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お買い物かご

清閑 PERSONAL DIARY

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2019.12.25(水) さてどうするか

日光方面へお出かけの方に朝食をご提供する「汁飯香の店 隠居うわさわ」は、来年3月下旬の開店を目指している。動態保存されている築150年ほどの建物は、これまでの台所を隣の茶の間まで広げて倍以上の広さとする。その厨房と座敷を隔てる壁は一部を抜いて、料理の受け渡しができるようにする。手洗いは、保健所の基準に合わせて改装をする。着工は今月の9日。その工事がいよいよ佳境に入ってきた。

今日は諸々についての、複数の業者とのすり合わせが予定されている。そのため10時30分より家内や長男と共に隠居へおもむく。僕と家内がもっとも気にしていた、茶の間の南東に面した窓の処理については、早々に結論が出た。よって現場には長男のみ残し、僕と家内は事務室に戻る。

地方発送の受注が限界を超えてきている。受注がそうであれば、商品の製造や荷造りもまたしかり、だ。しなければならないことが、次々と後ろへ延びていく。とはいえ大晦日は間近に迫っている。さてどうするか。

包装主任のヤマダカオリさんには今日も、明早朝の仕事を頼まれた。社員の働きを思えば、いまだ暗いうちに蔵へ降りるなどは、どうということもないことである。


朝飯 納豆、揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、炒り卵、茹でたブロッコリー、ごぼうのたまり漬、広島菜漬け、メシ、若布とレタスの味噌汁
昼飯 ブルーベリーのパン、ヨーグルト、南瓜のポタージュ
晩飯 “Parrot”のパロットサラダ牛たたきステーキHenry Fessy Beaujolais 2016


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2019.12.24(火) 幸運の札

今月10日の日記に書いた次第にて、今日はふたつのテレビ番組でウチが紹介される。ひとつは関西テレビの「よ〜いドン!」で、関西地方のみ9時50分からの放送。もうひとつは日本テレビの「ヒルナンデス!」で、こちらは全国放送で11時55分からの放送。事務室には事務係の3名に、僕と家内の計5名が待機した。

最初の電話は10時35分に鳴った。以降は、受話器を置いてはまた鳴り、ということが13時30分まで続いたところで遂に席を立ち、製造現場に様子を報せに行く。

午後、ウェブショップの状況を見るため、メーラーを巡回させる。すると、まるでタクシーのメーターが高速で回るように、サーバーから注文が流れ落ちてきた。本日のウェブショップ担当は事務係のツブクユキさん。ツブクさんは、配達日を指定されたお客様から順に、受注確認書をお送りすると決めた。そして残業しても確認書をお送りできなかったお客様には、明朝一番にてご返事をするとのことだった。

本日はクリスマスイブ。お客様には、大きなプレゼントを戴いてしまった。年末の超繁忙期に突如として現れた幸運の札には、着実に対応をしていきたい。


朝飯 広島菜漬け、秋刀魚の山椒煮、揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、納豆、煮卵、ごぼうのたまり漬、生のトマト、メシ、揚げ湯波と三つ葉の味噌汁
昼飯 うどん
晩飯 菠薐草のソテーと”neu franc”のコーンビーフ「進々堂」の」2種のパン「鳥秀」の鶏の丸揚げ3種の茸とマカロニのグラタンTIO PEPE(ソーダ割り)、Petit Chablis Billaud Simon 2016、「松之助」のハミングバードケーキ、Old Parr(生)


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2019.12.23(月) すずしかりけり

きのうの夜「和光」へおもむくときには、傘が無くても差し支えないほどの雨が降っていた。宴会を終え、家に戻るまでは、町内神社世話人のアイザワヒロシさんが、僕の頭上に傘を差しかけてくれた。そのときの雨もまた、とても柔らかいものだった。

栃木県の山沿いには雪の予報が出ていた。しかし今朝は、カーテンを巻き上げ、外の様子をうかがうことはしなかった。国道121号線を行くクルマは、路上の水を切る音を立てている。雪の積もっていないことは、見なくても耳で分かるのだ。

東の空には平たく積み重なった雲がある。そのもっとも上、幾重もの帯の薄くなったあたりから、遂に朝日が光を放つ。その、南東へ向けた目を、立って南西に転じてみる。そこではじめて、里山が、白く雪に包まれていることを知る。初雪である。

