2018.7.28(土) 珍しく効くサプリメント
ここ数年のあいだ、facebook上のコメントをきっかけとして商品を買う機会が増えてきた。そのコメントは常に、その商品を売る人の宣伝によるものではなく、その商品を使っている人の書き込みによる。
ひと月ほど前には「若いころから疲れて、疲れて、立っているなどはとてもできないから、立食パーティにも出られなかった」という人が「これを飲むようになって以降、自分は一般の人と同じほどに動けるようになった」と画像を上げていたサプリメントを買ってみた。それが届いて飲んでみて、数週間が経つけれど、僕には効かない。というか、考えてみれば、僕は「疲れて、疲れて、立っているなどはとてもできない」人間ではないから、そのようなものを摂取する必要はもともと無かったのだ。大笑いである。
それからしばらくして、今度は「朝、起きた途端に疲れている」という人のための、睡眠の質を向上させるサプリメントというものを、またまたfacebookで目にした。実は僕は、1日の中でもっとも疲れを感じるのが、目覚めたときなのだ。そしてこのサプリメントも、懲りずに注文してみた。
おととい届いたこれを、その晩に早速、飲んで寝た。翌朝27日に目を覚ましたときの実感は「なるほど、疲れていない」だった。きのうの夜も、このサプリメントを飲んだことは言うまでもない。今朝は4時前に目が覚めた。そのときの気分も「やっぱり疲れていない」だった。
これは僕だけに起きる現象なのかも知れないけれど、効果の実感できるサプリメントは珍しい。今回のサプリメントの難点は、ビタミン剤などにくらべて値段が高いことだ。買ったのは1ヶ月分。以降も買い続けるかどうかは「飲まなくなったら、またまた朝の疲れがぶり返すのか否か」を確かめてから決めようと思う。
朝飯 ジーマミー豆腐の冷や奴、納豆、ほうれん草の胡麻和え、炒り豆腐、人参と蓮根のきんぴら、ごぼうのたまり漬、めんたいこ、メシ、溶き卵とロメオレタスの味噌汁
昼飯 「ニジコ」の冷やし中華
晩飯 「魚登久」のう巻き、鰻重、漬物、肝吸い、「片山酒造」のカストリ焼酎「粕華」(生)
2018.7.27(金) 行っていない旅行の決算報告
ウチに栃木県の指定文化財3点のあることは、むかしから知っていた。昨秋、この所在を確かめるため、市から2名の職員が来た。よってその3点、それは脇差しと拵え、そして、この脇差しとは関係のない鐔であるが、それを彼らの前に差し出した。このような品物は、代が変わると行方不明になる例が多いのだという。
この3点について、今度は所有者の変更を行うとのことで、ふたたび市から、今度はそのための書類が届けられた。これには繁忙に紛れて1週間ほど手を触れないままででいたものの、いつまでそのままにするわけにもいかない。
記入用紙に目を通すと、専門家に確かめなくては記入のできないところもある。即、担当者にウチまで来てもらう。そしてその紙をあらかた文字で埋めたところで、またまた筆が止まる。所有者の変更年月日には、いつの日付を入れるべきか。
調べてもらったところ、ここには前の持ち主の財産分割協議書が作成された日が記入されるという。そういう次第にて、市の職員にはいちど帰ってもらい、オヤジの財産分割協議書を探し、ようやく書類の完成したところで、足労をかけて申し訳ないことだけれど、もう1度、担当者に来てもらう。オヤジが亡くなって13年。このような手続きが必要とは、つゆほども知らなかった。
18時に店が閉まり、3台あるキャッシュレジスターを締めると時刻は18時20分。ここから大急ぎで、町内役員が親睦のため積み立てている通帳と、あらかじめ作っておいた、今月21日から22日にかけて行われた旅行の決算書を複写して8部を作る。この旅行に僕は参加をすることができなかったけれど、会計を預かる者として、決算報告はしておいたほうが良いだろう。
その決算書の入った封筒を持って日光街道を下る。そして8名分の席を予約した居酒屋の戸を引く。
朝飯 ほうれん草ともやしの切り昆布和え、納豆、人参と蓮根のきんぴら、温泉玉子、炒り豆腐、ごぼうのたまり漬、メシ、浅蜊と万能葱の味噌汁
昼飯 ラーメン
晩飯 「和光」の刺身の盛り合わせ、焼き鳥、漬物の盛り合わせ、他あれこれ、麦焼酎「二階堂」(ソーダ割り)
