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清閑 PERSONAL DIARY

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2019.7.24(水) 新旧の摺り合わせ

下今市10:05発の上り特急スペーシアの車内で本を読んでいるところに家内から電話が入る。新宿でひとつ仕事をしてきて欲しいという。本日の僕の行き先を知っていて「恵比寿から新宿は遠くないでしょ」とのことだが、僕はあれこれの時間の配分を、可能な限り稠密に組む癖がある。「今日が無理だったら金曜日に行くよ」と答えて通話を終える。

恵比寿のベクトルエイチでは、コンピュータを新しくしたことによる、メールの送受信ソフトの動作環境の復旧、また先月まで使っていた画像加工ソフトに替わるアプリケーションのダウンロードおよびその使用説明を受ける。他にも細々としたすり合わせはあったものの、それらは予想したよりかなり早くに完了し、お陰で新宿まで出向く時間も捻出できた。

仕事が済んだら床屋にかかろうと考えていたものの、今日は無理だ。22時前に着いた下今市駅前には、霧雨よりも弱い雨が街灯を霞ませていた。パタゴニアの、丸めればメロンパンより小さくなるウインドブレーカーは、この時期の必需品である。帰宅して家内に聞いたところによれば、雨はつい先ほどまでは、かなり強く降っていたらしい。


朝飯 納豆、鶏のそぼろをのせた煮奴、ほうれん草のおひたしを添えた鮭の焼き漬け、牛肉のしぐれ煮、胡瓜のぬか漬け、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、メシ、豆腐と三つ葉の味噌汁
昼飯 「維心」の2種のおむすび
晩飯 「天七分店」のセロリの浅漬け、塩らっきょう、串カツあれやこれや、チューハイ、トマトハイ、それらを濃くするための「ナカ」


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2019.7.23(火) 梅雨はいまだ明けず

「あなたはガンです」と、スマートフォンに告知される夢を見て目を覚ます。ちかい将来には「あなたの余命は3ヶ月です」というようなことまでスマートフォンが教えてくれる世の中になるのではないか。「無機質金属的な声でそんなことを知らされるのはイヤだから、スマートフォンの音声はすべて大原麗子のそれに変えよう」などということなら、今の今にもできそうな気がする。闇の中に手探りしたiPhoneに触れると、時刻は2時56分だった。

今日は珍しく早朝の仕事が無い。よって仏壇に花と水とお茶を供えて以降はコンピュータを開き、きのう整えておいたおとといの日記をサーバーに上げる。しかして後にきのうの日記を書き、更に今日の日記のここまでを書く。

「深夜1時30分から2時30分くらいまでの時間が大好きだ」と言った人がいる。僕はその2時30分から5時くらいまでの時間が大好きだ。その2時間30分には、空の高いところを飛ぶ飛行機に閉じ込められて、誰にも邪魔されずにいる時とおなじ安らかさがあるからだ。

日本酒に特化した飲み会「本酒会」の例会から21時ちかくに戻る。先ほどまでの雨がいきなり強くなる。雷は弱く唸ってる。梅雨が明けるには、一段と威勢の良い雷鳴が必要と思う。


朝飯 塩鮭、納豆、大根おろしを添えた油揚げの網焼き、牛肉のしぐれ煮、胡瓜のぬか漬け、みょうがのたまり漬、メシ、豆腐と舞茸と万能葱の味噌汁
昼飯 「食堂ニジコ」の冷やし中華(1.5玉)
晩飯 「やぶ定」の酒肴あれこれ盛り蕎麦5種の日本酒(冷や)


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2019.7.22(月) 簡便な行い

14歳か15歳のころ、宇都宮の豪農を訪ねた。先ずはその、堀に囲まれた屋敷の豪壮さに驚いた。座敷に上がってお茶を出されたときには、そのお茶の温度の低さに驚かされた。年端が行かなくても「なるほど本当の煎茶ってのは熱くないものなんだな」と得心をした。

煎茶には摂氏60度のお湯を用い、茶葉とそのお湯を急須の中に留める時間は90秒と、どこかで教えられた気がする。そしてこれを実行してみると、沸騰したお湯を60度まで冷ますには結構な手間と時間のかかることが分かる。

