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清閑 PERSONAL DIARY

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2025.12.10(水) 所用にて12/10(水)

下今市10:34発の、上り特急スペーシアXに乗る。先般の東京行きでは携帯電話を携帯し忘れた。よって今日は、念には念を入れてポーチに収めた。更にはその後も何度も、それのあることを目や手で確かめる。

日光市今市地区の上澤梅太郎商店は、標高400メートルのところにある。東京へ行くときには、真夏を除いては、いつも着るものに悩む。気温の差を考えれば、スティーブ・ジョブズのように年柄年中おなじ服、というわけにはいかない。ここしばらくは、襟の高いシャツにダウンベスト、その上に薄いダウンパーカを重ねている。東京では、そのうちのいずれかを脱ぐのだ。

夕刻に至って新橋の大衆床屋を訪ねる。「平日の午後は空いているから予約の必要は無い」と言われていたものの、今日に限っては複数の待ち客がいる。「流石に今月は…」と、受付のオネーサンは申し訳なさそうな顔をした。来週からは、更に混み合うらしい。

散髪を済ませ、銀座の8丁目で少々の調べごとをしてから新橋へ戻るべく土橋に至る。すると角にあったリクルートのビルが消えていたから一驚を喫した。スマートフォンで調べたところ、解体は昨年の2月より始まったという。それから1年と10ヶ月ものあいだ気づかなかったとは、意外なことだ。

入谷の皮膚科では、ことし6月に処方された薬をいまだ使い切っていないところから「もっとたっぷり使ってください」と、若い女の先生に注意を受ける。とはいえ僕は、ベタベタは嫌いなのだ。だから足や手指のアカギレも、いつまでもでき続けてしまうのだろう。

入谷から北千住へは交通の便が良い。小一時間ほどのカウンター活動を経て19:33発の下り特急リバティに乗り、21時すこし過ぎに帰宅を果たす。


朝飯 黒ムツの煮つけ、菠薐草のおひたし、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、けんちん汁
昼飯 「ドトール」のフォカッチャボロネーゼ、コーヒー
晩飯 「加賀屋北千住店」のあれやこれやそれや、他あれこれ、チューハイ


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2025.12.9(火) 恵比寿講

朝のうちに銀行、法務局、市役所、司法書士事務所、会計事務所と、あわただしく回る。印紙は郵便局へ行かなくても、市役所の売店で買えて助かった。今日のこの仕事は年が明けてからのことと、おっとり構えていた。しかしその進捗は意外や早かった。何もかもがこのように遅滞なく運んでくれれば楽だ。しかしまぁ、そんなこともないだろう。

ところで今日は、五穀豊穣と商売繁盛を祈念する恵比寿講の日である。よって昼のうちに、四階の和室に恵比寿と大黒の軸を掛ける。恵比寿講のための御札や幣束は、数日ほども前に瀧尾神社からいただいてきた。それらを紙の袋から出して、床の間の、軸の下に並べる。恵比寿と大黒の像を納めた厨子の扉も開ける。蝋燭立て一対は、事務室の神棚から持ち来る。蝋燭一対は仏壇のちかくの専用の引き出しから和室へ運ぶ。夕刻は諸々のことで忙しくなる。だから準備はできるだけ、明るいうちに進めておくのだ。

初更、家内による料理が整うころ、長男がふたりの子を連れて四階へ来る。そしてにわかの祭壇となった床の間に灯明を点し、幼い子どもたちも含めて、家の中の小さなお祭を催行する。


朝飯 菠薐草のソテーを添えたベーコンエッグ、切り昆布の炒り煮、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、けんちん汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 紅白なます、黒ムツの煮つけ、菠薐草のおひたし、けんちん汁、「山本合名」の山廃純米「天杉」(燗)


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2025.12.8(月) 目指せフォロワー5万人

「ウワサワさんのTikTokは、どうしてあんなにフォロワーが多いんですか」と訊かれたことがある。「始めたのが早かったからではないですか」と答えると「ウチも早かったですよ」と、その人は疑問のいまだ解けない顔をした。

和食による朝食の動画を上げているTikTokのアカウントは「梅太郎」で、現在のフォロワーは48,800人。どうということもない朝食の動画が多くの方にフォローしていただけている理由のひとつは、その動画のほとんどが無言、というところにあると思う。言葉による説明が無ければ、世界中どの国の人が見ても、少なくとも言葉による障壁は無い。よって「梅太郎」のフォロワーには海外の方が少なくない

それはさておき「梅太郎」の動画としては珍しく日本語の説明を加えている、2022年8月29日の動画が先般、100万ビューを超えた。これは、TikTokに上げた途端に80万ビューほどまで視聴数が伸びたものの、その後は2年と3ヶ月をかけて、ようやく100万ビューに達したものだ