2018.7.26(木) すこし鳥肌
与世山澄子の名は佐野眞一の「沖縄 誰にも書かれたくなかった戦後史」で知った。彼女のアルバム”INTERLUDE”をamazonから取り寄せて聴いてみた。
あのボブ・ホープが「アメリカに連れていく」とまで力を入れていたという、そしてマル・ウォルドロンとの二人組によるアルバムまで出している、更にはジャズ通の柳家小三治が沖縄まで聴きに行き、帰ってからは思い出すたび泣くという与世山の歌の良さについては、僕には分からなかった。しかし「バックのピアノは上手めぇな」とは感じた。
ケースからライナーノーツを引き出し読むと、ピアニストの名は南博とあった。どこかで聞いた名前だ。そしてハッとした。南博とは、あの「白鍵と黒鍵の間に」を書いた南博ではないか。ここで僕は、すこし鳥肌を立てた。南博の書いた本は読んでいても、ピアノは聴いたことがなかったのだ。
未明にコンピュータを立ち上げ、amazonの中をしばらく逍遥してから南博の”Like Someone In Love”を注文する。CDは、今月中には届くらしい。
朝飯 ピーマンと人参の炒りつけ、金目鯛の煮こごり、揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、納豆、ごぼうのたまり漬、煮昆布、メシ、トマトと揚げ湯波と長葱の味噌汁
昼飯 冷や素麺
晩飯 ほうれん草ともやしの切り昆布和え、人参と蓮根ときんぴら、炒り豆腐、空心菜の豆味噌炒め、生のトマト、揚げ物あれこれ、トマトハイ
2018.7.25(水) 山賊の酒盛り
「オレはグラスにしてちょうだい。ジョッキはどうも、山賊の酒盛りみたいで…」と、ある会食の席で真ん中に座った人が言った。「それでは皆さん、とりあえず生ビール、ということで」と幹事役がにこやかに宣言をした直後のことだ。「なるほど、山賊の酒盛りか、上手いことを言うな」と、僕はいたく感心をした。
僕は夏でもビールはほとんど飲まない。それでもたまには気が変わって飲むこともある。そのようなときにはやはり、ジョッキはできれば避けたい。あの縁の厚さが、酒の美味さを減じせしめるのだ。下から4分の1のあたりに星のマークの付いたチューハイグラスでさえ、縁の厚さが気にかかる。ビールに限らず酒はほぼすべからく、縁の薄い器で飲みたい。
何年か前にバンコクのチャルンクルン通りでステンレス製のコップを買った。薄い縁が外側にすこし広がっていて飲みやすい。もうすこし小さければ完璧と思わないでもない。しかしコップを氷で満たす癖のある僕には、これくらいの容量がちょうど良いのかも知れない。
「縁の厚さにはうるさいことを言いながら、金属製については平気なのか」と問われれば、なぜかそのあたりは許容ができる。「割れない」というところも金属製の持つ美質である。
海外へ旅に出る際には大抵、このコップを持参する。そして地元の焼酎をソーダで割るのだ。ところで今夜は家にいるものの、ふと興趣がわいて、このコップを使ってみた。ソーダで割った安い焼酎は、しごく美味かった。
朝飯 めんたいこ、胡瓜と水茄子のぬか漬け、なめこのたまりだき、ごぼうのたまりづけ、煮昆布によるお茶漬け
昼飯 「カルフールキッチン」のおむすび弁当、「日光HIMITSU豚のフリーズドライ豚汁」に薬味として刻んだ茗荷を加えた味噌汁
晩飯 スパゲティサラダ、煮込み豆腐、胡瓜と水茄子のぬか漬け、日光産のらっきょうを塩と酢だけで漬けた「旬しあげ生 夏太郎」、「寶酒造」の「タカラモダン」(ソーダ割り)、桃、「久埜」の麩まんじゅう
2018.7.24(火) 契約の更改
月末まで1週間ほどに迫ったころからiPhoneの通信速度が極端に落ちることは、数ヶ月前の日記に書いた。その速度の低下は、パケット通信の容量を使い切ったことによる速度制限に違いない。6月は海外に10日以上も出るから、この速度制限は起きないだろうと踏んで、何もしなかった。きのうは列車の遅れにより病院の予約時間に間に合わない事態に遭遇し、iPhoneの乗り換え案内に頼るうち、その速度制限が発生した。
パケット通信の容量を上げる必要があるとは、だから数ヶ月前から考えていたことだ。そして本日、遂に地元のドコモショップを訪ねる。
