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お買い物かご

清閑 PERSONAL DIARY

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2019.10.29(火) 栃木県で松前漬けの不思議

ウチはオフクロが千葉県、家内は東京都の出身のため、食べたくても作ってもらえない地元料理がある。松前漬けも、そのひとつだ。「松前漬けってのは、その名前からしても、北海道のものじゃないの」と問われれば「おっしゃる通り」ではあるけれど、栃木県ではなぜかこれを、特に年末に作り、年始にかけて盛んに食べるのだ。

この松前漬けが、ウェブショップでの月に1度の限定商品として、きのうメールマガジンで告知をされた。そして長男がひとりで作れると見込んだ50セットは、すぐに売り切れた。なぜ上澤梅太郎商店がこれを売るかといえば、「日光味噌のたまり浅漬けの素・朝露」で漬けるからだ

朝夕に社員が記録するタイムカードの脇には、歩留まりが良かったときの対策として、社員からの注文も受けつける旨の紙が張り出された。そこに真っ先に、自分の名を記す。合わせるお酒は常温の日本酒だろうか、器は勺グラスが似合いそうな気がする。


朝飯 ほうれん草のおひたし、揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、焼き鮭の「日光味噌のたまり浅漬けの素・朝露」漬け、納豆、胡瓜と大根のぬか漬け、メシ、キャベツと万能葱の味噌汁
昼飯 「大貫屋」の五目そば
晩飯 牛蒡と人参のきんぴら、ほうれん草のおひたし、鶏肉と3種の茸の蓮根餡かけ、なめこのたまり炊、新島芋の煮付け、麦焼酎「ひゅうが晴」(ソーダ割り)、ペコちゃんのほっぺ(チョコクリーム)、Old Parr(生)


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2019.10.28(月) 蔵見学はゆっくりと

太田三砂貴という、知能指数188の天才がいるという。ちなみに知能指数が188に達する人は、5億人にひとりの確率でしか生まれないらしい。この天才が、月曜日の22時から放映されているTBSの番組「1番だけが知っている」に出演した際に、戦争と平和を主題としてみずから画いた「逃避」という絵の寄贈先を求めた。

ウチは夕食の際にテレビは点けない。夕食が済めば僕は風呂に入って寝てしまう。よってこの番組については知らなかったが、かなりの人気らしい。とすれば「我こそは」と、絵の寄贈を求めた人や法人も、かなりの数に上ったことだろう。総鎮守瀧尾神社のタナカノリフミ宮司も、そのうちのひとりだった。そしてどのような経緯によるものか、その絵を譲り受ける先として、瀧尾神社に白羽の矢が立てられた。いちばん驚いたのは、宮司本人だったに違いない。

本日は、その贈呈式が行われるとのことにて、13時50分に神社へとおもむく。式には神社のとなりにある今市小学校の高学年、またちかくの並木保育園の年長組も招待をされていた。120号の巨大な「逃避」は、本殿の奥左手に安置をしてあった。椅子は4客が用意してあり、僕はその右端に、僕の左隣には初めて見る太田三砂貴氏が座った。太鼓が鳴って、タナカノリフミ宮司が祝詞を奏上する。玉串奉奠の1番手は太田三砂貴氏、2番手は僕だった。贈呈式は小一時間ほどで完了した。

帰社して即、紺色の背広を仕事着に着替える。自由学園の職員さんご一行のご予約を15時にいただいているのだ。予定よりすこしはやくお見えになった皆さんは、長男の案内により隠居と蔵を見学していただくなど、ゆっくりお過ごしいただいた。なおその最中に更に2台のバスが入って、お陰様で忙しくさせていただく。

今年は残暑が長かった分、日光の紅葉は、いまだ「上の方」で始まったばかりだ。


朝飯 揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、大根の塩もみ、納豆、トマトのソテーを添えた目玉焼き、なめこのたまり炊、メシ、大根と万能葱の味噌汁
昼飯 「食堂ニジコ」のチャーハン
晩飯 マカロニサラダ葡萄と胡桃のパンジャガイモのグラタン茹でたブロッコリーを添えたタンシチューCHATEAU DUCRU BEAUCAILLOU 1982