10時30分、来社した下野新聞政経部のイトーカツユキ記者を、隠居に案内する。そして来春3月下旬に開店予定の「汁飯香の店 隠居うわさわ」についての取材を、長男と共に受ける。


朝飯 秋刀魚の山椒煮、揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、生のトマトを添えたハムエッグ、納豆、広島菜漬け、切り昆布と豚三枚肉の炒りつけ、ごぼうのたまり漬、メシ、豆腐と三つ葉の味噌汁
昼飯 朝のおかずを流用した弁当洋梨
晩飯 レタスと林檎のサラダ「進々堂」のパンあれこれパンに載せるあれこれ豚軟骨と野菜のポトフ、TIO PEPE、Petit Chablis Billaud Simon 2016


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2019.12.22(日) 屋根裏の探索

来年3月下旬の開店を目指す「汁飯香の店 隠居うわさわ」は、明日、新聞の取材を受ける。それまでに、昔からある食器を広く並べたままの座敷を片付けなくてはならない。よって朝の9時より長男と隠居に入る。

これまでの台所は、倍以上に広げて厨房にすべく、現在は工事中だ。隣の茶の間の床板はオタニ建具店のオタニさんにより、既に外されていた。台所の天井板も外されていた。そこから屋根裏にもぐり込み、先日オタニさんが発見したという、まるで流鏑馬の的のような板を、懐中電灯の明かりに捉える。

「こんな巨大な杉の一枚板、今となっちゃ、とてもじゃないけど手に入りませんよ」と賛嘆したのは、今月20日の日記にも名の出たコバヤシハルオさんだった。コバヤシさんの仕事は製材業である。その天井板を踏み抜かないよう梁を伝って、正体不明の何ものかに近づいていく。

板の幅は2尺半、棒の部分も入れれば長さ1間半ほどのものは、果たして破魔矢だった。兜のように切り抜かれた先端は北東、つまり鬼門に向けられている。どこかに上棟の日付があるのではないか、そう考えて明かりを近づけても、描かれているのは模様のみで、墨書は残念ながら認められなかった。

さて、ここまで判明したところで屋根裏から降り、座敷を片づけ、即、店に戻る。

午後は16時より瀧尾神社の責任役員として、各町内の自治会長、神社総代の連なる「お祭を考える会」に出席をするため、今月は小倉町5丁目の公民館へおもむく。18時からは町内役員の忘年会にて、会計係として居酒屋「和光」の戸を引く


朝飯 「なめこのたまり炊」による「なめ玉丼」、らっきょうのたまり漬、南瓜と若布の味噌汁
昼飯 うどん
晩飯 「和光」の其の一其の二其の三其の四其の五其の六其の七其の八麦焼酎「二階堂」(お湯割り)


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2019.12.21(土) 味噌汁は大抵、つねに美味い

3時台に目を覚まし、4時になりかかるころ起床する。この「得した感、満載」の朝の時間が維持されて何日になるだろう。僕はいわゆる目覚ましを使わないから、何時に目が覚めるかは運任せのところがある。

とにかく、早く目が覚めれば一昨日の日記の「公開」ボタンをクリックし、文字のみのきのうの日記に画像を加え、今日の日記も書き上げ、その余勢を駆って、明日の日記の途中までも、こうして書いている。それが一段落したところでいまだ真っ暗な製造現場へ降りて軽く仕事をし、その上、味噌汁の準備までできようというものだ。

冷蔵庫には地元産の菠薐草があった。袋から取り出すと、茎の付け根に泥が目立つ。それを水で軽く流してから根のちかくを切り落とし、更に入念に洗う。葉の一部は格好悪く縮れている。別のところには黒く紡錘形のヒルが貼り付いている。それを摘んで指先で潰そうとしても、まるで菓子のグミのように潰れない。その、エイリアンのような生物を相手に遊ぶことは遂に諦めて、流しの隅に捨てる。

「農薬の使用は、姿が良く【清潔】な野菜を求める消費者にも責任の一端はある」と書いたのは、誰だっただろう。

今朝の味噌汁も、いつに変わらず、大層、美味かった。


朝飯 コールスロー、納豆、揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、切り昆布と豚三枚肉の炒りつけ、秋刀魚の山椒煮、ごぼうのたまり漬、メシ、若布と菠薐草の味噌汁
昼飯 うどん
晩飯 「コスモス」のトマトとモッツァレラチーズのサラダポークカツレツドライマーティニ、TIO PEPE