このところのTikTokは、視聴はされてもフォローはされない傾向が強い。そして「梅太郎」も、フォロワー5万人を目の前にして足踏みをしている。複雑さを増すアルゴリズムに僕がついて行けていない、ということなのだろう、多分。


朝飯 スクランブルドエッグ、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、豆腐とトマトとピーマンと玉葱とウインナーソーセージの味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 「食堂ニジコ」のピータンキュウリのからしあえエビマヨ鶏の唐揚げあんかけチャーハン麦焼酎「二階堂」(お湯割り)


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2025.12.7(日) 落ち着き具合

「汁飯香の店 隠居うわさわ」の不凍栓をこの冬はじめて閉めたことを、きのうの夕刻に係のタカハシリツコさんから聞いた。既にして初雪の降ったことからすれば、当然のことだ。

地面から数十センチメートルほど下にある不凍栓には、地面に膝を着かなければ手が届かない。それを、予約のノートや食材を両手に提げて払暁の道を往く家内にさせるのは気の毒だ。よってこれから来春2月の末くらいまでは、僕も毎朝、隠居への100メートルほどを往復することになる。

いまだ「寒気凜冽」というほどでもない気温であれば、オフクロが「安いんだから買わなきゃ損だよ」という得意の台詞と共に二着も手に入れた、巨大なダウンコートは必要ない。モンベルのU.L.サーマラップジャケットを普段着に重ね、マムートのビーニーをかぶる。

今朝は、隠居で収穫された梅を砂糖に漬けた8リットルのガラス瓶を提げているため、不凍栓を開けてもそのままきびすは返さず、柴折り戸から庭に入って勝手口への飛び石を伝う。木々の梢はいまだ明けない空を背にして、おしなべて墨一色に見える。ちなみに今日の「汁飯香の店 隠居うわさわ」は、午前に10名様、午後も10名様の満席をいただいている。

隠居にはその後、朝礼を終えた8時すぎにも行き、座敷の落ち着き具合を確かめる。三台ある石油ストーブには、既にして火が入っていた。今年の恵比須講は、明後日の火曜日。それが済んだら恵比寿大黒の軸のうち恵比寿の方を母屋から隠居へ運び、年末までは、それを掛けておこうと思う。


朝飯 納豆、しその葉の梅酢漬け、昆布の佃煮、揚げ湯波の甘辛煮、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬のお茶漬け
昼飯 にゅうめん
晩飯 チーズ、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、TIO PEPE三種の茸とコンビーフのスパゲティChablis Billaud Simon 2018


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2025.12.6(土) 溜める、溜めない

気になった本、気になった新聞の記事、便利そうな道具、興味を惹かれた衣類、美味そうな店、そういうものがスマートフォンのSNSに現れたり、あるいは検索エンジンによって見つかったりすると、それをスクリーンショットしてコンピュータに移し、保存をする。

そのような画像がコンピュータの特定のフォルダにどんどん溜まる。しかし保存をしたということに安心をして、それらを見返すことはほとんどしない。よって、それらの品を手に入れたり、あるいはそれらの店を訪ねたりすることも、ほとんどない。

そのような、いわば死蔵された画像はどのように扱うべきか。明らかに時宜を逸したものについては惜しげなく削除ができるものの、それ以外については溜まるばかりで、どうにもならない。

一方、仕事についてのあれこれは、溜めるわけにはいかない。「汁飯香の店 隠居うわさわ」のお客様が残してくださった感想カードの内容は、直前の週末までの分が、既にしてコンピュータに収められている。前期末から今期末までの、保険その他の書類を保管する封筒は、金庫の中に準備をした。

金融機関は、紙による報告書から離れて、ウェブを用いて顧客に報せることを進めている。複数の会社からその設定を促す手紙が届いているものの、いまだ手をつけていない。早寝早起きを心がけ、この一週間以内のどこかの早朝で、それらについては対処をしたいと考えている。


朝飯 炒り豆腐、生玉子、ゴボウと人参のきんぴら、白菜漬け、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、トマトと若布とズッキーニの味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 朝鮮風鍋白菜漬け、麦焼酎「こいむぎやわらか」(お湯割り)、杏仁豆腐、Old Parr(生)


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2025.12.5(金) 年末年始

釣銭に使う1,000円と5,000円の新券が手に入りづらくなっている。9時を過ぎたところで銀行へ電話をし、1,000円の新券の在庫を訊く。戻った答えに基づいて種銭からその分を取り分け、当該の銀行へ向かう。先方の都合も考えて、両替分をその場で求めることはしない。新券は、閉店の直前にふたたび訪れて、そこで受け取るのだ。

