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清閑 PERSONAL DIARY

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2023.11.23(木) 鬼門

おといの日記の公開ボタンをクリックし、きのうの日記を完成させても、夜が明けるまでには、いまだかなりの間がある。朝の静かな時間は何ものにも代えがたい。この数時間を得るためには、早く寝ることが必須なことは言うまでもない。

写真家なのか、写真学生なのか、写真が好きな人なのか、それは分かりかねるが、3冊の写真集をTikTokuで激賞している人がいた。そのうちの2冊を記憶に留め、今朝はそれを検索した。そしてウェブ上の情報をしげしげと眺めて、しかし買うことはしない。僕の本棚は床から天井までの高さと数メートルの幅を持つものの、写真集のような大きなものを納める隙は、いまやほとんどないからだ。

写真集といえば、行きやすいところとしては、ギンザシックスの蔦屋書店が充実している。ここには手に入れたい写真集が、それこそ汗牛充棟の状態で並び、あるいは平積みにされている。しかし前述の理由にて、やはり見るだけに留めている。もっともそのうち、手に持って帰るのは骨だから、ネット上のどこかで買ってしまう可能性は無きにしも非ずだ。

ここで冒頭に戻る。早く寝るためには、夕食後のうたた寝を避けるため、強い酒は慎む必要がある、しかし先日、偶然に手に入れた、甘味を抑えた佃煮を肴にするとき、これにもっとも合う酒はウォッカ、またはそのアルコール度数をそれほど落とさない種類のカクテルと僕は感じるから、そこのところが鬼門ではある。


朝飯 ピーマンとパプリカとウィンナーソーセージのソテー、納豆、揚げ湯波と小松菜の淡味炊き、茗荷の酢漬け、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、豆腐と長葱の味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 2種の佃煮、SMIRNOFF VODKA、レタスのサラダパン其の一パン其の二と其の三鶏とマカロニのグラタンChablis Billaud Simon 2018


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2023.11.22(水) 野に遺賢はあるか

きのうの日記に書いた墓参りを、午前に家内と果たす。

年ごとに繰り返される規則性のある仕事の忘備には、日本国内では数千人あるいは数百人にしか認識されていないだろう「西式日程管理」が圧倒的に便利だ。僕のコンピュータにもそれは内蔵され、年が明けるたび更新し続けているものの、なぜかあまり使わない。使うのは主に、事務机の左手に提げたカレンダーである。

紅葉狩りの観光客は落ち着き、今日は店舗、事務所とも社員の数が充実している。それに助けられて、今年のカレンダーから来年のカレンダーに、その規則性のある仕事を書き写す。

これまたきのうの日記に書いた、素麺屋のウェブショップを訪ねる。

昨夏は太口と細口のうち、太い方を選んだ。今回は細い方を試してみたい。しかしその細口は、長く売り切れが続いている。この素麺屋からは先日、年末の挨拶が郵送されてきた。そのカタログに掲載されていながら、たった2種類しかない商品の片方が長く売り切れとは、どういうことだろう。

「問い合わせ」のページには大抵、必要事項を入力するためのフォーマットやメールアドレスがあるものだ。しかしこの店のそちらには、電話とファクシミリの番号しかない。よって仕方なく、はるか彼方の徳島まで電話を入れる。相手は呼び出し音が9回鳴ってから出た。

お店の人は、ウェブショップの細口が夏に売り切れたままになっていることに気づいていなかった。実店舗以外のことは、一から十まで人に任せているのだろう。受話器を置いて待つうち折り返し電話があり、今日の夕刻までには売り切れの表示を外してもらうから、夜には買い物が可能になるとのことだった。

終業後、ふたたびこの素麺屋のウェブショップへ行く。当該の商品はいまだ売り切れのままだった。ふと気づいてF5のキーを押す。すると目障りな赤文字は瞬時に消えた。よって即、段ボール箱で届くという5キロ入りの注文ボタンをクリックする。

