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お買い物かご

清閑 PERSONAL DIARY

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2020.9.5(土) 朝食調製法

上澤梅太郎商店が運営する朝ごはん専門店「汁飯香の店 隠居うわさわ」は、週のうち土日月に開かれる。この3日間においては、家内はひとりそそくさと朝食を済ませ、早い時間に予約を戴いていれば5時すぎに、そうでなくても6時前には隠居に入る

僕は、社員の出社する時間から逆算をして、自分の朝食の準備にかかる。味噌汁のだしは、きのうのうちに準備ができていることもあれば、その朝に一から始めることもある。そのあたりについては、8月30日の日記に書いた

汁飯香の器を除けば、用意する器は4客。冷蔵庫には何かしらが入っている。その何かしらで器を満たせば、それで朝食の完成である。汁が熱く、飯が温かければ、それ以外のすべてが冷えていても、どうということはない。

10時に外注SEのシバタサトシさんが来る。シバタさんには、おととい新しくしたiPhoneの、諸々の設定をしてもらう。前世紀から自前のウェブページを持つ僕を、さぞかしデジタルに詳しいものと、誤解をする人がいる。僕はハイパーテキストの読み書きが少しばかりできるくらいで、コンピュータについてのほとんどすべては本職任せである。

夜、嫁のモモ君の揚げた茄子の天麩羅を食べながら「夏は茄子とピーマンばかりを食べて過ごしたいな」と、思わず言葉が漏れる。「今のうちに食べておかなければ」である。


朝飯 揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、茄子とピーマンの味噌煮、生玉子、納豆、らっきょうのたまり漬、ごぼうのたまり漬、メシ、なめこの味噌汁
昼飯 茄子とピーマンの熱い汁で食べる冷や麦
晩飯 カジキマグロの煮付け、牛蒡と人参のきんぴら、胡瓜とキャベツのヌーベル漬物、茄子と舞茸の天ぷら、「渡邊佐平商店」の「日光誉純米吟醸夢ささら」(冷や)、ドーナツ、Old Parr(生)


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2020.9.4(金) 静かに聞く

「早起きは三文の得」ということばは海外にもあるのだろうか。僕は、この格言は片手落ちと思う。得をしようとすれば夜なべと早起きの両立が必要ではないか。いわゆる「寝る間を惜しむ」というやつだ。僕は早起きでも、寝るのも早い。とんだナマケ者である。

いわゆる夜型なのだろう、ひとりの「友達」がある夏の朝に「今は5時台から明るいんですね」とfacebookに上げた。僕はすかさず「3時台から明るいですよ」と返した。「夏は夜」と清少納言は書いた。「夏は朝でしょう」と、こんなところに引用してはマックス・ローチには申し訳ないけれど、僕は強く”insist”したい。

立秋以降、だから1ヶ月ちかくも前から、その夏の朝が徐々に失われていくことが寂しくてならない。今朝は3時すこし前に起床した。3時50分、この日記を書きながら、窓の外に目を遣る。東の空に明るみは皆無だ。上半身をすこし傾けて、空の高いところに視線を移す。僕を見おろすようにして、金星が黄色い光を発している。「だったら今日は晴れか」と、すこし安心をする。

社員が各々の現場を片づけ、掃除をし、仕事から上がろうとする夕刻に冷蔵庫に入る。そこには本日、農家から届けられるなり流水で洗い、水を切って塩と混ぜ合わせたしその実が、大きな桶に収まっている。その、生のときにくらべれば隨分と落ちついた香りを静かに聞く。しその実の買い入れは、14日まで続く。


朝飯 生のトマト、豆腐の玉子とじ、揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、納豆、ごぼうのたまり漬、メシ、キャベツと若布の味噌汁
昼飯 「ふじや」の冷やし味噌ラーメン
晩飯 浅蜊の味噌汁、春雨サラダ、塩漬けらっきょう「夏太郎」、獅子唐の炒りつけ、水餃子、麦焼酎「二階堂」(ソーダ割り)