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2019.12.20(金) 記憶に残る物語

アリは夏の暑い日にも、冬に備えて、せっせと仕事をしました。その横でキリギリスは、歌を歌って遊んでいました。やがて厳しい冬が来ました。アリは夏に蓄えたたくさんのごちそうを食べながら、楽しく暮らしていました。キリギリスはそのころ、ハワイで遊んでいました。

これは僕の好きな落語のまくらで、笑わせてくれたのは錦糸町の師匠こと三遊亭楽太郎あらため三遊亭圓楽だ。

「バブルのころ遊んでた社長、いまひとりも残ってませんからね」と、現在、道の駅「日光街道ニコニコ本陣」の「船村徹記念館」の建つあたりにあった優れた居酒屋「市之蔵」で、コバヤシハルオ元本酒会員は語った。「寂しいねー、バブルのころ遊んでて、今は更に盛ってる社長って、いないの」と、僕は答えたような気がする。

「破滅型で面白い芸人なんていない。いても長続きはしない。安定して面白いのはアスリート型の芸人だけ」とは長男の言うことだ。破滅型でありながら売れに売れた芸人は、今や永六輔や小沢昭一の著作の中にしか存在しないということか。これまた「寂しいねー」と嘆かざるを得ない。

僕に備わっているアスリート的性向といえば、早寝早起きくらいだろうか。まったく無いよりはマシだろうけれど。


朝飯 揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、切り昆布と豚三枚肉の炒りつけ、鰹節を薬味にした冷や奴の「朝露」がけ、納豆、ごぼうのたまり漬、ほぐし塩鮭、メシ、揚げ湯波と胡瓜の味噌汁
昼飯 うどん
晩飯 ビーツとキャベツのスープ「進々堂」のパン洋風総菜あれこれ、ウォッカマーティニ、TIO PEPE、Petit Chablis Billaud Simon 2016、チーズ、Old Parr(生)


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2019.12.19(木) インフルエンザ

年に何度かご来店くださるお医者さんと、先月、立ち話をさせていただいた。その世間話の中で「私はインフルエンザの予防注射は一度も受けたことがない」と、先生はニコニコ笑いながらおっしゃった。専門からして、先生はインフルエンザのウイルスの濃く漂う環境で仕事をされているに違いない。注射より強力な予防法については聞き漏らした。

「インフルエンザ」で小遣い帳を検索すると、僕はその予防注射を、2007、2008、2010、2014、2015の各年に受けている。つまり毎年は受けていない。そしてインフルエンザに罹ったことは、生まれてこのかた一度も無い。早朝に起きて3、4杯ほども飲む緑茶、汁飯香の揃った朝食、手指への頻繁なアルコール消毒が効いているのだろうか。

「子供がインフルエンザに罹ったので休みます」とか「子供が熱を出しました。もしインフルエンザなら、会社には行けません」と連絡してくる社員が一昨日あたりから出てきた。

熱に苦しんでいる子供には、早く回復して欲しい。子供は笑いながら好きなものを食べているのが一番である。


朝飯 切り昆布と豚三枚肉の炒りつけ、納豆、トマトのソテーを添えた目玉焼き、なめこのたまり炊、大根の千枚漬け風、ごぼうのたまり漬、メシ、若布と長葱の味噌汁
昼飯 うどん
晩飯 きりたんぽ鍋胡瓜のぬか漬けと大根の麹漬け、「福禄寿酒造」の「一白水成premium」(冷や)、2種の団子、豆大福、Old Parr(生)


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2019.12.18(水) 門松

9時、宇都宮のイケダ竹店から門松が届く。「世間的におかしくない、できるだけ早い日」と頼んだのは僕だ。

「いかにも早すぎるよー、門松はクリスマス過ぎでしょう」と家内は僕に軽く抗議をした。「そんなの知らねぇ」である。本職が「おかしくない」と判断をしたのだから、それで良いのだ。第一、できるだけ長く飾った方が、1日あたりの単価が下がって嬉しいではないか。お客様の正月気分も盛り上がろうというものだ。

門松の支払いを済ませ、ホンダフィットで宇都宮へ向かう。そして今年のはじめから通い始めたカイロプラクティックで、41回目の治療を受ける。鎮痛剤の服用が欠かせなかった右の背筋痛は、ほぼ100パーセント消えた。左肩の痛みは「ほぼ」ではなく、100パーセント消えた。右膝に悪さをしているらしい、右太股のこわばりに対する荒療治は、今日も行われた。次の予約を来年の1月8日に入れて、会社に戻る。