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2019.10.27(日) 雷雨

2時37分に目を覚まして3時10分に起床する。体調は完璧に回復をした。着替えて食堂に出て湯を沸かし、仏壇にお茶と水と花と線香を供えて後は、既にして完成していた先おとといの日記を「公開」する。それからおとといときのうの日記、そして今日の日記のここまでを書く。時刻は4時20分。深夜から明け方にかけての豊かな時間を知ってしまえば、夜更かしなどはとてもできない。

午後、製造現場を歩きながら雨の音に気づく。その音は、はじめこそ「蕭々」という感じだったものの、いきなり、目に見えない頭上に雷鳴が轟く。「梅雨は雷に始まり、雷に終わる」という。また「海に雷が鳴るころハタハタは来る」という。しかし紅葉の時期の雷は珍しい。

14時50分という時刻からは考えられないほど外は暗い。折しも、道向こうの駐車場に駐まろうとしていたバスが、お客様のことを考えて、こちら側の駐車場に頭を向けている。とはいえこちらの駐車場には乗用車が密集している。取り急ぎウィンドブレーカーを着て傘を持ち、そのバスを待ち受ける。

それでも団体のお客様は、犬走りの庇に接するようにして一時停止したバスから首尾良く、ほとんど濡れることなく降りて戴けた。ふたたび雷鳴が炸裂する。お客様のあいだから悲鳴が上がる。「大丈夫です、このあたりのこういう雨は、15分で止みますから」とお答えをしても、雷がただちに去るわけではない。

季節外れの雷雨は予想した通り、ほんの15分で去った。皮肉なことに、先ほどまでは満杯だった駐車場が、すっかり広々としている。多くのお客様は雨の最も激しいときにいらっしゃって、その雨の止む前にお帰りになったのだ。長男は帰路に着くバスを誘導し、僕は外に出した10本ちかくの傘を回収する。空は、明るさを取り戻しつつある。


朝飯 焼き鮭の「日光味噌のたまり浅漬けの素・朝露」漬け、揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、なめこのたまり炊のフワトロ玉子、納豆、大根と胡瓜のぬか漬け、メシ、エノキダケと万能葱の味噌汁
昼飯 「金谷ホテルベーカリー」のコロッケパン、コーヒー
晩飯 アスパラ菜のおひたし、だし巻き卵、大根と隼人瓜と人参のぬか漬け、漬け鮪豆腐と豚肉の鍋、麦焼酎「ひゅうが晴」(お湯割り)


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2019.10.26(土) 明日は早朝から

平熱に戻っていることはすぐに分かった。腰も、きのうほどは痛くない。とはいえ不調から完全に復活したわけではない。時刻は4時53分。起きて服を着て食堂に出る。そして湯を沸かし、味噌汁の用意をする。外が明るくなるまでに、20分ほどかけてきのうの日記を下書きする。それからの10分ほどで、途中まで書けていた先おとといの日記の、文章のみを完成させる。

7時30分に道の駅「日光街道ニコニコ本陣」へおもむき、売り場の拭き掃除と検品をする。8時前に戻って朝礼に参加をする。残り少なくなっていた「なめこのたまり炊」を道の駅へ納品し、またまた戻って、ちょっとしたメモを包装係のタカクコータロー君に手渡す。以降はきのうに引き続いて仕事を休む。

自宅に大規模なリフォームを施した2013年の秋以降、寝ながら本を読むことはしていない。中身もろとも箪笥を幾つも捨てるような整理を実行して以来、寝台の横に電気スタンドや、それを載せるための台を置くことさえ嫌になったからだ。そうして何もせず布団の中にいて、すこしは眠ったようだ。

舌が荒れている、だから、いまだ食べ物の味はよく分からない。それでも平時の状態にからだを戻すべく、夜は少しばかり焼酎を飲む。その勢いに乗じてウィスキーも飲む。明日は早朝から働くことができるだろう。


朝飯 鶏卵雑炊、梅干、なめこのたまり炊、ベーコンと白菜の味噌汁
昼飯 鶏卵雑炊、3種の佃煮、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」
晩飯 鮭の味噌鍋大根と胡瓜のぬか漬け、芋焼酎「宝山」、チョコレート、Old Parr(生)