野に遺賢あり。いや、この言葉は適当ではないだろうか。とにかくデジタルに弱い店の商品には、しばしば優れたものが少なくないような気がする。


朝飯 菠薐草のおひたし、菠薐草の玉子焼き、納豆、里芋の淡味炊き、蕪のぬか漬け、茗荷の酢漬け、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、けんちん汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 「魚登久」の松花堂弁当、他あれこれ、5種の日本酒(冷や)


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2023.11.21(火) いろいろと忘れる

僕の昼食は、しばらくおなじものの続く傾向がある。昨年の師走からは、パンを食べることが多くなった。自前でつゆを作り始めた今年の7月末からは素麺になり、気温が下がり始めるころより温かいにゅうめんに変わって今に至っている。

昨秋に買った5キログラムの素麺が底を突きつつあった今年の盆過ぎに、今度は8キログラムの素麺を買った。その8キログラムが、いよいよ残り数日分のところまで減ってきた。にゅうめんによる昼食はこれからも続けるつもりだから、ふたたび買う必要がある。

そうめんは長崎と徳島の、それぞれの店から交互に買っている。次は徳島の番ではあるけれど、日中は注文することを忘れ、それを思い出す早朝は手元にクレジットカードがないため、やはり注文ができない。そんなことを、ここ数日は続けている。

今日は仕事を終えて4階の食堂へ戻るなり、食器棚に置いたメモ用紙に「そうめん注文」とボールペンを走らせた。そしてそれを、事務所と食堂のあいだをコンピュータを入れて行き来させている手提げ袋に収めた。

忘れるといえばオヤジの、11月20日の祥月命日も、その直前までは頭にあったものの、当日は頭からすっかり消え失せていた。明日はお墓へ行けるだろうか。


朝飯 トマトとピーマンのソテー、茸の素揚げ味噌和え、「なめこのたまり炊」のなめこおろし、納豆、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、若布とズッキーニの味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 里芋と蛸の炊き合わせ、茸の素揚げ味噌和え、菠薐草の白和え、夏太郎らっきょう、茗荷の酢漬け、蕪と胡瓜のぬか漬け、鶏つくね団子刺身湯波の玉子とじ「パリブレスト」のケーキ、Old Parr(生)


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2023.11.20(月) シノノメ

文章は書けていても、最上部に置く画像が得られるまでは日記を更新することができない、ということを今月11日の日記に書いた。この画像については、朝から晩に至るまでまったく忘れている日もあれば、今朝のように、空の色に恵まれて即、食堂の席を立つこともある。

前回、明けつつある空にiPhoneを向けたのは今月4日のことだった。そのときは普段着にトラックジャケットを重ね、ウォッチキャップをかぶった。今朝はオフクロが遺した羽毛のコートを着て、頭にはそのフードをかぶった。今朝のしののめは今月4日のそれよりも色が濃かった。もっとも当然のことながら、目で見た色がそのまま記録をされるわけではない。

ところで「東雲」を漢字に変換せず「しののめ」としたのは、僕とおなじく読めない人がいるといけないと考えたからだ。それはさておき首都の南東端の埋め立て地に戦前「東雲」の名をつけた人の名は残されているのだろうか。戦後、それも昭和の後半に至ってから作られた地名には、いただけないものが少なくない。あるいは荷風が江戸を、三島由紀夫が明治を追慕したように、人は今より昔のあれこれを良く感じるのかも知れない。


朝飯 トマトとピーマンとウインナーソーセージのソテー、里芋の煮物、揚げ湯波と小松菜の淡味炊き、納豆、キュウリのぬか漬け、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、若布と大根の味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 トマトとレタスとアボカドのサラダカレーライスらっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、Old Parr(お湯割り)