これまでのパケット通信は「データLパック(大容量)」で、容量は8ギガバイト、料金は6,700円だった。係から教えられた、新しい「ウルトラデータLパック」の容量は20ギガバイトで、料金は驚くことに、今の契約より安い6,000円になっていた。ドコモのサービス内容を頻繁に調べていなければ、このようなことは分からない。
いわゆる「ガラケー」の時代に地下鉄銀座線の車内で携帯電話を落とした。そのことを僕は、所轄の上野警察署からハガキが届いて初めて知った。紛失しても気づかないほど、こと通話に限っては、僕は携帯電話はほとんど使わないのだ。
その通話について、5分以内の通話なら月にどれだけ使っても1,700円の「カケホーダイライトプラン(スマホ/タブ)」に、これまでは入っていたらしい。それを今日は、基本料金980円、30秒の通話ごとに20円の料金が発生する「シンプルプラン(スマホ)」に改めた。
{1,700円(以前の基本料金)ー980円(新しい基本料金)}÷20円(30秒あたりの通話料)
の式で計算をしてみると、ひと月の通話が18分間を超えない限り、新しい契約の方が安くなる勘定だ。こちらから先方に電話をかけて月に18分以上も会話をするなどは、僕には考えられない。iPhoneはほとんど、ブラウジングかデザリングにしか使わないのだ。
詳細は省くが、更に他の部分でも今より料金の安くなる契約を交わしてドコモショップを去る。来月から、いまいましい速度制限は、もはや発生しないだろう。ひと安心、である。
朝飯 ジーマミー豆腐の冷や奴、ピーマンと人参の炒りつけ、トマトのスクランブルドエッグ、揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、明太子、昆布とじゃこと山椒の佃煮、ごぼうのたまり漬、メシ、揚げ湯波と万能葱の味噌汁
昼飯 「ふじや」の冷やし中華
晩飯 ほうれん草と海苔のおひたし、ひじきと梅干しと白胡麻のふりかけ、うずら豆、金目鯛の煮付け、「松葉屋本店」の「北信流純米大吟醸」(冷や)
2018.7.23(月) 手術前検査
今日は白内障の手術を前提とした検査が、今月17日に初診をしてもらった眼科である。眼科の最寄り駅は東武野田線の七里、先方から言い渡された時間は9時30分だ。
新橋駅の2番ホームに8時20分に上がると「川崎駅での急病人の搬送により、ダイヤはおおむね20分遅れ」のアナウンスが流れていた。よって京浜東北線の6番ホームに移動をする。しかし遅れているのは、こちらもおなじだった。
赤羽駅まで来ると時刻は9時28分。ここでようやく、これまで話し中だった眼科に電話が通じる。遅れる旨を伝えると「どうぞ、お気をつけていらっしゃってください」と、受付の女の人は優しく返事をしてくれた。結局のところ、眼科に着いたのは10時15分だった。
検査は2時間ほどで終わった。眼科で出してくれた処方箋を持って、50メートルほど離れた薬局を目指す。瞳孔を開くための目薬を差されているため、ひどく眩しい。どれほど眩しいかというと、地面のアスファルトが雪のように見える。その真っ白な地面が太陽の直射を受けて、まるで競技場の照明のように強烈な光を発するのだ。とてもではないけれど、目を開けてはいられない。目の前に手をかざし、指と指の、1ミリほどの隙間から前方をのぞき見しつつ歩く。これでクルマの来る道を渡るのだから、危ないことこの上ない。
下り特急リバティが下今市に着いた14時40分になっても、その眩しさは、いささか弱まったとはいえ続いていた。目を細めつつ自転車のペダルを踏んで帰宅する。そしてシャワーを浴びてシャツを着替え、即、仕事場に降りる。
朝飯 「ガスト」の朝のブッフェ
昼飯 「カフェトーブ」のポークカレー
晩飯 揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、ジーマミー豆腐の冷や奴、ピーマンと人参の炒りつけ、鰆の西京焼き、水茄子のぬか漬け、ひじきと人参と白胡麻のふりかけ、明太子、「松葉屋本店」の「北信流純米大吟醸」(冷や)
2018.7.22(日) OA大会
普段は東京はじめ日本、あるいは海外の各地でMGを開催する西研究所が開く行う大きな催しのうち、春いまだ浅いころに神奈川県で開かれるのがMGフェスティバル、そして盛夏に東京で開かれるのがMG学会、そしてOA大会だ。OA大会とは稀代のデータベースソフト「マイツール」による事例発表である。