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2019.10.25(金) どうしたことか

朝、まぁ僕の場合にはいまだ深夜のことも少なくないけれど、目を覚ました途端に「疲れたー」と発することが週に何度もある。ただし、起きてしまえばそれはすぐに忘れてしまう。以降はほぼ健康な日常のあるばかりだ。

ところが今朝は、すこし様子が違った。時刻は2時35分。どうにも起き上がる気力が湧かない。輾転反側して5時に至ったところで時間に限界の来たことを認め、製造現場に降りて仕事に従う。そして戻って朝食は要らない旨を家内に伝え、ふたたび横になる。

ここ10日ほどは寝室に床暖房を入れている。その暖房により布団が温められて、かなり暑い。もうひとつ、平時とは異なって、仰向けに寝ているだけで腰がひどく痛む。寝台から床暖房のスイッチまでは数メートル。おなじく洗面所までも数メートル。しかしその数メートルの移動が億劫で、暖房のスイッチを切るとか、洗面所にあるタオルを丸めて腰にあてがう、ということが何時間もできない。夕刻に計った体温は38.0℃だった。

「不調のときこそしっかり食べて体力を回復させるべき」とは聞き慣れた養生訓ではあるけれど「食欲の喪失は、食べない方が身のため、というからだからの信号」というもうひとつの説をこの10年ほどは採っているから、夕食は抜く。それにしても「ただ寝ているだけ」とは、非常に情けない状況である。

関東以北に大きな災害をもたらした台風19号の来襲から2週間を経たばかりにもかかわらず、iPhoneで見るウェブニュースはまたまた、ほぼおなじ地域での大雨を伝え続けている。


朝飯 「栃木乳業」の栃木県産とちおとめ飲むヨーグルト
昼飯 “Chez Akabane”の杏仁豆腐


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2019.10.24(木) いちばん好きな時間

「いちばん好きな時間って、どんなときですか」と20代のころに訊かれて「尻のポケットに文庫本を入れて『さぁ、今夜はどこの飲み屋へ行こうか』と考えているときです」と答えたことがある。それから40年ちかくを経ても、その「いちばん好きな時間」が変わらないのは、進歩が無い、ということなのだろうか。

もっとも僕の仕事は居職のようなもので、且つ家で夕食を摂ることを好む。だから僕の「さぁ、どこの飲み屋へ行こうか」には、稀少な機会を愉しむ、ということも含まれているのだと思う。

それが旅先では、来る日も来る日もひとり飲みである。話しかけてくる人はほとんどいないから、本も読み放題だ。正に、盆と正月が一度に来たようなものではないか。

とすれば「いちばん好きな時間って、どんなときですか」と訊かれたときには、今なら「ひとりで海外へ出かけるために、とりあえず地元の駅のプラットフォームで列車を待っているとき」と答えるべきかも知れない。そのときの気分には、高揚も不安もなく、普段と変わらない平坦さがあるばかりではあるのだけれど。

ところで旅先に持参する本は、尻のポケットには入らない。読むべき文字が枯渇しないよう、それらはおしなべて、数百ページから千ページを超える分厚いものだからだ。


朝飯 生玉子、胡瓜のぬか漬け、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、メシ、揚げ湯波と長葱の味噌汁
昼飯 「大貫屋」のオムライス(ケチャップはかけないでね特注)
晩飯 「和光」のお通しのひじきの煮物飛び魚の刺身秋刀魚の塩焼き、もろきゅう、麦焼酎「吉四六」(お湯割り)


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2019.10.23(水) 一喜百憂

このところ、また仕事のため早朝から製造現場に降りる日が増えてきた。前日の夕方に社員からそれを頼まれると、僕はiPhoneに目覚ましを設定する。この目覚ましは、目を覚ますために鳴らすものではない。「今朝は仕事がある」ということを思い出させるためのアラームである。