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2023.11.19(日) 不思議な感じ

上澤梅太郎商店が運営する朝ごはんの専門店「汁飯香の店 隠居うわさわ」は毎週土曜日、日曜日、月曜日に営業をしている。建物は推定で150年ほど前に作られた住居で、席数は限られるから、すぐ満席になる。よって金曜日の朝には予約をうながすお知らせをfacebookに上げる。そのお知らせに添える画像は過去に保存されたものを使うこともあれば、新規に撮ることもある。

その撮影は、お客様がいらっしゃる前あるいは閉店後に行う。光の限られる今は、朝の方が色の具合は良い。そういう次第にて今日は道の駅「日光街道ニコニコ本陣」への納品の前に隠居へ行き、iPhoneの撮影ボタンに何度か触れる。

それはさておき今日の、上澤梅太郎商店のお客様はいっときにくらべて随分と少なく感じられた。紅葉見物のお客様は毎年、勤労感謝の日あたりまでは続く。とはいえ人々の頭は行楽から離れ、そろそろ師走へ向かいつつあるのかも知れない。

そのような感想を持ちつつ夕刻に至る。すると長男が、キャッシュレジスターのディスプレイを切り替え、それを見ながら、今日の売上げはなかなか悪くないと言う。

閉店後、その数字を自分のコンピュータに記録する。そして多い順に並べてみると、今日のそれは今月の最上部に移った。日中はヒマと感じたものの数字は最高とは、不思議なこともあるものである。


朝飯 じゃがいもと茸の素揚げ味噌和え、生玉子、揚げ湯波と小松菜の淡味炊き、納豆、胡瓜のぬか漬け、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、トマトと若布とズッキーニの味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 菠薐草の胡麻和え、長芋のたまり浅漬け、生のトマト、けんちん汁大根おろしを添えた焼き鯖と焼き鮭、麦焼酎「こいむぎやわらか」(お湯割り、パイ菓子、Old Parr(生)


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2023.11.18(土) 週末

平日にくらべて土曜日は2倍、日曜日は3倍、忙しい。しかし世間の最大公約数として、週末は休日だ。だから諸々の催しは週末に予定をされることが多い。今日は19時から町内の役員会が開かれる。しかし終業の18時を過ぎても明日の準備は続くため、なかなか楽ではない。

役員会の議題は忘年会、餅つき、新年の旅行、東武日光線上今市駅周辺の再開発についての4つだった。最後の議題に関係する資料のうち、日光街道の拡幅は特に興味深かった。計画は昭和30年つまり1955年、実に68年前に公にされたものだという。このような現実は多分、日本全国津々浦々に存在しているのだろう。

帰宅してひとりでのんびり調理をし、ひとりで静かに食事をしようとしていたところに孫のリコとシンが闖入してくる。彼らの相手は幸いにも家内が引き受けてくれた。食事の後かたづけをして入浴し、寝室に入ると、孫がもぐり込んで遊んだらしく、掛け布団が大きく乱れていたから思わず「あっらー」と声が出る。


朝飯 ブロッコリーのソテーとスクランブルドエッグ、「なめこのたまり炊」のなめこおろし、納豆、胡瓜のぬか漬け、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、トマトとズッキーニの味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 牡蠣と穴子の佃煮、SMIRNOFF VODKA、万願寺唐辛子.とトマトのソテー、オイルサーディン、パンチーズChablis Billaud Simon 2018


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2023.11.17(金) 冬の入口

冬が好きという人の「なぜ好きか」は様々だろう。雪のことだけを考えても、雪の夜の静かさ、明け方にゆっくりと走るクルマの音、ガラスの粉のような細かい雪に日の差す様、強風にあおられて横なぐりに吹きつける雪、コートの腕に落ちた雪の明らかな結晶をまじまじと見ている瞬間、それを踏んで歩くときの音、降り方や粒の大きさの時間の経過に従って変わっていく様子などなど。

「冬は朝の早いときがよろしい」と清少納言は書いた。彼女の生活において、朝食は、冬の遅い夜明けからどれほど後に摂られたものだっただろう。いきなり卑近なことになるけれど、冬の朝に空が曇っていたり、あるいは雨が降ってたりすると、朝食の画像の明度や彩度が極端に落ちて、自分としてはいただけない。