年末年始の銀行は、大晦日から1月4日までの5日間を休む。そのあいだの釣銭の確保は、早めにしておこうと思う。

師走に入って以降、店はめっきり静かになった。しかしお客様の数が少なくなっただけで、ご贈答の需要は少なくない。その納期は徐々に延びて、今日は、午前の承りは12月9日、午後の承りは12月10日の出荷となった。僕の経験に照らせば、納期はこれ以上は延びないまま出荷の高原状態が続くような気がしている。

上澤梅太郎商店の、年末年始のお休みは元日のみ。その前後の販売係の出勤は調整中で、人手の足りないところには勿論、僕や家内や長男が入る。たとえ休めなくても、年末年始の数日間には、何とはなしに、心の浮き立つものがある。風邪などひかないまま、その日が迎えられれば幸いである。


朝飯 納豆、炒り豆腐、ゴボウと人参のきんぴら、白菜漬け、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、豆腐となめこと万能葱の味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 ドライ生ハム、チーズ、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、TIO PEPEトマトとレタスのサラダ二種のパンポトフ、Chablis Billaud Simon 2018


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2025.12.4(木) 初雪

「夜半と未明のあいだ」と書いても、一体全体、それが何時ごろをいうかは知らない。とにかく午前3時ころに起きて寝台を降り、北西に面した窓のカーテンをずらすと、外には雪が舞っていた。屋根の上は真っ白、店の駐車場も歩道も真っ白。ただし国道119号線と121号線にはクルマの通行があるせいか、その白さは屋根のそれほどは厚くない。とにかく初雪である。

その後、雪は雨がちになって、駐車場と国道に限っては、アスファルトの黒い色が見えてきた。しかしまたまた雪がぶり返し、黒くなったばかりのそれを、ふたたび白く覆い始めた。

降雪や積雪に心が躍ったのは、子どもから社会人になるまでのあいだのみで、以降の雪は迷惑なばかりだ。いま嬉しい雪といえば、北に旅したときのそれくらいだろう。

ぶり返した雪は幸い止んで、雪かきの必要は生じなかった。僕の朝の掃除は、昨夜の強風により店の前に吹き寄せられた枯れ葉の一部をちり取りに集めるくらいで済んだ。ホンダフィットの窓の雪は、大きな洗面器からの水で解かした。道の雪も、急速に晴れた空の太陽によって、間もなく消えた。

その太陽が朝のそれよりすこし高くなったところで如来寺のお墓を訪ねる。オヤジの祥月命日である先月20日に供えた花は、その後の四度の水替えでいまだ元気を保っていた。しかしその上には花より大きな雪を積もらせていたため、流石に処分をして、花立てを洗う。次にお墓に来るのは、来春の元旦になるだろう。

残業をする事務係のツブクユキさんが、ヤマトに頼んでいる荷札がいまだ届かず、明日にも在庫が尽きそうなことを教えてくれる。それを受けて「すこしだけでも確保しなければ」と、長男はヤマトの営業所まで出かけていった。いつもながらの、師走の風景である。


朝飯 菠薐草のソテーを添えた目玉焼き、納豆、炒り豆腐、白菜漬け、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、大根と人参と椎茸とゴボウと鶏肉の味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 菠薐草の胡麻和え、鮭の「日光味噌のたまり浅漬けの素・朝露」漬け焼き、白菜漬け、ゴボウと人参のきんぴら茹でたブロッコリーを添えた鶏の照り焼き五目おこわ、「山本合名」の山廃純米「天杉」(燗)、パウンドケーキ、Old Parr(生)


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2025.12.3(水) 雪の予報

週の半ばに雪の予報が出ていると、きのう長男に教えられた。それを受けて、頼みつけの男体自動車に、複数のクルマのノーマルタイヤからスタッドレスタイヤへの交換を頼んだ。先方にも都合があるに違いないため、交換は逐次で構わないと、ことばを添えた。

おとといの東京の最高気温は20℃に達した。それから数日後の日光には雪が降るという。意外に早い、本格的な冬の到来である。

先月の末まで着ていたユニクロのソフトタッチタートルTは、裾も袖も縮んで着心地が悪い。買い足すうち8着にもなったこれは、靴を磨くには最適の生地にて、そのすべては衣装箱ではなく下駄箱に収めた。そしてきのうからは、おなじユニクロでもヒートテック系のシャツを衣装箱から取り出して、普段使いのチェストに移した。それに重ねるのは、相も変わらず”Good On”の長袖のTシャツである。「それは夏のシャツでしょう」と家内に言われても、いまだ分厚いセーターは着たくない。

