2025.7.18 (金) 梅雨明け
起床は3時台。寝室のカーテンを横へずらして店の駐車場を見おろすと、長男が乗って帰ってきたトヨタハイエースが駐まっていたから安心をする。妹が中学2年生で病没をしたせいか、僕は人間の生き死にについて、人より敏感な気がする。高速道路では、一瞬の過ちにより人は死ぬ。「早く自動運転の時代になってくれねぇかな」とは、いつも思うことだ。
「汁飯香の店 隠居うわさわ」への「ぐるなび」を介してのご予約は、きのうの午前の分から溜まっていた。それらすべてにご返事をお送りして4時11分。以降は既にして完成させてあったおとといの日記を公開し、引き続いてきのうの日記を完成させる。
気象庁は今朝にようやく、関東甲信、北陸、東北南部の梅雨明けを発表した。とすれば上澤梅太郎商店が運営する朝食の専門店「汁飯香の店 隠居うわさわ」には、ふたつのことを施す必要がある。ひとつは5月のはじめから床の間にある今井アレクサンドルの「ガーベラ」を降ろすこと。もうひとつは屋根の南東の軒先に風鈴を吊ることだ。
先ずは「ヒサオさんの緑の絵」を母屋から隠居へ運ぶ。そして50号の「ガーベラ」を、正方形だから何号かは分からない「ヒサオさんの緑の絵」に掛けかえる。「ガーベラ」を母屋へ戻したら、今後は会社の中でもっとも大きな脚立と風鈴ひとつを隠居へ運ぶ。
脚立は、昨年までは手で運んだ。しかし今年は台車に載せた。齢を重ねるに連れて、からだは着実に、弱りつつあるのだ。
隠居の建物に雨樋はほとんど無く、屋根に降った雨は、建物の四囲に巡らされた玉石に落ちる仕組みになっている。その玉石を避けて慎重に脚立を立てる。風鈴は軒先に取り付けられるなり風を受けて涼しげな音を発し始めた。そして「この音の聞こえているあいだが、つまりはオレの季節だわな」と、改めて確信をする。
朝飯 スクランブルドエッグ、万願寺唐辛子の網焼き、納豆、菠薐草の胡麻和え、刻みオクラの鰹節和え、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、若布とズッキーニの味噌汁
昼飯 納豆と玉葱のつゆで食べる素麺
晩飯 スパゲティヴェルデソース、Chablis Billaud Simon 2018