさんは早速、滞在していた旺角から海峡を渡り、香港島の狭い坂を上がって九龍醤園に達した。そして僕への土産も含めて豆板醤を買った。しかしここがいかにもヤナセさんらしいところだが、その豆板醤は手荷物にしたため、空港で没収をされてしまった。惜しんでも惜しみきれないポカである。

今回、豆板醤と辣椒油を送ってくださった方は、過去に僕からもらい物をしているから礼は不要とおっしゃる。しかしそういうわけにはいかない。繁忙により荷作りは数日後になるだろうけれど、先ずは発送伝票を作ろうと思う。


朝飯 柿と菠薐草の白和え、トマトのスクランブルドエッグ、ジーマミー豆腐の冷や奴、揚げ湯波と小松菜の淡味炊き、胡瓜と蕪のぬか漬け、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、若布と万能葱の味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 天ぷら其の一天ぷら其の二夏太郎らっきょう、ごぼうのたまり漬、麦焼酎「こいむぎやわらか」(お湯割り)、2種の葡萄アイスクリーム、SMIRNOFF VODKA(生)


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2023.11.6(月) 床と床脇の関係

隠居の床には田崎草雲の「巌菊之図」が掛けられている。コンピュータの一覧表によれば、これは10月15日には下げることとなっている。そして翌16日からは恵比寿講に合わせて羅漢山人の「大黒天之図」を掛けることとある。一方、床脇には現在、乾湿による獅子に乗った文殊菩薩を置いている。床と床脇に人の姿をしたものが重複するのはいかがなものか、その迷いがあって、いまだ「巌菊之図」を下げられずにいるのだ。

「だったら文殊菩薩を下げれば良いではないか」と言われれば、これはひとかかえほどもあり、またすこし触れば表面の金箔が剥がれそうになるため、あまり持ち歩きたくない。「だったらなぜ置いた」と詰められれば「置きたかったから」としか答えようはない。もうひとつは、鉄筋コンクリート製の母屋に置くよりは、伝統家屋の隠居に移した方が長く保つのではないか、と考えたことによる。

一覧表を更に下へと見ていくと、11月16日から大晦日までは柏木弘の抽象作品「UNTITLED 08-III」を掛けるべしとある。とすればいっそ、今からこれにしてしまう手、だろうか。

隠居の室礼を季節に応じて変えることは楽しい。そして床に鏡餅が飾られるまでは、あと7週間。その数字を目にすると、今年もそれほどは長くないことを実感する。


朝飯 ズッキーニとトマトのソテー、スクランブルドエッグ、「なめこのたまり炊」の大根おろし和え、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、若布と長葱の味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 “THE FLYING GARDEN”のマッシュルームサラダ爆弾ハンバーグ(クイーンサイズ)デカンタの赤ワイン家に帰ってからの「久埜」の栗蒸し羊羹、Old Parr(生)


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2023.11.5(日) ルバイヤート集成

きのう注文した矢野峰人訳の「ルバイヤート集成」が、もう届いた。厚紙による封筒の最上部を鋏で切って開け、中味を取り出すと、それはA5版だったから、きのうの日記に書いた「シャツとも上着ともつかないもの」の胸ポケットがいくら大きくても、収まりはしない。

昼食は14時30分より。夕食に障ってはいけないから、このところのにゅうめんではなく、それほど大きくもないパン1個と、食器棚のどこに収まっているか分からない紅茶は避けて、飲物は番茶に牛乳を差した。

食後に分厚い「ルバイヤート集成」を開く。こちらは小川亮作の訳とは異なって、流麗な五七調がほとんどだ。初出は第二次世界大戦前で、読めない漢字も出てくる。

この矢野峰人訳と小川亮作訳を突き合わせみると、他の多くのルバイヤートとおなじく、章立てや並び順が異なっている。矢野峰人訳の「四行詩集」の第二十七歌は以下。

われ若きときひたぶるに
博士賢者の門に入り
高き教えを仰ぎしも
出づればもとの無知にして。

これは、小川良作の訳では以下になるだろうか。

幼い頃には師について学んだもの、
長じては自ら学識を誇ったもの。
だが今にして胸に宿る辞世の言葉は…
水のごとく来たり、風のごとく去る身よ!

小川亮作訳の「ルバイヤート」では、著者による前書きと解説も面白い。矢野峰人訳の「ルバイヤート集成」には、巻末に南條竹則による「ルバイヤートと矢野峰人」、高遠弘美による「幸福なる少数者のために」が収められている。こちらもまた楽しみだ。しかし先ずは、本体の詩を読んでみよう。出先で開くには、ちと重い本だが。


朝飯 鰯の梅煮、生玉子、納豆、菠薐草のソテー、大根と胡瓜のぬか漬け、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、若布とレタスの味噌汁
昼飯 パン、ミルク番茶
晩飯 3種の揚げ茸の噌和え、胡瓜のぬか漬け、夏太郎らっきょう、湯豆腐、長葱と鰹節と「日光味噌のたまり浅漬けの素・朝露」による湯豆腐のたれ、「富士酒造」の「栄光富士鑑評会仕込大吟醸」(冷や)


