2025.9.16 (火) 保冷剤
屋上へ上がって明け方の空を眺める。東の中天にあるのは明けの明星。天頂には旧暦7月26日の月がある。そのちかくの明るい星は何だろう。そのようなことを天文の好きな人に訊ねると、嬉々として一時間もしゃべり続け、分からないことが余計に分からなくなるから、そのようなことは決してしないよう、みずからに戒めている。
屋上から4階の食堂に戻り、丸いテーブルに開いたままのコンピュータで、あれやこれやをふたたび始める。僕には決まった休日が無い。僕にとっての休日は、明け方から朝食までの、数時間の集積なのだと思う。
5時45分を過ぎると、南東に面した窓の縁から朝日が差しはじめて顔を直射する。よって窓は開け放ったまま、カーテンを降ろす。直下の国道121号線からは、行き交うクルマの音が間断なく、しかしうるさいほどでもなく届き続けている。
会社の電子会議室に上がった情報によれば、昨年は9月21日が、日光における最後の夏日だったという。上澤梅太郎商店は、夏日のあいだはお客様のお買い上げ品に保冷剤をお付けする。その夏日が、今年はお彼岸より先まで続くのではないか。とすれば、保冷剤の現在の在庫は少しく心配という意見もまた、会議室の発言には添えられていた。
そういう次第にて、来夏まで持ち越すことが明白な量の保冷剤を、午前中に発注する。保冷剤は、早くも明後日には届けられるらしい。
朝飯 茄子の揚げびたし、目玉焼き、モロヘイヤのたたき、刻みオクラの鰹節かけ、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、大根と若布と揚げ湯波の味噌汁
昼飯 茄子の揚げ出しと擂り胡麻のつゆで食べる素麺
晩飯 塩キャベツ、鶏肉と鶏レヴァの唐揚げ、玉子焼き、薩摩芋の甘煮、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、Old Parr(ソーダ割り)