きのうの真夜中から降り続いた雨は、昼を過ぎるにいたってようやく晴れた。青空さえ見えはじめたところからすれば、明日は晴れるだろう。

午後、というより夕刻に近い時刻に如来寺へ行く。おととい掃除の業者が入ったお墓の様子を確かめるためだ。お墓は墓石も境界の石も地面の土も、あっと驚くほど綺麗に仕上がっていた。この状態が長く続いてくれれば有り難いところだ。しかし冬には土に霜柱が立ち、春にはそれが融け、夏には苔や草が生え、夕立が土を崩す。それが悩ましいところではある。

らっきょうのたまり漬のうち、下処理が間に合わず蔵出しに制限を設けていた「小つぶちゃん」が、明日からは豊富にお出しできることになった。道の駅「日光街道ニコニコ本陣」のための明日のらっきょうのたまり漬は、普段の倍の量を、包装係のヤマダカオリさんに頼んだ。紅葉狩りのお客様が少なくなっても、週末は相変わらず忙しくて有り難い。


朝飯 穴子の佃煮、「なめこのたまり炊」のフワトロ玉子、揚げ湯波と小松菜の淡味炊き、納豆、胡瓜と蕪のぬか漬け、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、若布とズッキーニの味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 春雨サラダ、ジーマミー豆腐の冷や奴、夏太郎らっきょう「ふじや」から持ち帰った焼き餃子、麦焼酎「こいむぎやわらか」(お湯割り)、“Leson”のチョコレートケーキ、Old Parr(生)


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2023.11.16(木) 伊豆治療紀行(21回目の2日目)

今回のホテルに泊まるのは、昨年の11月に続いて2度目になる。館内の設備や雰囲気に対して宿泊料は安い。ただしきのうはチェックインの際に、朝食はテイクアウト用のそれであることを伝えられた。意外に感じたものの、多分、ネット上で最も安いプランを僕がよく確かめずに予約をしたのだろう。ひとりであれば、どうということもない。

伊豆高原痛みの専門整体院での治療はきのうに続いて安楽なものだった。この調子ならひと月半や2ヶ月を置いても大丈夫と先生には太鼓判を押された。師走は何かと忙しいから、大いに助かる。

からだの状態が良ければ治療にも時間はかからない。城ヶ崎海岸10:29発の伊豆急行上りに乗り、東京には昼すぎに着いてしまった。新橋で昼食を済ませて安い床屋にかかる。以降はコンピュータの入ったザックをコインロッカーに預けて、夕刻まで気楽に過ごす。

別件で銀座に来ていた家内とは17時30分に6丁目で待ち合わせた。はじめ行こうとしていた5丁目の焼鳥屋は大行列。「だったら蕎麦屋だ」と、旧電通通りを渡る。そこからいくらも行かないあいだに、やはり大行列の店をふたつ目撃する。バンコクの「ピンクのカオマンガイ」とおなじく、国境を越えてインターネットでバズったのかも知れない。

6丁目の蕎麦屋は静かだった。そして冷酒を口に含みつつ、大相撲九州場所の最後のところをテレビで見物する。


朝飯 「東急ハーヴェストクラブ伊東」のテイクアウト用朝食
昼飯 「小諸蕎麦」のたぬき蕎麦
晩飯 「よし田」のほやの塩辛揚げ出し豆腐玉子焼き焼き鳥盛り蕎麦、「菊正宗」の「上撰生貯蔵酒」(冷や)


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2023.11.15(水) 伊豆治療紀行(21回目の1日目)

1泊以上の外出にはかならずコンピュータを持参する四半世紀以上も続けた習慣を、一昨年2021年に止めた。生来の荷物ぎらいがより強くなったこと、もうひとつは日記の書き溜めが上手くなったことによる。しかし今回は流石に、そういうわけにはいかなくなった。頭は使わないものの根気だけは要る、そういう仕事に手を付けずにいたところ、きのう遂に、小さなほころびが顕れてしまったからだ。