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2023.11.4(土) もの買う話

1980年代の後半から1990年代はじめにかけての、それはいつのことだったか、とにかく師走に一週間、会社の敷地から一歩も出なかったことがある。年末の需要にお応えをするため、製造現場に缶詰になっていたのだ。そのころの楽しみは、仕事場から館内電話で家内に夕食の内容を訊き、その晩に飲む酒を選ぶことだった。

今は仕事の内容も変わり、週に一度も会社の敷地から出ない、ということは無い。それでも繁忙により気ままな時間が確保できなくなことがある。そんなときには決まって何かを買いたくなる。

稀代の荷物ぎらいにて、合理的なバックパックやショルダーバッグを試すうち、その数は数十個に達した。一方、荷物を減らすことにも習熟をしてきて、今、もっとも気に入っている物入れはショルダーバッグではなく、胸に張りつくような薄いポーチだ。そこから更に進んで、先日はふたつの大きな胸ポケットを持つ、シャツとも上着ともつかないものに目を付けた。

インターネットで服を買う場合、もっとも問題になるのはサイズだ。何年か前にEC関係の研修に出たことがある。そのとき「買う気のしないウェブショップとは」と訊かれて「実際の人間がそれを着ている画像の無い服屋」と答えたことがある。

当該の「シャツとも上着ともつかないもの」を売るページには、それを着ている人の画像があった。身長は170センチとのことで、僕とほぼ変わらない。ただしそのモデルは腕まくりをしていた。それでは袖の具合は分からない。

よってその服屋に質問を送ったところ「袖の長さはジャストサイズといった感じです。長すぎず、短すぎず、ちょうどでした」との返事が戻った。僕は腹の中でニヤリと笑い、更に「ホントかよ」と、これまた腹の中で茶化した。

その「シャツとも上着ともつかないもの」が、きのう届いた。そそくさと箱を開け、袖を通してみたところ、それは見事に「長すぎず、短すぎず、ちょうど」だったから、以降は気分の良さが続いている。

更に今朝は、オマル・ハイヤームの「ルバイヤート」を注文した。岩波新書の小川亮作訳は学生のころに買い、それを見失い、更に買ったら古い方も出てきて現在、家には2冊がある。それから数十年を経て今回は、矢野峰人訳の「ルバイヤート集成」を買い物カゴに入れた。この本の判型は何だろう。「シャツとも上着ともつかないもの」の胸ポケットには、四六版までなら収まると思う。


朝飯 鰯の梅煮、納豆、めかぶの酢の物、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、若布と椎茸と長葱の味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 「コスモス」のトマトとモッツァレラチーズのサラダカツレツドライマーティニ、TIO PEPE


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2023.11.3(金) 文化の日

きのう18時を過ぎるころ、翌日の人のやり繰りや製造現場からの品出しについて、会社の電子会議室に指示や要請を上げたにはワケがある。諸般の事情により、今日の販売係はヤギサワアヤカさんしか出社できないのだ。しかも今日は、今秋でもっとも人出の多いことの予想される3連休の初日である。

開店直後、僕がひとりで店番をするあいだに、ヤギサワさん、事務係のカワタユキさんとツブクユキさん、隠居係のタカハシリツコさんの4名で休憩時間を調整してもらう。販売に常時3名があたれれば、充分とはいえないものの、何とか凌げそうな気がする。

蔵見学を11時にご予約くださったお客様は幸い、その20分前にご来店くださった。そのお客様のご案内を完了すると、時間をずらしつつ交互に取る昼休憩の時間が迫っていた。即、道の駅「日光街道ニコニコ本陣」へ、朝から3回目になる納品へ行く。

「ようやく乗り越えた」と感じたのは17時がちかくなるころだった。明日の人のやり繰りは、今日よりは楽になるだろう。ただしお客様の出は今日よりも早く、その数は今日より多くなるに違いない。


朝飯 鰯の梅煮、巻湯波の淡味炊き、ピーマンの味噌和えを添えた目玉焼き、酢蓮、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、けんちん汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 夏太郎らっきょうカレー南蛮鍋、麦焼酎「こいむぎやわらか」(生)


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2023.11.2(木) 自由に使える時間

昨年の紅葉の時期には釣銭のために、多いときで週に2度の、銀行での両替を要した。今年はそれが週に1度で済んでいる。それはひとえに、この1年のあいだにいわゆるキャッシュレスが進んだためだろう。ただし今年の春ごろから顕著に感じるのは、お釣りとして出て行く1,000札の多さである。

1,000円札の釣銭は、並券と新券を交互に重ねて作る。今日のための1,000円札は、きのうの夕食前に作った。今朝は9時すぎに銀行へ行き、この1週間で溜まった種銭の、5,000円札、1,000円札、100円玉への両替を頼んで帰社した。

昼食は、自分で作っているヒマは無いと踏んで、道の駅「日光街道ニコニコ本陣」への納品のついでに確保した。午後はそれを食べ終えるやいなや銀行へ行き、両替の成った紙幣と硬貨を受け取って戻る。

