2025.9.15 (月) しその実
きのうは店がとても賑わった上に不定期の業務もあって、かなり忙しかったという。
四半世紀ほども前までは、9月は静かな月だった。それがそうでなくなったのは、祝日法の改正いわゆるハッピーマンデー制度によるところが大きいように感じる。そして来年の9月に到っては、シルバーウイークが土曜日も含めれば五連休になる。観光地の混雑、道路の混雑、鉄道の混雑、航空券の高騰は、いかほどになるだろう。
列島の各地区によって祝日の日程を変えてはどうかと提案をしたのは、星野リゾートの社長だったと記憶をする。先週金曜日の日記ではないけれど「細分化して、ずらす」ことにより、いろいろなことが円滑に流れ始めるという「科学」は、確かにあるのだ。しかし国民の祝日ともなれば、場所によりそれをずらすことは、国にとっては「できない相談」かも知れない。
それはさておき、今年は「しその実」の集まりが早い。しその実は稲とは異なって、脱穀機は使えない。人の指を使ってしか、茎から実を外すことはできない。それを飽かず日がな行って、3キロ、5キロ、10キロと農家の方々は持って来てくださる。しその実は、放置をすると熱を持って黒変する。だからできるだけはやく水で洗って塩と混ぜる必要がある。
上澤梅太郎商店の、しその実を用いた商品は「しその実のたまり漬」、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、そして「ホロホロふりかけ」の三種類だ。つまり「しその実」が枯渇すれば、これらの商品を作ることはできない。今年も沢山の「しその実」が塩蔵できれば嬉しい。
朝飯 刻みオクラの胡麻和え、生玉子、納豆、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、大根と若布と揚げ湯波の味噌汁
昼飯 納豆と玉葱のつゆで食べる素麺
晩飯 “THE FLYING-GARDEN”のフレッシュマッシュルームサラダ、トマトと野菜の煮込みハンバーグ、カラフの赤ワイン