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2020.9.3(木) 泣く泣く買うiPhone

iPhoneの容量の不足が引き起こす諸々の不具合については、外注SEのシバタサトシさんに、先月の31日に応急処置をしてもらった。しかしそれはあくまでも応急のものであり、翌日からはまた、アプリケーションが開かないとかバックアップ不能などの障害が再発した。よって容量充分のiPhoneを新たに買うべく、きのう街のドコモショップに予約を入れた。

すると数時間後に同ショップのサイトーさんから電話が入った。希望する機種を訊かれて64GBの黒いSEを指定すると、在庫は128GBに限られるという。クルマの排気量と同じく、僕は「必要以上のサイズ」を好まない。64GBのものが入荷するまで待つこととして、予約は一旦、帳消しにした。

ところがしばらくするとまたサイトーさんから電話があって、64GBの黒いSEが明日の午前に入荷することが分かった、だから予約は復活させると告げられた。僕はその幸運に喜んだ。

予約した時間は今日の15時30分だった。担当のオーシマさんは、知識の広さと根気の良さを以て、反応の極端に鈍くなった6s Plusと格闘した。そして見事、先月18日にバックアップされた内容を、そのまま新機に移すことに成功した。要した時間は2時間20分。

こうして僕は、真新しいSEを手に入れた。しかし4年のあいだ使った旧機も、いまだ新品同様である。よってこちらはシムをフリー化して、海外専用にしようと思う。


朝飯 焼き鮭、納豆、大根おろしを添えた茄子のソテー、刻みオクラの鰹節かけ、生のトマト、ごぼうのたまり漬、メシ、大根の味噌汁
昼飯 「大貫屋」のオムライス(ケチャップはかけないでね特注
晩飯 揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、冷や奴、ポテトサラダ、うずら豆、豆腐となめこの味噌汁ケチャップスパゲティとグリーンアスパラガスの網焼きを添えた豚ロース肉の「日光味噌赤だし」漬け焼き、TIO PEPE、樹上完熟により市場には出まわらない「秋沢農園」の梨


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2020.9.2(水) しその実

きのう帰宅して通用口から中に入ると、あたりには紫蘇の香りが漂っていた。その香りに触れて「もう来たんだ」と驚いた。

一般の人は、しその実といえば、刺身につまとして添えらてるものくらいしか目にする機会はないかも知れない。その小さな実を穂から指で梳き落としたものを、ウチはたまり漬の原材料として、地元の農家から買わせていただいている。

あの小さな実を10キロ20キロと溜める、地味で根気の要る仕事を日本人はいつまで続けられるだろう。そういう危惧もあって、このところはできるだけ長く買い付けるようにしている。そして今年はその期間を9月1日から14日までの2週間と定めた。しかしまさか初日から、蔵の中をその香りで満たすほどの量が届くとは思わなかった。それゆえの「驚いた」である。

午前、しその実を持ち来る人たちに、今年の出来について訊いてみる。中に「先月の25日あたりだったらちょうど良かったね」という人がいた。5月の低気温に長梅雨が追い打ちをかけ、その後は日照りが続いたことにより、今夏の農業はなかなか難しかったという。そしてその日照りを待ちかねたようにして、しその実は一気に穂を延ばしたという。来年は、きのう今日に来た方々から作柄を教えてもらいつつ、買い入れの時期を決める必要があるだろうか。

一方、実験のため家庭菜園に紫蘇を育てている製造顧問のフクダナオブミさんによれば、自身の畑のそれは、いまだ収穫の適時には至っていないという。おなじ市内とはいえ、作物の状況は様々だ。

台風9号に続いて大型の10号の接近を、テレビの天気予報が伝えている。これ以上の打撃を日本の農業に与えないでくれと腹の中で唱えながら、そのテレビの画面を凝視する。


朝飯 小松菜のおひたし、納豆、「なめこのたまり炊」のフワトロ玉子、胡瓜とオクラの酢の物、人参のきんぴら、ごぼうのたまり漬、メシ、キャベツの味噌汁
昼飯 「大貫屋」の冷やし中華
晩飯 厚揚げ豆腐の網焼きオクラかけ、薩摩芋の蜜煮、モロヘイヤのおひたし、人参のきんぴら、鰆の西京焼き、しょうがの昆布漬け、塩らっきょうを薬味にした納豆、「渡邊佐平商店」の「日光誉純米吟醸夢ささら」(冷や)、梨と葡萄