木曜日の今日は、おととい火曜日の日記に書いたほどは、店は混み合わなかった。それでも明日の釣銭に使うための1,000円札の並券を店から事務室へ運び、それを数えることは、17時を過ぎるまでできなかった。

日中は、しなくてはならないことまでできない忙しさになる。18時を過ぎるころ、明日の人のやり繰り、製造現場から店への品出しについての指示や要請を、社員全員へ向けて電子会議室に上げる。

この時期、自由に使える時間は、僕の場合、未明から早朝にかけてのみとなる。とにかく早寝早起き、である。


朝飯 巻湯波の炊き物、玉子焼き、菠薐草のソテー、胡瓜の塩もみ、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、けんちん汁
昼飯 「カルフールキッチン」の稲荷弁当
晩飯 ブロッコリーのニンニク炒め名前を知らない2種の茸のスパゲティ2種のパンチーズChablis Billaud Simon 2018


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2023.11.1(水) 11月1日のメールマガジン

2021年まで、ウェブショップのお客様には毎年11月1日に、点線以下のメールマガジンを配信してきた。しかし一昨年からは、その仕事を長男や外注SEに任せるようになった。僕は若いころから老害を激しく憎んできた。仕事が自分の手を離れて若い人に移ることには無条件で賛成である。今回はウェブショップのお客様以外にも伝わるよう、文中の数字のみ書き換えて、ここに貼りつける。
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来年(2024年)のカレンダーを、お分けします。

業務日報をコンピュータで付けるようになった1992年から手帳を離れ、現在は「手帳つかわない歴31年」の上澤卓哉です。しかしカレンダーは、やはり必要です。鬼が笑うかも知れませんが、自分の机の左手に、来年のカレンダーを提げてみました。

上澤梅太郎商店のカレンダーは、B4サイズで、昔ながらの、ありきたりのデザインのものです。ただそれだけに…

・予定を書き込むには最適です。
・「大安」「先勝」などの六曜や旧暦、日本の伝統行事を知ることができます。
・筒のように丸めて、またはコピーして持ち運べば、直近の日程管理に便利です。

ご入り用のお客様は、ご注文の際【通信欄】に「カレンダー希望」とお書きください。在庫の続く限り、商品に同梱いたします。

ご注文は以下から、お願いいたします。
http://www.tamarizuke.co.jp/fs/tamarizuke/c/item
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カレンダーはもちろん、ご来店のお客様にもお分けできます。ご入り用のお客様は販売係まで、その旨をお伝えください。


朝飯 榎茸と菠薐草のおひたし、納豆、牛蒡と人参のきんぴら、酢蓮、大根と胡瓜のぬか漬け、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、けんちん汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 チーズ其の一、夏太郎らっきょう、SMIRNOFF VODKAポテトサラダマッシュルームのソテー名前を知らない3種の茸のソテーパン其の一パン其の二レバーペーストチーズ其の二Chablis Billaud Simon 2018



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2023.10.31(火) 10月のみそか

表には金の浮き文字で「大」、裏には磨いた木の枝を集めて「小」の文字とした壁掛けが、応接間の棚に飾ってある。僕が10歳までの茶の間にはおばあちゃんの仕事机があり、この壁掛けは、そのちかくに見えていたように思う。今は「大」の金文字ばかりを表にしているものの、おばあちゃんは大の月には「大」の、小の月には「小」のそれぞれ文字を、律儀に表側にしていた。月末の支払を明確に意識するためのものだったのかも知れない。

今日は10月の晦日である。晦日という言葉は、今では大晦日にしか使われないような気がする。しかしおばあちゃんは普段の月においても、その言葉を頻繁に口にした。「きちんと支払えば、きちんと入ってくる」というお金についての格言を、正しくは何と言ったか。とにかくおばあちゃんは、そのことを知っていたし、肝にも銘じていたに違いない。

さて2023年10月の晦日はとても忙しい1日だった。売上げのうち現金に限れば、おとといの日曜日のそれよりも多かった。販売のパートタイマーであるオバタタキコさんとサイトーミホコさんが16時に帰って以降は、僕がひとりで店に立った。やがて精算を求めるお客様が列を成す。そのうちのお一人は大量のご購入というときに至って遂に、事務係のカワタユキさんを呼びに行く。しかし彼女も取り込み中とのことにて、ふたたび店に戻る。

本日最後のお客様は、定時を過ぎてからのご来店だった。そのお客様と書籍売り場の前で立ち話をするうち、たちまち時間が経つ。3台のキャッシュレジスターを締め、売上げ金と伝票を照合し、更に明後日の釣銭を用意したところで時刻は18時50分。ようよう事務室を後にする。


朝飯 じゃがいもとピーマンの味噌和え、榎茸と菠薐草のおひたし、牛蒡と人参のきんぴら、納豆、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、けんちん汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 「やまだ宴楽」の鯛の刺身ポテトサラダ鶏の梅肉和え、他あれこれ、芋焼酎「三岳」(お湯割り)家に帰ってからのシュークリーム、Old Parr(生)


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上澤卓哉

上澤梅太郎商店・上澤卓哉

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