先日までは夜の仕事が多かった。しかしこのところはその仕事が夜から早朝に移った。起きてティファールの電気ポットでお湯を沸かし、それを仏壇用と僕用の、2客の湯飲みに満たす。その湯飲みが湯の温度を奪って手に持てないほど熱くなったところを見計らって、別の2客の器にお湯を移す。そしてそれをそのままにして製造現場へ降り、作業の準備のみして4階の食堂に戻る。器の湯にタニタの温度計を差し込むと、いまだ温度は70度までしか下がっていない。事ほど左様に、お茶を淹れるとは時間のかかることなのだ。

もっとも昔の人は、お茶を淹れようとすれば先ずは井戸の水を汲み、炭を熾すところから始めたわけで、それを考えれば、僕のしていることなどはそれこそとんでもなく簡便な行いに違いない。


朝飯 獅子唐の炒りつけ、納豆、巻湯波の淡味炊き、牛肉のしぐれ煮、胡瓜のぬか漬け、みょうがのたまり漬、メシ、若布と油揚げと万能葱の味噌汁
昼飯 茄子の油炒めとみょうがのたまり漬の汁で食べる黒胡麻素麺
晩飯 トマトとレタスとベビーリーフのサラダジャガイモと人参のホカホカ焼きとブロッコリーのソテーと今月13日に仕込んだソースを添えたビーフステーキAlmaviva 1997、チョコレート、Old Parr(生)


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2019.7.21(日) 思いどおりの日本語入力その後

今月17日の日記を目にしたらしいシバタサトシさんがおととい来て、新しいLet’s noteに入れた文字変換ソフトgoogle IMEを、それ以前のATOKに戻してくれた。戻すに当たっては、最新のATOKを22,680円で買う必要があった。きのう、そのATOKを使って18日の日記を書きながら、必要に迫られて1990年代のはじめから使っているデータベースソフトMyToolを開こうとすると、最初からグレーアウトした画面が開きかけて、数秒で消える。いくら繰り返しても、その不思議な状況は変わらない。

それをメッセンジャーで知らせると、シバタさんは数時間後の、きのう10時にふたたび来てくれた。シバタさんの、腰の軽いところは大いに有り難い。シバタさんは僕のLet’s noteを調べながら「そうだ」と、僕を振り向いた。同時に僕も「そうだった」と気づいた。以前にもMyToolはATOKの干渉を受けて、それをシバタさんが何とかやっつけた経緯があったのだ。そして今回の現象は、オペレーティングシステムが最新のものになったことにより、その干渉の具合が更にひどくなったことが分かった。

諦めの早い僕は、最新のATOKに支払った22,680円をドブに捨て、難物のgoogle IMEを我慢しながら使っていくこともやむなしと考えた。そしてそれをシバタさんに伝えた。しかしシバタさんは今回のことをATOKのサポートセンターに伝えてから、またLet’s noteに向き合った。そしてどういう手を使ったかは窺い知れないけれど、とにかくMyToolへの、ATOKの干渉を取り除いてくれた。

そういう次第にて、今朝はまた、文章を書くにおいてはとても快適な環境がLet’s noteに戻った。残るはメールの送受信ソフトBeckyの動作環境の復旧、および以前のLet’s noteで使っていた画像加工ソフトに替わるアプリケーションの導入で、これらについてはやはり外注SEのヒラダテマサヤさんを頼ることになるだろう。


朝飯 獅子唐の炒りつけ、巻湯波の淡味炊き、牛肉のしぐれ煮、納豆、切り昆布の炒り煮、胡瓜のぬか漬け、みょうがのたまり漬、メシ、油揚げと玉葱の味噌汁
昼飯 “Panification U”のバゲット、紅茶
晩飯 “Finbec Naoto”の其の一其の二其の三其の四其の五其の六其の七其の八、白のスパークリングワイン、ブルゴーニュの2番目に安い赤ワイン、コーヒー


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2019.7.20(土) 茉莉花のように白い米

今となってはいつのことか覚えていない、とにかくバンコクでカオホンマリ、つまりジャスミンライスを買った。買って家に持ち帰ったはいいけれど、手をつけないまま幾年もの時が経った。このまま台所の棚に保管をしても、いつまでも使われないだろう、そう考えて、いつのことだったかこれを長男に譲った。