きのうとおなじ9:30開場、10:00開始とばかり思って9時35分に会場のドアを押すと、本日の司会進行役であるテシマヨーさんの開会の挨拶は既に始まっていた。
本日の発表者および、その主題は以下。
1.「みんなで作るMQ管理」 ニシヨーコさん
2.「マイツールで請求書作成」 フジタノリヨシさん
3.「作業日報(手書き)をマイツールに!」 ヌマオケンタさん
4.「移動平均から変化を掴みMQ改善へ」 イワオカタカオさん
5.「PQ主義からMQ主義へ」 ダイテンマサオさん
6.「マイツールを使って自社のStrac2計画」 ヤマダトシカツさん
7.「マイツールによる給与計算」 コイズミサトシさん
夕刻ちかくにすべての発表が終わると、参加者全員に投票用紙が配られた。そこには自分が考える本日の最優秀の発表番号、そしてその理由が書かれるようになっている。すべての用紙が回収されると、ニシジュンイチロー先生と5名の審査員は、集計をするため別室に消えた。その結果は以下。
銅賞はヌマオケンタさん。社員さん各自による手書きのメモを、彼のお母さんが別紙に転記して早出、残業、現場ごとの作業日報を作成、それを電卓で集計して給与を算出していたものを、一気にデジタル化させた。使うソフトがマイツールだけに、省力化だけでなく、蓄積されたデータにより様々なことが結果として見えてきた、つまり1粒の飴玉が、実は2度も3度も甘かった、というところが痛快。
銀賞はコイズミサトシさん。コンピュータを使わない社員さんにも楽に入力できる仕組みにより、タイムカードを廃し、これまではほぼ1日がかりで行っていた給与計算を、その数分の1に縮めることに成功した。誰にでも使える点、社員さんが入力をすると、即、それがV型ファイルにバックアップとして保管される点が秀逸。
金賞はヤマダトシカツさん。多くの契約農家から旬の野菜や果物を消費者に直送する業態における、リスク管理と予算、この予算はMGを学ぶ者だけに売上げではなく、荒利総額を達成する仕組みの発表。考え得る様々な要因を入力しながら来年の数字をできるだけ精密に予測し、1年後にはその数字を達成する仕組みの構築。ご本人は「気がおかしくなるほどの作業」と言っていたが、その作業は実は、楽しさを伴うものではなかったか。吉田兼好の「あやしうこそものぐるほしけれ」である。
会場での交流会は、18時にお開きになった。参加者のほとんどは、きのうと同じく、ちかくの居酒屋に流れて更に交流を続けるだろう。日光から参加したヌマオケンタ君が銅賞に入賞となれば、そして会場には日光のヌマオアキヒロさんはじめウチの長男や次男も来ていることからすれば、僕もまた一緒に飲むべきだろう。しかしきのうの日記に書いたと同じ理由にて、ひとり新橋に戻り、きのう入れたボトルの消費活動をする。
朝飯 「吉野家」の牛丼、味噌汁、生玉子、お新香
昼飯 「OA大会」会場のお弁当
晩飯 「まこちゃん」のガツ刺、白菜キムチ、もつ焼きあれこれ、梅胡瓜、「寶酒造」の「タカラモダン」(ソーダ割り)
2018.7.21(土) MG学会
金曜日は銀座で夕食、土曜日は大井町で西研究所の「MG学会」に出席、日曜日はおなじく大井町でおなじく西研究所による「OA大会」に出席、というのが今週末の日程だ。本郷三丁目が最寄り駅の甘木庵には帰る気がせず、新橋に宿を取った。
9時30分に大井町駅前のきゅりあんに入る。本日の参加者は58名。本日の発表は以下。
10:00 「Y理論と創造」 オータヒデユキさん
11:30 「上澤商店の経営」 ウワサワユーキさん
14:00 「三方よしの経営とは?」 ミヤモトマサカズさん
16:00 「会計革命」 ニシジュンイチロー先生
17時からは会場で交流会が始まる。その時間を気にして、ニシジュンイチロー先生の講義の最中から感想文を書く人がいる。僕もまぁ、そのひとりだ。常道としては、感想文はすべての講義が終わってから書くべきだろう。交流会が始まろうとしているのに、なお机に向かって感想文を書き続ける人が数名はいた。立派だと思う。