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2020.9.1(火) 東京観光

大森駅のプラットフォームから、興味をそそる景色が垣間見えた。よって西口を出てそちらの方向、つまり右へ歩いてみた。池上通りから線路際に階段を降りたところに、いかにも昭和を彷彿させる飲み屋街があった。調べたところ、地元の人はここを「地獄谷」と呼んでいるらしい。

先週の土曜日に続いて、ウィステリアデンタルクリニックで奥歯の神経を抜く、今日は2日目である。この治療は1日で終わらせることもできるが2日をかければ完璧と聞き、僕は迷わず後者を選んだ。予約は11時30分。下今市09:05発の上り特急では、この時間に10分ほど遅刻をする。よってその1本前の07:45発に乗り、大森には10時すぎに着いた。

「地獄谷」の散策、駅ビル内の本屋での本の物色、喫茶店での本読みを経て、11時25分に歯科医院の扉を押す。そして大井町のソーマ先生が「天才」と絶賛する治療を完了させて、12時13分に外へ出る。

午後の遅い時間に浜松町の北口に至る。そこから西へ歩くと、東京タワーと六本木ヒルズが同時に見渡せた。都心にあっても、このあたりの空はいまだ広い。そしてすぐ左手にあるもつ焼き屋に入り、しばしカウンター活動にいそしむ。


朝飯 舞茸と獅子唐の天麩羅、胡瓜とオクラの酢の物、「なめこのたまり炊」によるなめこおろし、人参のきんぴら、グリーンアスパラガスの焼きびたし、ごぼうのたまり漬、メシ、揚げ湯波と小松菜の味噌汁
晩飯 「秋田屋」のあれやこれやそれや、他あれこれ、「高清水」(冷や)


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2020.8.31(月) 15.8GB/16GB

僕は、iPhoneには音楽も動画も保存しない。よって2016年6月に現在の6s Plusを手に入れるとき、容量は最低の16GBを選んだ。ことしの6月より、朝食の動画を撮るようになった。すると、ストレージがどうのこうのと、これまで見たこともかなった警告が、画面に頻繁に現れるようになった。

撮った動画は、外注SEのカネヒラケンジさんに手渡すため長男がChatworkに上げれば即、ローカルつまりiPhoneからは削除する。それでも警告はたびたび現れる。きのうは80秒を撮ることにしている動画を、実際には60秒しか撮ることができなかった。そして今朝、異変は起きた。

facebookのアイコンをタップすると、facebookは開きかけるものの、フワリと消えて、画面は元のホームに戻る。メッセンジャーもしかり、他のアプリケーションにおいても同じ現象が起きる。ウチは、wifiは事務室と店にしか飛んでいない。よって早朝に自宅でこの日記を書くときなどは、iPhoneを使ってインターネットにアクセスをする。それも今朝からは、できなくなった。

「iPhoneストレージ」を見ると「使用済み:15.8GB/16GB」と出ている。よってその下に表示されているアプリケーションのうち「無くてもいいや」と思われるものを片端から削除していく。しかしいかんせん、グラフを見ればもっとも容量を食っているのは「その他」だから、目で認められるものをいくら消しても「使用済み」の数字は微減しかしない。

「困ったときはシバタさん頼み」の、地元外注SEのシバタサトシさんは、午前のうちに来てくれた。そして朝、僕が削除してしまった「連絡先」つまり電話帳をどこかから取り戻した上、どうにかiPhoneの機能を生き返らせてくれた。シバタさんによれば、現状に鑑みれば16GBの容量はいかにも少ないという。

スキーの道具を、毎年、新しいものに買い換える同級生がいた。新しい機種が出るたび、iPhoneを買い換える人がいる。そのような人の経済観念と僕のそれは、明らかに違う。4年前に買った6s Plusは、ほとんどデザリングにしか使わないこともあって、いまだ新品同様である。「参ったなー」である。


朝飯 焼き鮭、納豆、夏野菜の揚げびたし、胡瓜とオクラの酢の物、小茄子の塩漬け、ごぼうのたまり漬、メシ、キャベツの味噌汁
昼飯 4日前の夜のおかずによる弁当
晩飯 牡蠣の燻製ポテトサラダ「らっきょうのたまり漬」を添えたカレーライス、Old Parr(ソーダ割り)