年末には必ず調子を崩していた家内も、このカイロプラクティックのお陰で今年は元気にしている。多いにありがたい。


朝飯 切り昆布と豚三枚肉の炒りつけ、納豆、ほうれん草のソテーを添えた目玉焼き、ごぼうのたまり漬、大根の千枚漬け風、ほぐし塩鮭、メシ、長葱の味噌汁
昼飯 「CoCo壱番屋」のポークカレー、野菜サラダ
晩飯 “Parrot”のチキンカントリーevodia


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2019.12.17(火) 料理用の酒

晩に飲むためのワインをきのうワイン蔵に取りに行った。扉を開けると中は暖かかった。設定している10℃を気温が下まわってきたのだ。即、その電源を落とす。暑さ寒さも彼岸まで。とすれば改めて電源を入れるのは、来年の3月になるだろう。

ワインは白い方を飲むことが多い。それはとりもなおさず、ウチでは牛肉や羊肉をあまり食べないことによる。洋食は、炭水化物や豚肉や鶏肉によるそれが多くテーブルには並ぶ。いきおい、赤い方は棚に横たわったまま古くなっていく。

赤ワインを長く横にしておくと、やがて澱が溜まる。飲むときには、その澱を瓶の底に沈める必要がある。ところが夕食のおかずは大抵、急に決まる。「夜はステーキ」と聞いてから瓶を立てても、澱は底に沈まない。よってきのうは数本の赤ワインを棚から降ろして床に立てた。次の牛肉または羊肉はいつになるだろう。

夕刻、料理用の酒を切らしたから何か見つくろってくるよう、家内に言われる。ワイン蔵へ行くと、日本酒は飲みさしの1本があるのみで、しかもそれは、料理に使っては勿体ないものだった。その1本を提げて食堂に戻り、しかし家内には手渡さず、取りあえずはグラスに注ぐ。


朝飯 納豆、人参とピーマンのソテー、大根おろしを添えた油揚げの網焼き、マカロニサラダ、ごぼうのたまり漬、メシ、小松菜の味噌汁
昼飯 うどん
晩飯 刺身湯波の「日光味噌のたまり浅漬けの素・朝露」がけ、薩摩芋の天ぷら、なめこおろし、豆腐と湯波と茸の鍋、大根と胡瓜のぬか漬け、「福禄寿酒造」の「一白水成premium」(冷や)、羊羹、Old Parr(生)


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2019.12.16(月) うどんばかりを食べるわけ

このところ昼には家でうどんばかりを食べている。10月は昼に18回も外食をしたにもかかわらず、だ。

11月のはじめ、家の食料品置き場に乾麺を見つけた。以降、同月の8日より、先ずはラーメンの乾麺、続いてうどんの乾麺を煮て食べ続けている。10月の外食の多さに「流石にまずいだろう」と感じたからだ。とはいえ外食が多いとなぜ「流石にまずい」のか、についてはよく分からない。

「オレがヤクザとゴルフしたからって、誰が困るってんだよ」とは、吉田豪が小林旭から引き出した言葉だ。月に18回の昼の外食に後ろめたさを覚えるとは、いかにも小市民らしい。

ところで12月の中日は、ウチでは昔から賞与の支給日と決まっている。102歳まで生きたおばあちゃんには、その晩年に「今月は社員への支払いが2回、あるんだよ、大丈夫かい」と注意を喚起されたことがある。見上げた経営者ぶりである。

そういう次第にて4階の応接間に、先ずはフクダナオブミ製造顧問を呼ぶ。それを振り出しとして、ひとりひとりと面談をしながら賞与の明細を手渡していく。しかし師走には他の用事も少なくない。この仕事には、いまだ数日を要するだろう。


朝飯 人参とピーマンのソテー、マカロニサラダ、納豆、菠薐草のおひたし、なめこのたまり炊、メシ、豆腐と若布の味噌汁
昼飯 うどん
晩飯 マカロニサラダ、TIO PEPE、紅白なますと茹でたブロッコリーと2種のたまり漬によるソースを添えたビーフステーキTriennes Reserve 1996煮林檎、Old Parr(生)


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上澤卓哉

上澤梅太郎商店・上澤卓哉

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