その仕事はしかし、いちど取りかかってしまえばそれほどの時間も食わず、下今市10:53発の上り特急スペーシアが県南の栃木に着く、11時24分を待たずに完了した。それでも会社にいては、家にいては、このような仕事はなかなかできづらいのだ。

東京駅に着いたのは12時49分。乗るべき東海道新幹線こだま731号は13時57分発だから、時間の余裕は充分以上だ。買ったばかりのおむすびをプラットフォームのベンチで食べても寒さは感じない。

熱海を経由して伊豆高原には16:07着。一方、整体院の予約は17時。駅の待合室で時間を調整しようと考えたものの、ロータリーに駐まるタクシーは1台のみだったため、すぐにそちらを目指して歩いて行く。

伊豆高原痛みの専門整体院に入ると、16時30分の予約がキャンセルになったとのことで、治療はすぐに始められた。先生によれば今日の僕の状態は良好。しかし僕は、9,000ボルトを発する電子ペンをからだに押し当てられるまでは、その良好さに気づかない。具合の悪いときには拷問に等しい痛さだが、今日のペン先は「ただ触れているだけ」の感触だった。

伊豆高原駅の駅までは、街で買い物をするという先生がクルマで送ってくれた。改札口の時計は17時14分。伊東行きの上りは17:17発。今日は何かと、とんとん拍子に事が運ぶ。

伊東の温泉ホテルに宿を取りながら、夕食は東京駅で買った弁当と、伊東駅前のセブンイレブンで買ったカップの日本酒である。そのカップ酒に部屋の電気ポットで燗を付け、心ゆくまでひとりの時間を満喫する。


朝飯 じゃがいもと茸の素揚げ味噌和え、温泉玉子、巻湯波の淡味炊き、納豆、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、根菜と水菜の味噌汁
昼飯 「笹八」の爆弾おむすび、JAWA TEA RED
晩飯 「崎陽軒」の「シウマイ御弁當」、「日本盛」の「超盛300辛口」(燗)、同「鬼ころし」(燗)


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2023.11.14(火) 初冠雪

毎日、毎日、1,000札の並券と新券を交互に重ねて釣銭を作っている。その仕事に取りかかるときにはかならず「まいにち、まいにち」から始まる「およげ! たいやきくん!」の歌を思い出し、腹の中で苦笑いをする。

「およげ! たいやきくん!」は1970年の大阪万国博覧会のころに流行った歌と、これまでは漠然と考えていた。しかしいま調べてみれば1975年、つまりサイゴン陥落の年に出たものだった。その年末から翌春にかけてのスキー場のロッジでは、これがジュークボックスからのべつまくなし流れていたような気がする。

「釣銭を作るような仕事は社員に任せれば良いではないか」と言われれば、このような生産性の低い仕事を社員に頼むわけにはいかないのだ。

さて明日はお墓に業者による掃除が入る。よって日の暮れる前に如来寺へ行く。3日前に供えた白菊は元気なままだった。しかし惜しまずそれを処分し、花立てを洗い、線香立ての周りは水で流す。「なにも毎年はしなくても」と業者は言うものの、夏の嵐の痕跡は綺麗さっぱり拭っておきたいのだ。


朝飯 鮭の焼きほぐし、じゃがいもと茸の素揚げ味噌和え、揚げ湯波と小松菜の淡味炊き、トマトのスクランブルドエッグ、胡瓜のぬか漬け、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、メシ、けんちん汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 柿と菠薐草の白和え、梨と胡瓜の酢の物、刻みキャベツと生のトマトを添えた3種のフライ、夏太郎らっきょう、ごぼうのたまり漬、麦焼酎「こいむぎやわらか」(お湯割り)


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上澤卓哉

上澤梅太郎商店・上澤卓哉

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