それを今日は長男が分厚い片手鍋で炊いた。東南アジアで多く用いられている、水の分量を量らず取りあえずは煮て、重湯を切った後に追い炊きする方法ではなく、日本式に炊いた。そうして炊いた米に、これまた長男の作ったおかずを載せて食べる。おかずはタイ式に汁の多い、いわゆる「ゲーン」ではなく中華風のものだったから、僕はそこにスープも加えた。

タイではごはんもおかずも左手にフォーク、右手にスプーンを、それぞれ軽く握って食べる。粘り気のない米に汁気の多いおかずをかければ、これはフォークでも食べるのはむずかしい。それゆえのスプーンである。中国人はおなじく粘り気のない米を、左利きを除いては左手に茶碗を持ち、右手には箸を握り、両肘を左右に張り出しつつそれらを口元に近づけ、かきこむようにして食べる。今夜の僕は、その中国式に倣ってごはんを食べた。いと美味し。

バンコクで米を買ったころ、僕はスーツケースにはゼロハリバートンの大きなものを用いていた。しかし2014年からは、リモワの機内持込用を使っている。僕がタイから米を持ち帰ることは、もう無いかも知れない。


朝飯 切り昆布の炒り煮、鮭のバター焼き、納豆、冷や奴の「みょうがのたまり漬」のせ、巻湯波の淡味炊き、胡瓜のぬか漬け、メシ、豆腐と若布と茗荷の味噌汁
昼飯 「ふじや」の雷ラーメン
晩飯 たたき胡瓜のにんにく和え蒸した茄子の胡麻和え烏賊とセロリと塩漬け唐辛子の炒め茹でた小松菜を添えた滷肉、ジャスミンライス、大根と人参のスープ、SMIRNOFF VODKA(ソーダ割り)


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2019.7.19(金) ひとつひとつバグをつぶしていく

叉焼は肩ロースで作ったものが美味い。豚のステーキや豚のコンフィも、肩ロースで作ったものが美味い。なぜ美味いか、それは筋肉と脂肪が複雑に入り組んでいるから美味い。

背骨と右肩甲骨のあいだに痛みを覚えたのは昨年10月下旬のことだ。以降は鍼、低周波、しまいには「手かざし」に至る計9回の治療を受けたものの、それらが効いている実感はまったく得られず、12月25日に至ってついに外科に駆け込んだ。その外科では生まれて初めてのブロック注射を打たれた。しかしそれが効いているのはせいぜい20時間くらいのもので、別途、鎮痛剤の、日に2度の服用が欠かせなかった。

我慢できない痛みが一時的にせよ消えるのは有り難い。しかし劇的に効く鎮痛剤をいつまで飲み続けるのも不気味だ。そんなときにfacebook上の宣伝ではない、実際の経験者の書き込みから、宇都宮にあるカイロプラクティックの整体院を知った。書き込みをした人に親切に教えていただいた、その整体院に通い始めたのは今年の1月11日。1週間に2度の通院を3ヶ月ほど続けて、背中の痛みは綺麗さっぱり消えた。

しかし僕のからだには他にも問題があった。左腕を上げると感じる痛み、および2013年にネパールの低山シヴァプリに登った直後から感じ始めた右膝の違和感である。整体院の先生は初回の診察で「右膝がぶっ壊れかけてる」と、触りもせず見ただけで言った。しかしそのとき優先すべきは何より背中だった。

背中の痛みがようやく癒えた現在も、そのカイロプラクティックには2週間に1度の割で通っている。後回しにした、肩と膝を治すためだ。肩には筋肉が複雑に入り組んでいる。だからこの部分の治療は、プログラマーがバグをひとつひとつ潰していくことに似て、一気には進まないというのが先生の意見だ。美味い部分は面倒な部分でもあるらしい。

間寛平や志村けんによる老人の物まねの特徴は、関節を固定してギクシャクと動くところにある。逆から言えば、関節を思い通りに曲げられないのが老人、ということになる。老いてからだの効かなくなることはできるだけ避けたい。左肩と右膝の治療は気長に続けていこうと考えている。


朝飯 ほうれん草のおひたしをのせた玉子の雑炊、塩鮭、なめこのたまり炊、みょうがのたまり漬、牛肉のしぐれ煮、胡瓜のぬか漬け
昼飯 「カルフールキッチン」のおこわのおむすび、それに付け合わせの筑前煮、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」
晩飯 人参と玉葱とベーコンのスープ、ラタトゥイユ、蒸し焼きにしたジャガイモとソテーしたズッキーニの”neufrank”のコンビーフのせ”Panification U”の2種のパンPetit Chablis Billaud Simon 2016メロン