今朝も食堂でいきなりこの音を聞いて「おぉ、そうだった」と、食器棚の電波時計に目を遣る。そしてきのうの日記を書いていたコンピュータを閉じ、席を立つ。

このところようやく、日光を訪れる自家用車や観光バスの数が増えてきた。増税や大型の台風により鈍っていた消費に対する欲求が、徐々に回復してきたのかも知れない。しかし楽観はできない。商売は一喜一憂の繰り返しだ。あるいは、あの柳井正の書いた本の題名が「一勝十敗」であるところからすれば、僕などは一喜百憂あたりが実際のところかも知れない。

下今市と新鹿沼のあいだに流れる黒川の鉄橋が壊れて東武日光線が不通になったこともあって、鬼怒川温泉では予約の8割がキャンセルになった旅館もあるという。せめてこれから年末年始にかけての天気は晴朗であってほしいと思う。


朝飯 胡瓜のぬか漬け、なめこのたまり炊、エノキダケと三つ葉の酢の物、大根おろしを添えた油揚げの網焼き、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、メシ、揚げ湯波と三つ葉の味噌汁
昼飯 「ふじや」の餃子ライス
晩飯 「食堂ニジコ」の煮奴皮蛋海老春雨鶏もも肉の唐揚げソース焼きそば麦焼酎「二階堂」(お湯割り)


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2019.10.22(火) 徐々に復旧

「すべての荷受けを停止」から「クール宅急便の荷受けのみ停止」を経て「荷受けはするものの、お届け日、お届け時間帯の指定は不可」となっていたヤマト運輸が、きのうあたりからは「お届け日、お届け時間帯を指定されても約束に応じられるかどうかは配達先の状況による」というところまで復旧してきた。

これを受けて今日からは、お客様が望まれるまま、お届け日とお届け時間帯を記した紙を荷物に貼ることとした。もちろん、それが厳守される保証は無いと、お客様にはお伝えをしている。

それにしても「過去最大級の」とか「未曾有の」という言葉を伴う大雨が、ここ数年は毎年のように続いている。そしてこの大雨が、このところは「むかしから災害の少ない場所だったけれど…」と住民の言う場所にまで及びはじめている。我が栃木県日光市今市地区も、1949年に発生した今市地震を除けば災害の少ない地域だ。しかしこれからは、何が起きるか分からない不気味さを感じないわけにはいかない。

台風19号により不通になっている東武日光線は、10月24日に全便が復旧するという。とても、とても、有り難い。


朝飯 蓮根のきんぴら、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、ピーマンのソテーを添えたベーコンエッグ、納豆、胡瓜のぬか漬け、メシ、ジャガイモと三つ葉の味噌汁
昼飯 朝のおかずを流用した弁当
晩飯 ほうれん草と海苔のおひたし、生のトマト、胡瓜と人参のぬか漬け、ごぼうのたまり漬、豚汁、「福光屋」の「加賀鳶純米大吟醸藍」(冷や)


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2019.10.21(月) 熱量の使い途

電話でご注文をくださりながら、遂に、どの商品をいくつ買うべきか決められず「かけ直します」と、保留をされたお客様がいらっしゃった。よって事務係のツブクユキさんには、このご注文のメモを手渡しつつそのことについて言葉を添えた。すると「私も今日、おなじようなご注文を承りました」と、未完成の発送伝用を見せてくれた。

ここで「迷う」ということについて、僕とツブクさんとのあいだで会話が発生した。

僕は、即断即決をして後悔することが多い。ツブクさんは逆に、迷いに迷って決めた結果に後悔をすることが多いと笑った。その笑いとは、僕にしてもツブクさんにしても、まぁ、自嘲を含んだ笑いである。

「後悔するくらいなら、そもそも決めるという行為をしなけりゃいいじゃねぇか」と言われれば、人は、ものごとを決めなければ生きていくことができない。あるいは、生きていくということは、次々とものごとを決めていく行いの積み重ねである。だから、決めるという行為をしないわけにはいかないのだ。