17時を過ぎるころ事務室から四階へ上がる。そして白いシャツに墨灰色のネクタイを締め、黒い礼服を着る。着ぶくれは嫌いだから、冬用の分厚いコートは持っていない。よって織りを変えて”LV”の文字を浮き上がらせた黒いスカーフを首に巻き、マムートの黒いビーニーをかぶる。そして僕より若い人のお通夜に列すべく、外へ出てホンダフィットのドアを開く。


朝飯 トマトのスクランブルドエッグ、揚げ湯波の甘辛煮、唐風呂大根の素揚げ「日光味噌ひしお」和え、炒り豆腐、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、大根と人参と椎茸とゴボウと鶏肉と万能葱の味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 チーズ、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、TIO PEPE2種のパンガーリックパンレバーペーストとシュトーレンチキンライスポトフChablis Billaud Simon 2018


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2025.12.2(火) 五十日

きのうは「日光の美味七選」の発売があった他に、師走の初日を待っていたかのような地方発送の受注の多さで、事務係は昼食以外の休憩は取らず、ツブクユキさんは30分、カワタユキさんは120分の残業をしたという。

そのことを受けて「日光の美味七選」の発売は、来年は12月2日にした方がよろしいのではないかと、長男は言う。即、僕はその提案を、来年のカレンダーの11月の余白に書き入れる。

「五十日」という言葉がある。「ごじゅうにち」ではなく「ごとうび」と読む「五十日」である。人はなぜか、区切りの良い日や時間を何かと指定する。蕎麦屋には「12時に届けてください」などと昼の出前を頼んだりする。複数の家に12時ちょうどに蕎麦を届けるなどできるわけもない。しかしとかく人は、そのようなことを言いがちである。

地方発送においてもまた、朔日や十日や十五日や二十日に出荷せよというご希望が多い。その大きな山を小さく崩していくことが、贈答の季節の、ひとつのやり繰りになる。

道の駅「日光街道ニコニコ本陣」には、毎日15時30分に最後の納品をする。今日はそのついでにふたつの銀行を回って通帳記入をする。また如来寺のお墓に寄って、先月20日に供えた花に、四度目の水替えを施す。


朝飯 揚げ湯波の甘辛煮、菠薐草のおひたし、炒り豆腐、切り昆布の炒り煮、目玉焼き、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、大根と人参と椎茸とゴボウと鶏肉と水菜の味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 キャロットラペとブロッコリーのソテーとポテトフリットとケチャップスパゲティを添えた煮込みハンバーグChablis Billaud Simon 2018、いちごのショートケーキ、Old Parr(生)


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2025.12.1(月) NO BAMBOO, NO LIFE!

昨夜は風呂から食堂へ寄らずに寝室に入り、すぐに寝てしまった。iPhoneは食堂に置いたままだから、現在の時刻は分からない。「ままよ」と起きて洗面を済ませ、食堂に来ると食器棚の電波時計は03:07を指していた。

今朝は、し忘れては洒落にならない仕事がある。先月27日の日記に書いた「日光の美味七選」の販売をお知らせするメールマガジンの設定である

僕がお出しするメールマガジンは、今日のこれが302通目になる。数千のお客様へのメールマガジンをシステムに設定する行いには、いつも「弾を込める」という感覚が伴う。配信は本日の午前9時。メールマガジンの設定は、3時37分に完了した。

その「日光の美味七選」は、10時27分に限定の40セットが完売。「汁飯香の店 隠居うわさわ」でテレビの撮影に立ち会っている長男には、それをメッセンジャーで知らせる。

日の傾くころは東京にいて、きのう「サイトー君のメルセデス」のサイトーさんが手渡してくれた案内カードに従って、日本橋高島屋裏手の古美術店へ至る。展示会”NO BAMBOO, NO LIFE!”の入口に用意されたノートに自分の住所と名を書き入れ、一歩を踏み入れれば、のっけから、素晴らしい竹工芸の数々に圧倒をされた。

1980年代の前半だから、今からすれば40年ほど前のサイトーさんとは、週に一度ほど顔を合わせて、ただ話をするだけの仲だった。「徒歩で見回りながらうっかり気を抜くと、遭難してしまうほどサイトー君ちの山は広いんだ」と誰かが言っていたことは知っていたが、これほどの人とは思わなかった。

「汁飯香の店 隠居うわさわ」には、数年前にサイトーさんがくれた煤竹の花籠がある、以前にも増して、大切に扱おうと思う


朝飯 炒り豆腐、冷や奴、 生玉子、昆布の佃煮、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「こつぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、揚げ湯波とトマトとズッキーニの味噌汁
晩飯 「日本橋ふじ屋」のあれやこれやそれや、他あれこれ、チューハイ、それを濃くするための「ナカ」、日本酒(燗)


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上澤卓哉

上澤梅太郎商店・上澤卓哉

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