2025.11.10 (月) 本とストール
事務机の左手に掛けたカレンダーの今日のところには「10:30 会計事務所」の書き込みがある。その日程に従って、釣銭の1,000円札を整えていた四階から、10時20分に事務室へ降りる。経営の成績が良くても悪くても、会計事務所へ行くことは嫌いではない。むしろ好きだ。長男はできあがったばかりの、今となっては前期の決算書を携えて、ホンダフィットの助手席に着いた。
会計事務所では、よほど気をつけていないと、経理計数経営の話から逸脱をして、世間話が長くなる。その世間話の中にも経営に重大な影響を及ぼすことはあるから無駄なことはまったく無いと、長男は言う。会社には11時40分に戻れた。そして僕は、昼食により人員の少なくなる13時30分まで店に立つ。
当然のことながら、多くの人は週末に遊ぶ。次に多いのは、日曜日から月曜日にかけて一泊で遊びにいらっしゃる方々だ。だから平日とはいえ、月曜日はなかなかに忙しい。
17時すこし前にいらっしゃった四人組のお客様は、みなさま二十代と思われる。そういう若い方々でも味噌や漬物を買ってくださることは有り難い。そのうちのお一人は書籍部から文庫本一冊を、もうお一人は雑貨部の壁に掛けてある大判のストールも、併せてお買い上げくださった。
日光には晩秋の気配が濃くなった。四階の食堂から望める隠居の桜も、だいぶ紅葉してきた。その他の低木については、どうだろう。床の軸は羅漢山人の「大黒天の図」から、取りあえずは勝海舟の「志士多苦心」に換えようと思う。
朝飯 鮭の焼きほぐし、揚げ湯波の甘辛煮、焼き海苔、納豆、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬、メシ、けんちん汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 人参とレタスのサラダ、茹でたブロッコリーを添えたビーフステーキ、CHATEAU DE LA LAMBERTIE BORDEAUX 2019、プリン、Old Parr(生)