会場での交流会は、18時15分にお開きになった。参加者のほとんどは、ちかくの居酒屋に流れて更に交流を続けるだろう。しかし僕の場合、これは僕が抱える多くの短所のひとつではあるけれど、孤独への欲求を何としても絶ちがたい。ひとり新橋に戻り、ひとりで飲酒活動をする。
朝飯 「ポンヌッフ」のカレーライス(大盛り)、生玉子、スープ(特注)
昼飯 「MG学会」会場のお弁当
晩飯 「まこちゃん」の冷やしトマト、もつ焼きあれこれ、ニラ玉、煮込み豆腐の豆腐だけ、「寶酒造」の「タカラモダン」(ソーダ割り)
2018.7.20(金) 「う」の付くもの
「土用の丑の日は、本来は『う』の付くものを食べると夏の暑熱を乗り切れるとされていた、その『う』の付くものが鰻一色になったのは、江戸時代の、鰻屋の宣伝による。しかし今や鰻は絶滅危惧種。よって特に、土用の丑の日にウナギ、ウナギと騒ぐことは慎むべし」という意味の書き込みを、今朝はfacebookで目にした。そう言われてみれば確かに、そんな話を以前も聞いたような気がした。そして「そうか、だったら今日は、オレは梅干しを食べよう」と決める。
その梅干しを含むあれこれによるお茶漬けを昼に2杯も食べたら満腹になった。食べる量を腹八分目に抑えるということが、僕はどうも苦手である。
今夜は次男と食事を共にする。きのうLINEで希望を訊いたところ「鮨が食べたいです」という返事が戻って意外だった。肉とばかり思っていたからだ。
次男とは18時45分に新橋駅の銀座口で待ち合わせた。そして金春小路ちかくの馴染みの店で鮨を食べる。あるじによれば、一時キロ10万円だった新子は現在7,000円。それが小鰭にまで育てば1,000円まで落ちるという。今はその新子と小鰭の同時に味わえる時期だ。
夕食を終えて次男と西五番街を歩く。今日の気温はそれほど高くないのか、あるいは僕が鈍いのか、暑さはまったく感じない。
朝飯 胡麻豆腐、納豆、生のトマト、巻湯波の淡味炊き、茄子と豚肉の「日光味噌のたまり浅漬けの素・朝露」炒り、柴漬け、メシ、揚げ湯波と長葱の味噌汁
昼飯 水茄子、柴漬け、煮昆布、ごぼうのたまり漬、梅干しによるお茶漬け
晩飯 「鮨よしき」のあれや、これや、それや。「秋田酒造」の「刈穂『夏』純米吟醸六舟」(冷や)
2018.7.19(木) 夏の朝
午前2時26分に目を覚ます。着替えて食堂に出ると3時15分になっていた。ことほど左様に時間とはすぐに過ぎるものだ。食堂は角部屋だから、直角に向き合った2枚の窓を全開にする。更にエアコンディショナーを「除湿」で回す。しばらくすると足元が冷えてきたのでエアコンディショナーは止める。
おとといときのうの日記を書くうち、外が明るくなりはじめる。遠く近くで鳥が啼き始める。朝食前にすべきことは、きのう寝る前にメモに残しておいた。それに従って仕事場に降りる。そしてあれやこれやして数十分後に食堂に戻る。時刻はいまだ4時47分。朝の時間は、僕にとっては夜のそれより100倍も貴重だ。
午前のうちに銀行へ行く。そして町内役員の各自がひと月に3,000円ずつ積み立てている親睦会の通帳から282,000円を下ろす。帰社してその282,000円を、今週末からの旅行に参加する7名の小遣い、バスの停留所まで自家用車を供出してくれる2名への礼金、参加できない8名への積立金の戻しと、それぞれの氏名と金額を書いた封筒に収めて金庫に仕舞う。
「そろそろ来るころ」と、18時に閉めた事務室のシャッターを18時30分に開ける。そして折良く勤務先からクルマで到着したウカジシンイチ自治会長に、昼に作った封筒をまとめて手渡す。
19時30分、僕が書記を務める日本酒の飲み会「本酒会」に参加をするため、相生町の蕎麦屋「やぶ定」に出向く。今月は多くの会員にやむを得ない事情が発生し、店主のワガツマカズヨシさんと差し向かいの、ふだりだけの飲酒活動となった。ふたりだけなら持ち込む酒は4合瓶1本で充分だ。
そうして21時前に帰宅して即、入浴をして、以降の記憶は無い。
朝飯 巻湯波の淡味炊き、揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、ポテトとハムのサラダ、人参のサラダ、納豆、ごぼうのたまり漬、メシ、油揚げと三つ葉の味噌汁
昼飯 「食堂ニジコ」の冷やし中華
晩飯 「やぶ定」の酒肴あれこれ、盛り蕎麦、「石鎚酒造」の「槽搾り無濾過純米」(冷や)