2025.8.7 (木) 立秋
立秋。とはいえおととい5日の日記に書いたように、夏は残暑も含めて来月の下旬までは続くと、僕は期待をしている。
今朝の日本経済新聞の「春秋」には、立秋を過ぎても半月ほどは暑くて秋を感じられないことにより、この日を15日ほど繰り下げれば「かへつて善きかと思はるるなり」と正岡子規も「墨汁一滴」に書いている、とある。
「墨汁一滴」が新聞「日本」に連載されたのは、1901年の1月から7月にかけてのこと。つまり124年前の立秋も、名ばかりの、季節感を伴わないものだったことが分かる。とにかく秋は、寂しくて、いけない。
9月17日(水)から同23日(火)まで、新宿高島屋の11階で開かれる「美味コレクション・グルメフェス」に参加をさせていただく。10月には、お得意様に季節のご挨拶をする。そのふたつのご案内のお送り先を顧客名簿から特定すべく、9時30分よりコンピュータと10キー、複数の筆記用具と作業手順書を手に4階の食堂へ上がる。
この手のアプリケーションは、星の数ほどあるだろう。僕が長年に亘って練り上げた方法は、それらのソフトの実力を軽く超えるものと考えている。難点は手順が複雑すぎること。だから電話が鳴ったり人が来たりする事務室では、この仕事はできない。
「高島屋」と「年末ギフト」のふたつのお送り先は、2時間を経て専用のフォルダに格納された。以降は3名の事務係の目視により洗いをかけられ、あらためて僕に戻されることになっている。
さて立秋の今日の天気は秋の爽やかさとは裏腹に、雨がちで湿度も高かった。しかし午後も遅い時間になると空は晴れ始め、明日から数日は晴れることを予感させた。せめてお盆のあいだは、好天に恵まれてほしい。
朝飯 切り昆布の炒り煮、隠元豆の胡麻和え、納豆、沢庵、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、豆腐とブロッコリーの味噌汁
昼飯 納豆と万能葱のつゆで食べる素麺
晩飯 万願寺唐辛子の「日光味噌のたまり浅漬けの素・朝露」炒め、蛸と玉葱のマリネ、なめこのたまり炊、鶏もも肉の網焼き「日光味噌ひしお」のせ、「山本合名」の山廃純米「天杉」(冷や)、クッキー、Old Parr(生)