2025.10.28 (火) バス旅行
自由学園男子部の寄宿舎「東天寮」で暮らしていた1970年代の前半には、10月になると、そこが東京であるにもかかわらず、朝の体操の時間には吐く息が白かった。それから半世紀を経た現在では、標高にして350メートルほども高い日光市今市地区でも、そして10月の末が近づいても、いまだ息が白くなるということはない。
先日は、店の休憩場所でお茶をお飲みのお客様に「ずいぶんと日が短くなったね」と話しかけられた。「そうですねぇ、来年の夏が待ち遠しいです」とご返事をしたところ「えっ、あんなに暑くても」と、お客様は大いに驚かれた。そこで僕は、いつもこの日記に書いている、秋から冬にかけての季節が嫌いな理由と、夏の好きな理由をご説明させていただいた。将来、冬でも一枚でこと足りる服が発明されれば、僕の冬嫌いも、すこしは緩和されるかも知れない。
13時30分に四階の食堂へ上がって素麺を煮ながらふと窓の下の国道121号線に目を遣ると、大型バスが駐まっていた。しかし乗客の姿は見えない。「さて何だろう」と疑問に思ったものの、連絡もないところから、そのまま昼休みに入った。
一時間後に店に戻って販売係のサイトーミホコさんに訊ねたところ、そのバスのお客様はみな様、買い物をしてくださったとのことだった。それを聞いて、昼の人員の少ない時間によくもまぁ接客を頑張ってくれたものと、有り難く感じた。新型コロナウイルスの蔓延によって途絶えたバスによる旅行も、このところはようよう元に戻ってきた気がする。
町内の役員が親睦旅行のために積み立てているお金は、これまた新型コロナウイルスの蔓延中に貯まりに貯まり、昨年の3月に一旦、各自に返された。しかし同年4月より再開した積立により、またまた結構な額が貯まりつつある。一方、今年は公民館の修理に関する話し合いに紛れたか、旅行は行われなかった。とすれば、次の旅行は来年の春になるだろうか。またまたお流れにならないよう、今年のうちからある程度は詰めておいた方がよろしいと思う。
朝飯 菠薐草のおひたし、秋刀魚の梅煮、茄子の揚げびたし、納豆、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「つぶより」(四つ割り)、ごぼうのたまり漬、メシ、二種の茸と揚げ湯波と長葱の味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 鮪の鮨、巻き寿司と稲荷寿司、らっきょうのたまり漬「つぶより」(半割り)、ごぼうのたまり漬、「山本合名」の山廃純米「天杉」(燗)、栗のパイ、Old Parr(生)