と、ここまで書いて「何もしないということをする」と同じ要領で「決めないということを決める」という生き方はあるだろうかと考えてみる。

たとえば、着るものは朝、自分以外の誰かが用意をしてくれる。その服はすべて、自分以外の誰かが買ったもの、という人がいる。この人は「着るものを決める」という行いから解放されている。あるいは「メシは出てきたものを食う」という人がいる。この人は「食べるものを決める」という行いから解放されている。他のほとんどすべてに対しても、特段の興味は持たない。

むかしも今も英傑たちは、こうして「決める」ために費消する熱量を省きつつ、ここぞというときには大きな決断をした、あるいはしているのかも知れない。


朝飯 蓮根のきんぴら、ほうれん草の胡麻和え、納豆、巻湯波と人参と隠元豆の炊き合わせ、エノキダケと三つ葉の酢の物、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、メシ、揚げ湯波とキャベツとトマトと万能葱の味噌汁
昼飯 「セブンイレブン」のサンドイッチ、牛乳
晩飯 刺身湯波、巻湯波と隠元豆の炊き合わせ、鯛の漬け、豚肉と人参とピーマンのソテー、胡瓜と隼人瓜のぬか漬け、芋焼酎「宝山」(お湯割り)、ナッツのケーキ、Old Parr(生)


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2019.10.20(日) “Prisoner of Love”

普段は宅急便で納品している卸先の一部に現在、自社便で配達をしている経緯は、きのうの日記に書いた。そしてきのうの朝の、長男との宇都宮行きは、今日の予行演習だった。JR宇都宮駅に隣接する商業施設「パセオ」の開店時間は8時。そして地元百貨店の商品陳列も、8時には始まる。上澤梅太郎商店の始業時間は8時だから、この配達に社員を頼ることはできない。

本日、長男は「屋台まつり」に町内青年会の一員として参加をする。家内は隠居で朝食の会の調理と接客に当たる。本日の配達は、否が応でも僕ひとりでこなさなくてはならない。すぐに食べ終えられるよう、朝のおかずは少なくしてもらった。

06:46 きのうの夕刻に検品した商品を冷蔵庫からホンダフィットに積んで会社を出る。時間の余裕は充分のため、高速道路は使わず日光街道を南下するも、当然のことながら、一般道では信号が赤になるたび止まらなくてはならない。その「モッサリ感」に嫌気がさして、13分後に大沢I.C.から日光宇都宮道路に乗る。

日光宇都宮道路を降りて、今度は宇都宮北道路に乗る。明け方までの雨に濡れた路面が、朝日を受けて眩しく光る。太陽は左右のサンバイザーのあいだにあって、その直射を避けることはできない。東に連なる低山はおしなべて、朝のもやに煙っている。

07:26 JR宇都宮駅の駐車場に入る。
07:38 駅ビルの商業施設パセオの物産店「宮源」さんに納品を完了
07:46 パセオの駐車場を去る。
07:53 福田屋百貨店宇都宮店さんの駐車場に入る。
08:09 納品を完了して駐車場を去る。

クルマのスピーカーから”ASAP”の”Prisoner of Love”が聞こえてくる。神保町の岩波ビルの上階にあった英会話教室で、ある日、牢屋に入れられている人を何と呼ぶかと、エリザベスという英国人の綺麗な先生に訊かれた。僕はすかさず”desperado”と答えた。先生は唇の両端をすこし上げて笑った。正解は”prisoner”だった。「何だ、それでいいのかよ」と、僕はしばし呆気にとられた。40年ほども前のことである。

08:57 帰社して即、今度は道の駅「日光街道ニコニコ本陣」の、自社用の冷蔵ショーケースに、できたばかりの商品をお納めする。「忙しくてよろしいですね」という話ではない。物流を担う各方面の、できるだけ早い復旧を願ってやまない。


朝飯 生玉子、塩昆布、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、メシ、かき揚げとオクラの味噌汁
昼飯 「大貫屋」のキムチタンメン
晩飯 ほうれん草のおひたし、「屋台まつり」の会場で買ってきた鶏の唐揚げとポテトフライ、薩摩芋の甘煮、大根おろしを添えたハンバーグステーキ、トマトとエノキダケとかき卵のスープ、ABSOLUTE VODKA(ソーダ割り)


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上澤卓哉

上澤梅太郎商店・上澤卓哉

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