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清閑 PERSONAL DIARY

2025.7.22 (火) 高くても

起きて食堂に来て食器棚の電波時計に目を遣ると時刻は3時58分。角部屋の、南東と南西に面して3枚ある窓の、すべてのカーテンを巻き上げる。東の空には既にしてうすい紅色が差している。紅色の上には夜の紺があり、しかしそこには朝の青も混じっている。それを更に確かめたくなって、部屋の明かりを消す。

その状態でコンピュータの電源を入れ、パスワードを打ち込む。ほぼ真っ暗でも、キーボードはディスプレイにうっすらと照らされている。キーボードのアルファベットまでは見えないものの、パスワードくらいならいわゆるブラインドで打てる。その最中に「そういえば、Thinkpadにはキーボードを照らす照明がディスプレイの上端中央にあったけれど、今はどうなんだろう」と、むかしのことを思い出す。

僕の、インターネットに接続可能なコンピュータは、1995年に手に入れたThinkpad530が初代になる。以降2008年までの13年間に10台のThinkpadを使った。そのあいだにIBMのPC部門はLenovoに売られ、ハードは日本製から中国製となった。質を大きく落としたThinkpadに業を煮やした僕は、2011年の夏に、愛機をLet’s noteに換えた。

Thinkpadを使い続けた一番の理由はトラックポントの使いやすさだった。それがLet’s noteではトラックパッドに換わる。不安は大きかったものの「一週間で慣れる」と言う人のことばを信じた。そして実際には3日で慣れた。

Let’s noteの価格は、普通のラップトップコンピュータの数倍はする。しかし2011年から今年までの14年間に使ったそれはたったの2台。その2台目は先月の29日で7年目に入ったものの、いまだ元気だ。

「高くても長く使える道具が好き」という僕の好みにLet’s noteは沿っている。2台目を3台目に換えるのは、いつになるだろう。


朝飯 目玉焼き、大根おろしとおろし生姜を添えた茄子の揚げびたし、切り昆布の炒り煮、胡瓜のぬか漬け、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、若布と夏葱の味噌汁
昼飯 納豆と夏葱のつゆで食べる素麺
晩飯 胡瓜と大葉の「日光味噌のたまり浅漬けの素・朝露」漬け、隠元豆の胡麻和え、南瓜の甘煮、らっきょうのたまり漬「つぶより」、なめこのたまり炊、キンキの干物豚三枚肉の塩焼きレタス、「松瀬酒造」の「松の司小仕込みの会限定純米酒」(冷や)


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上澤卓哉

上澤梅太郎商店・上澤卓哉

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