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2020.8.30(日) 味噌汁調理法

朝の味噌汁は、煮干しでだしを引いている。なぜ煮干しかといえば、扱いが簡単だからだ。「だしパックの方が簡単だぞ」と言われれば、簡単すぎても面白くないのだ。便利そうなものに限って不便、ということもある。

煮干しを使う際には生臭さを避けるため、先ずは頭と内臓を取り除けと料理の本には書いてある。僕はそれをしない。産地と質を選べば臭いは気にならない。

煮干しの量については「水1リットルに対して30グラム」あたりの説明が多い。僕の場合、水が1リットルなら煮干しは重量にして100分の1の10グラムで充分だ。これまた煮干しが上質であれば、その量で何も問題はない。

夜、必要な量の水を小鍋に入れ、重量比にして100分の1の煮干しを投入する。翌朝は、その鍋から煮干しを取り出して、だし引きは完了である。夜に準備をし忘れたときには、朝、おなじ割合の水と煮干しを水から煮立て、沸騰したら煮干しを取り出す。両者をくらべると、前の晩から用意しただしの方が、圧倒的に美味い。

夜は大抵、酔っている。だしの準備は忘れがちだ。今朝もまた、煮干しを投入したばかりの水を煮立ててだしを引いた。味噌の量は「ちょっと足りないかなぁ」くらいがちょうど良いと思う。


朝飯 牛肉のすき焼き風、納豆、「なめこのたまり炊」の冷や奴、焼き鮭、小茄子の塩漬け、ごぼうのたまり漬、メシ、トマトと若布の味噌汁
昼飯 茄子とピーマンの冷や汁で食べる冷や麦
晩飯 キャベツとベーコンの味噌汁「しその実のたまり漬」を薬味にした冷や奴茄子の味噌炒りプリックナムプラーと謎の調味料で食べる2種の焼売トマトと胡瓜とレタスのサラダ「紅星」の「二鍋頭酒」(生)樹上完熟により市場には出まわらない「秋沢農園」の梨


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2020.8.29(土) 「部分的には」

藤島泰輔と聞いてその顔がすぐに浮かぶのは、僕より上の年代に限られるだろう。この人の、同人誌などに発表されたものを除けばいわば処女作を、なぜ手に入れたかについては忘れた。

この小説が、僕の生まれる数ヶ月前に世に出たとき、著者は23歳だった。内容からすれば、驚くべき早熟ぶりである。序に三島由紀夫は「部分的には巧すぎるぐらゐ巧い」と書いている。この「部分的には」に、僕は三島の嫉妬を感じる。それほどに上手い。特に第二章の「激情」と第四章の「疑惑」には圧巻のものがある。その、文章が読み手に強いる緊迫感に、僕は庄司薫の「赤頭巾ちゃん気をつけて」を思い出した。

と、ここまで書いて、高等学校に通うころに読んだ「赤頭巾ちゃん気をつけて」をamazonに検索してみた。帯の賛は、三島由紀夫によるものだった。不思議な合一である。

そしてきのうは本文を、今日は解説を読み終えたその「孤獨の人」を棚に戻し「次はどれにしよう」と、いまだ手を付けていない本を物色する。


朝飯 スクランブルドエッグ、オクラのおひたし、冷や奴、厚揚げ豆腐と小松菜の淡味炊き、ごぼうのたまり漬、メシ、揚げ湯波とキャベツの味噌汁
昼飯 胡麻のつゆと「なめこのたまり炊」で食べる冷や麦
晩飯 スーパーマーケット「かましん」で柵300円だった鰹によるサラダ「鳥秀」で500グラム500円だった牛すじ肉と玉葱のトロトロ煮のリガトーニ樹上完熟により市場に出せなかった「秋沢農園」の梨のシャーベットPetit Chablis Billaud Simon 2016


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2020.8.28(金) 合理的な考え

右下のいちばん奥、40年以上も前に抜いた親知らずの、ひとつ手前の歯が、今年の春ごろから異常を来した。具体的にいえば、口をゆすげば水でもお湯でも沁み、また菠薐草のおひたしなど、柔らかいものでも、これを噛むと痛みを覚えるようになった。

