2025.10.27 (月) ひさかたの
夜の明ける直前の空を食堂の窓に認めて屋上へ上がる。屋上の、防水処理を施した床は一面が塗れていた。夜に雨が降ったらしい。南東の空には、現在は里山の向こうに隠れている太陽によるものだろう、三本の青い光が上へ向かって伸びている。その光の帯の届かない藍色の中天には、いまだ金星が明瞭に見える。久方ぶりの晴天、である。
8時からの朝礼が済めば即、道の駅「日光街道ニコニコ本陣」へ売り場の掃除と納品のために行く。しかし今日に限っては、蔵の中を通り抜け、外へ出て隠居の柴折り戸を押す。そして勝手口から屋内に入り、きのうの日記に書いた暖房絨毯を、係のタカハシリツコさんと個室「杉の間」のテーブルの下に敷く。
「杉の間」は北西に面して庭は望めないものの、周囲とは隔てられていて、とても落ち着く。そのことにより、こちらでの食事を望まれるお客様も、ときにはいらっしゃるのだ。
9時30分に、十数年前より仕事を頼んでいる保険の専門家が来る。それから2時間ほどは四階の応接間にて、社員の福利厚生も含めての話し合いを、長男を交えて三人でする。もっとも僕だけは、ご予約をいただいていた団体様がバスでお見えになる10時30分に店に降りて、販売の手伝いをした。
今日は一般のお客様も多く、バスの団体様も二組がお入りになり、売上金額は、日曜日だったきのうのそれよりよほど多くなった。スマートフォンの天気予報によれば、今週は木曜日まで晴れ。金土と雨が降るのは困りものながら、日月は晴れが戻るとある。
紅葉は、部屋の中から、あるいは温泉旅館の露天風呂から愛でるなら雨の日にも悪くはない。しかしやはり、晴れた空を背にしてこそ映える気がする。これから勤労感謝の日までは、できるだけ晴れて欲しいと思う。
朝飯 穴子の佃煮、納豆、揚げ玉、明太子、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「つぶより」(四つ割り)、ごぼうのたまり漬のお茶漬け
昼飯 にゅうめん
晩飯 “THE FLYING-GARDEN”のクレソンサラダ、ハンバーグドリア、カラフの赤ワイン