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2019.7.18(木) マッチ擦る

霧が深い。このような朝はいつも「マッチ擦る…」の、寺山修司の短歌を思い出す。

1975年の、多分3月だったと思う、池袋の文芸地下で「田園に死す」を観ていて、同級生との待ち合わせに遅れた。それからの4年間に、僕は数百本の映画を観た。そのうち海外の映画は覚えている限り3本のみ、あとはすべて日本の映画だった。いま、映画はほとんど観ない。子供のころから動く絵よりも紙に印刷をされた、つまり動かない絵や活字の方が好きだった。その理由はわからない。

長梅雨、だから梅雨寒。そういう日々の中で、きのうは久しぶりに暑くなった。そして今日も、きのうほどではないものの、気温は低くない。昼食には2日つづけて冷たい麺を食べた。

コンピュータの日程管理を見ていくと、その6月20日のところに遠く離れた製麺所の名があって「生冷や麦注文」と添えてある。その日付からひと月ちかくが経つ現在、しかしいまだ生冷や麦を食べる気分にはならない。「関東の梅雨明けは7月の下旬」と伝えつつ、予報は来週もまた、雨続きである。


朝飯 納豆、飛龍頭とほうれん草の淡味炊き、ベーコンのソテーを添えたスクランブルドエッグ、切り昆布の炒め煮、牛肉の時雨煮、胡瓜のぬか漬け、みょうがのたまり漬、メシ、しめじと三つ葉の味噌汁
昼飯 「食堂ニジコ」の冷やし中華(1.5玉)
晩飯 巻き湯葉とほうれん草の淡味炊き、煮奴の「なめこのたまり炊」のせ、鮭のしめじバターソース、胡瓜のぬか漬け、芋焼酎「赤利右衛門」(ソーダ割り)、「久埜」の麩まんじゅう


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2019.7.17(水) 思いどおりの日本語入力

1995年10月16日から計9台を乗り換え使い続けたThinkPadには、資本がIBMからLenovoに移って以降、その質感の低下に我慢ができなくなって見切りをつけた。そして2011年8月4日に愛機をLet’s Noteに変えた。Thinkpadから離れ難かったのは、キーボードの真ん中にあるトラックポイントが使いやすかったからだ。しかしLet’s Noteのマウスはパッドである。不安がる僕に周囲は「1週間で慣れる」と言った。そしていざLet’s Noteを使い始めると、パッドには3日で慣れた。

そのときのLet’s Noteは、8年後の現在も使える状態にあった。しかし部品の供給が既に途絶えていることを、秋葉原の修理センターに知らされた。であれば、このあたりが潮時と考えて、新しいLet’s Noteを注文し、設定は外注SEのシバタサトシさんに頼んだ。

コンピュータを新調するに際しては、旧の内容がすべておなじ形で新に引き継がれれば、これほど楽なことはない。しかし10年も経れば、いろいろと変わってくることもある。ワードプロセッサーを、これまでのATOKからgoogle IMEに換えることをシバタさんは提案した。不安がる僕に長男は「1週間で慣れる」と言った。僕は10年ちかく前の経験を思い出して、その案を受け入れた。しかしこちらについては、3週間を経てもまったく慣れない。

たとえばきのうの日記の表題「霧の降る山」は「霧の」、「降る」、「山」と、3回も変換をする必要があった。「そんな馬鹿な」と言われれば、今「ふるやま」の変換を試みると「古山」はさておき、次からは「古耶馬」、「古八間」、「古夜摩」と面妖な文字が次々に現れて、どうカーソルを動かしても「降る山」とは決して変換されない。「窓の曇り止め」と書きたくても「くもりどめ」は「?曇度目」と、まるで文字化けのように変換される有様である。

google IMEにつては、僕の使い方がおかしいのだろうか。どこかにgoogle IMEの教室はないか。あれば行って、僕の疑問を教師に質したく思う。


朝飯 「みょうがのたまり漬」を含む5種のおむすび、焼海苔、茗荷とズッキーニの味噌汁
昼飯 「ふじや」の冷やし味噌ラーメン
晩飯 葡萄と胡瓜の酢の物、大根と胡瓜のぬか漬け、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、豆腐と南瓜とピーマンの揚げ出し、鶏つくねと茗荷の吸い物、厚焼き玉子、芋焼酎「赤利右衛門」(ソーダ割り)、西瓜


