2025.10.24 (金) 冬に向かって
必要があって、コンピュータではなく、便せんにペンで手紙を書く。難しいのは、その便せんを三つ折りにすることだ。今日のそれは上手くいった。そしてそれを封筒へ収め、宛先と差出人をこれまたペンで書き、切手を貼る段になって、現在の切手代を検索エンジンで調べる。子供のころからしばらく前までは、郵便の料金はごくたまにしか上がらなかった。しかしこのところは、僕の感覚としては頻繁に値上がりし、しかも一円単位の端数がついたりするから、まったく覚えられないのだ。
その手紙を手に、先ずは家内と郵便局へ行く。そこから如来寺のお墓へまわりる。オフクロの祥月命日の前日、つまり今月14日に供えた花を片づけるべく17日にお墓を訪ねると、花はいまだ生き生きとしていて、勿体ないから、そのまま引き返した。花は、それから一週間を経ても、さして変わっていない。しかしこれ以上の手間をかけることも憚られ、今日こそは処分をすることとして、花立ても洗う。
次に向かったのは家電の量販店にて、「汁飯香の店 隠居うわさわ」の個室「杉の間」のための暖房絨毯を買う。隠居はお客様のご意見を容れて、今春よりテーブルの配置を換えた。そのことにより、今秋からは更に一枚の暖房絨毯が必要になったのだ。絨毯は、明後日には配達をされるという。
13時よりセキネクリニックからセキネケーイチ先生と助手の方が会社に見えて、本日出社している社員および経営者は、インフルエンザの予防注射を受ける。休みの社員は後日、各自でクリニックを訪ね、おなじ予防注射を受けることになっている。冬のあいだの社内をできるだけ健康に保つための、福利厚生である。
今日は予防注射の日、というわけで、社員の数は多い。よって倉庫の棚から羅漢山人の「大黒天之図」を引き抜き、その桐箱を抱えて隠居へ行く。そして今月10日より床の間に掛けてあった田崎早雲の「巌菊之図」を「大黒天之図」に換える。恵比寿講は、旧暦では今月の20日。新暦では、今年は12月9日がその日に当たっていただろうか。「大黒天の図」は11月10日まで飾り、次の営業日つまり11月15日からは谷文晁の「福神恵比寿の図」に掛けかえる予定にしている。こうして時は、どんどん過ぎていくのだ。
朝飯 菠薐草のおひたし、納豆、若布と玉葱の酢の物、目玉焼き、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬(たて刻み)、ごぼうのたまり漬、メシ、トマトと揚げ湯波と菠薐草の味噌汁
昼飯 ホットドッグ、コーヒー
晩飯 空心菜のコモトリケー君行きつけの総菜屋のソース炒め、春雨の中華風炒め、焼き餃子、「紅星」の「二鍋頭酒」(生)