それは、時あたかも新型コロナウイルスによる非常事態宣言の最中のことだった。よって、かかりつけの、ソーマ歯科室のソーマ先生には「東京に行ける環境になったら、即、診てください」とメッセージを送った。以降、当該の大臼歯には、できるだけ負担をかけないようにしてきた。

大井町のソーマ歯科室へ行けたのは、それから2ヶ月半後の7月下旬だった。

僕の噛む力は数百人にひとりの強さであり、それに加齢が重なって、歯に目に見えないほどのひびが入っている、それが神経に障っているのだろう、神経を抜き、セラミックのクラウンをかぶせることが現状では最上の治療法と考えられる、大臼歯の神経を抜くには、顕微鏡によるマイクロサージェリーという方法を用いると、治療成績は格段に上がる、そしてその名人は大森にいる、よろしければ紹介をする、というのがソーマ先生の意見だった。

その勧めを耳にして僕は、東京大学の名誉教授で皇室医務主管だった金沢一郎が、明仁天皇の心臓の手術には順天堂大学の天野篤を指名したことを思い出した。「第一人者に任せる」という、それは合理的な考えだ。

大森の駅の西口から外へ出ると、目の前は池上通りだった。道は、海抜10メートルほどの高台の直下に、南西へ向けてゆるやかに延びている。その風景から、僕は湘南のどこかの街に、海水浴にでも来たような気分になった。

ウィステリアデンタルクリニックには10時15分に入った。入念な治療を受けて外へ出たのは12時10分だった。「大森では何を昼飯にしようか」などと呑気に考えていたものの、麻酔はいまだ効いていて、口には水さえ含めない。

昼食を摂らないまま新橋で床屋にかかり、お茶の水でカイロプラクティックにかかる。本日、奥歯を治療をしてくれたサトーヒロノブ先生には「酒は飲むな」とは言われなかった。よって北千住で少々の飲酒活動をしてから東武日光線の下り特急に乗る。


朝飯 3種のおむすび、豆腐と若布の茗荷の味噌汁
晩飯 「ささや」のあれやこれやそれや、他あれこれ、チューハイ、それを濃くするためのナカ


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2020.8.27(木) 誰もこれを買っていない

何日も前から、食堂に渋沢栄一の伝記らしいものがある。ビジネス書のたぐいだろうか。

僕には何か学習障害のようなものがあって、ビジネス書は読めない。もうすこし詳しく書けば、「本は遊びで読むもの」と、脳が認識をしているらしい。利益や向上や効果を求めて本に向かうと、目は文字を追うものの、そして指はページを繰るものの、頭には何も入ってこない。そしてようやく最後のページに辿り着いて「やれやれ」となるのだ。

今朝は、数日のあいだ身近にありながら手を触れなかったこの本を開いてみた。すると案に相違して、それはビジネス書ではなかった。放蕩を好む長男を廃嫡したとか、しかしその本人は妻妾同居をしていたとかいうことも書いてある。サノシンイチ、サノシンイチ、サノシンイチと、著者の名を反芻してみる。するとこの人による「沖縄 だれにも書かれたくなかった戦後史」を、数年前にバンコクで読んだ記憶が浮かび上がった。

だったらこれも読めるだろう。いま読んでいる本は、明日には読み終えるかも知れない。よって明日の次に電車に乗るときには、これを手提げ袋に入れていこうと思う。


朝飯 納豆、牛肉のすき焼き風、ジャコ天の網焼き、生のトマト、小茄子の塩漬け、ごぼうのたまり漬、メシ、若布と揚げ湯波と長葱の味噌汁
昼飯 「食堂ニジコ」の冷やし中華(大盛り)
晩飯 厚揚げ豆腐と小松菜の淡味炊き、オクラと胡瓜と茗荷の酢の物、枝豆刻みキャベツとトマトとキウイのサラダを添えたメンチカツ、ABSOLUT VODKA(ソーダ割り)、葡萄


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上澤卓哉

上澤梅太郎商店・上澤卓哉

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