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2019.7.16(火) 霧の降る山

ウチは「ほぼ年中無休」で商売をさせていただいている。よって社員は交代制で休む。きのう出勤しなかった3名の各自に、今日は10時30分より賞与を手渡しつつ面談を行う。残りの社員は産後の子育てや病気療養のための休職中にて、賞与は口座に振り込んだ旨の連絡をすれば良いだろう。

夜は、旧日光市に住む人との食事会。その人が主賓であれば、まさか旧今市市まで降りてくれとは言えない。席は霧降高原の「山のレストラン」に用意をした。街場の料理屋とは異なってラストオーダーは19時だから、閉店後は速やかに行動しなくてはならない。

川原町から大谷川に沿った道を西北西に進み、霧降大橋を渡る。まっすぐに登ってきた坂を右に折れて、屈曲した山道に入る。あたりが開けると、右手がレストランの駐車場である。

案内をされた窓際のテーブルからは、19時がちかいにもかかわらず、山肌を白く滑り落ちる霧降の滝が、萬緑の隙間に意外に大きく望めた。子供のころから20歳のころまで、何度となく滝壺まで降りた、その道が何年も前から通行禁止になっていることは、今回、はじめて知った。事故があってはいけないという行政の配慮だろうか。あるいは自然保護のためだろうか。

「山のレストラン」は、味よし、ひと皿の量は多め、そして特筆すべきはワインの値付けが異常に安い。1時間と数十分の後、我々は極めて満足をしながら山を降りはじめた。霧は、昼なら大谷川の望める下りの急坂に差しかかったところで晴れた。そして家に帰り着いたら今度は白衣を着て製造現場に入る。最近は早朝よりも、夜の仕事が多い。


朝飯 納豆、牛肉の時雨煮、生のトマト、目玉焼き、切り昆布の炒め煮、胡瓜のぬか漬け、茗荷のたまり漬、メシ、椎茸と玉葱とズッキーニの味噌汁
昼飯 「セブンイレブン」のサンドイッチ、牛乳
晩飯 「山のレストラン」の舞茸とルッコラのサラダ南瓜の冷たいスープサーロインステーキ、Gevrey Chambertin Joseph Drouhin 2013、アイスクリームカスタードプリン


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2019.7.15(月) 今年の夏太郎は秋太郎

町内の、八坂祭の片付けが9時から予定をされている。しかしてまた今日は賞与の支給日にて、僕は社員ひとりひとりに賞与を手渡しつつ面談をしなくてはならない。よって町内役員のグループラインにその旨を上げる。また、店の軒下に張り渡した注連縄は自分で外し、営業車用の駐車場に置かれた青年神輿を覆うテントについては、その張り紐のみハサミできれいに切っておく。直会のための資金は、おとといウカジシンイチ自治会長に預けた。これで心おきなく自分の任務に当たれるというものだ。

面談した本日出勤の社員は16名。最後のハセガワタツヤ君が現場に戻るころには、閉店の18時が迫っていた。僕や家内や長男も彼に続いて4階から1階に降り、閉店のための作業に従う。3台あるキャッシュレジスターを締め、事務室に戻って一息をつく。iPhoneを手にすると「東京などで記録的な梅雨寒に」の、ニュースサイトへのリンクが現れる。

常連のお客様はもちろんのこと、男子社員もこぞって買う塩らっきょう「夏太郎」の畑は日光にある。昨年は7月3日に収穫をしたそのらっきょうが、今年はいまだ土の中にある。今年の「夏太郎」は、立秋はおろか、お盆も過ぎてからの蔵出しになるやも知れない。


朝飯 きのうのキムチ鍋の残りによるぶっかけメシ、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」
昼飯 揚げ茄子と茗荷のつゆで食べる黒胡麻素麺
晩飯 本物のワインで漬けた本物のワインらっきょう”rubis d’or”マカロニサラダジャガイモのグラタンを添えた”neufrank”のハムのステーキ、Petit Chablis Billaud Simon 2016


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上澤卓哉

上澤梅太郎商店・上澤卓哉

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